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2015年6月21日 (日)

【読】遠野の物語世界

ひと月ほど前から、『遠野物語』(柳田国男)をめぐる読書を続けている。

・石井正己 『NHK100分de名著 柳田国男』
 NHK出版 (2014/6/1) 107ページ
・三浦佑之・赤坂憲雄 『遠野物語へようこそ』
 ちくまプリマー新書 127 (2010/1/10) 175ページ
・後藤総一郎(監修)・遠野常民大学(編著) 『注釈 遠野物語』
 筑摩書房 (1997/8/20) 406ページ
・菊池照雄 『山深き遠野の里の物語せよ』
 梟社 (1989/6/20) 253ページ
・菊池照雄 『遠野物語をゆく』
 梟社 (1991/7/20) 260ページ
・赤坂憲雄 『遠野/物語考』
 ちくま学芸文庫 (1998/1/9) 358ページ

赤坂憲雄さんの 『遠野/物語考』 は難しい本なので、途中までしか読んでいないが、最後まで読み通したい。

菊池照雄さんという人は、1929年遠野市生まれ。
遠野で生まれ育った人にしか書けないであろう、遠野の物語世界に引きこまれる好著。
今日、ようやく読み終えた。

菊池照雄 『遠野物語をゆく』
 梟社 1991/7/20発行 260ページ 2,000円(税別)

自身の経験を振り返り、遠野についてこのように書いている。

<火の玉も見たし、狐にも化かされた。しかし、遠野をはなれたらこの種の経験とはばったり縁が切れた。遠野とは何かそのような虚の世界、裏側の世界との境界線の戸ががたびししていてよく締まっていないために、この世に、あの世からいろんな信号がまぎれこむ土地なのではないかと思ったりする。> (P.241 終章)

柳田国男の『遠野物語』は、すぐれて文学的な“作品”だと思うが、遠野という土地とそこに住む人々のことを知るにつけ、その奥に広がる広大な “物語世界” に強く魅かれる。

図書館から借りている、もう一冊。
カラーのガイドブックで、遠野の案内書といえる。
手もとに置いておきたい本だが、残念なことに絶版なのでAmazonで購入することにした。

『「遠野物語」を歩く 民話の舞台と背景』
 菊池照雄(文)/富田文雄(写真)
 講談社カルチャーブックス 1992/2/14発行
 143ページ 1,500円(税別)

遠野には、いつかきっと行ってみたい。

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コメント

私も3・11の後、縁あって遠野に行き、その魅力にハマりました。
赤坂さんの本も興味深く読みました。
それで、よけいなお世話様で申し訳ないのですが、菊池展明『エミシの国の女神』という本をご存知ですか。
遠野物語第二話に出てくる早池峰山の女神のお話です。
この読書体験は衝撃的でした。
世の中には、特に古代史に関してトンデモ本がありますが、この本はそうではないように思われます。
よろしければ。

投稿: わかけん | 2015年6月22日 (月) 10時23分

>わかけん さん
コメント、ありがとうございます。
ご紹介の本は知りませんでした。近隣の図書館にもないようですので、都立図書館からでも取り寄せて読んでみたいものです。
興味ぶかいです。
遠野に限らず、東北・北海道の古代史には謎が多く、魅かれます。

投稿: やまおじさん | 2015年6月22日 (月) 11時25分

追記です。
都立図書館にはなく国会図書館にあるようですが、燈台下暗し、e-honで新本が手にはいるようです(もちろんAmazonでも)。
懐に余裕があるときにでも…。

投稿: やまおじさん | 2015年6月22日 (月) 11時30分

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