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2014年9月24日 (水)

【読】今日も図書館へ

夕方になって怪しい空模様。
台風崩れの低気圧が近づいていて、今夜から明日にかけて雨になりそうだ。

昼前、自転車で図書館へ。
地元の図書館と、隣りの東村山市立図書館へ、借りていた本を返却。

東村山の富士見図書館では、また二冊、借りてきた。
一冊は、川本三郎さんの町歩きの本。

川本三郎 『東京の空の下、今日も町歩き』
 講談社 2003/11/10 238ページ 1,800円(税別)
 ちくま文庫 2006/10/1

図書館にあったのは、講談社刊の単行本。
洒落たつくりの本だ。

今週土曜日、小平図書館友の会主催で川本三郎さんの講演会がある。
今回の講演は「マンガ」がテーマだが、この町歩きの本では、武蔵村山や東大和も登場している。
それを知って、借りてみた。

もう一冊は、山中恒(やまなか・ひさし)さん夫妻の本。

山中恒・山中典子 『書かれなかった戦争論』
 辺境社/勁草書房 2000/7発行 359ページ 2,800円(税別)

― e-honサイトより ―
[要旨]
なぜ戦時史はわかりにくいのか?戦時史を読み解くキーワードに『間違いだらけの少年H』の少国民Hと戦後派Nのコンビが当時の新聞雑誌、刊行物、未公開資料を渉猟して挑戦しました。
[目次]
太平洋戦争の遠因(その1・日中関係史)
 ―日清戦争以後の日本の中国侵略の歴史と、それを侵略と意識させなかった歴史的背景と満州事変の意味
太平洋戦争の遠因(その2・日中戦争)
 ―日満円ブロック構想の崩壊から華北分離工作、盧溝橋事件に至るまでの経緯と独占資本と提携した日本陸軍
内閣総理大臣近衛文麿の憂鬱
 ―戦争は軍の暴走だけでは不可能であること、近衛の手枷足枷となった内閣官制について、総理大臣は単なる閣議の座長、閣僚に対する命令権がないことなど
天皇陛下はなぜえらい
 ―皇室関係用語考、現人神とは?天皇の大権とは何をいうか、統帥権とはどのようなものか、帷幄上奏の意味など
わが軍資金は借金なり
 ―戦争を協賛した議会と内閣の機能、アジア・太平洋戦争で日本が使った戦費はいくらか?政府はどのようにして国民に巨額の戦費を負担させたかなど
「帝国の真意」とは
 ―日本が盟主となる日満支提携の意味、中国占領地の経済建設の実態、「聖戦」の真の意味など
国共合作抗日救国運動への道
 ―日本軍は国共合作、抗日救国運動などの、民族意識の質的変化を読み違えたことなど
戦時下国民の生活指導(国民精神総動員)
 ―「日の丸」の問題と、その推進力となった内閣情報部の果たした役割など
戦争に反対できない仕掛け
 ―国民精神総動員運動は、きめ細かく銃後の国民の暮らしを管理指導しようとした
「満蒙は帝国の生命線」
 ―幻想に終わった満蒙投資。「満蒙は帝国のアキレス腱」、なぜ満洲国は大日本帝国の重荷となったか〔ほか〕

山中恒さんは、1931年、北海道小樽市生まれ。
戦時下、軍国少国民だった自身の経験を踏まえて、「あの戦争」を実証的に検証している。
著作多数。

この人の分厚い本を一冊、持っているのだが、なかなか読めない。

山中恒 『アジア・太平洋戦争史――同時代人はどう見ていたか』
 岩波書店 2005/7/28発行 654ページ 4,000円(税別)

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