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2014年5月10日 (土)

【読】町田の「高原書店」を訪問

気になっていた町田の 「古書高原書店」 に、今日はじめて行ってきた。

いま読んでいる広瀬洋一さん(古書音羽館店主)の本にも、この店が登場する。
広瀬さんは若い頃、この店で修業したという。
また、「たまら・び 82号」の、まちの古本屋さん特集でも、この店が紹介されていた。
古本業界では全国的に有名な店であることも知った。

 

相模原まで出かける用があったので、そこから車で町田駅前へ。
あまり土地勘のない場所だ。

詳しい地図も持たず、おおざっぱに見当をつけて行ったため、店の場所がわからなくなった。
コインパーキングに車をとめてから店に電話してみた。
店の人の電話誘導で近くの酒屋までたどりついたものの、そこから先がどうしてもわからない。

なんと、店員さんが酒屋の前まで迎えにきてくれた。
目と鼻の先だったが、酒屋からは看板がよく見えなかったため、発見できなかったのだ。

 古書販売・買取 高原書店
  http://www.takahara.co.jp/

201405100001

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4階建てビルが、まるまる店舗だった。

Takahara_shoten_2

Takahara_shoten2

1階から4階まで、一時間ほどかけてまわってみた。
まるで本のデパート、図書館のようでもある。
各階に店員のデスクがあり、一名ずつ配置されている他、店主の高原陽子さんも忙しそうに立ち働いていた。
店員の多い店、という印象を受けた。

分野別、著者別にきちんと分類されている書棚。
フロアーだけでなく、階段にも未整理の本が積まれている。
一階の均一コーナー、100円、300円で、いいものがありそうだった。
とにかく、その分量に圧倒されたが、面白そうな本が次々とみつかって、飽きない。

図録コーナーに、星野道夫さんの写真展の図録があった。
星野さんが亡くなった2年後、1998年9月から翌年3月までのあいだに、三か所で開催された追悼写真展の図録だ。

『星野道夫の世界』 朝日新聞社
 1998/9/17~9/28 松屋銀座 (東京会場)
 1999/2/4~2/9 横浜高島屋 (横浜会場)
 1999/3/10~3/22 大阪高島屋 (大阪会場)
 主催 朝日新聞社

巻頭の池澤夏樹さんによる解説文がいい。
池澤さんの、星野さんに寄せる情愛があふれている。

Hoshin_michio_zuroku_2

全編カラー写真、159ページの図録。
写真集といっていいほど、きれいな冊子だ。
これが、なんと1,000円で売られていた。
迷わず購入。
今日は、この一冊だけ。

高原書店の値付けは、やや高めという感じだったが、この本はお買い得だった。
図録なので会場以外では入手しにくく、貴重なものだと思う。
価格表示はないが、3,000円ぐらいで販売されていたものではないだろうか。

この店、一度や二度行ったぐらいでは見きれないほどの分量なので、相模原に行った時には、できるだけ寄ってみようと思う。
いい店を知った。

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