« 【楽】吉祥寺バウスシアター閉館へ | トップページ | 【歩】河津桜 »

2014年3月14日 (金)

【読】「タマサイ 魂彩」 読了

このところ本を読む時間がなかなかとれなくて、読みおえるのに一週間かかってしまった。
250ページほどの中編なので、一気に読むと、もっと味わい深かっただろう。

面白かったな。

星川淳 『タマサイ 魂彩』
 南方新社 2013/11/11発行 261ページ 1,800円(税別)

前にも書いたが、新聞で関野吉晴さんの書評を読み、この本を知った。

 東京新聞:タマサイ 魂彩 星川 淳 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2014011202000179.html

 → 2014年3月8日(土) 【読】たまには小説でも
   http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-b4ee.html

表紙写真が星野道夫さんの撮影、というのも嬉しい。
著者は星野さんとも交流があったそうだ。

五百年前と現代の話を交互につなげる凝った作品構成だが、つくりものめいた感じがない。
ぐいぐい読ませてくれる。

物語の舞台は、種子島、環太平洋(黒潮流域)、北米大陸、ハワイ、等々と地球規模。
アイヌの姉妹も重要な役割で登場する。

関野吉晴さんの 「グレートジャーニー」 にも繋がる、スケールの大きなストーリーだ。

この著者の前作 『ベーリンジアの記憶』 (幻冬舎文庫)にも魅かれる。
絶版で電子版がでているらしいが、図書館にあったので予約した。

星川淳 『ベーリンジアの記憶』
 幻冬舎文庫 1997年
 電子版(Kindle版) 2013年

 

その前に、予約しておいてようやく届いた、人気の本を読んでしまわなくては。
次の予約者がはいっているらしい。

古市憲寿 (ふるいち・のりとし) 『誰も戦争を教えてくれなかった』
 講談社 2013/8/6発行 326ページ 1,800円(税別)

しかし、まあ、こんなに借りて読めるのかなあ。

20140314_toshokan_3

| |

« 【楽】吉祥寺バウスシアター閉館へ | トップページ | 【歩】河津桜 »

【読】読書日誌」カテゴリの記事

こんな本を手に入れた」カテゴリの記事

こんな本を読んだ」カテゴリの記事

星野道夫」カテゴリの記事

アイヌ民族・アイヌ語」カテゴリの記事

関野吉晴」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【読】「タマサイ 魂彩」 読了:

« 【楽】吉祥寺バウスシアター閉館へ | トップページ | 【歩】河津桜 »