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2014年2月の38件の記事

2014年2月28日 (金)

【楽】春の予感

今日は、春を思わせる暖かな一日だった。
気温も18度ぐらいまであがった。

その暖かさも今日だけのようで、あす、あさっては雨模様の予報。
山梨県などでは、また雪の予報も。

はやく春が来るといいのに。

そういえば、こんなシングル・レコードをたいせつに持っている。
ちょっと自慢。

南沙織 「春の予感 ~I've been mellow~」  1978年 CBSソニー

1978年、資生堂春のキャンペーン・ソングに起用された本楽曲は、シンガーソングライター・尾崎亜美が他者に楽曲提供をした初めての作品にあたる。作詞・作曲・編曲すべてを尾崎が担当しているが、南沙織の全シングルA面楽曲中、作詞・作曲・編曲すべてが同一の作家によるものは本楽曲のみである。尾崎は同曲で、東京音楽祭ゴールデンカナリー賞作詞賞を受賞した。 ― Wikipediaより ―

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2014年2月27日 (木)

【遊】青梅市中央図書館見学

朝から小雨、肌寒い一日だった。
PM2.5の影響でもないのだろうが、空はどんよりしていた。

今日は、所属する小平図書館友の会のメンバーと、青梅市中央図書館の見学に。
青梅線 河辺駅北口のすぐ前にある、あたらしいビルの2階から4階を占めるきれいな図書館。

中央図書館職員の方に、館内をくまなく案内していただいた。
事前に見学申し込みをしていたので、一般には公開していないバックヤード部分(閉架書庫、倉庫、作業場所、事務所など)も見せていただいた。
私には初めての経験だった。

書架が低く、広々としていて、いいなあと思う。
DVDとCDがたくさんあった、
地域資料や新聞のバックナンバーも豊富で、充実している。

中央図書館ではICタグを採用していて、自動貸出機もあった。
ただし、市内の分館ではバーコード。

青梅は市域が広く、中央館と分館のあいだの本の移動もたいへんそう。
先日の大雪のときは、たいへんだったそうだ。

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青梅市図書館
https://www.library.ome.tokyo.jp/

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このビルの5階には日帰り温泉施設(梅の湯)もあって、なかなかいい。
温泉の食事処で、友の会の仲間と昼食をとって帰ってきた。

御岳山、奥多摩、青梅の温泉は河辺温泉梅の湯
http://www.kabeonsen-umenoyu.com/

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2014年2月26日 (水)

【雑】今年もチャリティ古本市

私が所属する「小平図書館友の会」が毎年開催している 「チャリティ古本市」。

今年も、3/29(土)・3/30(日)の二日間、小平市中央公民館ギャラリーで開催します。

この古本市は、市民のみなさんから不要になった本(古本)を寄付していただき、安価で販売するもの。
収益は、小平市立図書館への物品寄贈と、東日本大震災被災地の図書館復興支援金にあてます。

寄付本の受付は、3/26(水)~3/28(金) 午前10時から午後4時まで、中央公民館ギャラリーです。

詳細は、小平図書館友の会のブログをご覧ください。

小平図書館友の会ブログ
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/

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2014年2月25日 (火)

【雑】小平図書館友の会 案内掲示(小平市中央公民館)

今日はよく晴れて暖かい。
今の気温は11度。
春の陽気だ。

午前中、小平の中央公民館へ。
所属している小平図書館友の会の掲示作業。

公民館の一階回廊に 「ふれあいプロムナード」 という掲示コーナーがある。
ここに、六日間だけだが「友の会」の案内を掲示した。

恒例のチャリティ古本市も、一箇月後に迫っている。
宣伝になるといいな。

小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/

小平市中央公民館
 小平市小川町2-1325
 月曜休館

掲示期間 2014/2/25(火)~3/2(日)


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2014年2月24日 (月)

【読】もうすぐ連載終了 「親鸞 完結篇」

昨年の7月から東京新聞朝刊に連載していた五木寛之「親鸞 完結篇」。
いよいよ今月末で終了する。

【2014/2/28訂正追記】
 五木寛之「親鸞 完結篇」は、3月も続ようだ。
 2月で終わると思ったのは私の勝手な思い込みだった。
 どうりで、このまま終わってしまうには尻切れトンボの展開だった。
 でも、佳境にはいってきたのは確かだ。

毎日欠かさず読んでいた。
最後のクライマックスへの期待が高まる。

五木さんがどこかに書いていたと記憶するが、かのドフトエスキーの小説も新聞連載だったという。
連載小説は一日一日の掲載分がうまく書かれていて、次はどうなるのだろうという期待を持たせる。
ドストエフスキーの小説も、そういう書かれ方をしているのだと。

東京新聞 2014/2/24(月) 東京新聞朝刊

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3月からは、角田光代さんの連載が始まるそうだ。

東京新聞 2014/2/20(木) 東京新聞夕刊

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【2014/7/8追記】
2014年7月6日(日)に連載終了(完結)した。

→ 【読】五木寛之 「親鸞」 完結: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-5d23.html

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2014年2月23日 (日)

【雑】ブログのアクセスカウント

@niftyココログのアクセス解析の仕様が、つい最近変わってしまった。
これまで、自分がアクセス(表示)したときはカウンターが上がらないように除外設定していたのに、それができなくなった。

だから、自分のブログを表示するたびに、カウンターの表示がどんどんあがってしまう。
なんだか、鯖を読んでいるようで、気が引ける。

それでも、37万を超えるアクセスの数字はうれしい。
2005年9月に始めたこのブログも、8年半になる。
感慨ぶかいものがある。

見てくださっている方々に、この場でお礼を申しあげます。

今日は朝から曇天。
昼前の気温も4度と、寒い日だ。

新聞、テレビなどのメディアも、ようやくソチ・オリンピックの騒ぎが冷めてきて、よかった。
大雪の被害とか、安部政権のいやな動きとか、国内のだいじな問題に目が行くようになるといいのだが……。

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2014年2月22日 (土)

【歩】ちょこっと散歩

いい天気になった。
近くのコンビニへ行ったついでに、ちょっとだけ歩いて写真を撮ってきた。

外は今日も風冷え。
昼になっても気温は5度。

ベランダから見える紅梅の樹の近くまで行くと、その横にロウバイの樹があった。

撮影 2014/2/22(土) 東京都東大和市

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2014年2月21日 (金)

【雑】風冷え、なごり雪

あまり聞いたことのない言葉だが、「風冷え(かざびえ)」という。
ラジオで言っていた。

今日は晴れているが、風がつめたい。

外は名残の雪。

撮影 2014/2/21(金) 東京都東大和市

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なごり雪 作詞・作曲 伊勢正三

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2014年2月20日 (木)

【読】肌寒い一日だった

朝からどんより曇り空。
今日の最高気温は7度。
雪にならなくてよかった。

午前中、車で市街地の本屋に行ったきりで、あとは家の中で過ごす。

昨夜遅く、というか、今日の早朝、テレビでソチ・オリンピックの女子フィギュア(ショートプログラム)を見ていた。
おかげで寝不足。
日本の選手を応援していたけど、残念な結果だった。

結果は残念だったが、彼女たちの健闘をほめてあげたい。
あの大舞台での緊張感は、想像できる。
まわりの期待が大きすぎたのでは? と思う。

今夜のフリーは見ないで寝るつもり。

ところで、フィギュア? フィギア?
呉智英さんじゃないが、外来語の片仮名表記は、むずかしいな。

先日、図書館から借りて読みおえた本。
手もとに置いておきたくなったので、ネット注文で買ってしまった。
こうしてまた、本が増えていくのだな。

わかりやすく、読みやすくて、ためになる本だった。
吉本隆明という不思議な人の呪縛から解放された気がする。

もう一冊、こんな本も手元にあるが、まだ読んでいない。

勢古浩爾さんは、私のなかでは呉さんと似た印象があるのだが、こちらは吉本隆明氏へのオマージュ(賛辞)一色のような本。

勢古さんも好きなので、そのうち読んでみようと思いながら、ずっと本棚に入れたままだ。

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2014年2月19日 (水)

【読】今日、図書館から借りてきた本

近くの図書館をふたつ廻って、何冊か借りてきた。
図書館はありがたい。

次の絵本は、Facebookで知人が紹介していたことで知った。
図書館にリクエストしてみたら、届いた。

■ 長谷川集平 『およぐひと』
 解放出版社 2013/4/20発行 32ページ 1,600円(税別)

3・11の大津波を描いた絵本。

― Amazonより ―

<東日本大震災は、終わっていない。3.11、失ったものの大きさに慄然とする。報道をはじめ私たち大人は、何をしただろう。何ができたのだろう。自宅に戻りたい人、遠くに行かざるをえない人。私たちは何を求めているのか、心の奥深くに鋭く問いかける長谷川集平の絵本世界。>

次の本は、新聞記事で知った。

■ キャロル・オフ 著/北村陽子 訳
 『チョコレートの真実』  “BITTER CHOCOLATE”
 英治出版 2007/9/1発行 381ページ 1,800円(税別)

バレンタイン・デーに浮かれる日本、その日、東京新聞朝刊のコラム「筆洗」でとりあげられていた本。

→ 東京新聞:テオブロマ・カカオ。チョコレートの原料カカオの学名だ。テオ…:社説・コラム(TOKYO Web)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014021402000142.html

― 東京新聞 201/2/14朝刊 筆洗 ―

<テオブロマ・カカオ。チョコレートの原料カカオの学名だ。テオブロマとは、「神々の食べ物」の意。祈るような想(おも)いを込めるには、ぴったりのお菓子である▼そんなチョコはかつて本当に神聖な食べ物だった。原産地の中南米で栄えた文明では、豊作を祈るため、神に捕虜を生(い)け贄(にえ)として捧(ささ)げれば、その心臓がカカオの実になると信じられていた。カカオは通貨の役割も果たし、豆百個が奴隷一人に値した。あまりに貴重なため、収穫にあたる農民ですら手を出せなかったそうだ▼それも今は昔…と思っていたが、どうも世界の現実は違うらしい。西アフリカのカカオ産地では、奴隷制を思わせるような強制労働や児童労働がはびこってきたという▼その悲惨な状況を打破するために、各国政府やカカオ豆を扱う多国籍企業が協調し対策に乗り出したのはつい十数年前のことだと、キャロル・オフさんの労作『チョコレートの真実』(英治出版)に教わった▼カカオ産地で、農民らにチョコの値段が百円程度だと伝えると、みんな目を丸くするという。それは少年の日給の三日分よりも多い。当然、チョコを口にしたこともない▼オフさんは、<これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の溝は、埋めようもなく深い>と書く。チョコには苦い真実も含まれている。>

チョコレートの真実|書籍|英治出版
 http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2015

― Amazonより ―

<世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。――カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。>

<カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。 世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも――。 マヤ・アステカの時代に始まるチョコレートの魅惑の歴史。そのなかで生まれ、今なお続いている、過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。そして私たち先進国の消費者の行動は、この問題にどう関わっているのか?・・・本書は、この“世界で最も愛されるお菓子”の裏にある「苦い真実」を、さまざまな角度から明らかにする。>

<カバー折り返し部分 「私の国には学校へ向かいながらチョコレートをかじる子供がいて、ここには学校にも行けず、生きるために働かなければならない子供がいる。少年たちの瞳に映る問いは、両者の間の果てしない溝を浮かび上がらせる。なんと皮肉なことか。私の国で愛されている小さなお菓子。その生産に携わる子供たちは、そんな楽しみをまったく味わったことがない。おそらくこれからも味わうことはないだろう。・・・これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の間の溝は、埋めようもなく深い。」(本文より) >

次の二冊は、展示コーナーで見かけて面白そうなので借りてみた。

■ 東京やなぎ句会 編
 入船亭扇橋・永六輔・大西信行・桂米朝・加藤武・柳家小三治・矢野誠一
 『友ありてこそ、五・七・五』

 岩波書店 2013/12/17発行 208ページ 1,800円(税別)

永六輔のラジオ番組で知った本。

友ありてこそ,五・七・五 (岩波書店のサイト)
 https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/0/0259350.html
『友ありてこそ,五・七・五』moreinfo 書籍詳細情報
 https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0259350/top.html

■ 『世界の名建築解剖図鑑』
 オーウェン・ホプキンス 著/伏見唯・藤井由理 監訳/小室沙織 訳

 エクスナレッジ 175ページ 2,800円(税別)

先日、江戸東京博物館で受講した「江戸はくカルチャー」(米山勇氏による講演)の記憶が残っていたのか、パッと目にはいった本。
こういう本がみつかるのは、図書館に足を運んでこそ。

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【歩】図書館の梅

晴れて、北風がつめたい。

図書館へ。
残り雪に囲まれて梅が咲いていた。

撮影 2014/2/19(水) 東京都東大和市

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今日予定されていた地元所属団体の集まりは、残雪で足もとが悪いため中止。

東京の檜原村や、奥多摩、それに秩父でも大雪の被害が大きいと聞く。
山梨もたいへんなことになっている。

行政や国の対応の遅さに、やきもきする。
外国で開かれているオリンピックの結果に浮かれている場合ではない……。

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2014年2月18日 (火)

【読】読了 「原子力 負の遺産」

去年11月末に購入し、読みかけてそのままになっていた本。
ようやく読み通した。

『原子力 負の遺産――核のごみから放射能汚染まで』
 北海道新聞社編 北海道新聞社
 2013/8/28発行 254ページ 1,500円(税別)

原発からでる「核のごみ」、事実上破綻している核燃料サイクル計画、原子炉の廃炉―。解決を先送りできない原子力関連の重い課題に、北海道新聞記者が鋭く迫る。「メディア・アンビシャス」活字部門大賞、「JCJ(日本ジャーナリスト会議)」賞受賞連載企画。
― Amazon ―

[目次]
第1部 核のごみどこへ
 処分場誘致の動き―幌延 商工業者ら期成会準備
 研究と施設―別組織で分担 関係は密接
 幻の誘致運動―「生コン売れるから」
 住民不在の候補地選び―下川町 今も消せぬ記憶
 強行から対話路線へ―エネ庁「女性の視点」利用
 消えないゴミ―「発生地で処分」の声も
 先行するフィンランド―再処理せず直接埋設 2020年代操業
 核のごみの原風景―人形峠のウラン残土問題
第2部 核燃半島
 廃棄物 全国から集積―活断層の疑念残し
 貧しき過疎地の希望―国策に生き、国策に揺れる
 地元と国 再処理堅持―核のごみ 見直しの障壁
 「再処理」が大間推進―深刻な余剰プルトニウム
 脱却か依存か 正念場―立地の葛藤 未来の縮図に
第3部 もんじゅという「夢」
 動かぬ原子炉―1日5千万円 発電ゼロ
 1兆円事業―群がる産業界
 実験炉 ささやかな成功―数十グラムの核燃サイクル
 霞が関の主導権争い―予算半減 焦る文科省
 延命策―「増殖」の夢捨てても
[対談]第1部~第3部をふり返って
 鈴木達次郎 内閣府原子力委員会委員長代理
 枝廣淳子 「幸せ経済社会研究所」所長
第4部 廃炉時代
 被ばく深刻 人海戦術―未知の工程 終わり見えず
 解体ごみ 行き場なし―原発「見切り発車」のツケ
 不良資産 経営の重荷―甘いルールで備え先送り
 技術立国 世界が注目―安全な解体 たゆまぬ研さん
 地元の自立探る動き―解体作業を商機に
第5部 放射能 見えない汚染
 放射線管理区域―福島県の1割、札幌市の1.6倍
 読めぬ影響―除染に壁
 業者殺到―帰還は遠く
 不信増幅―拭えぬ不安
 低線量域―新たな神話
 不安置き去り―声上げ続けなければ
第6部 論 3・11後の視点
 倉本聰 脚本家 「新しい生き方創出を」
 寺島実郎 日本総合研究所理事長 「技術と影響力維持を」
 今中哲二 京大原子炉実験所助教 「事故を覚悟できるのか」
 近藤駿介 原子力委員会委員長 「リスクの想定厳しく」
 新野良子 柏崎刈羽原発の透明性を確保する地域の会会長 「安心 自ら努力して確保」
 開沼博 福島大特任研究員 「立場越え徹底議論を」
 池澤夏樹 作家 「撤退戦略 一刻も早く」

【参考サイト】
「今後も検証続ける」 新聞協会賞、JCJ賞受賞記念 北海道新聞記者が講演-北海道新聞[道内]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/501488.html

2012年4月から2013年2月にかけて北海道新聞朝刊に連載された <原子力 負の遺産> シリーズの記事に、他の関連記事を加えてまとめられたもの。

<原子力の「推進派」を取材対象の中心に据え、実名の記述にこだわる。積み上げた事実で語らせる。専門用語を平易に説明する。> という方針で取材されている。
はじめから「反原発・非原発」を謳っていないからこそ、説得力のある内容だ。

原発推進・維持の立場をとる人たちに決定的に欠けているものが、よく見えてくる。

池澤夏樹さんが第6部のインタビューで語っているように、<いくら対策を講じても安全な原発は作れない。それ以上に「原発は人の手に負えない」という原理論で考えるべき>なのだ。

北海道新聞だけあって、地元・北海道の原発関連事情が詳しく取材されている。

私も詳しく知らなかったし、一般にもほとんど知られていないと思われるのが、道北・幌延町の「幌延深地層研究センター(深地層研)」だ。
これは、核のごみと呼ばれる高レベル放射性廃棄物の、処分技術を研究する地下施設。
核のごみ処分場にはしない約束で建設・運営されているものの、地元では、なんと原発誘致や処分場誘致の動きもあったという。

<北海道幌延町は80年代以降、核のごみの処分場計画をめぐり揺れ動いた。誘致を目指した町に対し知事は反対を表明。「核廃棄物を持ち込まない」という制約を課し、地下研究施設「幌延深地層研究センター」の建設が認められたのは約20年後の00年だった。
 幌延町は当初、原発の誘致を目指した。原発立地自治体にもたらされる電源三法交付金が目当てだった。しかし、予定地の地盤が悪く断念。その後、旧科学技術庁長官も務めた元衆院議員、中川一郎(故人)の提案で、廃棄物の貯蔵施設や処分場を誘致する方針に切り替えた。廃棄物処分にも多額の金が交付されるからだ。>

(本書 P.43-44)

ここでも、全国の原発・核関連施設と同様に、根強い反対もカネの誘惑には勝てない現象が起きている。
悲しく、腹立たしいことだ。

北海道には泊原発があるが、建設中の大間原発は対岸の函館にも近く、さらにこのような施設まで抱え込んでいる。
北海道で生まれ育った私にとっても、他人事ではない。

幌延深地層研究センター
http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/

― 以下、Wikipediaより抜粋 ―

 幌延深地層研究センター(ほろのべしんちそうけんきゅうセンター、英: Horonobe Underground Research Center)は、北海道天塩郡幌延町に所在し、日本原子力研究開発機構が管理運営する、地下350m以上の深さへの放射性廃棄物の地層処分に関する研究を行う施設。同種の施設は、岐阜県瑞浪市と茨城県東海村にある。北海道及び幌延町との間で、本施設に放射性廃棄物が持ち込まれることはなく、処分場とすることもないとする協定を締結している。

 日本海から約14kmの内陸に位置し、宗谷本線幌延駅からは東北東に直線距離で3kmほど離れた北海道道121号稚内幌延線沿いにある。研究管理棟・試験棟・PR施設「ゆめ地創館」などからなる地上施設、東立坑・西立坑・換気立坑と排水処理施設からなる地下施設、掘削土保管場で構成される。

 1980年ごろ、町長及び町議会は札幌市の皮革なめし工場の誘致を試みた。同じころ、原子力船むつの母港の誘致も行ったが、いずれも成功には至らなかった。1981年2月、泊発電所に次ぐ道内二か所目の原子力発電所を誘致すべく、町費を投じてボーリング調査をしたが、沿岸の浜里地区の地盤は脆弱で、立地には不適であった。1981年夏、上山利勝町議会議長(後の町長)と旧知の仲だった中川一郎科学技術庁長官から、南太平洋諸国の反対により頓挫した海洋投入に代わる放射性廃棄物施設の誘致話を持ちかけられた。3000トン級の港湾を整備し、町営倉庫の保管料と電源三法交付金が町の歳入となるというものであった。1982年2月25日の毎日新聞のスクープ記事により動燃による低レベル廃棄物施設計画が公知となると、町内の商工業者は誘致期成会を結成。近隣の浜頓別町と東利尻町(現:利尻富士町)の議会は反対の決議を採択するなどの反応を見せた。1983年1月の中川の死去、同年4月の北海道知事選挙で誘致に否定的な横路孝弘の当選、長崎県的山大島や鹿児島県馬毛島など他の候補地が現れたことなどにより、幌延の誘致計画は白紙に戻るかに見られた。しかし、1984年4月21日、共同通信は高レベル廃棄物のガラス固化体貯蔵施設計画を報じた。これを受け、中川町議会では誘致反対の決議を採択するなど、一部の周辺町村は反対の動きを強めた。

 2000年10月24日、北海道は「北海道における特定放射性廃棄物に関する条例」を制定。特定放射性廃棄物の試験研究の必要性と、廃棄物の受け入れが困難である旨を定めたものであるが、事実上受け入れ表明と引き換えとなった。

 2001年3月、当時の核燃料サイクル開発機構(現・日本原子力研究開発機構)は北海道と幌延町に深地層研究計画を説明、同年4月に幌延深地層研究センターが開所した。ヘリコプターによる調査や地上調査ののち、同年10月よりボーリング調査を開始。2002年5月に深地層研究が発電用施設周辺施設整備法第2条施設に加えられた。幌延町北進地区と、同町上幌延地区の候補地のうち、ガスの湧出や道路事情などを考慮し、同年7月に北進地区が選定された。2003年3月に用地を取得。2005年4月に地上施設、同11月に地下施設とPR施設を着工した。2007年6月にはPR施設「ゆめ地創館」がオープンした。

 2013年10月9日、すでに掘削が終わっていた東西の立坑と換気立坑を結ぶ周回坑道の全域が貫通した。


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【関連するこのブログの過去記事】
2013年11月27日 (水) 【歩】中央図書館、他
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-ef08.html
本書の目次等は、この過去記事から再録した。

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2014年2月17日 (月)

【読】池澤夏樹さんの新聞連載

今日、小平図書館友の会の会合に出席。
会員のおひとりから池澤夏樹さんの新聞連載記事をいただいた。

私が池澤さんのファンであることをご存じで、会うたびに切り抜きをくださる。
ありがたいことだ。

朝日新聞に月一度連載している 「終わりと始まり」。
あいにく、私は朝日新聞を購読していないので、図書館にでも行かなければ読めない。

 池澤夏樹「終わりと始まり」コラム一覧 - カルチャー:朝日新聞デジタル
 http://www.asahi.com/culture/columns/ikezawa_index.html

朝日新聞 2014/2/4(火)

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池澤さんは、現在の政治についても忌憚のない意見を書いている。
それが爽快であり、偉いと思う。
私が敬愛する所以だ。

2月4日の記事では、こう書いている。
結論部分は割愛した。

まったく同感で、我が意を強くした。
引用中の太字部分は私が施した。

<……一月二十二日、安部首相はダボスで第一次世界大戦から百年目の今年、領土問題をきっかけに日中間に「偶発的な衝突が起こらないようにすることが重要だと思う」と言った。

 言うまでもないが、ぼくと首相では立場が違う。同じ歴史を踏まえた発言であるが、首相はそういう展開があり得ることを承知で、そうなってもしかたがないと明言したのだ。

 別の場で彼は「残念ながら今、(緊張緩和の)ロードマップがあるわけではない」とも言っている。あるわけではないって、あなた、それを作るのがあなたの仕事でしょうが……

今、事態はものすごく危ないことになっている。安倍首相は自分の靖国詣でをアメリカ大統領のアーリントン墓地参拝になぞらえ、アメリカは怒った。それは当然、アーリントンに戦争犯罪人は葬られていない。死者を汚すことになると人は誰も感情的になる。それとこれとを一緒にするなと憤る。

 第二次世界大戦で我々は負けた。アメリカに負け、中国に負けた。この事実を踏まえての戦後世界の運営なのだ(今更言うまでもないが「国連」とはあの大戦の「戦勝国連合」であり、中国はその一員である)。この構図を引っ繰り返すにはまた戦争をする覚悟が要る。安倍さんにはそれがあるのかもしれないが、ぼくには無い。中国との戦争なんてまっぴら御免。

 今の段階ではことはパブリシティーの戦いに納まっているが、そこでも日本は負けている。ぼくはそれに荷担するつもりはないから、日本政府・官邸・安倍首相がぼこぼこに負けていると言おうか。

 中国政府が、安部首相の靖国参りはドイツの首相がヒトラーの墓に詣でるようなものだと言った。もちろん間違い。ドイツ人はヒトラーの墓を造らなかった。今に至るまで徹底してあの男を忌避している。彼の罪について再考の余地はない。>

この国の今の首相は、危険な人物だと思う。
そんな首相の「高支持率」が続いていることが無気味だ。

「永続敗戦」 という言葉をおもいだす。
先の大戦の総括については、ドイツを見習わないといけない。

もちろん、戦後アメリカに支配された日本の事情はあるものの、それを含めて今からでも遅くはない。
「敗戦」の意味を考えないといけないのだが、どうやら日本人は、あの戦争を自然災害と同じように思って、きちんと向き合ってこなかったようなのだ。

この国には「水に流す」という言葉があったな。
あれだ。

水に流す――過去のいざこざなどを無かったことにして、和解する。
(新明解国語辞典 第五版)

 

1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。
「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。
「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く――それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。

(白井 聡 『永続敗戦論』 Amazonより)

【関連記事(このブログの過去記事)】
 2013年8月21日 (水) 【読】名誉を重んじること
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-777e.html

単行本 『終わりと始まり』 (池澤夏樹/朝日新聞出版/2013年7月発行)には、朝日新聞連載記事の2009年4月から2013年3月分までが掲載されている。

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【雑】大雪の被害が心配

先週金曜日の大雪。
例年ならそれほど雪が降らない山梨県が、1メートルを超える短時間の積雪に、たいへんなことになっているようだ。

テレビでは、ソチ・オリンピック報道の陰に隠れて、詳しい報道が少ない。
ネットで見る画像には驚く。

青空駐車場に停められた車が完全に埋まっていたり、ガラス窓が雪で割れていたり……。

勝沼で葡萄園を営む知人のところでは、葡萄のハウスが2棟、雪につぶされたと聞く。
また、あまりに大量の積雪に、外出もままならないという。
外を歩いていた人が凍死したという話もある。
とても心配だ。

私の周囲では、車道の雪もようやく消えかかっている。
しかし、センターラインや交差点の中央には、まだ雪の山が残っている。
歩道はまだまだ歩きにくい状態。

今回の大雪のあと、はじめて車で小平まで出かけた。
スーパーの駐車場などは、除雪が追いつかず、駐車スペースが狭くなっていた。

めったに雪の降らない地方は、大雪に弱い。
今週の中頃、また降るという予報。
やれやれ。

撮影 2014/2/17(月) 夕方 東京都東大和市

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2014年2月16日 (日)

【雑】雪の後、晴れ

朝からきもちよく晴れあがって、気温も8度。
積もった雪も融けていくことだろう。

きのうは、このあたりを走っている路線バスも終日運休。
きょうは走っているようだ。

私の車は夏タイヤ、チェーンも持っていないので、予定していた車での外出はたぶん中止。

山がよく見えている朝。

撮影 2014/2/16(日) 東京都東大和市

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2014年2月15日 (土)

【雑】降雪の後 (その2)

予報より早めに雨がやんだ。
気温は10度ぐらいまであがったが、雨を含んだ積雪はなかなか融けない。

昼前と午後の二回、外にでて雪かき。
スコップの一投一投が、腰と腕にずっしり来る重さ。

時間をかけて、なんとか車と人が通る道をあけた。
もちろん、住棟の人たちによる共同作業だ。

その後、近くのスーパーまで歩いて買い物に行った。
車道も舗道も、たいへんなことになっていた。

除雪していて気づいた。
停めてあった私の車の後部ワイパーが雪の重みで折れたものとみえて、落ちて雪に埋もれていた。
近くの車屋で、ワイパーを発注。

とほほ。

撮影 2014/2/15(土) 東京都東大和市

朝の状態
(まだ雨が降っていて誰も除雪にでていない頃) ↓

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昼頃の除雪状況
(昼食をとるため一旦帰宅した頃) ↓

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午後の状況 ↓

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外階段にも積雪。
これが融けて凍るとやっかいだ。

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また雪景色になってしまった。
このあたりの道路は、自然に融けるのを待つしかない。

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人力による除雪も、今日はここまで。
なにしろ重く湿った雪の山。

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近所のスーパーまで、歩いて買い物にいった。
歩道は歩きにくいこと、このうえなし。

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コンビニの駐車場。
引っ越し業者のトラックが停まっていた。
この雪のなか、引っ越しはたいへんだろうな。

写真は撮れなかったが、スーパの売り場の一部が天井から雨漏りしていて、修復作業中だった。

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遊歩道も、このとおり。

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【雑】降雪の後

先週の大雪よりも始末に負えない。
明け方から雨になり、気温もあがってきたため、シャーベット状になった雪が重い。

住まいの集合住宅の外階段や外通路は、雪解けの様相。
棟の前のアスファルト道路、雨が降り続いているため、雪かきもできない。

きのう予定されていた小平での集まりは、雪のために中止。
きょうも、外に出ないでおとなしくしていよう。

神奈川に住む親類の家では、雪の重みで車庫の屋根が倒壊したとか。

撮影 2014/2/15(土) 東京都東大和市

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ベランダ越しに外を見たら、雪の積もった交差点で、車が一台立ち往生していた。
近くからスコップを持った人が救援にかけつけ、時間をかけてなんとか脱出。

東京の道路や鉄道は、降雪に弱い。
年に数回あるかないかのことだから、雪対策も難しいのだろう。

除雪車があるわけでもないので、しばらくの間は雪の後始末がたいへんだ。

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2014年2月14日 (金)

【雑】また、雪降り

一週間前ほどではないけれど、朝から降り続いている。

これが雨になると、もっといやだなあ。

撮影 2014/2/14(金) 東京都東大和市

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2014年2月13日 (木)

【遊】えどはくカルチャーへ

ひさしぶりに、両国の江戸東京博物館へ。
二回連続の、米山勇氏による講座の第一回目。

江戸東京博物館
 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
新春えどはくカルチャー│イベント情報│江戸東京博物館
 ■生誕100周年記念 建築家・丹下健三と20世紀
   ― 創造の出発点と終着点 ―

 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/culture/index.html#16

 今年、2013年は、建築家・丹下健三(1913-2005)の生誕100周年にあたります。比類ない造形力とスケール感覚によって、日本のみならず世界に影響を与えた建築家・丹下健三。彼の建築・都市創造の軌跡をたどり、丹下健三が残したものの意味について考えます。

① コルビジエから丹下健三へ
  ~20世紀とモダニズム、そして広島への道程~
 2014年2月13日(木) 14:00~15:30
 江戸東京博物館都市歴史研究室 米山 勇 氏

② 丹下健三と昭和建築
 次回 2014年3月21日(木) 14:00~15:30
 米山 勇 氏

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米山先生に初めてお会いしたのは、江戸東京たてもの園の見学ツアーだった。
建物見学の解説をしてくださったのだが、とても楽しくためになる解説で、いちどでファンになってしまった。

先生の講演を聴講するのは、これが二度目。

今回の講演。
丹下健三については、新都庁舎の設計者として知っていた程度で、私はほとんど知識を持っていない。
そもそも、建築について何も知らない素人なのだが、建物を見るのは好きだ。

その昔、明治村にも行ったし、小金井の江戸東京たてもの園にはよく通っている。
「たてもの園友の会」の会員もなっている。
今回の受講も、たてもの園友の会」の会員割引が適用されるのが、ありがたい。
2回セットで1300円(一般1600円)。

近代建築のことも、まるで知らなかったが、今日の講演はとても興味深いものだった。
20世紀の外国の建築家を紹介しながら、「世界史的視野から、同時代人としての丹下健三の生涯を追ってみる」というコンセプトで、とても勉強になった。

「知ることは楽しい」と、あらためて思うのだった。

【参考サイト】
「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」展|丹下健三生誕100周年プロジェクト
http://tange100.jp/
丹下健三が設計した建築物やプロジェクトの画像まとめ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2132868326661481301
ル・コルビュジエが設計した建築物の画像まとめ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2131890612947988201
日本のモダニズム建築のまとめ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130069430154234601

【米山勇氏の著作】

           

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2014年2月12日 (水)

【歩】今日も寒い

晴れているのに冷たい風が吹いている。
晴天の雪山を思いださせる天候。

近所のクリーニング屋まで歩いていった帰り道。
近くの保育園の隣りに広がる空き地で、園児たちが遊んでいた。

一面の雪原。
そこで雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり。
保育士に見守られて、楽しそうに遊んでいる。

カメラを持っていかなかったので、残念ながら写真を撮ることができなかった。
真白い雪の広場に、こどもたちの色とりどりの衣服が鮮やかだった。

長靴の子はそのままで、夏靴の子は靴の上にビニール袋をかぶせてもらっていた。

その足で図書館へ。
借りていた本を返し、書架をひとまわり。
建築関係の棚から数冊借りてきた。

明日、江戸東京博物館で米山勇さんの講義を聴講する予定なのだ。

江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

江戸はくカルチャー
 ■生誕100周年記念 建築家・丹下健三と20世紀
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/culture/index.html#15
 講師 米山勇 (研究員)
 ①コルビュジエから丹下健三へ ~20世紀とモダニズム~ 2/13(木)
 丹下健三と昭和建築 3/13(木)

図書館にリクエストしておいた本も届いていたので受けとってきた。
ちょっとわけありで、読んでみようと思った本だ。

中沢けい 『海を感じる時』 講談社文庫

園児たちの宴のあと
カメラを持ってもう一度行ってみたが、そこに園児たちの姿はなかった。
昼寝の時間だろうか。

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2014年2月11日 (火)

【雑】梅に雪

今日はまた肌寒い。
きのうはあれほど晴れていたのに、冬に戻ってしまった。

外気温2度。
朝から灯油ストーブをつけているのに、家の中も寒い。

日陰や草地に積もった雪は、しばらく融けないだろう。

撮影 2014/2/11(火) 東京都東大和市

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空気が澄んでいるせいだろう。
北の方角に日光あたりの山なみが見える。

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2014年2月10日 (月)

【読】都知事選挙が終わって

東京都の知事選挙が終わった。
私が支持した候補は落選。

2014/2/10(月) 東京新聞夕刊

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政府(自民党)といい、こんどの都知事といい、どうもいやな方向に向かっている気がする。
「世界一の東京にする」 という言葉がむなしい。


きのうから読んでいる塩見鮮一郎さんの本。
半分ほど読んだところ。

塩見鮮一郎
 『江戸から見た原発事故 ――あの時こうしていたら……の近代日本史』

現代書館 2014/1/30発行 190ページ 1,800円(税別)

こんな記述があった。
第三章 「近代超克ゲーム(戦前昭和の陰鬱)」 のおしまいのほうだ。

要領よくまとめられないので、書かれている内容をつぎはぎで引用する。
私もかねがね思っていたことが、うまく書かれていて共感した。

昭和20年3月10日の「東京大空襲」(米軍による夜間の低空からの焼夷弾投下=無差別絨毯爆撃)について、内田百閒や永井荷風が書いたものを紹介しながら、詳しく述べている。

また、塩見さん自身の岡山での空襲体験(昭和20年6月29日)を含む、全国の地方都市への空襲。
さらには、ヒロシマ、ナガサキへの原爆投下。
それらについて、こう考察している。

<3・10の東京大空襲だけでも、人的・物的の被害は、関東大震災をうわまわった。それに加えて、中小の地方都市へくりかえされた絨毯爆撃、そして、二個の原爆投下。信じられないほど大規模なホロコーストが、非戦闘員にむけておこなわれた。日本史において大一番に特記される不幸な年度であった。……>

<荒廃は全国土におよび、家もない、仕事もない、食料もない、着るものもない国民が、幽鬼のように焼野原をさまよった。……>

なぜこのようなことになったのか。

<ドイツなら、なぜヒトラーが出現したのか、その政治的な過程をさぐり、第一次大戦後のワイマール共和国などを検討すればいい。日本では大東亜戦争の勃発前にもどるだけではなにもわからない。満州事変でもじゅうぶんではない。もっとまえに問題はある。日清・日露の両戦争のとき、すでに破滅へのレールが敷かれていた。……>

塩見さんは、明治維新から後、この国が目指してきたものが、そもそも間違っていたのではないか、と言う。
「この国」と私は書いたが、一部の指導者・権力者だけでなく一般国民も含め、まさに国家一丸となって目指してきたものである。

<……それにしても維新後の諸外国との軋轢はおおすぎる。西欧に伍した国家になろうとして、あせりにあせった結果なのなら、そのことは反省しなければならないだろう。日本が植民地にならないためには、帝国主義になるよりほかはなかったという弁明も聞くが、ほんとうにそうなのか。植民地にもならないし、帝国にもならない国はたくさんある。そういう可能性を模索すればよかったのではないか。しかし明治新政府は台湾を奪い、韓国を併合し、中国東北部へ侵略の範囲をひろげ、ついには東南アジアへ軍を送った。>

<結局、支払わなければならなかった代価はおおきい。……>

くりかえされる戦争を推進したのは、一部の権力者だけではない。大東亜戦争の初期には、国民の99・9パーセントが賛成し熱狂したのだ。……天皇、議会、軍部、財閥、地主、高等官僚、大学、新聞、ラジオ、そして「近代の超克」座談会に出席の知識人、かれらの責任をないがしろにするつもりはないが、昭和20年のカタストロフィーは、維新以降77年の政治・経済・社会のシステムがもたらしたものだ。そのなかで生きた「国民」の責任はやはり問うべきだ。……>

原文の数字は漢数字だが、アラビア数字に直して引用した。
また、「近代の超克」座談会についても、塩見さんが前段で詳しく触れているが、ここでは省く。
上の引用部(青字部分)は、本書P.100~104。
太字部分は、私が施したもの。

日本が植民地にならないためには、帝国主義になるよりほかはなかったという弁明も聞くが……

同じような弁明は、いかにも、昨今のある種の政治家・言論人が言いそうなことだ。

安倍内閣は漠然と「支持」されているだけのような気がする。
一種のムードとして、である。

今回当選した都知事も、積極的な支持の結果とは思えない。
なんとなくムードで選ばれてしまったように見える。
戦前の、あの「熱狂」が繰り返されないように、しっかり見ていきたいと思うのだ。

ちょっと肩にちからがはいってしまった……。
でも、塩見さんのこの本を読んで、いろいろ根底から考え直すことが多い。

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2014年2月 9日 (日)

【楽】2014/2/8 山崎ハコ 横浜DOLPHYライブ (4) 終

昨夜の山崎ハコさん・安田裕美さんのライブ。
休憩後の第二部は、安田さんのギター伴奏がついて、すてきな演奏が続いた。

忌野清志郎さんが、「メンフィスから」 という歌を歌っていた。
「かっこよかったなあ」
「イントロがないので、歌いはじめが緊張する曲です……メンフィスまで」

10. メンフィスまで

 ♪ メーンフィスまーで 連れていってよ Baby ……

イントロなしで、冒頭から張りのある歌声が響く。

アルバム 「メンフィスまで」 (1992年発売) の先頭に収録されている。
このアルバム、発売当時にはハコさんのイメージチェンジに驚いたものだ。
ライブではときどき演奏しているようだが、珍しい曲。
ここでも安田さんの間奏が光る。

「藤あや子さんに頼まれて書いた歌です」

11. 新月

最近のアルバム 「縁 ―えにし―」 に収録されている。
ハコさんはギターを弾かず、安田さんの伴奏だけで歌った。

ここで、2011年夏に亡くなった原田芳雄さんの話。
アルバム 「縁(えにし)」は、翌年2012年に発売され、その年の 「第54回 輝く!日本レコード大賞 『優秀アルバム賞』」 を受賞した。

去年の1月、所属していた事務所社からとつぜん契約打ちきりを告げられたこと。
それでも、自分で営業しながら頑張っていること、など。

来年はデビュー40周年をむかえる。
スイートベイジルで毎年5月に開いているバースデイ・ライブだが、来年は40周年を記念して、5日間連続で(?)なんてことも考えているそうだ。

また、今年の10月には、40周年記念アルバム(ベストアルバム)を出す予定だという。
ファン・サイトやメーリング・リストなどで、収録曲の希望を募集している。
私もさっそくリクエストを出したが、楽しみな企画だ。

これまでの音源は、その所在やレコード会社(複数)の権利関係など、たいへんな問題もあるけれど……と、話していた。

そして、はじめて告知されたのだが、11月22日(いい夫婦の日!)に、神奈川県民小ホールでコンサートを予定しているという。
これは、ぜひ行かなければ。
県民小ホールは、ハコさんがまだ二十代の頃、さかんにコンサートを開いていた場所。
私も何度か足を運んだ。

会場からの 「(11・22は)いい夫婦の日」 という声に、安田さんをちらっと横目で見る。
「ぜひ、ご夫婦で来てください。……あ、夫婦でなくても、元夫婦だった人も(笑)……」

亡くなった島倉千代子さんのおもいでを語り、次の曲は……

12. 縁(えにし)

アルバム・タイトルにもなっている、最近の名曲だ。

この後、おばあちゃんのおもいで話が続く。

「わが家(実家)には、謎の赤飯日というのがありました」

何度か聞いたことがある。
ハコさんが生まれる前に、実家が丸焼けになり、神社に寝泊まりしたことがあったという。
火事にあったその日が来ると、おばあちゃんは赤飯を炊いていたのだと。

おめでたい日でもないのに、なぜ赤飯? と疑問に思っていたハコさん。
「ばあちゃんは、『こうして今は無事に赤飯を炊いております』 と、報告していたんだね」
ハコさんの昔話は、このようにいい話ばかりだ。

2月16日(日)午前5時から、TBSラジオで放送される番組に出演する話。

我が青春のパック・イン・ミュージック (TBSラジオ)
http://www.tbs.co.jp/radio/puckin/

入場時に 「我が青春のパック・イン・ミュージック」 スペシャル・ライブの案内チラシももらった。

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さて、この日最後の曲。

13. サヨナラの鐘

私の大好きな曲だったので、うれしかった。
歌われている教会は、山手カトリック教会(坂の上教会)だとか。

 ♪ 小さな雨が降っている 一人髪を濡らしている
   長い坂の上から 鐘がかすかに聴こえる
   私の心の中の 貴方が消える ……

小雨の中、教会に続く長い坂道の情景が目に浮かんでくるような、すてきな曲だ。

こうして、午後9時45分頃、ライブ本編が終了。
続いて、アンコール。

「何か聴きたい歌はありますか?」 の問いかけに、会場から 「雪の歌!」 の声。
この日の雪降りからの連想だ。
そこで、すかさず私から 「雪の道!」 と、リクエストしてみた。

アルバム 「幻想旅行」(1981年発売) に収録されている、私の大好きな曲だ。

ハコさんは一瞬とまどった様子だったが、驚いたことに歌いはじめた。

雪の道

 ♪ もう一度行ってみよう
   今度は一人で行くんだ ……

ギターの伴奏もしっかりしている。
だが、やはり急なことで、歌詞が途中でつかえてしまって、歌うのをやめてしまった。
ハコさん、無理な注文をしてごめんなさい。

しばらく雪虫の話などして――北海道に「雪虫スフレ」という菓子があるそうな、私は知らなかった――、予定していたアンコール曲に移る。

E1 飛びます

E2 気分を変えて

こうして、長く充実したライブが終わった。
時計をみると、午後10時をまわっていた。

終演後、控室にはいった安田さんを訪ねる人がいて、安田さんが顔を出したので、私もご挨拶した。
安田さんとはFacebookですっかりおなじみになっていたのだが、面と向かって名乗り出たことがなかったのだ。
暖かい手で握手してくださり、感激。

サイン会にでてきたハコさんには、持って行った 「グッドバイ」 ――昨年11月末から12月末まで公演、ハコさんが「茜」役で出演―― のパンフレットをさしだして、サインをいただいた。

記念品の鉛筆もいただいた。
ITO-YAの袋に入れられ、「グッドバイ記念 山崎ハコ」 と刻印(印字)されたものが三本。
うれしいな。

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(おしまい)

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【楽】2014/2/8 山崎ハコ 横浜DOLPHYライブ (3)

年に一度か二度ぐらいしか行かれない、山崎ハコさんのライブ。
昨日も大雪でたいへんだったが、出演のハコさんと安田裕美さんが、前日からホテルに泊まってスタンバイしていると知り、がんばって出かけた。

行ってよかった。
さて、そのライブの様子の続き。

休憩をはさんで、第二部は午後8時半頃はじまった。

ハコさんと夫君の安田裕美さん登場。
チューニングの後、第二部の一曲目は安田さんの伴奏がつく。
ハコさんのソロ演奏もいいが、安田さんのギター伴奏が加わると、ぐっと色彩的なサウンドになる。
安田さんのギターの音色は、なんて美しいんだろう。

7. 横浜ホンキートンク・ブルース

開場前のリハーサルで聴こえていた曲だ。
いつものように、安田さんのギター間奏がすばらしく、聞き惚れる。

藤竜也 作詞、エディ藩 作曲の名曲。
ハコさんが親しくしていた俳優・原田芳雄さんもこの曲をカバーしていた。
やはり、亡くなった原田芳雄さんの話になる。
私も原田さんが好きだった。

これは後で話していたことだが、原田さんを偲ぶライブが予定されていて、ハコさんも出演するそうだ。
入場するときに案内ちらしをもらった。
行ってみたい気もするが、このところライブ続きなので、無理かな。

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2014/2/28(金) 原宿 La Donna
 Yoshio's Memories

出演 原田芳雄バンド(Flower Top)
 内海利勝(g)、舘石逸見(b)、恩田直幸(key)、後藤雅夫(dr)、早坂紗知(sax)、松葉美保(cho&vo)、大戸恵美(cho&vo)
ゲスト 山崎ハコ、原田喧太、広田由佳、倉橋ルイ子、他
1st Stage 19:00~ 2nd Stage 20:30~
前売り 4,000円 当日 4,500円
渋谷区神宮前4-28-21 ハーモニー原宿B1F
 whttp://www.la-donna.jp

さて、原田芳雄さんも歌っていたという次の曲。

8. リンゴ追分

もちろん、あの美空ひばりが歌った名曲だ。
アルバム 「未・発・表」(2009年発売)にも収録されているが、このところライブでよく披露している。

ハコさんと安田さんの二本のギターによるイントロ、ハコさんの歌唱と歌の途中の台詞。
情感がこもっていてすばらしい。
歌の終わりのスキャットも、すっかり板についた。
曲の最後は、スキャットがフェイドアウトして終わる。
いいなあ、と思う。

5月の恒例 「誕生日ライブ(バースデイ・ライブ)」 の話。
今年で九度目ぐらいになるという。

「そういえば、ひばりさんも五月生まれ」 と、美空ひばりの話になる。
原田芳雄、美空ひばり、島倉千代子……ハコさんと何かしら縁のあった人たちが、遠くへ旅立ってしまってさびしい。

「そういえば、この歌の女も五月生まれだった」

9. ざんげの値打もない

これも亡くなった作詞家・阿久悠へのトリビュート・アルバム 「歌鬼 Ga-Ki」(2008年発売)に、ハコさんがカバーするこの歌が収録されている。

(一番) ♪ あれは二月の寒い夜
       やっと十四になった頃 …
(二番) ♪ あれは五月の雨の夜
       今日で十五と云う時に …
(三番) ♪ あれは八月暑い夜
       すねて十九を越えた頃 …
(四番) ♪ あれは何月、風の夜
       とうに二十も過ぎた頃 …
(五番) ♪ そうしてこうして暗い夜
       年も忘れた今日の事 …

北原ミレイの持ち歌。
阿久悠の歌詞には凄みがある。
ハコさんの歌にも凄みが。
四番は、「鉄の格子」という部分が問題になり、あまり歌われてこなかったようだが、ハコさんはきっちり歌っている。

♪ あれは二月の寒い夜 …… 窓にちらちら雪が降り …

「(雪降りの)今日と同じだと思いながら歌っていました」

初めて出演した映画 「ヘヴンズストーリー」 の話が、ひとしきり続く。

この映画(私も観たが)の撮影は、ちょうど 「ざんげの値打もない」 のレコーディングが決まっていた時期だという。
トリビュート・アルバム「歌鬼」は、阿久悠作詞のヒット曲を11人の歌手がカバーしているものだが、「ざんねの値打もない」の歌い手としてハコさんが指名されたのだった。

「ヘヴンズストーリー」は、DVDにはしないという映画。
次回上映は2月21日とのこと。
ハコさんの鬼気迫る演技が見られるので、見逃した方はどうぞ。
ハコさんも舞台挨拶にかけつけるそうだ。

 ※ ヘヴンズ ストーリー …… 瀬々敬久監督、2010年10月2日公開、4時間38分。
  ハコさんはこの映画で女優デビュー。 第25回高崎映画祭で最優秀助演女優賞を受賞した。

  映画 『ヘヴンズ ストーリー』 公式サイト
   http://heavens-story.com/
  上映館 「ユーロスペース」
   http://www.eurospace.co.jp/
    → 第3回死刑映画週間 国家は人を殺す
     http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=520 より

『ヘヴンズストーリー』
2010年/日本/278分/35㎜
監督:瀬々敬久/脚本:佐藤友記/音楽:安川午郎/出演:寉岡萌希、長谷川朝晴、忍成修吾、山崎ハコ、村上淳、吹越満、嶋田久作、根岸季衣、佐藤浩市、柄本明
―世界が悲しみで壊れてしまう前に―。21世紀の「罪と罰」と題し「普通の人が殺す、殺される」をテーマに、日常から突如殺人事件に直面した人たちを描く。光市母子殺人事件に触発され、人の生死を深く凝視し続けた作品。第61回ベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞作。

■上映スケジュール より
2月21日(金)11:00 『軍旗はためく下に』/13:30 『塀の中のジュリアス・シーザー』/15:15 『ヘヴンズストーリー 前半』/17:30 『ヘヴンズストーリー 後半』 *上映後20:15より瀬々敬久(映画監督)によるトークあり

原田芳雄バンドの話がこの後続いた。

(つづく)

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【楽】2014/2/8 山崎ハコ 横浜DOLPHYライブ (2)

昨日の横浜DOLPHYライブ。その続き。

開場時刻の午後6時前、店に行く。
すでに20人ほどの行列。
入場整理券の番号順に並んで、午後6時過ぎ入場。

開演まで本を読んだりして過ごしていた。
客の入りは30人ぐらいだっただろうか。
店のマスターが当日入場の整理券を渡しているのを横目でみたら、29番だった。

その後もお客さんが続いて、40人ぐらいになっていたと思う。
ステージにはギターが2本。
ハコさんの席には、安田さんから借りているギターが置かれていた。
見慣れたハコさんのギターは、修理中と聞く。

定刻の午後7時過ぎ、ハコさんがひとりで登場。
どうやらギター・マイク(ピックアップ)の電源が通っていないらしく、しばらく店の人があちこち点検し、控室から安田さんも出てきて、どうにか原因判明。

ライブが始まる。

第一部(ハコさんのソロ・ステージ)の演奏曲目を先に書いておく。

1. 水割り
2. 望郷歌
3. ヨコハマ
4. 小さな海
5. 帰ってこい
6. 向かい風

つい最近発売された、3枚組CD――「ファーストライブ」と「ライブII/歌在りて」(2枚組)のセットに収録されている曲を中心に構成したようだ。

山崎ハコ ライブセット
 2013/12/18発売 ポニーキャニオン

曲の合間に、ハコさんの話(MC)が続く。

2枚組アルバム(上のセットアルバムに収録)になった銀座・博品館劇場ライブ(1979年9月)のことやら、寺山修司のおもいでやら。

博品館劇場のライブに私は行っていない。
沼田曜一、寺山修司、五木寛之といった錚々たる人たちが構成に加わった4日間にわたるライブコンサートだったようだ。
寺山修司作詞「テンポイントの詩」、五木寛之作詞「二丁目の子守唄」なども収録されている。
行きたかったなあ。

2曲目。
「つくつくぼうし なぜ泣くか 親もないか 子もないか」 で始まる「望郷歌」は作者不詳。
おそらく、似たような歌が日本の各地に伝わっていたのではないかと、私は思う。
これも博品館ライブで歌われ、収録されている。

親もなく、子もない人は多い。
ハコさんご自身も、ご両親を亡くされていて、この境遇だ。
でも、「今はいなくても、誰にも親はいるんだよね、そんなことを思いながら歌いました」 と言う。
そうだよなあ、と思う。

ライブでよく話している横浜時代のこと。
当時、横浜の元町あたり(?)にも、「蝦蛄(シャコ)がたくさんいたんだよ」。

まだ売れていない頃の梅沢富美男を見たのも、横浜の芝居小屋だったそうだ。
「梅沢さんにその話をしたら、舞台の子役に織江という名前を付けてくれた」とも。

そんな話をするハコさんは、ほんとうに懐かしそうだ。
九州大分から上京し、横浜の高校に通い、コンテストに優勝して歌手デビューをはたしたハコさんの原点なのだろう。

3曲目 「ヨコハマ」、4曲目 「小さな海」は、そんな横浜の光景を歌ったものだ。
私もこの二曲は好きだ。

ことに、「ヨコハマ」のエンディングは次のように聴こえる。
 ♪ 雨ふーれ 雨ふーれ 雨ふーれ (ウー) 私のヨコハマ
いつ聴いても震えるように感動する一節だ。

「小さな海」 は、1980年発売のアルバム 「歩いて」 に収録されている。
CDでの再発売を望みたい名アルバムだ。

5曲目 「帰ってこい」。
アルバム 「ファーストライブ」 にしか収録されていない曲だ。

横浜港の明け方や夕暮れの青さが好きだった、とハコさんは言う。

 ♪ 夜の青さが ドブの青さが
  あんまりきれいで 立ちすくむ
  声を限りに 叫ぶのさ
  帰ってこい 帰ってこい 昔の俺  (一番)

二番は ♪ 帰ってこい 帰ってこい 昔の私
三番では ♪ 帰ってこい 帰ってこい 帰ってこんでもいい

このリフレインの対比がいい。

第一部最後の曲(6曲目)は、「向かい風」。

 ♪ 思いきり笑っても 寒いな 胸の中 ……

あっ、この歌はなんていう題名だったかな、と聴いているうちに思いだしてメモした。
「ファーストライブ」 の最後にも収録されている。

午後8時頃、第一部終了。
20分ほどの休憩がはいった。

(つづく)

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【楽】2014/2/8 山崎ハコ 横浜DOLPHYライブ (1)

昨日のこと。
大雪の中を横浜桜木町まででかけて、山崎ハコさんと安田裕美さん(ギター伴奏)のライブを聴いてきた。

今日は、きのうとうって変わって晴れ。
外の雪かきが一段落したので、印象が薄れないうちにライブの様子を書いておきたい。

今回はしっかりメモをとったので、曲目もまちがいないと思う。
ライブに参加された方で、まちがいにお気づきの方は、お知らせください。

2014/2/8(土) 大雪
 JAZZ SPOT DOLPHY
 横浜市中区宮川町2-17-4 第一西村ビル2F
山崎ハコ(vo/g)&安田裕美(g) デュオ

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18時開場、19時開演、22時終演。
あいにくの大雪のため客足はいまひとつだったが、それでも熱心なファンがつめかけて、いいライブだった。

201402080011 201402080010

桜木町駅に着いたのは午後3時過ぎ。
バスも電車も動いていてよかった。

ネットで予約しておいたが、午後4時から店頭で入場整理券(料金と引き換え)を受け取るのが、この店のシステム。
4時まで間があったので、会場に行く途中のレストラン風の店でひと休み。
会場のDOLPHYは、宮川町三丁目交差点から入った路地にある。

店の前、階段下で待っていたが誰もあらわれないので、階段を昇って二階の入口まで行く。
リハーサル中とみえて、ハコさんが「横浜ホンキートンク・ブルース」を歌っているのが外まで聴こえる。

ドアをよく見ると、整理券を受け取る人は店内に声をかけてほしい、との貼り紙。
この天気だものなあ。
ドアを開けて店長に声をかけ、料金を支払って整理券を受け取る。
すでに整理券番号9番だった。

前回(昨年3月)にいちど来ているので、近くにファミリーレストラン(ガスト)のあることを知っていた。
ガストで早めの夕食をとり、本を読みながらすごす。
塩見鮮一郎さんの新刊 『江戸から見た原発事故』(現代書館)。
これがとても面白く、乗り物のなかでずっと読み続けていた。

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……とまあ、ここまでが前段。

(つづく)

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【雑】大雪の翌朝

昨夜、横浜桜木町でのライブの後、終電近くの遅い電車で帰宅の途についた。
立川に着いたのは、午前零時をまわっていた。

最終バスはとっくになくなっていて、タクシー待ちの行列。
三十人近く並んでいただろうか。
その行列の末尾についた。

雪はやんでいたが、路面の積雪が多く、タクシーもなかなか来ない。
そもそも、走っている車がほとんどない。

寒空の下、なかなか来ないタクシーを待つこと一時間、ようやく乗車できた。

家に帰りついたのは午前2時近かった。

今朝は、9時頃まで寝ていた。
外を見ると、晴れ間がでていて、雪もシャーベット状になっている。

昨夜帰って来た時は、ズボズボの雪の中を棟のエレベータまで歩いたのだが、エレベーターホールや外階段、玄関前の外通路まで雪が吹きこんでいた。

朝飯前に、スコップを持って外に出た。
少し雪かきをしてきた。

外気温は、現在4度。

撮影 2014/2/9(月) 朝 東京都東大和市

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2014年2月 8日 (土)

【遊】横浜Dolphyライブに

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ライブ会場の店で整理券を受け取り、開場までガストで時間つぶし。

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【雑】大雪

朝からこの雪景色。
電車は動いているので、なんとか横浜まで行けそうだ。
帰りは立川からタクシーだな。

ストーブを点けていても室内は肌寒い。
外気温は-2度。

撮影 2014/2/8(土) 朝8時半頃 東京都東大和市

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2014年2月 7日 (金)

【読】塩見鮮一郎 「江戸から見た原発事故」

図書館にリクエストしてあった塩見鮮一郎さんの新刊が届いたので、借りてきた。

塩見鮮一郎
 『江戸から見た原発事故 ――あの時こうしていたら……の近代日本史』

現代書館 2014/1/30発行 190ページ 1,800円(税別)

― Amazonより ―
原点を江戸時代に置くことではっきり分かる、明治・大正・昭和・平成そして原発事故。維新時の誤りを引きずり、繰り返す愚行。不甲斐ない祖国でどう生きたらいいのか。近代史を読み換えるための歴史私観。
著者略歴
塩見/鮮一郎 1938年、岡山市に生まれる。編集者を経て作家・評論家。

33040237

題名からわかるように、2011年3月11日の東日本大震災、福島の原発事故を見据えて書かれた本だ。
まえがき(はじめに)には、次のように書かれている。
少し長くなるが、引用する。

― 本書 「はじめに」 より ―
<2011年(平成二十三年)、あの東日本大震災がなければ、このような本を書かなかった。ちゃんと言えば、地震と津波だけなら、やはり書かなかった。1995年(平成七年)の阪神・淡路大震災のときは、かたむいた家のあいだの道路を、おおくの人にはさまれて歩いた。写真を撮るのもはばかられる空気が支配していた。ニューヨークの9・11はテレビで見たが、民間の死者に哀悼の意をあらわすものの、背景になったアラブ問題についてのアメリカ政府の言い分に同調できないでいた。いずれにしろ、災害やテロからなにかをふかく感じたにしても、本一冊を書く勇気はなかった。>

<今回は、福島の原発事故のすさまじさである。一基だけのメルトダウンでも大事件なのに、三基もこわれた。溶けた炉心がどのような状態なのか、まる三年になろうとしているのにわからない。……>

<なにがこのような限界状況を日本にもたらしたのか。未来は予測できないので、過去の経緯について微力ながら再検討してみた。あれこれ愚考し、カメラの位置をうんとうしろに引いて、スパンをひろくとった。今回の事態の深刻さを勘案した結果で、千年に一度の非常時に直面していると思っている。>

五章で構成されている。

【目次】
はじめに
第一章 幻影エドの再現 (明治の滑稽)
第二章 震災後の恐怖 (大正の明暗)
第三章 近代超克ゲーム (戦前昭和の陰鬱)
第四章 市民と政治のたわむれ (戦後昭和の変転)
第五章 ついに君は見たか (平成の地獄)
[補]
はかない話 (ブログより)
原発クライシス (ブログより)
あとがき

― 本書 「はじめに」 より ―
<江戸から現代へ。明治・大正・昭和・平成と、わざと元号を使用して「四代実録」の体裁をとった。一章は江戸の叙景で、すこしばかり牧歌的になるが、現在とのコントrストを考えている。各章はかなり独立性がたかいので、おいそぎの方は、どこから読んでいただいてもよい。後半は、わたしの生きた時間とかさなる。長寿をいいことに自分のことをすこしだけ記した。>

私の敬愛する塩見さんが、明治から原発事故までの歴史を、どのように捉え、考えているのか、興味津々だ。

【参考】 塩見鮮一郎さんのサイト
 塩見鮮一郎のHP
 http://www014.upp.so-net.ne.jp/siosen/

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【雑】寒波

明日未明から大雪になるという予報。
明日の夜は、横浜で山崎ハコさんのライブなのだが、果たして……。

20140206weather_2

気象庁 | 気象情報
 大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第3号
 平成26年2月7日16時28分 気象庁予報部発表
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20140207072843.html

東京新聞:気象庁、広い範囲で大雪警戒を 東京23区で15センチ予想:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014020701002304.html

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2014年2月 6日 (木)

【遊】多摩地域公立図書館大会の講演会

午前中、立川へ。
「平成25年度 多摩地域公立図書館大会」の分科会(講演会)に参加した。
参加・聴講したのは、第2分科会の講演会。

平成25年度 東京都多摩地域公立図書館大会
テーマ  『図書館サービスのこれから ―図書館職員の専門性とそ役割』

第1分科会 館長協議会
 平成26年2月5日 10:15~12:00
 『図書館に通う―公立図書館のさらなる普及・充実のために―』
 講師 : 宮田 昇 氏 (元編集者・翻訳権エージェント、
             『図書館に通う―当世「公立無料貸本屋」事情』 の著者)

第2分科会 三多摩地域資料研究会
 平成26年2月6日 10:00~12:00
 『地域資料からみた博物館と図書館』
 講師 : 深澤 靖幸 氏 (府中市立郷土の森博物館 学芸係長)

第3分科会 障がい者サービス研究会
 平成26年2月6日 14:00~16:30
 『国立国会図書館の障害者サービス:視覚障害者等用デジタルデータ収集・送信サービスを中心に』
 講師 : 兼松 芳之 氏 (国立国会図書館関西館 図書館協力課)
  ※「障害者」は原文通り、「障がい者」「障碍者」が適切と思われる。

201402060010

会場は、立川市曙町二丁目36-2 立川市女性総合センター・アイムの1階ホール。
立川市中央図書館がはいっているビルの1階だ。

私が聴講した講演には、50~60人ほど集まっていただろうか。
「博物館における地域資料の考え方」がテーマで、興味ぶかい話が聴かれた。

・「地域資料」とは、今日の歴史学による捉え方を示す用語で、郷土史→地方史→地域史という変遷があった。
・「地域」は、行政単位としての地方自治体とは一致しない。
 地理的地域(多摩川、多摩丘陵、武蔵野台地)や、歴史的地域(旧村、旧領、多摩、武蔵、東国)など重層的・多元的な意味での「地域」である。
・図書館では、図書館法によって「郷土資料」の収集が重視されている。その対象も厳密に定義されている。
・博物館は、収集対象・収集方針がきっちり定義されておらず、「あらゆるものを、できる限り網羅的に収集」するという非常にアバウトな方針で運営されている。
・博物館資料は、いちど収集されたものを図書館のように「除籍」することがなく、言ってみれば溜まる一方。
・博物館では、展示だけでなく、希望者への閲覧や学校への貸出もしている。

講師の深澤氏が勤務する「府中郷土の森博物館」には、何度か行ったことがある。
財団法人による指定管理だということを、今日はじめて知った。
面白い企画展示が見られる博物館で、なによりも敷地が広く公園のようになっているところが良い。

私は、博物館も図書館も好き。
それぞれに収蔵対象がちがうのだが、古文書のように両方にまたがる資料もあって、協力的な運営が望まれるところだ。

Tosyokantaikai2014chirashi 2013tosyokantaikai1_2

行ってみてよかったな、と思わせる講演会だった。
ちなみに、参加費は無料。
図書館関係者が多かったが、一般の入場も可能だった(先着順)。

来年もまた、内容によっては参加してみたい。
今回は、小平図書館友の会の役員から教えてもらった。

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2014年2月 5日 (水)

【読】呉智英 「正しい日本語」シリーズ(続)

2月3日に書いた
 【読】呉智英 「正しい日本語」シリーズ: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-b5cf.html
の続きを書いておきたい。

図書館から、呉智英(くれ・ともふさ) 「正しい日本語シリーズ」 の近刊――といっても四年近く前の出版――を借りてきた。

<大好評を得た前作『言葉の常備薬』からますますパワーアップしてお届けする、「正しい日本語」シリーズの最終章です。インテリが偉そうな顔をして使っている間違った言葉をバッサバッサと斬りまくる、読んでなっとく、あなたの日本語力をのばす格好のエッセイ。就寝前に一章ずつ、言葉の病気を治します。>
― 出版社のサイトより ―

呉 智英 『言葉の煎じ薬』
 双葉社 2010/6/20発行 215ページ 1,300円(税別)

軽い読み物なので、読むのが遅い私でも一、二日で読むことができる。

まえがきを読んでいたら、例の「すべからく」問題に触れている箇所があったので、原文を紹介しておきたい。

以前、私が読んだのは別の著作だったと思うが、呉さんはこの問題をしつこく何度も書いている。
その理由も、下の文章から推察できる。

<「すべからく」を「すべて」のつもりで得意気に誤用する風潮は1970年代に始まった。この言葉を誤用するのは、しばしば日本語の乱れを指摘される無知無教養なヤンキー青年やコギャルたちではない。彼らは無知無教養であるからこそそんな小難しい言葉は知らないし、従って誤用のしようもないのである。中途半端な知識人、丸山真男なら「亜インテリ」と呼ぶような連中が、一般民衆を威嚇するために、自分でも意味を知らない言葉を得意気に誤用している。>
― 本書 『言葉の煎じ薬』 まえがき P.11 ―

Amazonのレビューを見ていたら、呉智英氏を「粘着質」と評する人がいた。
粘着質――「粘り強い性格」と褒めているのではなく、「しつこい性格」ということだろう。

私も、性格的には「粘着質」かもしれない。
だからなのか、呉さんの書くものが嫌いではない。

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【雑】雪が降った翌朝

今朝、車で外出するために外に出たら、こんな景色だった。

年に何度か、東京でもこういう景色が見られる。
雪国生まれの私には、雪景色がうれしい。

撮影 2014/2/5(水) 朝 東京都東大和市

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今日はよく晴れて、積もった雪もあらかた消えてしまった。

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2014年2月 4日 (火)

【雑】立春、雪

立春の今日、午後から雪になった。
外気温、2度。

少し積もるのかもしれない。

撮影 2014/2/4(火) 東京都東大和市

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その後、夕方4時頃には、こんな状態に。

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そして、午後5時頃。
どか雪は収まったものの、こんな雪景色になった。

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2014年2月 3日 (月)

【読】呉智英 「正しい日本語」シリーズ

今日は穏やかに晴れて、暖かい。
気温も15度まであがり、なによりも風のないのがありがたい。


一日一冊のペースで、呉智英(くれ・ともふさ)さんの軽い読み物を二冊読んだ。
雑誌等に掲載された短い文章が集められたもので、一話が四ページほど。
すらすら読める。

私が読んだのは図書館から借りてきた単行本だが、文庫版(双葉文庫)もでている。
ところどころに、中野豪によるイラスト(ひとこま漫画風)が添えられていて、笑いを誘う。

呉智英 (くれ・ともふさ)
 『ロゴスの名はロゴス』
  メディアファクトリー 1999/1/15発行 221ページ
  双葉文庫 2001年 219ページ
 『言葉の常備薬』
  双葉社 2004/10/30発行 221ページ
  双葉文庫 2007年 217ページ

 

双葉文庫では 「正しい日本語シリーズ」 と銘打って、もう一冊でているようだ。
単行本(1994年発行)が図書館にあったので、予約しておいた。

 『言葉につける薬』
  双葉文庫 1998年 219ページ

呉さんいわく、「言葉(ロゴス)は論理(ロゴス)」である、と。

さまざまな日本語の誤用をとりあげて、鋭く突いている。
大新聞や大雑誌に堂々と掲載されていた文章もやり玉にあげられていて、痛快である。
もちろん、ご自身の思い違いの例もあげて、謙虚に反省している。

そのいっぽうで、呉さんは、流行語や軽薄語(若者言葉)などには寛容である。
流行り言葉はいずれ淘汰されるからだ。
いいおとな(大学者、大記者等)が得意そうに難しい言葉を使いながら、その実、使い方が間違っている場合には手厳しい。

そこが痛快だ。


「すべからく」 問題

これは呉さんが別の本でとりあげていたのだが、「すべからく」の間違った用法を見かけることがある。
ふつう使わない難しい言葉なのだが、これを、「すべて」「おしなべて」の意味で使う人がいる。

辞書をひけばすぐにわかるが、「すべからく」(須らく・須く)は、「すべからく~すべし」という文脈で使うもの。
私は使ったことがない、こんな難しい言葉なんて。
それを言うなら、「ぜひとも~しなければならない」だろう。

呉さんが指摘していた「すべからく」の誤用が誰のものだったかは忘れた。


私も何度か、著名な文筆家の文章で誤用を「発見」したことがある。

ひとりは、あの村上春樹氏。
6年ほど前、このブログに書いたことがある。

<たとえそれがどのような種類のアンソロジーであれ、アンソロジーというものはすべからくその寄って立つべきコンセプトを有している。>
― 『and Other Stories とっておきのアメリカ小説12篇』 村上春樹・柴田元幸・畑中佳樹・斎藤英治・川本三郎 訳 文藝春秋 1988年 巻頭 ―

この春樹さんの例は、ひょっとしたら

<たとえそれがどのような種類のアンソロジーであれ、アンソロジーというものはすべからくその寄って立つべきコンセプトを有すべきである。>

と言いたかったのかもしれないが、それでも収まりが悪い。
やはり、こう書くべきだろう。
「寄って立つ」も、「拠って立つ」だろう(編集経験のある、私の友人が指摘してくれた)。

<たとえそれがどのような種類のアンソロジーであれ、アンソロジーというものはすべてその拠って立つべきコンセプトを有している。>

もうひとり、最近読んだ松岡正剛氏も間違えて使っていた(『3・11を読む』)。
一冊の本で何度も見たので、そのたびに、ひかかったことを憶えている。
私は、村上春樹氏も松岡正剛氏も敬愛しているが、これはいただけない。

どちらも、「すべからく~である」 の文脈で使っているが、これは明らかな誤解・誤用。
「すべて」「おしなべて」「おおむね」と言えばよい。


難しい言葉を使わなくても、他にわかりやすい言い方があるのになあ……。
恰好つけようとするから、そんな間違いが起こる、という呉さんの意見に私も賛成。

そんなに目くじら立てて間違いをあげつらわず、笑って見過ごせばいいんじゃないか、という意見もある。
しかし、難しそうな言葉を使えば文章に箔がつく、という(無意識の)姿勢がいやだ。
これを「知ったかぶり」と呼ぶ。
プロの文筆家に対して失礼ではあるが。

……などと書きながら、私も、あまり人のことは言えない。
呉さんが言うように、辞書をまめに引いて確かめるようにしよう。

【参考サイト】
株式会社双葉社 | 書誌インデックス 「呉智英」
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookfind/?type=t&word=%E5%91%89%E6%99%BA%E8%8B%B1&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

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2014年2月 2日 (日)

【楽】郷子さんと紅龍さんのライブ

昨夜遅く、立川駅前から最終バスで帰宅。
いい天気だったが、さすがに夜は冷えた。

下北沢の 「ラ・カーニャ」 で、西川郷子さんと紅龍さんのライブを聴いてきた。
ひさしぶりに、いい音楽に酔った夜だった。

月の如く ~春の宴~
 2014年2月1日(土) 下北沢 ラ・カーニャ
 開場 18:30 開演 19:00
出演
 紅龍(ボーカル、ギター) 西川郷子(ボーカル)
 永田雅代(ピアノ、他) 小沢あき(ギター)

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立川から中央線で吉祥寺、吉祥寺から井の頭線で下北沢へ。
下北沢駅前は、ごちゃごちゃしていて、いつも道に迷う。

時間がだいぶん早かったので、軽く食事をとって、本を読む。
「ラ・カーニャ」 には、開場時刻の午後6時半をまわってから入った。
すでに、席は七割方埋まっていた。

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活動休止中の上々颱風のファンが詰めかけたのだろう。
開演前には、満席になった。

西川郷子さんは、ギタリストの小沢あきさんや、ベーシストの西村直樹さん(上々颱風)と組んで、ソロ活動を続けている。
上々颱風のリーダーである紅龍さんは、バンドの活動休止宣言後、ひさしぶりにファンの前で歌う。
(ラ・カーニャで、いちどソロ・ライブをやったそうだが、私は聴きに行けなかった)
また、女性ツイン・ボーカルのもう一人、白崎映美さんは、独自にソロ活動を展開している。

上々颱風のボーカリスト二人の組み合わせということもあり、たくさんのファンが集まったのだろう。
紅龍ファンと思われる女性が多かったように見受けられた。

定刻の7時をだいぶん過ぎた頃、ライブが始まった。
はじめに、紅龍さんがひとりで登場。
その後、ピアニストの永田雅代さんと、ギタリストの小沢あきさんの二人が伴奏で加わり、郷子さんも加わって、四人で小一時間、演奏。

永田さんは紅龍さんと、小沢さんは郷子さんと、それぞれのアルバムで共演しているが、この四人で演奏するのは、初めてらしい。
どんな演奏になるのかと期待していた。
期待を上回る、すばらしいサウンドだった。

紅龍さんの太い声と、郷子さんの澄んだ高音の組み合わせには、独特の味がある。
永田さんのピアノ――他に、鍵盤ハーモニカ=ピアニカ/メロディオンと、ちっちゃなトイピアノも効果的に使っていた――、それに、小沢さんの技巧的なギターの音が、ボーカルの背後を支えて、厚みをだしていた。

途中休憩をはさんで、後半は西川郷子さんの歌から。
今回は、紅龍さんが作った歌を中心に。
上々颱風のアルバムにも収録されている 「青空」 に酔った。
紅龍さんが作った名曲だ。

紅龍さんが加わって、これも紅龍さんのソロアルバムに収録されている、「サムトレディアの市場へ」 が聴かれたのも嬉しかった。

演奏順はよくおぼえていないが、上々颱風のナンバー 「花祭りの朝」 や、ボブ・ディラン 「My Back Pages マイバックページ」 のカバー(日本語訳詞:紅龍)、郷子さんがソロ活動でよく歌っているフォスターの 「Hard Times Come Again No More」 など、私の好きな歌がたくさん聴かれた。

健康を心配されていた紅龍さんも、お元気そうだったので、これからもこういうライブを聴かせてほしいものだ。

「青空」 (西川郷子 ソロ) が聴けるアルバム

紅龍のソロアルバム (永田雅代 参加)
「サムトレディアの市場へ」 収録 (西川郷子 参加)

西川郷子のソロアルバム (小沢あき プロデュース/アレンジ/ギター演奏)

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2014年2月 1日 (土)

【楽】今夜は下北沢、来週は横浜

晴れて暖かい。
二週にわたって、ライブ鑑賞が続く。

今夜は、下北沢 「ラ・カーニャ」 へ。

2/1 (土) 下北沢 ラ・カーニャ
月の如く〜春の宴〜
 上々颱風のソングライター紅龍。
 ボーカリストとしての紅龍と、上々のボーカリスト西川郷子が
 彼の作品の数々を奏で、歌う春の一夜。
Vo 紅龍
Vo 西川郷子
Ag 小沢あき
P 永田雅代

La Cana | 下北沢ラ・カーニャ
 http://www1.ttcn.ne.jp/~lacana/

Satoko_pamph

そして、来週土曜日(2/8)は、横浜 「DOLPHY へ。
山崎ハコさんと安田裕美さんのライブ。

山崎ハコの世界 (公認サイト)
 http://www31.ocn.ne.jp/~hako/
 スケジュール
  http://www31.ocn.ne.jp/~hako/Schedule.html
JazzSpot DOLPHY
 http://www.dolphy-jazzspot.com/

昨年3月2日(土)にも、この店でハコさんのライブを聴いた。
この店は、私の好きなジャズ・プレイヤー Eric Dolphy の名を冠したジャズ・スポット。
楽しみだなあ。

過去記事
■2013/3/2
 【楽】ハコさんのライブ: やまおじさんの流されゆく日々
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-57aa.html
■2013/3/3
 【楽】昨夜のライブ(山崎ハコ at DOLPHY) その1: やまおじさんの流されゆく日々
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/in-dolphy-f3d8.html
■2013/3/3
 【楽】昨夜のライブ(山崎ハコ at DOLPHY) その2: やまおじさんの流されゆく日々
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/in-dolphy--2--0.html

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