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2015年3月18日 (水)

【読】いやな時代になってきたのかも

今日は晴れのち曇り、暖かな陽気。
きのうと同じように19度ほどまで気温があがった。

午前中、市内で仕事。
行きがけに灯油を10リッター購入。
朝夕は冷えるので、まだ火の気は手放せない。


船戸与一 『満州国演義』 は5巻目まで読みすすんでいる。
ちょうど、1937年、日中戦争前夜のあたり。

並行して、「あの戦争」の歴史に関する本を併せ読んでいる。

再読だが、こういう本も読み直してみている。
まえに読んだときはあまり理解できていなかった歴史の流れが、俯瞰できるようになった。

加藤陽子 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
 朝日出版社 2009/7/30発行 414ページ 1,700円(税別)

船戸さんの『満州国演義』にも描かれているが、当時の日本人が戦争に向かって熱狂的に突き進んでいったことがわかる。

― 本書 P.260-261 より ―
1931年7月(いわゆる満州事変勃発の前)、当時の東京帝国大学の学生への意識調査結果。
「満蒙に武力行使は正当なりや」という質問に対し、88%の学生が「然り」と答えたという。
「ただちに武力行使すべき」が52%、「外交手段を尽くした後に武力行使をすべき」が12%だった。

当時のインテリ学生でさえ、こういう意識だったことに驚く。
まして一般大衆は……。
まさに、あの戦争は「日本人が選んだ」ものだったと言える。
(一部の好戦的な軍人に騙されたのだ、という言い訳はできない。私はそう思う)


おりしも、元アイドル女優出身の国会議員が、自身のブログで 「八紘一宇」 は間違っていないというトンデモ発言をしている。
そのブログ記事には賛同のコメントも寄せられていて、なんだこれは、と暗澹たる気分になる。


このあいだの読書会の課題本だった、池上彰・佐藤優の対談 『新・戦争論』(文春新書)の終わりのところに、こんな発言があったことを思いだす。
たしかに、嫌な時代になってきた。

― 池上彰・佐藤優 『新・戦争論』 P.249 より ―

佐藤 (前略) 要するに、「嫌な時代」になってきたのですよ。これからの世界を生き抜くために、個人としては、嫌な時代を嫌な時代だと認識できる耐性を身につける必要がある。そのために、通時性においては、歴史を知り、共時性においては、国際情勢を知ること。知識において代理経験をして、嫌な時代に嫌なことがたくさんある、というのをよく知っておくことです。

池上 歴史を改めて勉強することが必要ですね。 (後略)

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