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2014年2月19日 (水)

【読】今日、図書館から借りてきた本

近くの図書館をふたつ廻って、何冊か借りてきた。
図書館はありがたい。

次の絵本は、Facebookで知人が紹介していたことで知った。
図書館にリクエストしてみたら、届いた。

■ 長谷川集平 『およぐひと』
 解放出版社 2013/4/20発行 32ページ 1,600円(税別)

3・11の大津波を描いた絵本。

― Amazonより ―

<東日本大震災は、終わっていない。3.11、失ったものの大きさに慄然とする。報道をはじめ私たち大人は、何をしただろう。何ができたのだろう。自宅に戻りたい人、遠くに行かざるをえない人。私たちは何を求めているのか、心の奥深くに鋭く問いかける長谷川集平の絵本世界。>

次の本は、新聞記事で知った。

■ キャロル・オフ 著/北村陽子 訳
 『チョコレートの真実』  “BITTER CHOCOLATE”
 英治出版 2007/9/1発行 381ページ 1,800円(税別)

バレンタイン・デーに浮かれる日本、その日、東京新聞朝刊のコラム「筆洗」でとりあげられていた本。

→ 東京新聞:テオブロマ・カカオ。チョコレートの原料カカオの学名だ。テオ…:社説・コラム(TOKYO Web)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014021402000142.html

― 東京新聞 201/2/14朝刊 筆洗 ―

<テオブロマ・カカオ。チョコレートの原料カカオの学名だ。テオブロマとは、「神々の食べ物」の意。祈るような想(おも)いを込めるには、ぴったりのお菓子である▼そんなチョコはかつて本当に神聖な食べ物だった。原産地の中南米で栄えた文明では、豊作を祈るため、神に捕虜を生(い)け贄(にえ)として捧(ささ)げれば、その心臓がカカオの実になると信じられていた。カカオは通貨の役割も果たし、豆百個が奴隷一人に値した。あまりに貴重なため、収穫にあたる農民ですら手を出せなかったそうだ▼それも今は昔…と思っていたが、どうも世界の現実は違うらしい。西アフリカのカカオ産地では、奴隷制を思わせるような強制労働や児童労働がはびこってきたという▼その悲惨な状況を打破するために、各国政府やカカオ豆を扱う多国籍企業が協調し対策に乗り出したのはつい十数年前のことだと、キャロル・オフさんの労作『チョコレートの真実』(英治出版)に教わった▼カカオ産地で、農民らにチョコの値段が百円程度だと伝えると、みんな目を丸くするという。それは少年の日給の三日分よりも多い。当然、チョコを口にしたこともない▼オフさんは、<これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の溝は、埋めようもなく深い>と書く。チョコには苦い真実も含まれている。>

チョコレートの真実|書籍|英治出版
 http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2015

― Amazonより ―

<世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。――カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。>

<カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。 世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも――。 マヤ・アステカの時代に始まるチョコレートの魅惑の歴史。そのなかで生まれ、今なお続いている、過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。そして私たち先進国の消費者の行動は、この問題にどう関わっているのか?・・・本書は、この“世界で最も愛されるお菓子”の裏にある「苦い真実」を、さまざまな角度から明らかにする。>

<カバー折り返し部分 「私の国には学校へ向かいながらチョコレートをかじる子供がいて、ここには学校にも行けず、生きるために働かなければならない子供がいる。少年たちの瞳に映る問いは、両者の間の果てしない溝を浮かび上がらせる。なんと皮肉なことか。私の国で愛されている小さなお菓子。その生産に携わる子供たちは、そんな楽しみをまったく味わったことがない。おそらくこれからも味わうことはないだろう。・・・これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の間の溝は、埋めようもなく深い。」(本文より) >

次の二冊は、展示コーナーで見かけて面白そうなので借りてみた。

■ 東京やなぎ句会 編
 入船亭扇橋・永六輔・大西信行・桂米朝・加藤武・柳家小三治・矢野誠一
 『友ありてこそ、五・七・五』

 岩波書店 2013/12/17発行 208ページ 1,800円(税別)

永六輔のラジオ番組で知った本。

友ありてこそ,五・七・五 (岩波書店のサイト)
 https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/0/0259350.html
『友ありてこそ,五・七・五』moreinfo 書籍詳細情報
 https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0259350/top.html

■ 『世界の名建築解剖図鑑』
 オーウェン・ホプキンス 著/伏見唯・藤井由理 監訳/小室沙織 訳

 エクスナレッジ 175ページ 2,800円(税別)

先日、江戸東京博物館で受講した「江戸はくカルチャー」(米山勇氏による講演)の記憶が残っていたのか、パッと目にはいった本。
こういう本がみつかるのは、図書館に足を運んでこそ。

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