【雑】九月の雨
肌寒い一日。
最高気温21度。
そぼ降る雨といえば風情があるが、午後になって雨脚が激しくなっている。
明日は晴れ間が戻り、25、6度まで気温があがりそう。
■
午前中、二つほど手続きのために外出。
午後、中央図書館の一室で会合に出席。
会合の開始まで時間があったので、ひさしぶりに、図書館の書架を眺めて過ごした。
いろんな本があるんだなあ、と、あらためて感心。
図書館は、まさに情報の宝庫だ。
今週は、木曜日まで毎日外出の予定がはいっている。
家にこもっているより、外に出て人と接するのはいいことだ。
■
きのう、日曜日の新聞の書評欄に、興味ぶかい本が掲載されていた。
図書館にあることがわかったので、借りて読んでみようと思う。
貸出中のため、予約しておいた。
竹内 洋 『大衆の幻像』
中央公論新社 2014/7/9発行 321ページ 2,300円(税別)
― e-honサイトより ―
指導者の劣化か、醜い大衆の反映か。民意と世論に踊る政治家、テレビのなかで消費される知識人、「上から目線」を悪とする社会…超ポピュリズム時代の希望とは。震災後の「空気」を読み解く評論集。
[目次]
第1章 大衆高圧釜社会の風景
「国民のみなさま」とは誰か―大衆御神輿ゲームの時代
日本型ノブレス・オブリージュの真髄 ほか
第2章 政治家と知性
日本政治を覆う「反知性主義」
知性主義・脱知性主義・スーパー知能主義 ほか
第3章 メディア知識人論
大衆高圧釜社会と知識人
メディア知識人の系譜
第4章 歴史にみる知識人
昔日の知識人
岩波文化
第5章 自分史から見る
大学今昔
教養としての歴史 ほか
書名からすぐに連想するのは、吉本隆明さんの言う「大衆の原像」。
「原像」ならぬ「幻像」という言葉に、興味を持った。
これは面白そうだ。
2014/8/31(日) 東京新聞朝刊
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