【読】禁断のアマゾン?
どうしても手もとに置いておきたい本だった。
ずいぶん迷ったあげく、禁断のAmazonで入手。
きのう、今日と、別々に二冊到着した。
禁断というのは、私が自分自身に禁じていた、という意味で、他意はない。
しかし、得てして、手に入れてしまうと読まないで「つんどく」状態になってしまいがち。
まあ、資料として優れた本なので、よしとしよう。
『天皇百話』 (上の巻、下の巻)
ちくま文庫 1989年発行
― 以下、Amazonより ―
【内容】
―上の巻―
激動の“昭和”。時代の荒波をくぐり抜け、歴代天皇の中で最も長く在位した天皇裕仁。その八十七年の生涯を、側近から外国人まで、様々な証言と記録によって浮き彫りにしたアンソロジー。本巻では1901年(明治34)の誕生から1945年(昭和20)の敗戦の日までを追う―天皇・運命の誕生(鈴木孝)、陛下の少年時代(学習院ご学友)、満州某重大事件(原田熊雄)、反逆者とは何事(美濃部達吉)、2・26事件獄中手記(磯部浅一)、ルーズベルト裕仁に訴える(ジョセフ・グルー)、終戦の真相(迫水久常)、滅亡か終戦か(鈴木貫太郎)、玉音放送の前夜(石渡荘太郎)などを収録。
―下の巻―
現人神から人間へ。敗戦のなか、劇的な転回を遂げる天皇裕仁。米ソが睨み合う中で世界は急変し、日本の経済は驚異的な発展をする。戦後の国際社会のなか、天皇はどのような道を歩んだのか。本巻では1945年(昭和20)の敗戦から高度経済成長時代をへて、その死までを追う―天皇との会見(ダグラス・マッカーサー)、天皇に責任なし、敗戦の責・我にあり(東条英機)、人間宣言の秘録(藤樫準二)、巡幸中の陛下(大金益次郎)、あらかん天皇紀(竹中労)、空虚の中心(ロラン・バルト)、苦しかったのは戦友を失ったことです(小野田寛郎)、封印された天皇の「お詫び」(橋本明)などを収録する。
【著者略歴】
鶴見俊輔
評論家。1922年、東京に生まれる。42年ハーバード大学哲学科卒業。同年8月交換船で帰国したのち、バタビヤ在勤海軍武官府につとめる。46年「思想の科学」創刊に参加。65年にはベ平連結成にも参加する。幅広い知的関心を基盤に、生活のなかの哲学を作り上げている。
中川六平
ジャーナリスト。1950年、新潟県に生まれる。同志社大学入学後、ベ平連運動に加わり、山口県岩国市で反戦喫茶「ほびっと」の初代マスターをつとめる。東京タイムズに入社、社会部、文化部を経て85年退社。現在、フリー。
(書籍刊行時のデータ)
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