【読】「タマサイ 魂彩」 読了
このところ本を読む時間がなかなかとれなくて、読みおえるのに一週間かかってしまった。
250ページほどの中編なので、一気に読むと、もっと味わい深かっただろう。
面白かったな。
星川淳 『タマサイ 魂彩』
南方新社 2013/11/11発行 261ページ 1,800円(税別)
前にも書いたが、新聞で関野吉晴さんの書評を読み、この本を知った。
東京新聞:タマサイ 魂彩 星川 淳 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2014011202000179.html
→ 2014年3月8日(土) 【読】たまには小説でも
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-b4ee.html
表紙写真が星野道夫さんの撮影、というのも嬉しい。
著者は星野さんとも交流があったそうだ。
五百年前と現代の話を交互につなげる凝った作品構成だが、つくりものめいた感じがない。
ぐいぐい読ませてくれる。
物語の舞台は、種子島、環太平洋(黒潮流域)、北米大陸、ハワイ、等々と地球規模。
アイヌの姉妹も重要な役割で登場する。
関野吉晴さんの 「グレートジャーニー」 にも繋がる、スケールの大きなストーリーだ。
この著者の前作 『ベーリンジアの記憶』 (幻冬舎文庫)にも魅かれる。
絶版で電子版がでているらしいが、図書館にあったので予約した。
星川淳 『ベーリンジアの記憶』
幻冬舎文庫 1997年
電子版(Kindle版) 2013年
その前に、予約しておいてようやく届いた、人気の本を読んでしまわなくては。
次の予約者がはいっているらしい。
古市憲寿 (ふるいち・のりとし) 『誰も戦争を教えてくれなかった』
講談社 2013/8/6発行 326ページ 1,800円(税別)
しかし、まあ、こんなに借りて読めるのかなあ。
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