【読】岩波ブックレットを大量入手
今週月曜日から始まった、市立図書館の不要本廃棄・譲渡。
いわゆるリサイクル。
初日の混雑がうそのように、二日目以降はほとんど人がいない。
中央図書館二階の会議室に並べられていた廃棄本は、あらかたなくなっていたが、岩波ブックレットが大量に残っていたので、頂戴してきた。
あまり人気がないのだろうか。
もったいないことだ。
今日も中央図書館まで行く用があったので、会場をのぞいてみた。
私の他に誰もいなかった。
岩波ブックレットを数冊と、晶文社の面白そうな本があったので、もらってきた。
『アメリカ農家の12カ月』
リチャード・ローズ 著/古賀林 幸 訳
晶文社 1993年発行 346ページ
どこまでも広がるトウモロコシ畑、真っ赤なコンバイン。ここはアメリカの真ん中、ミズーリ州。1000エーカーのバウアー農場。朝早くから夜遅くまで、トム・バウアーは忙しい。この十年、農政のしわよせで苦しくなるばかりの農場経営を、妻のサリーと共に乗り切ってきた。彼女の笑顔と力がなければ、この仕事はたちゆかない。一年間、農場で生活を共にしたピュリッツアー賞受賞作家が、アメリカ農家の素顔を浮き彫りにする。力強いノンフィクション。
図書館のあと、繁華街の大型スーパーにはいっている新刊書店へ。
ネット注文してあった、松岡正剛さんのムックを受け取った。
新刊書の書棚をながめていたら、これまた興味ぶかい新書(岩波新書)が目にとまり、購入。
『松岡正剛の書棚――松丸本舗の挑戦』
中央公論新社 2010年発行
1,500円(税別)
あの「千夜千冊」が本屋になった。書店初のセレクトショップ、松丸本舗を解説。
松岡/正剛
1944年、京都市生まれ。早稲田大学仏文科出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。1971年に伝説の雑誌『遊』を創刊。日本文化、経済文化、デザイン、文字文化、生命科学など多方面の研究成果を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し、私塾「連塾」を中心に独自の日本論を展開。一方、2000年にはウェブ上でイシス編集学校と壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」をスタート。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
鹿野政直 『岩波新書の歴史』 付・総目録 1938~2006
岩波新書 別冊9
2006/5/19発行 本文386ページ 付録172ページ
900円(税別)
1938年に創刊された岩波新書は、それまでの学術・古典を中心とした岩波書店の出版活動に、現代への視点という新たな方向を打ちだしたものであった。以来、赤版、青版、黄版、新赤版と装いを変えながら、2500冊余を刊行してきた。時代に鋭く切りこんだ話題作をはじめ、定評ある教養書等を生みだしたそのあゆみを概観する。
やはり、図書館や書店の書棚を自分の目で見ないことには、あたらしい本を発見発見することができないのだろう。
| 固定リンク
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】図書館にリクエストしたのはいいけれど(いつか読みたい本)(2023.09.17)
- 【読】縄文時代は、はたして(2023.09.11)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(再掲)(2023.09.10)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(2023.09.05)
- 【読】素晴らしきラジオ体操(2023.08.03)
「こんな本を手に入れた」カテゴリの記事
- 【読】図書館にリクエストしたのはいいけれど(いつか読みたい本)(2023.09.17)
- 【読】イラク水滸伝(高野秀行)(2023.08.10)
- 【読】池澤夏樹=個人編集 世界文学全集(2023.05.12)
- 【読】池澤夏樹さんの新刊『また会う日まで』(2023.04.25)
- 【読】北方謙三版「水滸伝」に嵌る(2023.01.02)
「図書館」カテゴリの記事
- 【歩】小春日和、図書館で過ごす(2017.11.29)
- 【読】ようやく読んだ「火花」(2017.03.17)
- 【読】手元に置きたい本(2016.10.16)
- 【読】まだまだ、村上春樹(2016.05.04)
- 【歩】図書館に足を運ぶ(2016.03.10)
「松岡正剛」カテゴリの記事
- 【読】2014年総集編(こんな本と出会った)(2014.12.29)
- 【読】難しいけれど面白い本(2014.12.01)
- 【読】震災と原発事故――セイゴオさんのブックガイド(2014.01.16)
- 【読】セイゴオさんのブックガイド 「3・11を読む」(2014.01.14)
- 【読】2013年総集編(読書)(2013.12.30)
コメント