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2014年4月 5日 (土)

【歩】今日の桜(大島桜)

今日は曇りがちの天気。
陽射しもでていたが、最高気温は16度と肌寒い。

近所の公演では花見をしていた。
誘われたが、午後、でかける用事があったので辞退。

中央図書館の近くに、大島桜と思われる樹があり、遠目からでも緑っぽい様子がめだっていた。
ほんとうに大島桜なのかどうか、確認できなかった。
大島桜は好きだ。

撮影 2014/4/5(土) 東京都東大和市

201404050004

中央図書館をのぞいてみたら、入口にあるリサイクル・コーナー(ご自由にお持ちください)に、面白そうな除籍処分本があった。
すこし古い本だが、ちょうだいしてきた。

岡部敬史 『ブログ進化論 ―なぜ人は日記を晒すのか』
 講談社+α新書 2006/4/20発行

「なぜ人は日記を晒すのか」――私も毎日、ブログをせっせと書いて世間に晒している。
その心理が、今さらながらどういうものなのか、と。

もうひとつ、ながらく疑問に思っていたことへの答えが「あるかもしれない」本。
こちらは、図書館から借りたもの。
市の図書館にリクエストしたら、都立図書館の本が届いた。

石川明人 『戦争は人間的な営みである ―戦争文化詩論』
 並木書房 2012/11/5発行 215ページ 1,500円(税別)

ヒトはなぜ戦争をするのか――これが私の疑問。

<人は「戦い」という営みに惹きつけられる
 戦争や軍事には、いかんともしがたい魅力がある。/私たちはそのことを、まずは素直に認めなくてはいけない。それを「不謹慎だ」などと言ってもしょうがないのである。/もちろん戦争は悲劇であり、悪である。戦争で家族を失い、人生を狂わされ、苦しみ、嘆いている人が大勢いることもわかっている。しかしそれにもかかわらず、はやり戦争や軍事には、何かしら人を惹きつけてしまうものがあるのだ。
 映画や、小説や、漫画や、ゲーム、あるいはファッションでも、しばしば戦争や軍事が題材やモチーフにされるのは、それに何らかの魅力があり、面白いとされるからに他ならない。>  
(本書冒頭 P.5-6)

<多くの人間が、本当に心の底から戦争や軍事に嫌悪感を持っているとしたら、世の中でこれほど多くの、戦争を題材とした映画や小説や玩具が作られるはずがないであろう。> (P.7)

こどもの頃、私もプラモデルの戦車などで遊んでいたものだ。
戦争が好きだったわけではなく、戦車というメカニズムに惹きつけられていたのだと思う。
戦争映画がこれほど人気なのも、何かしら人を惹きつけるものがあるのだろう。

「戦争、ダメ。絶対に」と繰り返しているだけでは、この世界から戦争はなくならない。
最近になって、ようやく、このように認識するようになった。

こんな本もある。
だいぶん前に、新聞書評欄で知って買ったもの。

田中哲彦 『黙って働き 笑って納税 ―戦時国策スローガン傑作100選』
 現代書館 2013/8/15発行 229ページ 1,700円(税別)

先の戦争中、この国で使われていたスローガンが、今からみると面白い。
笑ってしまうほどに。
困ったことに、多くの国民がこれらのスローガンを、けっこう生真面目に受けとっていたようだ。

 暇をつくらず 堆肥をつくれ
 黙って働き 笑って納税
 小さいお手々が 亜細亜を握る
 子沢山も御奉公
 祖国の為なら 馬も死ぬ
 進め大陸 花嫁部隊
 男の操だ 変るな職場
 節米は 毎日出来る 御奉公
 無職はお国の寄生虫
 百年のうらみを晴らせ 日本刀
 アメリカ人をぶち殺せ!
 米鬼を一匹も生かすな

ここにあげたものは、ほんの一例。
戦意高揚スローガンは、なにも日本にかぎったことではない。
敵国アメリカも、かなり凄いスローガン、プロパガンダをしていた。 

敗戦後、「私たち国民は(指導者たちに)だまされていたのだ」という人もいるが、それは言い訳にすぎないだろう。
「だまされていた」ではすまないのだが、どうも日本人はそれですませてしまうようだ。

今思うと奇妙なことだが、真珠湾奇襲攻撃勝利には、国をあげて狂喜したのである。
当時の作家の日記などを見ても、彼らがおおいに溜飲をさげたことがよくわかる。
つまり、当時の日本人は「マジに」戦争をしていたのだ。

戦争に負けたからといって、「だまされていた、だから私たちは悪くない」、ですませてしまう国民性(?)に問題があるのではないだろうか。
ありえないことだが、あの戦争で日本が負けずにいたら、この国はどうなっていただろうか。
アメリカのような軍事大国への道を進んでいただろうか。
どうも、そうなっていたように思う。
ひょっとしたら、日本人もほんとうは戦争が好きなのかも。
(このところの、この国の動きを見ていると、そんな気さえしてくる……)

桜の話から、とんでもない方向に脱線してしまった。

【2014/4/8 追記】
一部加筆修正しました。

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