【読】読了 「日本建築集中講義」
先日、図書館でみつけて借りてきた、この本がおもしろかった。
藤森照信×山口晃 『日本建築集中講義』
淡交社 2013/8/6発行 283ページ 1,900円(税別)
― Amazonより ―
<ヘンな建築好きの建築家・藤森照信センセイと平成の絵師・山口晃画伯の建築談義>
<“なんかヘン” 専門の二人が日本建築を見たら……?!>
先生役に路上観察的視点をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手兼ツッコミ役に気鋭の画家・山口晃氏。その二人が、「集中講義」の名のもとに日本各地の名建築を見学し、発見や建築の魅力を語り合います。建築の魅力はもちろん、見学のさなかの珍道中や二人の愉快な妄想など、対談と山口画伯のエッセイ漫画とでたっぷり伝えます。時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、教養と雑談を交じえつつ繰り広げられる二人の掛け合いはまさに「爆笑講義」。寺社、茶室、城、住宅……知っているようで知らない日本の伝統建築の魅力を、二人の独特の視点から再発見!
藤森さんと山口さんの珍道中ぶりがおかしく、ふたりの対話に笑ってばかり。
それでいて、日本の名建築のツボがしっかり押さえられており、勉強になった。
山口晃さんの挿絵、マンガがいい。
なんと味のある絵を描く人だろうと感心していたが、待てよ、この画家は五木寛之『親鸞』が新聞連載されていたときの挿絵画家だったことを思いだした。
新聞連載を、毎日全部切り抜いていたのに、捨ててしまったのが、いま思うともったいないことをした。
ネット検索してみたら、こんなサイトを発見。
小説「親鸞」 五木寛之||講談社BOOK倶楽部
http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/shinran/ 内
五木寛之 小説『親鸞』|山口晃制作ノート||講談社BOOK倶楽部
http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/shinran/note.html
そして、こんな本も。
藤森照信×山口 晃 『探検! 東京国立博物館』
淡交社 2015/11/16発行
山口晃氏、恐るべし。
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