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2014年9月22日 (月)

【読】108円で安倍晋三を読む

ブックオフで108円で入手。
読んでみようと思う。

安倍晋三 『美しい国へ』
 文春新書 524 2006/7/20発行 232ページ 730円(税別)

 

新版(上右)も出ているようだが、とりあえず初版でいい。

昨日の読書会で、安倍政権のあれこれが話題になり、読んでおいてもいいなと思った次第。

突っ込みどころを探しながら読んでいるのだが、案外、言っていることはまともだ。
ただし、靖国参拝に関するくだりには、大いに引っかかるものがある。

一国の指導者が、その国のために殉じた人びとにたいして、尊崇の念を表するのは、どこの国でもおこなう行為である。> (P.68)

A級戦犯――安倍氏によれば、これは指導的立場にいた人たちだったから「A級」と呼ばれただけで、罪の重さによるものではないという――を含め、靖国神社に祀られている「御霊」は、すべて「国のために殉じた人びと」ということだ。

果たしてそうだろうか。
戦死した人たちは、国のために殉じて死ぬのだと、誰もが思っていたのだろうか。

戦死者を無条件に美化することで、あの戦争とは何だったのかと問い続けることをやめてしまう。
「(当時の指導者も含めて)みんなが犠牲者だったのだ、という思考停止に陥っている(あえて考えることをしない)のではないか。

そんなことを思いながら読んでいる。
ゴーストライターによるものだろうが(それが悪いことだとは言わない)、文章はたしかにきれいだし、それほど「とんでもないこと」を言っていない。
(まだ70ページほど読んだだけだが)

受けのよさそうな言葉。
そういうところが、あの人の怖いところかもしれない。


もう一冊、これは図書館から借りている本。
ようやく読みはじめることができた。

上の本とは対照的に、分厚く、内容も重い。
こちらは、じっくり読んでみたい。

五十嵐惠邦 『敗戦の記憶 ――身体・文化・物語 1945-1970』
 中央公論新社 2007/12/20発行 445ページ(本文359ページ)
 2,500円(税別)

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