【読】神社と古事記
きのうは、両国の江戸東京博物館で「えどはくカルチャー」を受講した。
講師は、いつもの江戸東京博物館(江戸東京たてもの園)研究員・米山勇先生。
江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
催し物 - 江戸東京博物館 (えどはくカルチャー)
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/culture/
今月から始まった 「たてもの鑑賞基礎の基礎 II」 (三回連続)の一回目。
「間取りを見る その1・寺社建築編」 ということで、主として神社の間取りについて聴講した。
「間面記法」(桁行何間、梁間何間で間取りをとらえる平面図)によって、神社の間取りを読み取るコツがよくわかった。
また、寺院については、伽藍配置の面白さが理解できた。
帰りに、江戸東京博物館のミュージアムショップに寄り、面白そうな本を一冊みつけて購入。
『すぐわかる日本の神社 『古事記』『日本書紀』で読み解く』
井上順孝(いのうえ・のぶたか) 監修
東京美術 2008/12/20発行 239ページ 1,800円(税別)
■
数日前から 『古事記』 を読んでいる。
古事記はこれまでずっと気になっていたのだが、なかなか読み通す気力がなかった。
『口語訳 古事記 [人代篇]』 三浦佑之 訳・注釈
文春文庫 2006/12/10発行 521ページ 600円(税別)
古事記については、たくさんの人たちが現代語訳を出しているが、この三浦佑之訳は、話し言葉の「語り」形式をとっているのが珍しい。
もともと、語りの伝承が古事記という書物にまとめられたはずなので、この試みは面白いと思う。
注記を頼りにすこしずつ読んでいるが、神の名がたくさんでてきて、なかなか手強い。
なんとか二分冊を最後まで読み終えたいと思う。
(古事記の上・中・下巻が、「神代編」「人代編」の二冊に分けられている)
52ページにわたる巻末の解説も勉強になった。
もう一冊、読んでみたい古事記は、池澤夏樹さんの訳。
買おうかとも思ったが、東村山の図書館にあったので予約した(貸出中だった)。
『古事記』 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01
池澤夏樹 訳
河出書房新社 2014/11/14発行 400ページ 2,000円(税別)
| 固定リンク
「【遊】おでかけ日誌」カテゴリの記事
- 【遊】チャリティ・ちょこっと古本市開催(2023.05.27)
- 【遊】2022年に行ったイベント(2022.12.26)
- 【遊】酒田へ ―「白崎映美還暦大感謝祭 MOKKEDANO!!」2022/11/19(2022.11.21)
- 【雑】関野吉晴さんと服部文祥さんのトークイベント(2022/10/21武蔵野プレイス)(2022.11.01)
- 【遊】瑞穂の「つるしかざり展・ひなまつり展」(2022.03.05)
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】2023年5月に読んだ本(読書メーター)(2023.06.01)
- 【読】池澤夏樹=個人編集 世界文学全集(2023.05.12)
- 【読】桐野夏生の新作(2023.05.07)
- 【楽】【読】五木寛之の夜 ふたたび(2023.05.04)
- 【読】池澤夏樹『また会う日まで』読了(2023.05.01)
「池澤夏樹」カテゴリの記事
- 【読】池澤夏樹=個人編集 世界文学全集(2023.05.12)
- 【読】池澤夏樹『また会う日まで』読了(2023.05.01)
- 【読】池澤夏樹さんの新刊『また会う日まで』(2023.04.25)
- 【読】目取真俊『水滴』――パギやん一人芝居(2023.02.23)
- 【読】2021年 ぼちぼちいこうか総集編(今年読んだ本)その1(2021.12.27)
「江戸東京博物館」カテゴリの記事
- 【雑】2020年を振り返る -11月-(2020.12.30)
- 【遊】えどはくカルチャーへ(2016.02.24)
- 【読】神社と古事記(2016.01.28)
- 【遊】えどはくでお正月(2016.01.02)
- 【雑】おだやかな年末年始になりそう(2015.12.30)
「こんな本を読んだ」カテゴリの記事
- 【読】2023年5月に読んだ本(読書メーター)(2023.06.01)
- 【読】桐野夏生の新作(2023.05.07)
- 【読】池澤夏樹『また会う日まで』読了(2023.05.01)
- 【読】2023年4月に読んだ本(読書メーター)(2023.05.01)
- 【読】沢木耕太郎『天路の旅人』を読む(2023.04.15)
コメント