【読】花ざかり、そして本を買う
うす曇り。
うっすらと陽がさしていたが、なんとなく肌寒い日だった。
午前中、小平図書館友の会の会合。
三月末のチャリティ古本市の反省会、ご苦労さま会。
午後、立川駅前までバスで買い物に。
ほんとうは、六本木のフジフィルムスクエアで今日まで開催されていた写真展に行きたかったのだが。
最終日の今日、午後4時までの開催時間に間にあいそうもなかったので、断念した。
すこし離れたバス停まで歩きながら写真を撮り、図書館で予約本を受けとった。
ハナモモが満開。
ハナカイドウも咲いていた。
シモクレンのちいさな樹もあった。
花ざかりの春だ。
撮影 2015/4/9(木) 東京都東大和市
■
図書館で受けとってきた本は、これ。
市内の図書館で所蔵しておらず、わざわざ都立図書館からまわしてくれた。
赤坂憲雄 『震災考 2011.3-2014.2』
藤原書店 2014/2/28発行 381ページ 2,800円(税別)
さっそく、立川までの往復のバスのなかで読みはじめた。
いい本だと思ったので、結局、立川駅前の大型新刊書店で購入。
もう一冊、書店で赤坂憲雄さんの別の本もあわせて購入。
大きな書店に行くと、ほしくなる本が多くて困る……。
赤坂憲雄 『3・11から考える「この国のかたち」』
新潮選書 2012/9/30発行 202ページ 1,200円
― Amazonより ―
出版社からのコメント
「東日本大震災の被災地となった地域は、時間が早回しされたかのように、三〇年後に訪れるはずであった超高齢化社会をいま・ここに手繰り寄せてしまった。復旧はありえない。右肩上がりの時代には自明に信じることができた旧に復するシナリオは、すっかり色褪せ、リアリティを喪失している。それだけが、眼を背けることを許されない現在の事実である。東北に、とりわけ福島に踏みとどまって生きるということは、まったく新しい暮らしや生業のかたちを前向きに創造してみせることなしには、不可能なのである。二〇一一年の三陸や福島は、一九九五年の神戸からははるかに隔絶した、いわば次元を異にする時代のなかへと漂流を強いられている。どれだけ時間がかかっても、東北はしたたかに・しなやかに、みずからの未来を草の根の力で創造してゆくしかない。その覚悟だけは、いま・ここで固めるしかない。」
(本書「はじめに」より)
著者について
●赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年生。学習院大学文学部教授。一般社団法人「ふくしま会議」代表理事。福島県立博物館館長。遠野文化研究センター所長。1999年、責任編集による『東北学』を創刊。2011年、東日本大震災復興構想会議の委員に就任。
著書『東北学/忘れられた東北』『岡本太郎という思想』(講談社学術文庫)『民俗学と歴史学』『歴史と記憶――場所・身体・時間』(玉野井麻利子、三砂ちづると共著、以上藤原書店)『3・11から考える「この国のかたち」』(新潮選書)、編著『鎮魂と再生』『世界の中の柳田国男』(R・A・モースと共編、以上藤原書店)等。
■
帰りのバスを降りて、近所のレンギョウの写真を撮ってきた。
レンギョウも、今が花盛り。
濃い黄色が鮮やかだ。
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