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2014年1月15日 (水)

【読】赤坂憲雄さんの新刊

すこし前、新聞の書評欄で目にして、図書館にリクエストしてみたら入れてくれた。
「東北学」を提唱している赤坂憲雄さんの新刊。

昭和戦後の流行歌を素材に綴った連作エッセイ。
「北」を歌ったヒット曲をとりあげている。
リンゴの唄、北上夜曲、北帰行、ああ上野駅、港町ブルース、浜昼顔、北国の春、津軽海峡・冬景色、俺ら東京さ行ぐだ、みだれ髪。
以上の10曲。

赤坂憲雄 『北のはやり歌』
 筑摩選書 0077 2013/10/15発行 249ページ 1,500円(税別)

※本書は、2012年5月~2013年3月、webちくま」連載原稿がベース (あとがきによる)
 → webちくま
  https://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/
 webちくま連載から本になりました
  https://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/book.html
 筑摩書房 北のはやり歌 / 赤坂 憲雄 著
  http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480015846/

2013/12/22(日) 東京新聞 9面 書評 (井口時男=文芸評論家)

Tokyo_shinbun_20131222


なぜかいまだに持っている、石川さゆりのドーナツ盤
「津軽海峡・冬景色」 1977年1月発売 日本コロンビア

37年前の石川さゆり、若い!

Ishikawa_sayuri


もう一冊、図書館から借りてきた本。
こちらは、ざっと目を通せばいいかな、というもの。
著者の田坂広志氏は、菅直人総理時代に内閣官房参与に任じられ、福島第一原発事故対応にあたった。
菅氏から頼られ、菅氏の方策に強い影響を与えた人物。

田坂広志 『官邸から見た原発事故の真実――これから始まる真の危機』
 光文社新書 558 2012/1/20発行 261ページ

田坂氏へのインタビューである。

― 以下、Amazzonより ―

 福島原発事故は、本当は、どこまで深刻な事態に陥っていたのか? 「冷温停止状態」の年内達成で、一段落なのか? 「汚染水処理」の順調な進捗で、問題解決なのか? 「原子力の安全性」とは、技術の問題なのか?
SPEEDIの活用、環境モニタリングの実施は、なぜ遅れたのか? なぜ、浜岡原発の停止要請をしなくてはならなかったのか? なぜ、玄海原発の再稼働を安易に認めるべきではないのか? ―原子力の専門家であり、内閣官房参与として原発事故対策に取り組んだ著者が語る、緊急事態で直面した現実と極限状況での判断。緊急出版。

◎緊急出版! 首都圏三千万人の避難は、なぜ、避けられたのか?
◎事故直後の3月29日から5か月と5日間、内閣官房参与を務めた原子力工学の専門家が、緊急事態において直面した現実と、極限状況で求められた判断とは?
◎福島原発事故は、本当は、どこまで深刻な事態に陥っていたのか?
「冷温停止」の年内達成で、一段落なのか?
「汚染水処理」の順調な進捗で、問題解決なのか?
「原子力の安全性」とは、技術の問題なのか?
SPEEDIの活用、環境モニタリングの実施は、なぜ遅れたのか?
なぜ、浜岡原発の停止要請をしなくてはならなかったのか?
なぜ、玄海原発の再稼働を安易に認めるべきではないのか?

【目次】
◎第一部 官邸から見た原発事故の真実
◎第二部 政府が答えるべき「国民の七つの疑問」
第一の疑問 原子力発電所の安全性への疑問
第二の疑問 使用済み燃料の長期保管への疑問
第三の疑問 放射性廃棄物の最終処分への疑問
第四の疑問 核燃料サイクルの実現性への疑問
第五の疑問 環境中放射能の長期的影響への疑問
第六の疑問 社会心理的な影響への疑問
第七の疑問 原子力発電のコストへの疑問
◎第三部 新たなエネルギー社会と参加型民主主義

【著者紹介】
田坂広志(たさかひろし)
 1951年生まれ。七四年東京大学工学部原子力工学科卒業、同大医学部放射線健康管理学教室研究生。81年東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程修了。工学博士(核燃料サイクルの環境安全研究)。同年民間企業入社。原子力事業部にて、青森県六ヶ所村核燃料サイクル施設安全審査プロジェクトに参画。米国パシフィックノースウェスト国立研究所にて、高レベル放射性廃棄物最終処分プロジェクトに参画。原子力委員会専門部会委員も務める。2011年3月29日~9月2日、内閣官房参与として原発事故への対策、原子力行政の改革、原子力政策の転換に取り組む。多摩大学大学院教授。シンクタンク・ソフィアバンク代表。著書60冊余。

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