【読】赤坂憲雄さんの「遠野/物語考」読了
赤坂憲雄さんの 『遠野/物語考』 を文庫版でようやく読みおえた。
赤坂憲雄 『遠野/物語考』
ちくま学芸文庫 1998/1/9発行 358ページ 1,200円(税別)
赤坂さんの書いたものは、私には難解で読み通すのがたいへんだったが、とても刺激的な内容だった。
六章から成り、第六章は文庫版で増補されたもの。
第四章「色彩考」がユニークな考察。
第一章 物語考
第二章 白神考
第三章 境界考
第四章 色彩考
第五章 黄昏考
第六章 地名考その他
章題はそれぞれ硬いものだが、赤坂さんならではの「遠野物語」をめぐる深い考察から学ぶことが多い。
柳田国男の『遠野物語』は、さまざまな文庫版で読めるが、『遠野物語拾遺』とあわせて読みたいもの。
角川ソフィア文庫版には『拾遺』も収録されていて、手もとにあるので、通して読んでみようと思う。
『遠野物語 付・遠野物語拾遺』
角川ソフィア文庫 268ページ 476円(税別)
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