【遊】北海道開拓の村
11月1日、札幌から芦別へ列車で向かう途中、森林公園駅で下車。
一時間ほどバスを待って、「北海道開拓の村」を訪れた。
少し前、江戸東京博物館で受講した 「えどはくカルチャー」 「見たい!日本の名建築」 という講座(講師:米山勇氏)で、この園のことを初めて知った。
北海道開拓の村
http://www.kaitaku.or.jp/
―Wikipediaより―
北海道開拓の村(ほっかいどうかいたくのむら、英称:Historical village of Hokkaido)は、北海道札幌市厚別区厚別町小野幌(野幌森林公園内)にある野外博物館。
2007年(平成19年)8月に「博物館相当施設」に指定された。
一般財団法人北海道開拓の村が指定管理者として管理運営を行っている。
1983年(昭和58年)4月16日に開村した北海道開拓時代の「博物館相当施設」であり、54ヘクタールの敷地に63棟の歴史的建造物が移築又は再現されている。
また、夏季は馬車鉄道、冬季の土日祝日は馬そりを運行している。
開拓時代当時の年中行事の再現や、当時の遊戯文化や伝統技術の伝承活動も行っている。
なお、村内の解説ガイドやぞうりなどのわら細工制作演示には、ボランティアが活動している。
財政難や職人の確保の問題から補修が進まない状況が2003年(平成15年)時点ですでに問題視されており、2013年(平成25年)には補修が必要な老朽化が深刻なものだけで24棟あるとされている。
愛知県犬山市にある「博物館明治村」を思わせる広い園内に、明治・大正時代の古い建築物が並び、壮観だった。
午前9時の開園直後から4時間近く滞在して歩きまわった。
広すぎて、とても半日では廻りきれなかった。
市街地群、漁村群、農村群の建物はだいたい見たが、山村群まで到達できず、昼食をとって午後2時頃のバスに乗り、森林公園駅に戻った。
農村群にある 「開拓の小屋」 を見られなかったのが心残り。
なお、以下に掲載する写真は、「一般財団法人北海道開拓の村」に申請して、ウェブ掲載許諾をいただいた。
撮影日は、2014年11月1日。
写真は500枚ほど撮ったが、そのうちのほんの一部。
旧札幌停車場 (管理棟)
明治41年(1908年)建造 …昭和58年(1983年)再現
バス停から見た外観
旧開拓使札幌本庁舎 (ビジターセンター)
明治6年(1873年)建造 …平成10年(1998年)再現
中には入らなかった
旧浦川支庁庁舎
大正8年(1919年)建造 …収集復元1980年~1981年
旧北海中学校 内部
明治42年(1909年)建造 …収集復元1978年、1981年~1982年
こういう等身大の人形が、あちこちの建物内部に展示されていた。
ちょっとびっくりするけれど、面白い。
旧青山家漁家住宅 (小樽市祝津町)
大正8年(1919年)建造 …収集復元1980年~1983・1984年
いわゆる「鰊御殿」で、たくさんの蔵も併設、見ものだった。
旧札幌警察署南一条巡査派出所
明治44年(1911年) …収集復元1971年~1978年
巡査の恰好をしたボランティアの方がいらして、話をうかがった。
分解せずに、まるごとトレーラーで移築したものだそうだ。
細部の修飾がすばらしい。
旧島歌郵便局 ポスト
小平あたりによくある丸ポストだなと思って、最初はよく見なかった。
ボランティアの方の説明を聞き、あらためてよく見ると……
投函口に回転式の丸い蓋が付いていて驚いた。
旧小樽新聞社
明治42年(1909年)建造 …収集復元1975年~1980年
これが見ものだった。
木造の骨組みに札幌軟石を外壁に積み上げた構造。
そういえば、美瑛駅庁舎(現存)の外壁も美瑛軟石だった。
内部も面白かった。
「手フート印刷機」という手動印刷機で、はがきを印刷する体験をさせてもらった。
旧本庄鉄工場(左) 旧藤原車橇製作所(右) 内部
臨場感あふれる等身大人形が面白い。
旧山本理髪店 内部
これも同様。どきっとするほどのリアルな人形。
こういうの、私は好きだなあ。
鉄道馬車 …冬季は馬橇が走るという
帰りに、園内の食堂で食べた「屯田兵定食」、千円也。
| 固定リンク
「【遊】おでかけ日誌」カテゴリの記事
- 【遊】5泊6日の北海道(2023.06.28)
- 【遊】チャリティ・ちょこっと古本市開催(2023.05.27)
- 【遊】2022年に行ったイベント(2022.12.26)
- 【遊】酒田へ ―「白崎映美還暦大感謝祭 MOKKEDANO!!」2022/11/19(2022.11.21)
- 【雑】関野吉晴さんと服部文祥さんのトークイベント(2022/10/21武蔵野プレイス)(2022.11.01)
「ちょっと遠くへ」カテゴリの記事
- 【遊】酒田へ ―「白崎映美還暦大感謝祭 MOKKEDANO!!」2022/11/19(2022.11.21)
- 【遊】青梅へ(2021.11.21)
- 【雑】2020年を振り返る -10月~11月-(2020.12.30)
- 【遊】今年のぶどう(2020.09.29)
- 【遊】北海道旅行2019年11月 (4)(2019.11.08)
コメント