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2015年1月22日 (木)

【読】近ごろ読んだ本

きのうは雪が舞ったが、今日も朝から雪になってもおかしくないような雨。
寒い。

午後、年に一度のMRI検査のために病院に行く予定。
もちろん車で。
肝臓がイカンゾーというやつで、これは一生のおつきあいになりそうだ。
いまのところ検査数値は悪くない。
酒も飲まない生活だけれど、感染症ではしょうがない。


10日かけて、難物の新書を読了。
鶴見良行さんの『バナナと日本人』(岩波新書)という名著。
あまりの記述の細かさに、途中で読むのをやめようかと思ったほどが、なんとか読み終えてほっとした。

こどもの頃、バナナは高級品だった。
父母が町に出たときにお土産で買ってきてくれたバナナを、たいせつに味わいながら食べたことを思いだす。
台湾バナナが好きなのだが、近ごろ見なくなった。
いま、日本に入ってくるのは、ほとんどがフィリピン産だ。
そのフィリピンで、バナナがどのように作られ、日本に送られてくるのか。
それが、この本でよくわかった。

バナナ好きの私が毎日食べてるバナナ。
その裏面を知って、ちょっと暗澹たる思い。

鶴見良行 『バナナと日本人 ――フィリピン農園と食卓のあいだ』
 岩波新書 黄版199 1982/8/20発行 230ページ 740円(税別)

<スーパーや八百屋の店頭に並ぶバナナの九割を生産するミンダナオ島。その大農園で何が起きているか。かつて王座にあった台湾、南米産に代わる比国産登場の裏で何が進行したのか。安くて甘いバナナも、ひと皮むけば、そこには多国籍企業の暗躍、農園労働者の貧苦、さらに明治以来の日本と東南アジアの歪んだ関係が鮮やかに浮かび上がる。
 著者略歴 鶴見良行
1926‐94年。ロスアンゼルス生まれ。1952年東京大学法学部卒業。財団法人国際文化会館企画部長、上智大学講師、龍谷大学経済学部教授等を歴任。>

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この本を読み終えた夜、続いて、いっきに読んだ本がこれ。

岩波ブックレットの71ページの薄いものだったし、なによりもわかりやすく、読みやすかったので、寝床にはいるまでに最後まで読んでしまった。

佐喜眞道夫 『アートで平和をつくる 沖縄・佐喜眞美術館の軌跡』
 岩波ブックレット 2014年7月発行 71ページ 660円(税別)

沖縄本島の普天間基地に食い込むように建てられた「佐喜眞美術館」。
来月、沖縄に行く予定で、ここはぜひ訪ねてみようと考えている。

この美術館をつくり、丸木位里・俊夫妻が描いた「沖縄戦の図」の常設展示などを決意した経緯と、佐喜眞さんの思いが伝わってきて、胸が熱くなった。

と共に、沖縄戦という日本にとって唯一の地上戦のことを、ほとんど知らなっかことに思い至った。
現場も見たいが、もっと知らなければいけないことが多い。

【過去記事】
2015年1月14日 (水) 【雑】沖縄 佐喜眞美術館
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-8ffc.html

ちょっと風変わりなガイドブックだけれど、沖縄に行く前に目を通しておこうと思う本。

『新版 観光コースでない沖縄 戦跡・基地・産業・文化』
 高文研 1983/5/25発行 326ページ

 

私が持っているのは左の本で、もう販売されていない。
古本屋でみつけて買っていた。
右が最新版らしく、新本で入手可能。

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