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2014年8月26日 (火)

【読】ラダックから遠く離れて

雨模様の一日。
気温がぐっと下がって過ごしやすいが、湿気が多い。

隣接市の東村山市立図書館に行き、予約してあった本を受け取る。
ついでに、借りてみたものの読めそうにない本を二冊、返却。

今日借りてきたのはこれ。
先日、ラジオ番組に下重さんが出演していて知った本。
対談なので、すぐに読めそうだ。

下重暁子・黒田夏子
 『群れない 媚びない こうやって生きてきた』

 海竜社 2014/6/10発行 263ページ 1,500円(税別)

人気の本らしく、次に予約がはいっているから期限までに返却を、と言われた。

― e-honサイトより ―
60年来の同級生対談!!
[目次]
第1章 七〇歳も八〇歳もただの通過点。年を重ねることは「老い」とか「成熟」とか分けられない。
 人生で、いまがいちばん充実しているとき
 これからが本当に個性的になっていくとき ほか
第2章 病気と孤独によって自覚させられた、「自分は自分でしかない」という感覚。
 自分は自分でしかないことを自覚させた幼少期の病気
 本に囲まれて過ごした少女のころ ほか
第3章 もがいて、あらがって、遠回りしながら、やりたいことをつらぬいてきた。
 もがいて、あらがうことで、試行と攻めの構えが保てた
 やりたいこと以外に費やした時間も、すべていい経験だった ほか
第4章 何かを選ぶことは、何かを捨てること。自分で選んだことが自分を支える。
 音楽や絵の道を切り捨てた高校時代
 誰かや、何かに束縛されることは絶対にイヤ ほか
第5章 自分が表現したいことを目指して、言葉で生け捕り、自分を掘り続ける。
 フィクションがあったほうが男も女もおもしろい
 刷り込まれた価値観の問題 ほか


同じ図書館から借りていて、ようやく読みはじめた本がこれ。

『ラダック ――懐かしい未来』
 ANCIENT FUTERS ―― Learning From Ladakh
 ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ Helena Norberg-Hodge
 山と渓谷社 2003/7/10発行 262ページ 1,600円(税別)

絶版、Amazonでも高値がついていて手が出ないのが残念。

ラダック (Ladakh) はインドのジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称。広義にはザンスカールおよび、現在パキスタンの支配下となっているバルティスターンを含む、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた一帯を指し、カシミールの東側半分以上を占める。 ― Wikipedia ―

ほぼ自給自足で、我々から見ればつつましい生活をする人びとが住む。
ゆったりと時が流れ、人びとは豊かな生活を楽しんでいる。

<とても過酷な気候と乏しい資源にもかかわらず、ラダックの人びとは単に生存するということ以上の暮らしを楽しんでいる。基本的な生活用具しか持っていないことを考えると、これは驚くべき成果といえる。鋤や機織りの機を除いて唯一「テクノロジー」と呼べる道具は、水車ぐらいである。 (中略) ほかには、シャベル、鋸、鎌、金槌などが使われる程度である。さらに洗練されたものなど、何も必要としない。私たちが大型の機械に頼る作業の多くを、ラダックの人びとは家畜の力と、チームワークで行なっている。しかも、どの仕事にも歌がつきものである。> (本書 P.50-51 第一部 伝統)

私たちの生活とはまるで違う、懐かしさを感じる暮らし。
たぶん、江戸時代までの日本の暮らしも、このようなものだったに違いない。

限りある資源を上手に使い、モノを捨てずに使う、循環型の社会だ。

ただ、このラダックにも近代化の波が押し寄せているという。

<伝統的な暮らしでは、村人は生活に必要なものを貨幣を使うことなく得てきた。標高3600メートルの土地で大麦を栽培し、さらに標高の高いところでヤクやその他の家畜を飼育する技術を発達させてきた。人びとはごく身の周りにある材料を使い、自分たちで家を建てる方法を知っていた。唯一、外部から必要としていたのはおもに塩だけで、それは交易で手に入れていた。貨幣は限られた範囲で、おもに贅沢品に使われていた。>

<気がつけば、突然、世界的な貨幣経済の一部として、生活必需品にいたるまで遠方からの力が支配するシステムにラダックの人びとは依存していた。ラダックの人の存在さえ知らない人たちの下す決定が、彼らに影響をおよぼすようになっている。もしドルが変動すると、やがてインド・ルピーに影響する。これは、生きていくためにお金が必要になったラダックの人びとが、国際金融市場のエリートの支配下に置かれているということである。……> (本書 P.132-133 第二部 変化)

本書のカラー写真で見る、ラダックの風景、人びとの笑顔がすばらしいだけに、考えさせられることが多い。


ラダックについては、ネット上でいくつかのサイトを知った。

julayladakh
 ラダックと日本をつなぎ、接続可能な未来を作るNPO
 特定非営利活動法 ジュレー・ラダック
http://julayladakh.org/

インド最北の祈りの大地 ラダック(インド)|西遊旅行の添乗員同行ツアー(135号)
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GDIN21/index.html

The Wind Knows My Name | Takaki Yamamoto | Writer, Editor, Photographer
 著述家・編集者・写真家 山本高樹さんのサイト
 ラダックでの取材活動をライフワークとしている
http://ymtk.jp/wind/

Days in Ladakh | ラダック滞在記 | 山本高樹
http://ymtk.jp/ladakh/

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