【読】船戸与一さん逝く
午前中から午後3時まで、市内某所で仕事をしていたところ、友人がメールで教えてくれた。
肺癌で闘病生活を続けていた、船戸与一さんが亡くなった。
直木賞作家:船戸与一さん死去71歳…「虹の谷の五月」 - 毎日新聞
2015年04月22日 14時16分
http://mainichi.jp/select/news/20150422k0000e040215000c.html
<……15年2月には大作「満州国演義」シリーズの第9巻「残夢の骸(むくろ)」を出し完結させた。09年から胸腺がんで闘病していた。>
病を押して、よくぞ 『満州国演義』 全九巻を完結してくれたと思う。
手術をせずに放射線治療を続けていたと聞く。
八巻目と九巻目を執筆(書下ろし)していた頃は、そうとう辛かったことだろう。
覚悟はしていたが、淋しい。
それにしても……ちょうど私が、この長大な小説を一巻目から通読している最中。
昨夜から未読の八巻目を読みはじめたところだった。
考えすぎかもしれないが、因縁めいたものを感じる。
【追記】
ネットで調べていたら、こんな記事もあった。
賞を受賞していたことは知らなかった。
「満州国演義」完結…日本ミステリー文学大賞、船戸与一さん : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
2015年03月18日 08時25分
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20150312-OYT8T50049.html
<「これで小説を書くのをやめるというわけでもない。山をひとつ登って、下りてきたというだけで、次の山に登らないというわけでもない。生きている限りはね」。戊辰戦争の新たな一面を描く新作の準備を進めているという。>
戊辰戦争を題材にした小説は既刊だが、新作を準備していたのだろうか……。
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