2月5日から三泊四日で沖縄へ行っていた。
那覇で一泊、石垣島で二泊。
那覇に泊まった翌日、美術館と博物館めぐり。
夕方のJTA便で石垣空港に向かった。
■佐喜眞美術館
沖縄県宜野湾市上原358
【Webサイト】
佐喜眞美術館 | Sakima Art Museum - 사키마미술관 - 佐喜真美术馆 - 丸木位里・丸木俊「沖縄戦の図」常設展示&企画展
http://sakima.jp/
ここは、ぜひ訪れてみたいと思っていて、事前に道順を調べてあった。
沖縄都市モノレール「ゆいレール」(那覇空港~首里)の「古島」駅から、系統90番の琉球バスに乗り、30分ほど。
宜野湾市の「上原」バス停で下車し、歩いてすぐのところにあった。
【参考サイト】
沖縄都市モノレール「ゆいレール」
http://www.yui-rail.co.jp/index.html
本島中南部のバスマップ
http://www.kotsu-okinawa.org/map_south.html




ここには、丸木位里・俊夫妻が描いた「沖縄戦の図」が常設展示されている。
悲惨な光景をモチーフにした巨大な絵に、圧倒された。
ちょうど女子高生の団体がバスで見学に来ていて、館長の佐喜眞さんの解説を聞いていた。
私も、その後ろでいっしょに聞いていた。
説明の後、絵を見ながら泣いている女の子がひとりいた。
感受性の強い子なんだろうと思いながら、こちらも涙腺がゆるんできた。
展示室が三つほどあり、他の部屋にも丸木夫妻の沖縄戦をテーマにした絵が展示されていた。
別の部屋には、草間彌生さんの不思議な作品がかけられていた。
【Webサイト】
Yayoi Kusama Official Site
http://www.yayoi-kusama.jp/
佐喜眞美術館は、米軍普天間基地に隣接しており、基地のフェンスが目の前。
屋上にあがると、普天間基地が展望できる。


米軍に占領される前、このあたりに佐喜眞さんの先祖の土地があり、お墓(亀甲墓)も基地にとりかまれていた。
その土地を、佐喜眞さんが取り戻して、私設の美術館を建てたのだ(1994年11月23日開館)。
詳しくは、美術館の上記ウェブサイトにも書かれているが、2014年7月に発行された岩波ブックレットに佐喜眞道夫さんが美術館開館までのいきさつが記述されている。
いいブックレットだ。
私は、知り合いに教えてもらって購入し、沖縄へ行く前に読んだ。
佐喜眞道夫 『アートで平和をつくる 沖縄・佐喜眞美術館の軌跡』
岩波ブックレット 2014年7月発行 71ページ 660円(税別)



■那覇市歴史博物館
那覇市久茂地1-1-1 パレットくもじ4階
那覇に着いてから知った博物館。
「ゆいレール」の「県庁前」駅で下車、駅の目の前にある。
交通の便がよく、手軽に見学できる博物館だ。
【Webサイト】
那覇市歴史博物館
http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/



興味ぶかい過去の企画展の図録が並んでいた。
図録が好きな私は、何冊か購入。
旅行二日目にして、紙の荷物が増えてしまった。
(前日には、沖縄県立博物館の重たい図録も買っていた)

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