【読】またまた、面白そうな本を知った
日曜日の読書会(小平図書館友の会「読書サークル・小平」)の課題本を読み終えた。
SEALDsという、若者たちのあたらしい運動について知ることができて、有意義な読書だった。
「民主主義ってなんだ?」 と問い続けることが大事。
読みながら考えさせられた。
高橋源一郎×SEALDs 『民主主義ってなんだ?』
河出書房新社 2015/9/30発行 197ページ 1,200円(税別)
私が書店で買ったものは、すでに9刷(2015/10/30)だった。
評判になっている本らしい。
(それだから、読書会のテキストに選ばれたのだろう)
SEALDsの奥田愛基(おくだ・あき)さんのインタビューが、ネットで読める。
(Google検索「民主主義ってなんだ」で発見)
【安保法案】SEALDs・奥田愛基さん「民主主義って何だ?問い続ける」(インタビュー)
(2015/8/31)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/24/sealds-okuda-interview_n_8030550.html
■
高橋源一郎さんのことは、あまり知らなかった。
この小説家の作品も読んだことはない。
ただ、1951年生まれで、私と同い年。
学生運動をやっていたこともあり、同じ時代を生きてきた人として、その発言は興味ぶかい。
これも今売れている新書を、あわせて読んでいる。
上の本でも話題になっている、朝日新聞連載(2011/4/28~2015/3/26)の「論壇時評」に書かれたものを集めた本。
高橋源一郎 『ぼくらの民主主義なんだぜ』
朝日新書 514 2015/5/30発行 255ページ 780円(税別)
※私が持っているのは、2015/10/30日発行の第8刷
論壇時評だけあって、さまざまな出版物が紹介されているのが興味ぶかい。
■
この新書のなかで紹介されていた一冊。
図書館にあったので、借りてみた。
世界の教科書シリーズ23 『ドイツ・フランス共通歴史教科書【現代史】』
―― 1945年以降のヨーロッパと世界
明石書店 2008/12/15発行 344ページ 4,800円(税別)
― Amazonより ―
内容
長い対立の歴史をもつドイツ・フランス両国間の理解・接近・和解への努力を結集して編纂した高校生用共通歴史教科書。高校最終学年用として1945年以後の世界を説明。各々の歴史観を併記し、異なる観点を学ぶ。
著者略歴
ガイス,ペーター
歴史学博士、後期中等教育特任正教諭。フリードリヒ=エーベルト=ギムナジウム(ボン)、歴史・フランス語教師
カントレック,ギヨーム・ル
歴史学教授資格保有者、高等師範学校卒業。フェヌロン・リセ(パリ)、グランドゼコール受験特別クラス教師
ドイツ語版もフランス語版も、全く同じ内容で作られたという。
こういう教科書があるということが驚きだ。
高橋源一郎さんが言うように、「日中共通教科書」や「日韓共通教科書」など、私たちの国では、まだまだ「遠い未来」のはなしだろう。
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