【読】冷たい雨の日
きのうの予報では、夜になって雪になるかもしれないと言っていたが、降らなかった。
冷たい雨が続く。
家の中が寒くてしかたがないので、灯油ストーブを点けっぱなしにしている。
ベランダから見える樹々も、すっかり枯れ葉を落として寒々しい景色。
午後の外気温は6度。
図書館から借りてきて一週間読み続けていた本を、きのう、ようやく読了。
福島民報社編集局 『福島と原発 ―誘致から大震災への五十年』
早稲田大学出版社 2013/6/30 451ページ
続けて、もう一冊を、昨夜から今朝にかけて読み終えた。
細野豪志×鳥越俊太郎
『証言 細野豪志 「原発危機500日」の真実に鳥越俊太郎が迫る』
講談社 2012/8/27 285ページ
福島民報社編集局の本が、原発事故被害地の状況を生々しく伝えているものだとしたら、この細野豪志へのインタビューは、事故当時の政府の状況が今さらながら確認できる内容。
細野豪志は、福島第一原発事故当時、菅直人首相(当時)の補佐官を務め、事故対応にあたった当事者。
貴重な証言だと思う。
Amazonの「レビュー」と称するものを見ると、案の定、この本の評判は芳しくないが、私は興味ぶかく読んだ。
そうこうしているうちに、図書館にリクエストしておいた本が二冊、準備できたというメールが届いた。
外は冷たい雨なので、受け取りに行くのは明日にしようかな。
この二冊は、今月はじめ東大和市立中央図書館で講演を聞いた、写真家・漆原宏さんが推薦していたもの。
『絵本は語る ― はじまりは図書館から ―』
草谷桂子 子どもの未来社 2013/11/22
知の宝庫である「図書館」とは、どのようなところなのか。あらゆるジャンルの書籍や資料を蓄積するだけでなく、時にはくつろげる場所であり、課題解決のヒントが見つかることもある。また、人生を変える本に出会うこともある。 地域で家庭文庫を主宰しながら、30年以上図書館活動にかかわり続けてきた著者が、図書館の魅力を描いた「絵本」の数々を紹介する。また、市民の要求とそれに応える図書館の実践例、図書館に関する世界の「宣言文」等も掲載。参考として、図書館にまつわる海外&国内の児童文学のリストを付した。
地域で家庭文庫を主宰しながら、30年以上図書館活動にかかわった著者が、図書館の魅力を描いた絵本の数々を紹介する。市民が図書館に何を望み、どんなことが実現できたかという実践例(静岡図書館友の会「市民の図書館政策」より)や、図書館に関する宣言文等も掲載。参考として、図書館にまつわる海外&国内の児童文学のリストも付いている。これを読めば、図書館をもっと身近に、そして上手にたのしく活用できる!
『3・11を心に刻むブックガイド』
草谷桂子 子どもの未来社 2013/11/22
3・11東日本大震災後、被災の記憶をとどめようと数々の本が出版されています。創作、ノンフィクション、写真、エッセイ、マンガ、俳句、短歌、紙芝居、また地震や津波、防災、エネルギーや放射能汚染等を解明する科学の本等々…。家庭文庫を30年以上主宰している著者が、子どもの本を中心とした3.11に関連する本を丹念に収集し「あの日を忘れない」ために300冊の本を厳選しました。
2011年3月11日に起きた東日本大震災後、人々が負った深い傷から血がふき出るように、数々の本が出版された。創作、ノンフィクション、写真、エッセイ、マンガ、俳句、短歌、紙芝居、また地震や津波、防災、エネルギーや放射能についての科学の本等々…。家庭文庫を30年以上主宰している著者が、子どもの本を中心とした3.11に関連する本を読みつづけ、「あの日を忘れない」ために300冊の本を紹介する。それらの本には、怒り、失望、悲しみ、命の重さ、人との絆の尊さなど、事実と共にさまざまな思いがうずまいている。あの日あの時のみならず、現在そして未来を考え、示唆できるブックガイド。
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