【読】図書館を利用して調べもの
公立図書館を利用するようになったのは、ここ数年のこと。
現役のサラリーマン時代は、大きな図書館が近くになかったこともあって、ほとんど利用していなかった。
読みたい本は、もっぱら買っていたし。
会社勤めの最後の数年、小平に住んでいた頃。
住まいの50メートル先に公立図書館の地区館があるという恵まれた環境だったので、休日になると、よく図書館に通った。
行ってみると、面白そうな本がたくさんある。
ちくま文庫の柳田国男全集が揃っていたり。
ずいぶんお世話になった地区館だった。
公立図書館のいいところは、ベストセラー本以外の資料的な本が豊富に収蔵されていることだ。
ひところ言われていた「無料貸本屋」などではないのだ。
書棚にずらっと並んでいる本を見ていると、これまで知らなかった本がたくさんあって、好奇心が刺激される。
発見の場とでも言おうか。
■
きのうのこと。
今住んでいる東大和市の中央図書館に行った。
二階にレファレンス室がある。
レファレンス室は、大きな図書館にはたいていあって、さまざまな資料(辞書・事典類、郷土資料など)が収蔵されている。
机や電源も確保されていて、PCを持ち込めるところが多い。
読書室とは別で、ゆっくり座って調べものができる。
また、司書が常駐しているので、レファレンスサービスを受けることもできるのだ。
利用しない手はない。
■
一昨年、母を亡くして、古い戸籍を集める必要ができた。
祖母と父は、私が私が二十代の頃に他界してすでにいない。
母方の叔父・叔母が残っているぐらい。
古い(明治の頃の)戸籍を見て、これまで知らなかった自分の先祖のことを、はじめて知った。
私の父方の曽祖父は、明治の終わりに佐渡から北海道の旭川近郊に移住していた。
その頃のことを知る人は、私のまわりではほとんど他界していて、詳しいことがわからない。
曽祖父が移住前に住んでいた佐渡の村史や、移住先の町史も、古本で入手している。
北海道立図書館のレファレンス窓口に問い合わせもした。
しかし、それらの資料の入植者名一覧に、私の曽祖父の名前はみつからなかった。
そんなわけで、まだまだ前途多難だが、私の先祖探しは続いている。
■
きのう、図書館でみつけた資料。
これは借りてきたものだが、レファレンス室でコピーをとり、PCに打ち込んできた資料もある。
レファレンス室には、このての資料が並んでいて、ありがたいことだ。
『日本歴史地名大系 1 北海道の地名』 平凡社 2003年
『日本地誌 2 北海道』 二宮書店 1979年
曽祖父が移住した北海道の市町村の、明治からの歴史や地勢が簡潔にまとめられている。
古本で手に入れた町村史も、あらためてひもといてみようと思う、今日この頃。
→ 2012年9月9日(日)
【雑】わがルーツ: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-c1ca.html
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