【震】大地動乱の時代
口永良部島(くちのえらぶじま)で大きな噴火があったと思うと、昨夜は大きな地震。
小笠原諸島西方沖の、地下の深い場所(約590キロ!)が震源だった。
マグニチュード8.5という大規模なもの。
(その後、8.1に下方修正された)
おおむね地下300キロより深いところで発生する地震を「深発地震」ということを知った。
昨夜8時24分ごろ発生した地震は、「深発地震」としては最大級のものだったという。
東京新聞:小笠原沖でM8.5 深い震源、最大クラス:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015053190070625.html
気象庁|地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20150530203436395-302024.html
いきなりグラリと大きな横揺れに見舞われた。
おさまったかと思うと、もういちど揺れたように思う。
長く大きな揺れだった。
ただ、四年前の大地震とは揺れ方がちがうな、と直感的に思った。
揺れているあいだ、テレビ(こういう時はNHK)をつけ、ネット情報をみながら、意外と落ち着いていた。
首都圏直下型地震や、東海地震、東南海地震が起きたら、あんなものではないだろう。
そう考えると、ぞっとする。
家の中は家具の転倒防止を施しているので心配ないが、停電・断水がいちばん怖い。
ガスがとまったり、流通が大混乱して食料も手にはいらなくなるだろう。
これらは四年前の三月に経験済みだが……。
できるだけの備えはしておこう。
いよいよ「大地動乱の時代」を生きるのだろうか。
富士山の噴火も、遠くない将来に起こりそうな気がする。
石橋克彦 『大地動乱の時代――地震学者は警告する』
岩波新書 1994年
― Amazonより ―
幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(1923)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。
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