【雑】水木しげるさん
あい残念なことだが、93歳なら大往生と言っていいのかもしれない。
水木しげるさんが11月30日に亡くなった。
訃報|水木プロダクション公式サイトげげげ通信
http://www.mizukipro.com/2015/11/post-1341.html
水木プロダクション公式サイトげげげ通信
http://www.mizukipro.com/
東京新聞:水木しげるさん死去 93歳 伝説の妖怪に息吹:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015113090135648.html
この日の昼頃、ちょうど私たちは深大寺門前にある「鬼太郎茶屋」の前を歩いていたのだった。
(写真は2010/11/28に撮影したもの)
そして、私の好きな、水木しげるさんの本。
『水木しげるのラバウル戦記』 ちくま文庫
― Amazonより ―
太平洋戦争の激戦地ラバウル。水木二等兵は、その戦闘に一兵卒として送り込まれた。彼は上官に殴られ続ける日々を、それでも楽天的な気持ちで過ごしていた。ある日、部隊は敵の奇襲にあい全滅する。彼は、九死に一生をえるが、片腕を失ってしまう。この強烈な体験が鮮明な時期に描いた絵に、後に文章を添えて完成したのが、この戦記である。終戦直後、ラバウルの原住民と交流しながら、その地で描いた貴重なデッサン二十点もあわせて公開する。
自らの戦争体験を綴った著書や漫画は、他にもたくさんある。
『猫楠――南方熊楠の生涯』 角川文庫ソフィア
― Amazonより ―
博物学・民俗学・語学・性愛学・粘菌学・エコロジー…広範囲な才能で世界を驚愕させた南方熊楠。そんな日本史上最もバイタリティーに富んだ大怪人の生きざまを描く。(解題:荒俣宏・中沢新一)
南方熊楠という、あまり目だたない“怪人”を描いたこの漫画に、水木さんの民俗学への関心と造詣の深さがうかがわれる。
南方熊楠が好きな私には、たいへんうれしい一冊。
私の敬愛する人たちが、次々と鬼籍にはいっていくのは、淋しい。
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