【雑】おだやかな年末年始になりそう
今日も晴れて暖かい。
この年末年始は、おだやかな天気になりそうだ。
午前中、あきる野市のいつものパン屋へ。
年始の朝は雑煮を食べるならわしだが、ふだんの朝食はパン。
甘い菓子パンはあまり食べない。
この店のパンが好きなので、車で片道15キロ以上もあるが車で、でかけることがある。
近くのスーパーですませることも多いのだが。
スリール【SOURIRE】東京都あきる野市の天然酵母の手作りパン屋
http://www.sourire.jp/
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過ぎてみれば、あっというまの一年だった気がする。
大きな病気や怪我もなく過ごせたことに感謝している。
あきらめていた難病も、新薬のおかげで全快しそうだし。
そういえば、去年の今頃は、夫婦そろってインフルエンザにかかって、たいへんだったなぁ。
2014年12月30日のブログ記事
【雑】風邪ひき夫婦: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-3052.html
正月二日は、天気もよさそうなので、夫婦で両国の江戸東京博物館へ行ってみようと思う。
入館料が無料だというし、正月のイベントもある。
江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
えどはくでお正月2016 - 江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/other-event/9252/%e3%81%88%e3%81%a9%e3%81%af%e3%81%8f%e3%81%a7%e3%81%8a%e6%ad%a3%e6%9c%882016/1/
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図書館から借りている、石牟礼道子 『苦海浄土』 という本を読み続けている。
本文750ページの分厚い小説だが、ようやく半分近くまでこぎつけた。
asahi.com(朝日新聞社):今につながる 「水俣」の教え - 出版ニュース - BOOK
http://book.asahi.com/news/TKY201101240086.html
石牟礼道子『苦海浄土』刊行に寄せて - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=n7VB2U4kA1M
池澤夏樹=個人編集の世界文学全集(河出書房新社)の一冊。
池澤さんの解説もいい。
水俣病について、これまであまりにも無知だったことを痛感しながら、方言を巧みに使った作者の話法に引き込まれる。
― 本書の月報 (池澤夏樹) より ―
<今さら言うまでもないが、石牟礼道子の『苦海浄土』は水俣病という大きな不幸の物語である。
一九五〇年代の後半から熊本県水俣市で発生した「奇病」と、それに苦しむ患者たちの姿、原因究明にまつわる欺瞞の数々、行政の非力ないし無責任、元凶であるチッソという会社の厚顔無恥……などなど悲しくも腹立たしい、また情けない話題に満ちている。情けないと言うのは、当時の日本国民の一人一人にあの惨状の責任があるとぼくが考えるからだ。もちろんぼく自身も含めて。
しかし、それと同時に、あるいは並行して、これはかつて水俣にあった幸福感の物語でもあるのだ。 (中略)
『苦海浄土』のところどころに巧妙に配置された幸福感は今は失われたもの、過去の残照でしかないが、それでも充分に眩しい。その光が眩しいからこそ、すぐ隣にある不幸の闇が黒々と際立つのだ。>
もっと重苦しい小説だと勝手に思っていたが、水俣の地に生きていた漁民たちの突き抜けるような明るさが、池澤さんが言うところの“幸福感”となっていて、救われる。
それにしても、長大な小説だなぁ。
じっくり読み通そうと思う。
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