【雑】二度目の「ヘヴンズストーリー」
きのう、新宿駅東南口近くにある「K’s cimema」で、映画「ヘヴンズストーリー」を観てきた。
2010年に制作された映画、デジタル時代の現在では珍しい35mmフィルム映画。
しかも4時間38分という長尺フィルム。
さすがに、途中休憩が設けられている。
今回の新宿での上映がわずか一週間(12/6~12/12)なので、思いきって新宿まででかけた。
映画 ヘヴンズストーリー 公式ブログ ~ヘヴンズ一家10年日記~
http://ameblo.jp/heavens-story/
この映画は、三年前の暮れに同じ映画館で一度観ている。
私の好きな山崎ハコさんが出演しているということで、観たのだった。
三年前に観たときには、複雑な物語構成が把握できなかったが、二度目となるとストーリーもよくわかった。
行ってよかったと思う。
山崎ハコさんの役柄は、若年アルツハイマーにかかって、あらゆる記憶を失っていく人形作家という設定。
物語の核になる登場人物のひとりだ。
年齢も50歳となっていて(シナリオによる)、彼女の実年齢に近い。
あらためて、ハコさんの鬼気迫る演技に感動した。
監督(瀬々敬久氏)によれば、監督は大分出身で、同郷のハコさんのファンだったそうだ。
出演を打診してシナリオを渡したところ、「何かやることになる気はします」と笑顔で言ってくれたという(「瀬々敬久 映画群盗傳」収録の監督インタビュー)。
歌手としてでなく、女優としてのハコさんの才能を見抜いた監督はさすが。
主演女優(隺岡萌希・つるおかもえき)他、主要な役柄の共演陣の存在感にも、あらためて感心した。
なんどか涙がでそうになった。
会場入口で、この映画の本(解説本「瀬々敬久 映画群盗傳」)とシナリオ(撮影稿)が売られていた。
本は、前回購入済みだったので、シナリオを買ってみた(1,000円)。
帰りの乗り物の中で、シナリオを拾い読みした。
なるほど、シナリオ通りに作られるとは限らないのだ。
シナリオでは説明過剰と思われるシーンやナレーションも、実際の映画ではスッキリ省かれている。
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