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2014年5月26日 (月)

【読】日帰り温泉と読書

曇りがちの一日。
風が強く、夜になって雨が降ってきた。

夕方、車で日帰り温泉へ。
一か月半ほど放置していた頭を散髪して、すっきりした。

今月はじめから少しずつ読み続けていた本を、昨夜読了。

内田樹 『街場の憂国論』
 晶文社 2013/10/10発行 四六判 354ページ 1,700円(税別)

今の安倍政権の危険性をわかりやすく論じている。
ここ何年かもやもやしていた私の頭の中が、整理できて、すっきりした気がする。
「成長なくして財政再建なし」 をスローガンに、文字通り「前のめり」に強引に事を進めているが、「(経済)成長」も「財政再建」も、まやかしであることがよくわかった。

― Amazonより ―
「先生、いったい日本はどうなってしまうんでしょう?」
その疑問に天下の暴論で答えます!
行き過ぎた市場原理主義、国民を過酷な競争に駆り立てるグローバル化の波、 排外的なナショナリストたちの跋扈、改憲派の危険な動き……
未曾有の国難に対し、わたしたちはどう処すべきなのか?
脱グローバリズム、贈与経済への回帰、 連帯の作法から「廃県置藩」論まで、 日本の未来を憂うウチダ先生が説く、国を揺るがす危機への備え方。
目次
第1章 脱グローバル宣言、あるいは国民国家擁護のために
第2章 贈与経済への回帰
第3章 国を守るということ
第4章 国難の諸相
第5章 次世代にパスを送る
あとがき──「アンサング・ヒーロー」という生き方

上の本は図書館から借りてきたものだが、もう一冊、借りている本を昨夜から読みはじめた。
もうすぐ読み終える。

内田樹 編 『街場の憂国会議 ―日本はこれからどうなるのか』
 小田嶋隆・想田和弘・高橋源一郎・中島岳志・中野晃一・平川克美・孫崎享・鷲田清一
 晶文社 2014/5/10発行 四六判 309ページ 1,600円(税別)

安倍政権がなんとなく支持されているように見える理由が、よくわかった。
その政策が支持されているのではなく(財界は支持しているのかもしれないが)、多くの人が「気分」で「安倍人気」を支えているのだ。
困ったことである。
日本はこれからどうなる?

― Amazonより ―
アベ総理! 日本を沈ませる おつもりですか?
特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、 民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、いったい日本をどうしようとしているのか?
彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか?
未曽有の危機的状況を憂う、内田樹、小田嶋隆、想田和弘、高橋源一郎、 中島岳志、中野晃一、平川克美、孫崎享、鷲田清一の9名の論者が、この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。
「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、状況の先手を取る思想がいま求められている!
【目次】
まえがき 内田樹
株式会社化する国民国家 内田樹
「気分」が作る美しい国ニッポン 小田嶋隆
安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの 想田和弘
安倍さん(とお友だち)のことば 高橋源一郎
空気と忖度のポリティクス──問題は私たちの内側に存在する 中島岳志
国民国家の葬式を誰が出すのか 中野晃一
オレ様化する権力者とアノニマスな消費者 平川克美
戦後最も危険な政権──安倍政権研究 孫崎享
フォロワーシップの時代──「経世済民」を担うのはだれか? 鷲田清一

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