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2014年7月の34件の記事

2014年7月31日 (木)

【雑】7月も終わる

今日も炎天。
朝から午後まで仕事。
こう暑いと、車に乗るのもたいへんだ。

帰りがけ、スーパーで買い物。
レジ前に「冷やし甘酒」の缶があったので、試しに買ってみた。

帰宅して、すぐに飲んでしまったので、写真はない。
空き缶を撮ってもしょうがないし。

たしかに、夏は冷たい甘酒がおいしい。
麹成分や適度の塩分が、身体にいいという。

缶の色が青で(温めて飲む甘酒の缶は赤)、いかにも夏らしい意匠。


昨夜から、高野秀行さんの文庫本を読んでいる。
思わずニヤリとする書き出しで、面白いことこの上ない。

高野秀行 『イスラム飲酒紀行』
 講談社文庫 2014/7/15発行 331ページ 770円(税別)
 (単行本 2011年 扶桑社)

  

電子書籍(Kindle版)も出ているんだな。
(上の中央リンクがそれ)

最近、電子書籍が増えている。
私は利用する気がないが。

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2014年7月30日 (水)

【遊】小平で暑気払い

所属している小平図書館友の会の、夏の暑気払い(飲み会)。
小平駅前の居酒屋で開かれたので、出席。

小平まで、自転車に乗って片道30分ほど。

早めに着いたので、時間つぶしに駅前の本屋を覗いた。
読みたい本があったので、購入してしまった。

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内田樹 『街場の共同体論』
 潮出版社 2014/6/5発行 267ページ 1,200円(税別)

友の会の読書サークルで、先生格の主宰者が推薦していた本。
近くの図書館に予約していたが、予約待ちだった。
手に入れたので、図書館の予約はキャンセルした。

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2014年7月29日 (火)

【読】ブータン

今日も暑い一日だった。
湿度が低くカラッとした暑さだったと言うが、いやいや、そうでもなかった。

午後、炎天下を2時間ばかりの仕事にでかけた。
市役所の近く、片道2キロほどの道のりを車で往復。
車のエアコンを入れずに窓を開け放って走ったが、暑かった。

仕事場のプレハブの建物の中も、エアコンを入れないと蒸し風呂のような状態。
エアコン2台と扇風機で室内を冷やしていた。


昨夜から、高野秀行さんの本を読んでいる。

高野秀行 『未来国家ブータン』
 集英社 2012/3/30発行 267ページ 1,500円(税別)

〝高野節〟炸裂で、この本も面白い。
三分の一ほど読んだところ。

この高野さんの本で、中尾佐助さんという人の『秘境ブータン』という興味ぶかい本を知った。
いつか読んでみたい。
高野さんが参考文献としてあげているのは1976年教養文庫版だが、新版で入手可能らしい。

   

ブータンといえば、五木寛之さんの 「21世紀仏教への旅」 シリーズ(講談社)の5冊目がブータン編だ。
ずいぶん前にシリーズ全部を揃えたものの、まだ読んでいない。

もっとも、五木さんのこのシリーズは生真面目すぎて、とっつきにくい。
なかなか読めないまま、買ってから7年経ってしまった。

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2014年7月28日 (月)

【読】読了、「謎の独立国家ソマリランド」

四日で読了。
私にしては早かった。
いやあ、面白かったな。

高野秀行
 『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

「ソマリランド」は、アフリカ東部、エチオピアの東にある国なんだが、一般に「ソマリア」の名前で知られている国の北部である。
ただし、「ソマリア連邦共和国」じたいが、内乱による無政府状態が続いていて、国の体をなしていない。
そんな状況のなかで、この「ソマリランド共和国」は、まさに「謎の独立国家」なのだった。

― Wikipedia ―
<ソマリア連邦共和国(ソマリアれんぽうきょうわこく)、通称ソマリアは、東アフリカのアフリカの角と呼ばれる地域を領域とする国家。ジブチ、エチオピア、ケニアと国境を接し、インド洋とアデン湾に面する。
 1991年勃発の内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続き、エチオピアの軍事支援を受けた暫定政権が首都を制圧したものの、依然として内戦状態が続いている。現在の国土は暫定政権の南部と、1998年7月に自治宣言したプントランド(首都ガローウェ、暫定政権との連邦制に肯定的)の北東部、91年に独立宣言した旧英領のソマリランド共和国(首都ハルゲイサ、国際的に未承認、東部に分離の動き)の北部に大きく3分割されている。>

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も知らないものを探す」(本書著者略歴)、探検家・高野秀行さんの面目躍如。

現地では誰もがやっている、覚醒植物「カート」(ニシキギ科の植物、和名はアラビアチャノキ)の葉っぱをムシャムシャ噛みながら、現地の人々のなかに分け入っていく。

そんな高野さんのおかげで、謎の独立国家ソマリランドの内実が明かされていく。

ソマリは「氏族社会」だという。
「部族」とも「民族」とも違う「氏族」。
人類学ではclanと呼ばれるそうだ。
こういうことも、私にとっては発見だった。

ソマリランドとその周辺(プントランド、南部ソマリア)の氏族があまりにも複雑多岐にわたるため、この本では、日本の歴史上の氏族名を便宜的に割り振っている。

イサック「奥州藤原氏」、その分家のハバル・アワル「伊達氏」、ハバル・ユニス「武田氏」、ハバル・ジャロ「上杉氏」、といったぐあいに。
他には、ダロッド「平氏」、その分家の東国ダロッド「平氏」、さらにその分分家……。

読んでいると、どうしても混乱してわからなくなってくる。
そういう個所は流して読んだ。

おっ、これは、という発見のあったページに付箋を付けながら読んだので、付箋だらけになってしまった。

巻末に「ソマリランドとソマリア近現代史年表」という詳細な年表が付けられている。
身体を張った「探検旅行」のノンフィクションだ。
「梅棹忠夫・山と探検文学賞」を受賞したことも頷ける。

高野秀行さんの本を、ひと頃むさぼるように読んだ時期があったが、また、高野熱が再燃。
何冊か最近の本をネット注文してしまった。

     

しばらく見ないうちに、たくさんの著作が出ているのだった。

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【雑】夏空

今日も暑いが、きのうまでのような蒸し暑さではない。

朝のうちは、さわやかさを感じた。
夏空が広がり、蝉が鳴いている。

湿度は50パーセントぐらいだろうか。
気温も30度を下回っている。

空気が澄んでいるせいだろう。
ひさしぶりに空が青い。

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2014年7月27日 (日)

【雑】今日も猛暑

あまり言いたくないが、今日も猛暑。
最高気温は軽く35度を超えて、いわゆる「猛暑日」。

午後2時頃から風が強くなってきて、ひと雨ありそうな気配。
窓を閉めてエアコンを入れた。

日曜日のラジオ番組(いつもTBSラジオを流している)はつまらないので、ひさしぶりにCDで音楽を聴いている。
いまかけているBGMはこれ。
真夏に似合いそうな音楽だ。

THE ALLEN TOUSSAINT COLLECTION

Rokku Mi Rokka / Youssou N'Dour


きのうは一日外に出なかったが、今日は午前中、近くのスーパーまで買い物に。

自宅から500~600メートルほどしかないので、歩いて行ってもよかったのだが、あまりの暑さに車を使う。
車の中は炎熱地獄。

昼食に温かいうどんを作って食べたので、ひと汗かいてしまった。

一昨日から読んでいる高野秀行さんの本を、今日も読み続けている。
たいへん面白い本だが、ちょっと長すぎる。
500ページあるうちの、7割方読んだところ。

高野秀行
 『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

― 以下、Amazonより ―

第35回(2013年)講談社ノンフィクション賞受賞
第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞
BOOK OF THE YEAR2013 今年最高の本 第1位(dacapo)
本屋さん大賞ノンフィクション部門 第1位(週刊文春)
 

西欧民主主義敗れたり! ! 著者渾身の歴史的<刮目>大作 終わりなき内戦が続き、無数の武装勢力や海賊が跋扈する「崩壊国家」ソマリア。その中に、独自に武装解除し十数年も平和に暮らしている独立国があるという。果たしてそんな国が存在しえるのか? 事実を確かめるため、著者は誰も試みたことのない方法で世界一危険なエリアに飛び込んだ──。世界をゆるがす、衝撃のルポルタージュ、ここに登場!

プロローグ 地上に実在する「ラピュタ」へ

第1章 謎の未確認国家ソマリランド
1 ラピュタへのビザはどこで取得できるのか
2 ソマリ人は傲慢で、いい加減で、約束を守らず、荒っぽい
3 市場に札束がごろごろ
4 動物だらけの遊牧都市
5 世界でいちばん暑い町
6 海賊に拉致されたドイツ人と刑務所の海賊

第2章 奇跡の平和国家の秘密
1 ソマリランド観光案内
2 天変地異には要注意
3 知られざる覚醒植物カート
4 ソマリランドはなぜ治安がいいのか
5 ワイルド・イースト
6 だいたいソマリランド最高峰登頂記
7 ソマリランドが和平に成功した本当の理由
8 独立は認められないほうがいい?
9 「地上のラピュタ」は、ライオンの群れが作る国家

第3章 大飢饉フィーバーの裏側
1 ソマリア三国志
2 北斗の拳を知らずしてラピュタは語れない
3 世話役はカートの輸出業者
4 被差別民の意見
5 ハイエナには気をつけろ
6 アル・シャバーブの影

第4章 バック・トゥ・ザ・ソマリランド
1 奇跡の政権交代
2 ソマリの超速離婚
3 血の代償
4 ワイヤッブの裏切り

第5章 謎の海賊国家プントランド
1 海賊の首都ボサソ
2 氏族の伝統が海賊を止められない理由
3 籠の中のカモネギ
4 プントランドも民主主義国家?
5 ソマリランドの「宿敵」はこう語る
6 世紀末都市ガルカイヨ
7 謎の源氏国家ガルムドゥッグ
8 史上最大の作戦
9 続・史上最大の作戦

第6章 リアル北斗の拳 戦国モガディショ
1 モガディショ京都、二十年の大乱
2 世界で最も危険な花の都
3 剛腕女子支局長ハムディ
4 旧アル・シャバーブ支配区を見に行く
5 完全民営化社会
6 現場に来て初めてわかること
7 カートとイスラム原理主義
8 アル・シャバーブを支持するマイノリティ
9 アル・シャバーブはマオイスト?
10 すべては「都」だから

第7章 ハイパー民主主義国家ソマリランドの謎
1 戦国時代のソマリランド
2 「地上のラピュタ」に帰る
3 アフリカTV屋台村
4 ソマリランド和平交渉の全てを知る長老に弟子入り
5 ソマリの掟「ヘール」の真実
6 ソマリ人化する
7 世界に誇るハイパー民主主義
8 伊達氏の異能政治家・エガル政宗の恐るべき策謀
9 地上のラピュタを越えて

エピローグ 「ディアスポラ」になった私

【参考サイト】
辺境・探検・ノンフィクション MBEMBE ムベンベ
  ノンフィクション作家、高野秀行のオフィシャル・ブログ
 第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞しました
  http://aisa.ne.jp/mbembe/archives/3661


写真は、昨夜、昭和記念公園の花火大会をベランダから撮ってみたもの。
近くの高層アパートが邪魔をして、打ち上げ花火の一部しか見えなかったが、花火の音だけはよく聞こえていた。

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大相撲の今場所(名古屋場所)は、最後までもつれこんで面白い。
白鵬も嫌いではないが、琴奨菊と豪栄道の二人にがんばってもらいたい。

あっ、そうか。
今日の千秋楽は二人が対決するんだっけ。
豪栄道が勝てば大関昇進、琴奨菊が勝てば白鵬と優勝決定戦か?
豪栄道が勝って、白鵬が日馬富士に負けると、優勝決定戦(巴戦)の可能性もある。
さらに、高安が勝てば三敗力士四人の決定戦?

最後まで目が離せない千秋楽。
楽しみだ。

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2014年7月26日 (土)

【読】暑い日、本を読む

今日も暑い。
暑い暑いと言いたくないが、さすがに外に出る気がしない。

最高気温は35度を超えているだろう。
きのう、炎天下のコンビニ前でスマートフォンの温度計を見たら、37度あった。

朝から窓を開け放ち、扇風機をまわしている。
エアコンを入れるのは夕方からだ。
家の中の温度計は、ずっと30度の手前を指したまま。
壊れているのでもあるまい。

一日、ラジオを流しながら本を読んですごす。

高野秀行さんの本が面白く、ぐんぐん読めてしまう。
きのう読みはじめて、500ページのうち4割方読み進んだところ。

ひさしぶりに、肩の凝らない楽しい読書だ。

高野秀行
『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

そういえば、もう一冊、高野さんの本で買ったまま読んでいないものがあった。
こちらも興味深い。

高野秀行 『未来国家ブータン』
 集英社 2012/3/30発行 267ページ 1,500円(税別)

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2014年7月25日 (金)

【読】ぶあつい本に挑戦しようかな

今日も朝から暑い。
昨夜は激しい雷雨だった。

ちくま新書の新刊 『日本劣化論』 (笠井潔と白井聡の対談)。
昨夜、読了。

刺激的な内容、なるほどと頷くところが多かった。

 

この対談のおわり(P.247)で、白井聡氏が高野秀行さんの本 『謎の独立国家ソマリランド』 (本の雑誌社、2013年)に触れている。

<白井 高野秀行さんの『謎の独立国家ソマリランド』 (本の雑誌社、2013年)という本が売れましたよね。彼と『消滅した国々――第二次世界大戦以降崩壊した183ヵ国』(社会評論社、2012年)という本を書いた吉田一郎さんが『読書人』で対談していて、吉田さんによると、やはり二十世紀に入って結構国が滅んでいるんですよね。独立しても、弾圧されて滅んでしまった例など少なくないのです。その対談を読んで、……>

ここで紹介されている対談は読んでいないが、高野秀行さんの本は、去年、発売後すぐに買ってあった。
500ページもある本なので、ちょっと敬遠していたが、本棚から取り出した。
読んでみようと思う。

きっと面白いはず。

高野秀行
『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

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2014年7月24日 (木)

【雑】猛暑

午前中、市街の病院まで出かけて、市の健康診断を受ける。

午後、団地のゴミ出し説明会に出席。
この秋から市のゴミ収集が有料化されるのに伴い、市役所の担当者から説明があった。

さほど広くない集会場に50~60人が密集。
椅子が30脚しか用意されていなかったので、床に座って30分ほど説明を聞く。
エアコンを入れていたのかもしれないが、扇風機を何台まわしても、会場は暑かった。

集会所まで歩いて5分ほどの距離なのに、サウナのような炎暑の中を歩いて、げんなり。

家の中では、さすがにエアコンの助けが必要で、室温28度に設定してクーラーを入れている。
冷えすぎてしまうため、ときどき止めているが、止めるとすぐに蒸し暑くなってしまう。

湿度が高いのだ。
温度調整が難しい。

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2014年7月23日 (水)

【雑】夏本番

天気予報はずっとお日様マークが続いている。
夏本番。
最低気温が25度以上、最高気温は連日33度前後。

蝉の声が聞こえ始めた。

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本を一冊入手。
日曜日の読書会で次回のテキスト(課題本)に選ばれたもの。

ほんとうは、もっと気楽に読める小説なんかを手にしたいのだが……。
このご時世だ。
読んでみようと思う。

笠井 潔、白井 聡 『日本劣化論』
 ちくま新書 2014年7月発行
 270ページ 840円(税別)

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2014年7月22日 (火)

【雑】梅雨明け

関東甲信で梅雨明け 昨年より16日遅い (ウェザーマップ) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140722-00010001-wmap-soci

予想どおり、今日、梅雨明け発表。
真夏の空が広がり、暑い。

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2014年7月21日 (月)

【読】鳥肌が立つ?

最近、気になる言葉づかい(誤用)を耳にすることが多い。
そう感じるのは、私が歳をとったせいか。

『考証要集』 (大森洋平著/文春文庫/2013年) を読んでいて、我が意を得た記述があった。

鳥肌が立つ 【とりはだがたつ】  232-233ページ
 この言葉を「感動した」意味に誤用するのは最近の日本語の悪例である。嫌う人は大勢いるので、とりわけ時代劇の台詞では誤用に注意すべし。日常会話でも「おいしくて鳥肌が立った」等と言わないのが上品である。以前、元陸軍中尉の鈴木英男氏(飛行予備学生第13期)から「最近の人は、本当に鳥肌が立つ思いをしたことがないから、こんな馬鹿な誤用をするのです」とのお話を伺った。氏は太平洋戦争末期、有人ロケット爆弾「桜花」に搭乗し敵艦に体当たりする特攻隊員だった。「鳥肌が立つ」の真の意味を十二分に知る方である。

私も言葉の誤用をすることが多いから、他人のことは言えないけれど、この「鳥肌」の誤用には耳をふさぎたくなる。
言葉は、時代とともに変化していくものだということを認めても、だ。

ところで、この 『考証要集』 のはじめの方に、「あります」 の誤用が載っている。

あの安倍晋三氏がよく使っていて、私は不快に感じるのだが、これはもともと旧日本陸軍の用語である。
安倍氏の胸の内(本音)が窺えるようではないか。
けっして美しい日本語とは言えない。

あります 【あります】  37-38ページ
 最近の「戦前ドラマ」では、陸海軍を問わず軍人にやたら「~であります」と言わせたがるが、これは正しくは旧日本陸軍の語法である。元は長州弁で、明治初期の陸軍が長州出身者だったことの名残と言われる。海軍では原則として使わない。太平洋戦争期になると徴兵前の青少年層への軍事教練の影響で、水兵が「あります」言葉を使う例は間々あった。しかし、海軍士官は使わない。うっかり使うと「陸式(陸軍式のこと)はやめろ!」と修正された。……

(いま気づいたが、安倍氏のご先祖は長州出身だったっけ?)

旧日本陸軍と海軍とでは、この他にも言葉の使い方の違いが多く、興味ぶかい。
例えば、敬称。
陸軍では上官の敬称として「大佐=連隊長」までは「殿」、「少将=旅団長」以上は「閣下」を用い、二等兵が古参の一等兵を呼ぶ時は「古兵殿」「古年兵殿」。
いっぽう、海軍では敬称を一切用いず、呼び捨てだった。
最下級の二等水兵が連合艦隊司令長官に呼びかける場合でも「長官!」だけだったそうだ。
(上掲書 101ページ)

時代考証の本だが、面白いことがたくさん書かれている。
三分の二ほど読んだところ。

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【遊】梅雨明けまぢか

曇りがちだったが、夏の陽ざしがきつかった。
明日あたり、関東地方も梅雨が明けそうな気配。

午後、車であきる野へ。
よく行くパン屋までパンを買いに。

片道16キロぐらいだが、小一時間かかる。
三連休最終日のせいか、車が多かった。

途中、五日市街道の横田基地前に人だかりがしていた。
どうやら、オスプレイが北海道から戻ってくるのを待っている人たちらしい。
カメラを構えてフェンス前に集まっていた。

基地前には、オスプレイ反対の看板も。
このところ、日本がきな臭くなっているのが心配。

手作りパン工房 スリール
http://www.sourire.jp/

 東京都あきる野市雨間699 (シャトレーゼ横)

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天然酵母を使ったおいしいパン。
ちいさな店だが、ひっきりなしにパンを買いに来る客が続く。

ここの天然酵母は、葡萄を使っているという。
先日、北海道の美瑛で泊まったペンション 「うねうね畑とくもの月」 でも、葡萄天然酵母のパンを朝食にいただいた。
もっちりして、おいしいパンだった。

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2014年7月20日 (日)

【読】読書サークル

午後から、小平市中央公民館へ。
小平図書館友の会の読書サークルに参加した。

時間をまちがえて、一時間早く到着。
小平市中央図書館を覗いたりして、時間をつぶした。

参加者6名。
いつも参加している二人が欠席して、すこし淋しい集まりだった。

今回はテキスト(課題本)がなく、参加者がそれぞれの「おすすめの本」を紹介した。
私は、塩見鮮一郎さんの 『浅草弾左衛門』 などを紹介。
あまり知られていないかと思っていたが、読書家の皆さんは、塩見さんをご存じだった。

いつものことながら、主宰のO(オー)さんの博識ぶりには感心した。
興味ぶかい本を、何冊か教えてもらった。

そのうちの一冊が次回(9月)のテキストに決まった。

笠井 潔、白井 聡 『日本劣化論』
 ちくま新書 2014年7月発行
 270ページ 840円(税別)

― e-honサイトより ―
[要旨]
 日本は破滅に向かっている。反知性主義は大衆のみならず、政治家にも蔓延し自分勝手な妄想に浸り、歴史を都合よく塗り替えようと必死である。一方、それを批判するリベラルは「戦後」に落とし前をつけることができず、壊滅的な状況が続いている。なぜ、日本は思考停止に陥ってしまったのか?なぜ「負け」を認めることができなかったのか?「天皇とアメリカ」「保守の劣化」「新たな日中戦争」「左右の沈没」など臆することなく徹底討論。
[目次]
 第1章 日本の保守はいかに劣化しているのか
 第2章 日本の砦アメリカと天皇
 第3章 アジアで孤立する日本
 第4章 右と左がどちらも軟弱になる理由
 第5章 反知性主義の源流
 第6章 独立という思想へ
著者紹介
 笠井 潔 (カサイ キヨシ) 1948年生まれ。小説家・評論家
 白井 聡 (シライ サトシ) 1977年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在、文化学園大学助教。専門は政治学・社会思想。

白井聡さんのことは、『永続敗戦論』 を読んだので知っていた。
この新刊のことは知らなかった。
さっそく注文して取り寄せた。

世代がかけ離れている二人の対談がどうなっているか、楽しみな本だ。

白井 聡 『永続敗戦論』
 太田出版 atプラス叢書 2013年3月発行
 221ページ 1,700円(税別)


最近読んだ本は、これ。

柳田邦男 『「想定外」の罠 ――大震災と原発』
 文春文庫 2014年3月発行 (単行本 2011年9月発行)
 387ページ 700円(税別)

図書館から借りて北海道に行ったときに携行したが、むこうではあまり読めず、帰宅後読了。
いい本だった。

そして、今読んでいるのはこれ。
久米宏のラジオ番組で知り、買ったものだ。
文字通り 「目から鱗」 の歴史の豆知識が満載で、気軽に読めて、たいへん面白い。

大森洋平 『考証要集 ――秘伝! NHK時代考証資料』
 文春文庫 2013年12月発行
 327ページ 620円(税別)

― e-honサイトより ―
[要旨]
 織田信長がいくら南蛮かぶれでも、望遠鏡を使わせたらドラマは台無し。「花街」を「はなまち」と読ませたり、江戸っ子に鍋料理を食わせようものなら、番組の信用は大失墜。斯様に時代考証は難しい。テレビ制作現場のエピソードをひきながら、史実の勘違い、思い込み、単なる誤解を一刀両断。目からウロコの歴史ネタが満載です。
[目次]
 「~であります」は陸軍の語法。海軍で、うっかり使うとしかられる。
 「死に様」はあっても「生き様」はない。お金を積まれても使いたくない言葉。
 「右舷・左舷」は「うげん・さげん」だが、日本海軍・海上自衛隊ではそう読まない。
 「遠島二十年申し渡す!」は大間違い。遠島は終身刑。まず帰ってこられない。
 「大阪と大坂」「おおさかとおおざか」ちょっとした違いが悩みのタネ。
 花柳界とか「かがい」とか言いましたけれど、「はなまち」とは絶対に言いませんでした。
 平安時代の人々は「キス」をしたのか?『往生要集』には、こんな言葉が…。
 昔から「グニャグニャ」になる輩はいた。惚れたが弱身の恋の癖、ついぐにゃぐにゃに…。
 「檄を飛ばす」に叱咤激励の意味はない。ゆめゆめ間違えてはいけない。
 「腰元」は、本来武家にはない言葉。時代劇の台詞にしてはあぶない。 〔ほか〕

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2014年7月19日 (土)

【遊】夏の花

そろそろ梅雨が明けそうだけれど、梅雨末期の大雨があちこちで続いている。

今日でかけた相模原の住宅地で、夏の花をたくさん見た。

フヨウ、ムクゲ、ヒマワリ、クルマユリ、サルスベリ、キョウチクトウ、など。

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2014年7月18日 (金)

【遊】美瑛 7/14~16

7月12日(旭川泊)から16日まで、四泊五日の小旅行。
おもに美瑛に滞在中の写真。

7月14日 朝 北西の丘展望公園

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7月15日 美瑛町北瑛

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親子の木

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四季彩の丘

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「美瑛の丘のおもちゃ屋さん」

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ペンション 「うねうね畑とくもの月」

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7月16日

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「美術館 新星館」 3階から十勝岳連峰

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2014年7月17日 (木)

【遊】旭川市博物館、美瑛町図書館

今月12日から16日まで、郷里の美瑛に帰っていた。
旭川空港を利用し、レンタカーであちこちまわった。
主目的は母の命日の墓参りだったが、旭川や美瑛の、これまで行けなかったところにも行くことができた。

旭川市博物館 2014年7月13日訪問

 旭川市博物館公式ホームページ
 http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/museum/

【参考】 旭川市博物館のサイト内
資料・調査・研究 旭川市博物館学芸員による研究資料
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/museum/tyosa/tyosa.html

この博物館には、瀬川拓郎さんがいらっしゃるはず(同館主幹)。

 

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ここは、フラッシュを使わなければ写真撮影が許されていることが、よかった。
アイヌ資料が豊富に展示されているのも、うれしい。

今回、ざっと駆け足でしか見られなかったので、またの機会にゆっくり見学したいものだ。

ミュージアムショップに図録類がなかったのが、残念。
(収蔵品目録はあった)

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この博物館のほかにも、興味ぶかい施設が旭川には多い。
いつかまわってみたい。

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アイヌ文化に関する施設とスポット (上掲のパンフレットより)
・川村カ子トアイヌ記念館 (旭川市北門町11丁目)
・アイヌ文化の森 伝承のコタン (鷹栖町字近文9線西4号)
・旭川市北門中学校 郷土資料室 (旭川市錦町15丁目)
・旭川市民生活館 (旭川市緑町15丁目)
・カムイの杜公園 (旭川市神居町富沢)
・アイヌ文化情報コーナー (旭川市宮前通西4153-1 JR旭川駅構内)

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美瑛町図書館 2014年7月15日訪問

美瑛では、いくつかの施設や観光スポットをまわった。

時間つぶしに、図書館でゆっくりした。
美瑛に来るたびに何度か入ってみたことがあったが、できて数年の建物は木の香りが感じられて、いい。
書架も低く、館内は広々している。
蔵書はあまり多くなくて、これといった特徴が感じられなかったのが残念。

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館内の読書スペースが広くとられているのは、好ましかった。

郷土資料コーナーで、面白い写真集をみつけ、少しだけコピーをとらせてもらった。

『目で見る 旭川・上川の100年』
 郷土出版社 2004年
 ISBN 978-4876637003

現在、入手困難。
「日本の古本屋」 サイトで一冊発見したが、4,000円もする。
都立図書館にあるようだ。

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2014年7月16日 (水)

【遊】美瑛の丘、朝

朝はやく目がさめた。
窓を開けると、外は冷気。
北海道の朝は涼しい。

近くを散歩。
泊まっているペンションの裏手に見える 「赤い屋根の家」 は無人だそうだ。
観光マップにも 「赤い屋根の家」 と書かれて、観光スポットになっているらしい。

丘の風景に、うまくはまっている。

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テッセンの大輪の花が、朝日を受けていた。

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2014年7月15日 (火)

【遊】美瑛のペンションに泊まる

今夜はFacebookで知った、美瑛のペンション 「うねうね畑とくもの月」 に泊まる。
ベッドが三つもある部屋を一人で占有させてもらって、申し訳ないきもち。

いい宿です。
7時頃から夕食の予定。

窓から 「うねうね畑」 が見える。
よく晴れている。

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美瑛ペンション うねうね畑とくもの月
http://unekumo.moo.jp/access2.html

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2014年7月14日 (月)

【遊】墓参の日

美瑛の宿を出て、今日は墓参。
時間の関係で、墓参の前に少し美瑛の丘をドライブした。
今日も暑い一日だった。
東京ほどではないけれど。

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美瑛、北西の丘展望公園

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北西の丘展望公園(観光案内所) | 美瑛時間:美瑛町観光情報サイト
http://www.biei-hokkaido.jp/search/sightseeing/viewspot/000061.html

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2014年7月13日 (日)

【遊】旭川市博物館

今日の旭川は、変わりやすい天気。
晴れたり降ったりだった。

昼前に旭川の友人宅におじゃましてお昼をごちそうになり、美瑛に向かう途中で旭川市博物館に寄ってみた。

アイヌ関連の展示が充実していて、すばらしい博物館だった。
館内撮影も可(ストロボ禁止)。
ミュージアムショップが、やや淋しかったのが残念。

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旭川市博物館
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/museum/

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2014年7月12日 (土)

【遊】北海道

午後3時半頃、旭川空港に到着。
旭川空港は曇り空、ときおり霧雨。
気温は20度前後で肌寒いぐらいだった。

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今夜は旭川駅前のビジネスホテル泊。

夕食は、ホテル近くの松尾ジンギスカンで。

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鍋の周囲で野菜を焼く、というか煮るタイプ。
私などがこどもの頃に使っていた、穴のあいている鍋と、ちがう。
野菜が多くて体によさそうなジンギスカン鍋だった。

松尾ジンギスカン旭川
http://www15.plala.or.jp/matsuo-g/

松尾ジンギスカン 旭川支店 - 旭川/ジンギスカン [食べログ]
http://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1019448/

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2014年7月11日 (金)

【雑】台風一過

台風8号は、昨夜のうちに通り過ぎたようだ。
雨は降らず、一晩中強風が吹き荒れていた。

今朝は晴れ。
昼間は蒸し暑く、33度ぐらいまで気温があがった。
まさに、台風一過。

夕方、ところによって強い雨が降った。
車で帰ってくるとき、まだら模様のように雨の強い場所があった。

クルマユリが咲いていた。
夏だ。

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明日から四泊五日で北海道に帰る。
一昨年亡くなった母の三回忌の墓参り。

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2014年7月10日 (木)

【遊】えどはくカルチャー(北海道の名建築)

台風8号が近づいているけれど、いまのところ湿った南風が吹いているだけで、まだ雨にはなっていない。
家の中があまりにも蒸し暑いので、エアコンの除湿をいれた。

午後から、両国の江戸東京博物館へ。
「えどはくカルチャー」 の 「見たい!日本の名建築Ⅴ」、その一回目を聴講した。
三回連続の一回目は、北海道編。
講師は米山勇さん。

江戸東京博物館
 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
夏期えどはくカルチャー│イベント情報│江戸東京博物館
 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/index.html

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今日のレジュメ、1ページ目には 「北海道開拓の村」 のマップが掲載されていた。
私はまだ行ったことがない。
50棟ほどの建築物が移築されていて、まるで明治村のようだ。
いちど訪ねてみたいと思う。

札幌市厚別区厚別町小野幌(野幌森林公園内)にある。

北海道開拓の村
http://www.kaitaku.or.jp/

レジュメの2ページ目には、北海道大学のキャンパス・マップ。
スライドで、早稲田大学のキャンパスの広さと比較して見せてもらった。
早稲田のキャンパスは、なんと北大キャンパスの第一農場(広域避難場所)ぐらいの面積しかないことがわかり、あらためて北大キャンパスの広大さを知った。

函館五稜郭の近くに「四稜郭」というのがあることも、はじめて知った。

今日、紹介してもらった建築。

・札幌 八窓庵(旧舎那院忘筌) *重要文化財
・松前 福山城(松前城)本丸御門 *重文
・松前 法源寺山門 *重文
・上ノ国 上国寺本堂 *重文
・上ノ国 旧笹浪家住宅 *重文
・余市 旧下ヨイチ運上家 *重文

寺院や住宅建築は、歴史が浅いせいもあって、見るべきものが少ない。
ここから、近代建築。

・開拓使本庁舎
(現存しないが、旧開拓使本庁舎として「北海道開拓の村」に外観のみ再現されている)
・札幌市時計台(旧札幌農学校演舞場) *重文
(時計塔が後から乗せられたものだと知る)
・札幌 豊平館 *重文
・北海道庁旧本庁舎 *重文
(ドームがいちど撤去され、その後、鉄骨造で復元)
・北海道大学農学部(旧札幌農学校)第二農場 *重文
・北海道大学農学部植物園・博物館 *重文
・北海道大学古河講堂 *登録有形文化財
・北海道開拓記念館 (佐藤武夫設計)
・小樽 旧日本郵船株式会社小樽支店 *重文
(佐立七次郎というジョサイア・コンドルの弟子による設計)
・小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)
・小樽 旧手宮鉄道施設 *重文
・小樽 坂牛邸
(フランク・ロイド・ライトの弟子である田上義成の設計)
・函館 旧函館公会堂 *重文
・函館 遺愛学院女子中学校・高等学校(旧遺愛女学校)
 旧宣教師館 (J.M.ガーディナー) *重文
 本館 (同上) *重文
 講堂 (W.Mヴォーリーズ) *重文
・函館ハリスト正教会復活聖堂 *重文

そして、旭川。

・旧旭川偕行社 *重文
・旭川市庁舎 (佐藤武夫)
(同時期に建てられた丹下健三設計の香川県庁舎と瓜二つ)

北海道の近代建築も面白い。
明治期、日本人の建築家が西洋建築を学び、建てようとした、その涙ぐましい努力を感じる。

いつもながら、楽しくためになる米山氏の講義だった。
配布されるレジュメはモノクロ印刷だが、スクリーンのスライドはカラーで、建築の特徴がよくわかる。

残り2回は、8月14日と9月11日の「中国編」。
広島の原爆ドームの写真が、えどはくカルチャーの案内に載っている。
楽しみだ。

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2014年7月 9日 (水)

【歩】図書館まで

午前中、近くの図書館まで歩いて往復。
ひさしぶりにカメラを持って、季節の花を撮ってきた。

図書館に予約してあって届いた本は、これ。
大判で重たい。
定価18,000円の豪華写真集。

『アンドレ・ケルテス写真集』
 岩波書店 1986年発行

Amazonでは中古品の写真しかなかったが、図書館の本は、もちろんケースがない。

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この写真家を知ったのは、下の本でだった。
岡崎武志さんの紹介で知った本。

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昼前に家をでて、あきるの市まで往復。
蕎麦屋で蕎麦を食べ、パン屋でパンを買ってきた。
あきるのまでは、往復40キロ。

あきるのの蕎麦屋 「加賀屋」 の庭で、きれいに咲いたガクアジサイを見る。
梅雨まっさかり。

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2014年7月 8日 (火)

【読】五木寛之 「親鸞」 完結

きのうは新聞休刊日だったので、今朝の朝刊を開き、いつものように連載小説を読もうとしたら……。

そうか、五木寛之の連載小説 「親鸞 完結篇」 は終わっていたのだった。
一昨日(7/6)、読んだときには、もう終わりそうだなと感じたのだが、あれが最後だったのか。
「最終回」の文字を見落としていた。

それほどあっけない終わり方だった。

起承転結とはよく言ったもので、今思えば「転」にあたる頃がダイナミックで面白かった。
つぎはどうなるのだろう、というワクワク感があった。

「結」にあたる部分は、ロウソクの炎が消えていくように(ちょうど親鸞の最期)、静かに終わった。

今日の朝刊には、「連載を終えて」と題する作者の弁が掲載されていた。

2014/7/8(火) 東京新聞 朝刊

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2014/7/6(日) 東京新聞 朝刊
「親鸞 完結篇」 最終回 (第362回)

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毎回、山口晃画伯の挿絵を楽しみにしていた。
挿絵入りの単行本化ということは、できないのだろうか。

最終回はモノクロの絵だったが、カラーのときもあり、味わい深いものだった。

「親鸞」一作目の頃は、毎日切り抜いていたが、そのうち面倒になってやめてしまった。
切り抜いて保管したことに安心し、読まなくなりそうだったので。
切り抜きするのをやめてから、とにかく毎日欠かさず読むことにした。

「親鸞」 三部作の最終篇、いずれ単行本化されるのだろうが、通して読んでみればまた違った味わいがあるだろうと思う。
大作であり、五木寛之のライフワークと呼んでもいいだろう。
ただ、私の正直な感想を言えば、氏の若い頃の小説の方がインパクトが強く好きだった。

私が歳をとったのか、五木さんが歳をとったのか。
時代状況のせいなのか。
どれもが当たっているような気がする。

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2014年7月 7日 (月)

【雑】過去最強クラスの台風接近中

今日も梅雨空。

午前中、仕事関係の勉強会の集まりへ。
スーパーで買い物して家に帰り、ラジオを聞きながら本を読んで過ごしていた。

雨がまた降りはじめた。

「過去最強クラス」と言われる強力な台風8号が、沖縄に接近中。

今週末には関東地方も影響を受けるのだろうか。
土曜日の昼の便で北海道に向かう予定なのだが……。

気象庁のサイトより
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/1408.html

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過去最強クラスに発達のおそれ 台風8号あす沖縄に最接近 | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】
 http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/6/4/6453.html

過去最強クラスに発達のおそれ 台風8号あす沖縄に最接近
 気象庁によると、大型で非常に強い台風8号は、あす(8日)には沖縄に最も接近する見込みで、沖縄地方に接近するにともないさらに勢力を増し、特別警報発表の対象となる「数十年に一度程度」の規模にまで発達するおそれもあるとして、厳重な警戒を呼びかけている。
 大型で非常に強い台風8号は、今日(7日)午前9時45分現在、沖縄の南海上を時速20キロで北西に進んでおり、中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルとなっている。
 台風8号は、沖縄地方に接近するにつれ、さらに勢力を増す見込みで、あす(8日)午前9時には宮古島の南東約80キロの海上に達し、中心気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルと、猛烈な強さに発達すると予想されている。
 沖縄地方では、「数十年に一度程度」の規模の台風接近に関する特別警報について、「中心気圧が910ヘクトパスカル以下」、「最大風速が60メートル以上」などとの発表基準を設けているが、台風8号は、この発表基準を満たすレベルまで発達するおそれがあり、同地方では厳重な警戒が必要。


昨夜から読みはじめている本。
発売直後に買ってあったものの、まだ読んでいなかった。

畏敬する塩見鮮一郎さんの力作。

塩見鮮一郎 『解放令の明治維新 ――賤称廃止をめぐって』
 河出書房新社 河出ブックス 2011/6/20発行
 206ページ 1,300円(税別)

― Amazonより ―
明治4年、一片の太政官布告で、穢多非人ら賤民は解放された。しかし本当に解放されたのか。解放令以前以後の、血と涙、努力と思惑の社会政治学。
【目次】
はじめに
第1部 幕末の解放令
 1 アンクル・トムの解放
 2 弾左衞門の覚醒
 3 松本良順の奇策
 4 町奉行の方策
 5 軍病院の夢
第2部 解放への道筋
 1 公議所が発火点
 2 皇国統一戸籍
 3 大江卓の計略
 4 民部省と大蔵省
 5 死牛馬勝手の怪
第3部 解放令の波紋
 1 廃藩置県と解放令
 2 地租と解放令
 3 弾左衞門役所の終焉
 4 通達と波紋
 5 美作津山一揆
 6 筑前竹槍一揆
第4部 様々な解放と弾圧
 1 芸娼妓の解放
 2 香具師・虚無僧・乞胸など
 3 むすび
付章 髪結・三味聖・夙・算所村などの解放

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2014年7月 6日 (日)

【読】内田樹 「私家版・ユダヤ文化論」

図書館から借りて、半分ほど読んだところ。

これまで読んだ内田樹さんの本とちがって、学術的な内容だが、すこぶる面白い。

内田樹 『私家版・ユダヤ文化論』
 文春新書 2006/7/20発行 241ページ 750円(税別)

いったい、ユダヤ人とは何か?

<ユダヤ人は国民ではない。ユダヤ人は人種ではない。ユダヤ人はユダヤ教徒のことでもない。ユダヤ人を統合しているはずの「ユダヤ的本質」を実定的なことばで確定しようとしたすべての試みが放棄されたあと、ユダヤ人の定義はもうこれしか残されなかったのである。>
(P.40 第一章 ユダヤ人とは誰のことか?)

― e-honサイトより ―
 ノーベル賞受賞者を多数輩出するように、ユダヤ人はどうして知性的なのか。そして「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」。サルトル、レヴィナスらの思想を検討しながら人類史上の難問に挑む。
[目次]
 
 はじめに
 第1章 ユダヤ人とは誰のことか?
  ユダヤ人を結びつけるもの
  ユダヤ人は誰ではないのか?
  ユダヤ人は反ユダヤ主義者が「創造」したという定説について
 第2章 日本人とユダヤ人
  日猶同祖論
  『シオン賢者の議定書』と日本人
 第3章 反ユダヤ主義の生理と病理
  善人の陰謀史観
  フランス革命と陰謀史観
  ほか
 終章 終わらない反ユダヤ主義
  「わけのわからない話」
  未来学者の描く不思議な未来
  ほか
 新書版のためのあとがき

第3章の途中、ちょうど全体の半分ぐらいまで読んだところだが、第2章がとくに面白かった。

「日猶同祖論」というものが、1918-22年のシベリア出兵の頃から、わが国でも流行ったらしい。
シベリア出兵のときに、赤軍と戦った日本の軍人たちが、白軍兵士に配布されたパンフレットを通じて「ソビエト政府はユダヤ人の傀儡政権である」というプロパガンダに接した――これが、ことの起こりだという。
『シオン賢者の議定書(プロトコル)』という名で知られる一種の怪文書(トンデモ本)が、この頃、世界的に流布したとも。

ちなみに、この文書の普及版の全文を、今、邦訳で読むことができるそうだ。
『シオン賢者の議定書――ユダヤ人世界征服陰謀の神話』 (ノーマン・コーン著/1986年/ダイナミックセラーズ)。
邦訳者が、なんと内田樹氏本人。

ちょっと読んでみたい気もする。
私の地元の図書館でも収蔵している。

 

【追記】
一日で読み終えたものの、終章の結論にあたる「結語」は私には難解だった。
内田樹さんが師と仰ぐ、エマニュエル・レヴィナスに関する本(多数出版されている)を読まないと理解できないのかも。というか、読んでも私には理解できないと思うが。

エマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Lévinas、1906年1月12日 - 1995年12月25日)は、フランスの哲学者。独自の倫理学、エトムント・フッサールやマルティン・ハイデッガーの現象学に関する研究の他、タルムードの研究などでも知られる。ロシア帝国、現リトアニア、カウナス出身のユダヤ人。……現象学や実存主義、ユダヤ思想を背景にした独自の倫理学思想を展開した。 ― Wikipedia ―

タルムード(ヘブライ語: תלמוד‎ Talmud、「研究」の意)は、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。ただし、聖典として認められるのはあくまでヘブライ語で記述されたもののみであり、他の言語に翻訳されたものについては意味を正確に伝えていない可能性があるとして聖典とはみなされない。 ― Wikipedia ―

    

まあ、これ以上の深入りはやめておこう。
目が疲れたな。

それでも、なかなか刺激的で面白い本だった。

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2014年7月 5日 (土)

【読】川本三郎 「マイ・バック・ページ」

私には珍しく、一日で読み終えた。
忘れないうちに書いておこうと思う。

川本三郎 『マイ・バック・ページ ――ある60年代の物語』
 平凡社 2010/11/25発行 新装版 224ページ
 1,200円(税別)
 (初版 1988年12月 河出書房新社刊)

― e-honサイトより ―
全共闘、ベトナム戦争、CCR、そして連合赤軍事件…。「政治の季節」のただなかで、悩み、翻弄されてゆく、ひとりの若きジャーナリスト。伝説の回想録待望の復刊。
[目次]
 『サン・ソレイユ』を見た日
 69年夏
 幸福に恵まれた女の子の死
 死者たち
 センス・オブ・ギルティ
 取材拒否
 町はときどき美しい
 ベトナムから遠く離れて
 現代歌情
 逮捕まで Ⅰ
 逮捕まで Ⅱ
 逮捕そして解雇
 あとがき
 三つの時間 新装版刊行にあたって

川本三郎さんの著作を読むのは、これが初めて。

この9月、小平図書館友の会が川本三郎さんを講師に迎えて講演会を開催する予定。
2年前にも 「川本三郎の東京町歩き」 と題して、友の会主催の講演会があったのだが、私は聴講していない。
今年は、漫画について話してもらうことになっている。

講演会については、チラシが出来あがった時点で、あらためてアナウンスしたい。

川本三郎 『時には漫画の話を』
 小学館 2012年3月発行

― Amazonより ―
 映画「マイ・バック・ページ」の公開も話題を呼んだ著者の、漫画に関する文章だけを選んだ初の評論・随筆集成。映画や町歩き、荷風など文人の評伝などで著名な著者がそれ以前、漫画や児童文化に造詣が深く、同時代文化(カウンターカルチャー)への発言で注目された時期の「漫画界のニューウエーブ」をとらえた時評から、著者の青春時代への懐旧が重ね合わされた回想的エッセイ、さらにつげ義春への偏愛、吉田秋生、高野文子らの少女マンガから「トキワ荘」、当世の鉄道マンガに名作紀行まで、映画、文芸評論で知られる著者の知られざる一面にスポットを当てた文集です。


さて、今回読んだこの本。
私は川本さんについてほとんど何も知らなかったので、正直、びっくりした。
これほど激しい経験をお持ちだったとは……。

さらに、2011年に映画化されたことも聞いてはいたが、よく知らなかった。

川本さんは1944年生まれ。
私より7歳年長だ。

この本に描かれている時代は、ちょうど私の高校時代から二十代前半の青春時代に重なる。
私も同時代に、同じ空気を吸っていた。

それだから、これほど一気に読めたのかもしれない。

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【遊】国立うちわ市

あいにくの小雨だったが、国立まで車で。

ギャラリービブリオで昨日から開催されている 「国立うちわ市」 へ行ってきた。
国立駅南口、駅から数分のところにあった。
南口の繁華街から一歩奥へ入ったあたり、住宅地と繁華街の境目あたりに、ギャラリーがあった。
外観は普通の民家だ。

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国立駅前の「おうちギャラリー」 - GALLERY BIBLIO (ギャラリービブリオ)
 http://www.gbiblio.jp/

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6月、岡崎武志さんの講演会ではじめてお会いした、ギャラリーの店主、十松(とまつ)さんがいらしたので、ご挨拶してから見学。

岡崎武志さんの手書きのうちわもあった。
映画 「シュトルム・ウント・ドランクッ」 の山田勇男監督のうちわも。

映画の前売り券をここで購入。
この映画には、白崎映美さんも出演しているのだ(林芙美子役)。
楽しみな映画だ。

山田勇男監督|シュトルム・ウント・ドランクッ
 http://sturm-und-drang13.net/

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Facebook 映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」
 https://www.facebook.com/SturmUndDrang13

映画は、渋谷「ユーロスペース」で8月16日から29日まで公開される。
ロケ地が、国立、谷保、矢川界隈だったという。

ギャラリー内部
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岡崎武志さん出品のうちわと、山田監督の出品コーナー
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このギャラリー、はじめて訪れたが、味わいのあるスペースだった。
また何かあれば訪ねてみたい。

「国立うちわ市」は、7月13日まで開催中。
入場無料。

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2014年7月 4日 (金)

【楽】楽しい手作り新聞 「すどもん珍報」 第10号が出た

須藤もんさんから、手作り新聞が電子データで届きました。

須藤もん公式サイトに掲載しましたが、こちらにも掲載します。

手作り新聞 「すどもん珍報」 第10号  2014/6/30 発行

 記事内容
 ■ パンパカパーン 新譜入場 !!
 ■ 新着 ライブ情報
 ■ MOTEL 映画界へ殴り込み ?!
 ■ 対馬 照のアコギラム
 ■ 珍宝 寫眞館
 ■ 四コマまんが 「黒ネコてんちゃん」

Sudomon_shinbun201406

須藤もん公式サイト
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/

 ニュースリリース のページはこちら
  http://homepage2.nifty.com/sudomon/news.htm

JPEGファイル 1,600×2,300 ピクセル 758キロバイト

Windowsの場合は、画像を右クリックして「名前を付けて画像を保存」し、印刷することもできます。
お楽しみいただけると嬉しい。

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2014年7月 3日 (木)

【遊】歯医者と日帰り温泉

今日は梅雨空。
蒸し暑い一日だった。

午前9時から、小平の歯科医で夫婦そろって検診。
月に一度は歯科医に行って、歯のチェックと掃除をしてもらっている。

その足で、ひさしぶりに花小金井の日帰り温泉「おふろの王様」へ。
私は散髪、かみさんは顔剃り。
風呂からあがって、温泉の食堂で昼食。
帰りに、コープによって買い物。

帰ってみたら、須藤もんさんから封書が届いていた。
手作り新聞 「すどもん珍報」 と、ライブのちらし、映画(海を感じる時)のチラシが入っていた。

こんなふうに、今日も暮れていく。

MOTEL(須藤もん&対馬照)
 レコ発ライブ 2014年8月9日(土)
 三鷹 バイユーゲイト

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須藤もん珍報 第10号 2014年ん6月30日発行

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2014年7月 2日 (水)

【読】本を借りる

今日は朝から暑い一日だった。
最高気温30度。

午前10時から午後3時まで、仕事。
冷房の効いた建物の中だったので助かったが、一歩外にでると陽射しがきつかった。
往復の車の中も。

帰りがけ、近くの図書館に寄って本を三冊ほど借りてきた。
いずれも内田樹さんの本。

『9条どうでしょう』 内田樹/小田嶋隆/平川克美/町山智浩
 ちくま文庫 2012年10月発行

 

文庫版を持っていて一度読んだはず。
それが本棚を探してもみつからなかった。
古本屋に持って行ったような気もするが、おぼえていない。

岡崎武志さんじゃないけれど、こういうときに図書館が便利だ。

図書館にあったのは、2006年発行の単行本(毎日新聞社刊)。
表紙のデザインは、文庫版とほぼ同じ。
9の数字が効果的に図案化されている。


安倍内閣が日本の防衛にかかわる重要なことを決めたという。
この先、関連法案が次々と出されることだろう。

日本国憲法と軍備(自衛隊)との齟齬が問題の核心だと思うのだが、裏口入学のように姑息な手段を安倍総理はとった。
だまされないようにしたいし、そもそも憲法と軍備の関係をどう考えればいいのか。
そこのところを、自分で考えてみなければ、と思った。
私は、何がなんでも今の憲法を変えてはいけない、という立場をとらない。

憲法を変えないのなら、自衛隊をなんとかしなければ筋が通らない。
憲法は「守る」、自衛隊(実質的な軍備)は「黙認」、というのも、考えてみればおかしい。

「解釈改憲」という姑息な手段をとらせないためには、憲法を改定(真の意味での改正)も必要なのでは、と思う。

あとは、対米関係(従属)をどうするか。
アメリカの「子分」をいつまで続けるのか。

このあたりが、考えどころ。


残り二冊。
図書館の館内端末で検索してみつけた。

『街場の五輪書』 内田樹/小田嶋隆/平川克美
 朝日新聞出版 2014年2月発行
 186ページ 1,200円(税別)

『私家版・ユダヤ文化論』 内田樹
 文春新書 2006年7月発行
 241ページ 750円(税別)

内田樹さんの書くものは明快で、納得できるところが多い。

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2014年7月 1日 (火)

【読】日本辺境論

今日も暑い一日だった。
雨は降らず、陽ざしが強かった。
最高気温29度。

午前中と午後3時まで仕事。

三日ほど前に読んだこの本が面白かった。
忘れないうちに書いておく。

内田樹 『日本辺境論』
 新潮選書 2009/11/20発行 255ページ
 740円(税別)

<私たちはどういう固有の文化をもち、どのような思考や行動上の「民族誌的奇習」をもち、それが私たちの眼に映じる世界像にどのようなバイアスをかけているか。それを確認する仕事に「もう、これで十分」ということはありません。朝起きたら顔を洗って歯を磨くようなものです。一昨日洗ったからもういいよというわけにはゆきません。>
 (本書帯、「はじめに」より)

― e-honサイトより ―
[文学賞情報]
 2010年 第3回 新書大賞受賞
[要旨]
 日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。
[目次]
1 日本人は辺境人である
 「大きな物語」が消えてしまった 日本人はきょろきょろする ほか
2 辺境人の「学び」は効率がいい
 「アメリカの司馬遼太郎」 君が代と日の丸の根拠 ほか
3 「機」の思想
 どこか遠くにあるはずの叡智 極楽でも地獄でもよい ほか
4 辺境人は日本語と共に
 「ぼく」がなぜこの本を書けなかったのか 「もしもし」が伝わること ほか

本書の基調になっている「日本人は辺境人である」という捉え方が面白く、興味ぶかい。

<私たちの国の政治家や評論家たちは政策論争において、対立者に対して「情理を尽くして、自分の政策や政治理念を理解してもらう」ということにあまり(ほとんど)努力を向けません。それよりはまず相手を小馬鹿にしたような態度を取ろうとする。> (P.216)

先般の東京都議会の野次騒ぎを思い、ハタと膝を打った。
声の大きいモンが勝ち(相手より優位に立つことが先)というような、この国の風土が日本語の特殊性に由来する、という説や、便所掃除が修業となるこの国の師弟関係など……随所に興味ぶかいはなし(説)が満載。

もう一度読んでみてもいいかな、と思う。

【参考】 内田樹さんのブログ
 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/

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