【読】瀬川拓郎 『アイヌ学入門』 紹介記事
毎週日曜日、東京新聞の読書ページを楽しみにしている。
今日の読書ページに、瀬川拓郎さんの 『アイヌ学入門』 (講談社現代新書、2015/2/20発行)が、著者の人となりとともに紹介されている。
すこし前に、このブログでもとりあげた本。
これまでの通説をくつがえすような、ダイナミックなアイヌ民族論。
交易民としてのアイヌ民族を論じた、画期的な本だ。
2016/1/10(日) 東京新聞 朝刊 8ページ
「アイヌの先祖は弥生文化を受容できなかったのではありません。寒冷地で二流の農耕民になるより弥生人と交易する道を選んだがゆえ、あえて弥生化を拒否した。生存戦略に日本との関係が最初から組み込まれ、常に影響を受け続けた。そんな複雑な歴史を語らず、本州系日本人とは歩みが異なる人たちで、ただ狩りをして、という一面的な見方では本当の理解につながりません」 (記事より、瀬川拓郎さんのことば)
記事を読んで、瀬川さんが旭川市博物館の館長になられたことを知った。
以前は学芸員だったはず。
旭川市博物館、また訪ねてみたい。
【関連ブログ過去記事】
【読】「アイヌ学入門」という本: やまおじさんの流されゆく日々
2015/10/25
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-74bd.html
【読】読書ノート、なんちゃって: やまおじさんの流されゆく日々
2015/11/9
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ca10.html
めずらしく、読書ノートをていねいにとりながら読んだ本だった。
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