【読】手放した本をまた買う
晴れてきもちのいい一日だった。
昼前、立川の病院へ。
服薬治療中の経過は良好。
24週間(約半年)飲み続けなければいけない新薬を、すでに8週間飲んで、驚くほどの効果がでている。
副作用もまったくなく、いい薬がでたものだ。
ありがたい。
帰りに、大型新古書店(ブックセンターいとう)に立ち寄り、新書を一冊購入。
以前、書棚に並んでいるのをみつけて目をつけてあった本。
100円也。
じつは、いちど読んで売り払っていたもの。
もういちど読んでみたいと思うようになった。
よくあることだ。
勢古浩爾 『わたしを認めよ!』
洋泉社新書 018 2000/11/22発行 206ページ 680円(税別)
― Amazonより ―
それでもわたしが生きる意味とはなにか?わたしたちが世界のただひとりからも「理解されたり、認められたり、必要とされたり」しないとき、自分が生きている意味を失ってしまう―。古典的承認(家族、性、社会)、現在的承認(金、「セックス」、「自己」)、反承認(「自分」)など承認のかたちの三層を踏まえ、この「承認」への欲望をいかに自分の生に据えなおすことができるかを指し示す。他人の毀誉褒貶に翻弄されない自己承認の道を語る覚悟の書。
勢古さんの本は、好みもあると思うが、私は愛読している。
ふざけているような書き方の奥に、著者のマジメな姿が見える。
この本もタイトルがどぎついが、内容はいたってマジメな「承認論」。
人は「誰からも認められていない」と思うと生きていけない――ひとは承認なしでは生きられない――というのは真理だと思う。
私は勢古さんのファンを自認している。
ブログでも独立したカテゴリを設けている所以だ。
やまおじさんの流されゆく日々: 勢古浩爾
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat8004416/index.html
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