【読】ラダック
すここ数日、涼しい日が続いている。
まだまだ油断できないけれど、本を読むにはいい気候だ。
図書館から借りて読んでいる本。
これが、面白い。
『ラダック ――懐かしい未来』
ANCIENT FUTERS ―― Learning From
Ladakh
ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ Helena
Norberg-Hodge
山と渓谷社 2003/7/10発行 262ページ 1,600円(税別)
著者のヘレナ・ノーバーグ・ホッジは、こういう女性だ。
― 本書 著者紹介 より ―
スウェーデン生まれの著者ヘレナは、言語人類学者として1975年にラダックに入った。その仕事は、ラダックではしめてのラダック語―英語の辞書に結実している。その後もISEC(エコロジーと文化のための国際協会。本部はイギリス)の代表者として、ラダックにおける住民たちの活動を支援した。その活動の意義は広く認められるところとなり、持続可能で公正な地球社会実現のために斬新で重要な貢献をした人びとに与えられるライト・ライブリフッド賞を、1986年に受賞した。彼女は今でもラダックでの活動を持続するとともに、世界中を飛び回ってグローバリゼーションに対する問題提起や啓発活動を行なっている。
Helena Norberg-Hodge - Wikipedia, the free encyclopedia (英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Helena_Norberg-Hodge
ラダックはインド北部のジャンムー・カシュミール州東部。
カシュミール(カシミールとも呼ばれる)の東半分を占める、チベット高原の土地。
カラコルム山脈の世界第二の高峰、K2や、ガッシャーブルム峰も遠くない。
チベットやブータンの風土に似ていて、仏教が深く浸透している。
このラダックにも近代文明の波が押し寄せていて、昔からの素朴で理にかなった生活が、急激な勢いで変化しているという。
■
図書館の蔵書検索で「ラダック」を引いてみたら、こんな本もあったので借りてみた。
写真家 山本高樹さんの本で、カラー写真が美しい。
山本高樹 『ラダックの風息(かざいき)――空の果てで暮らした日々』
スペースシャワーネットワーク 2009/3/10発行
239ページ 1,600円(税別)
山本高樹 『ラダック ザンスカール トラベルガイド ――インドの中の小さなチベット』
ダイヤモンド・ビッグ社 2012/5/26発行
143ページ 1,700円(税別)
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