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2014年1月 9日 (木)

【読】読了 「福島原発現場監督の遺言」

朝からはっきりしない天気。
ときおり陽がさしていたが、夕方のこの時間はどんよりと曇り空。
冷える。

ほとんど外に出ることもなく、家の中で本を読んですごす。

三日かけて、ようやく一冊読了。

恩田勝亘 『福島原発現場監督の遺言』
 講談社 2012/2/20発行 270ページ

「現場監督」とは、原発の配管工事の現場監督を勤めた平井憲夫氏(1997年1月死去)。
私はまったく知らなかったが、自身の経験から、原発プラントの危険性(工事や検査の杜撰さ)を告発し続けていた人だった。

― Wikipediaより ―
平井 憲夫(ひらい のりお、1939年 - 1997年1月)は、日本の技術者(一級プラント配管技能士)、反原発活動家。原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表。
 岡山県倉敷市生まれ。石油化学プラント建設会社に入社し、千代田化工建設、日立製作所グループの吉田溶接工業、東京電力福島第一、第二、中部電力浜岡、日本原電敦賀、同東海など、沸騰水型原発の建設、定期検査における配管工事の監督を20年以上原発で勤めた。1988年退社後、1990年「原発被曝労働者救済センター」を設立、代表として原発工事で被曝する労働者の救済にあたりながら、全国で講演活動を繰り広げた。各原発建設現場の実態を法廷で証言する。58歳没。
・発作業員の実体験から、原発の危険性について証言した。
・福島、浜岡、島根、東海、敦賀などの14基に及び、日本の沸騰水型原発のほとんどに関与した。
・『平井憲夫さんのお話』(PKO法『雑則』を広める会、1996年刊)の内容が話題になった。

関連リンク
原発がどんなものか知ってほしい
http://www.iam-t.jp/HIRAI/

読んでいてユウウツになるような内容だったが、それは、原発という危ういモノがいまだに生きている(再稼働しようと目論まれている)ことによる。

原発というと、原子炉(圧力容器、格納容器)と建屋にばかり目が行くが、その内部には複雑な配管・配線が張りめぐらされている巨大装置なのだった。

過酷な地震に耐えられるはずもない。

まして、本書の証言にあるように、下請け・孫請け・ひ孫請けという作業構造で、作業員の技術レベルが低く、杜撰な配管工事が当たり前、ということなら、危なくてたまらない。

こんな危険なものは、すみやかに(すべて)廃炉にしなければ、と、あらためて思う。

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