【読】原発関連図書、二冊
市の図書館から借りている、原発関連の本。
ひとつは、今年一月に出版された大部(1,250ページ)の書物。
東京新聞「こちら特報部」掲載記事、2011年3月13日から2012年3月31日までの約一年分を集めたもの。
さすがに購入する決心がつかず、図書館に入るのを待っていた。
東京新聞「こちら特報部」(特別報道部)
『非原発――「福島」から「ゼロ」へ』
一葉社 2013/1/15発行 1,250ページ 3,800円(税別)
東京新聞の見開きページ 「こちら特報部」 は、いつも鋭いキャンペーン記事を掲載している。
この本のあとがきで知ったのだが、1968年3月に「週刊誌をライバルとして誕生した」のだという。
「見開き二ページのワイド編集で週刊誌よりも早くて深い読み物を毎日読者に届ける。当時の新聞としては画期的な試み」と、ある。
速報性の反面、現在から見ると勇み足的な誤報も混在しているかもしれず、そのあたりに気をつけながら関心のある箇所を拾い読みしている。
もう一冊。
これは出版されたばかりの本。
新聞書評欄だったか出版広告だったか忘れたが、気になっていたもの。
私が住む市の図書館では、すぐに購入を決めたらしく、リクエストしたところ、すでに「購入手続き中」となっていた。
たぶん、私が市の図書館での最初の利用者。
中日新聞社会部
『日米同盟と原発――隠された核の戦後史』
東京新聞 2013/11/28発行 293ページ 1,600円(税別)
こちらも、中日新聞・東京新聞・北陸中日新聞に連載されたシリーズ記事 『日米同盟と原発』 (2012年8月~2013年6月)をまとめたものだ。
すこし深く、日本の原子力発電について調べてみようと思う今日この頃。
今朝の東京新聞にも、福島第一原発周辺の土地を国有化して、除染で発生した大量の放射能汚染廃棄物の貯蔵施設(中間貯蔵施設と称するもの)を作るための、国と福島県との交渉が始まったことが報道されていた。
とても気になるところだ。
東京新聞:福島第1原発周囲を国有化へ 中間貯蔵施設で同意要請 :社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013121401002012.html
中間貯蔵施設受け入れ要請 政府 19平方キロ国有化提示 | 県内ニュース | 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2013121512736
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