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2016年9月15日 (木)

【読】むずかしい本

ブログ更新をサボっていたら、いつのまにか9月もなかば。
ひさしぶりのブログ投稿。

私が所属する小平図書館友の会の読書会が、隔月(奇数月)に開かれている。
前回(7月)、前々回(5月)と続けて欠席してしまった。

次回(今月)の課題本を読んでいるのだが、私には難しくすぎて、正直なところ音をあげている。
興味ぶかい内容ではあるが、頭にはいってこない。

水野和夫 『資本主義の終焉と歴史の危機』
 集英社新書 0732A 2014/3/16発行 218ページ

話題になった本なので、だいぶん前に買い、いちどは読みはじめたものの、ギブアップ。
一年ぶりに、再チャレンジしているのだが・・・。

現在の「資本主義」という経済システムが行き詰まりを見せていることは、私も感じている。
さて、それはどういうことなのか?

Amazonの惹句(下記)で、著者の言いたいことはわかる(気がする)のだが、いざ読んでみると、その主張がわかりにくい。
たぶん、私の経済知識(常識)が乏しいせいなのだろう。
それにしても、もう少し素人にもわかりやすく書いてくれないものか。

― Amazonより ―
 バブルのツケをバブルで支払う。/この危険な循環こそが決定的な破局をもたらす!/資本主義の最終局面=バブル多発時代にむけた処方箋。資本主義の最終局面にいち早く立つ日本。
 世界史上、長期にわたるゼロ金利が示すものは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の「死」だ。
 死の瀬戸際の資本主義は、グローバル化を進め国民を置き去りにし、国家さえも使用人としてバブルを多発させ、生き延びようとしている。
 終わりの近づく資本主義にそれでもしがみつき、かりそめの「成長」を目指すことは、 「国民なき国家」を作り上げ、破局への道を整えているにすぎない。
 グローバル化の本質を鋭利に分析し、世界経済危機を最も早くから警告していたエコノミストが、 日本再生のための道と「世界総ゼロ金利」後の新たなシステムを提言する!


そんなこんなで、もっと易しい本がないかと探していたところ、こういう新書があった。

佐伯啓思 『経済学の犯罪――稀少性の経済から過剰性の経済へ』
 講談社現代新書 2012/8/20発行 326ページ

こちらは、読みやすい。
”犯罪”とは、タイトルが刺激的だけれど・・・。
著者についてよく知らないが、言いたいことがスーッと伝わってきて読みやすい本だ。

― Amazonより ―
 今日のグローバル経済危機の根源には、私たちが現在「正しい」と思っている市場主義経済学の現実離れした理論があった。アダム・スミス、マックス・ウェーバー、そしてケインズといった賢人が、かつて語っていたことを丁寧に読み解き経済学と現実の関係を再び整理し直す。
 さらにグローバル経済危機の中心になる金融市場が必然的に抱える問題を、貨幣の源流にまで根底にある貨幣の誕生にまで遡り明らかにする。/知的興奮とともに、今日の大問題への解決のヒントが見えてくる一冊!
 私たちが、誤った「思想」を信じ続ける限り、危機からは脱出できない。日本を代表する知性が、経済学の源流、貨幣の誕生まで遡り、危機の本質に迫る知的興奮の書。

参考書として、今日、書店でみつけて購入した用語集がある。
これは役にたちそうだ。

『政治・経済用語集』
 山川出版社 政治・経済教育研究会 編
 2014/10/25発行 258ページ 800円(税別)

経済用語の一例をあげる。

「ジニ係数」とは何か。
佐伯啓思氏の上掲書(P.9)に、何の説明もなくでてきたのだが、私はネットで調べてみるまでわからなかった。

<・・・賃金水準を見ると、賃金が長期的に下落しており、1990年代末からは文字通り、物価、賃金の下落というデフレ現象が生じている(図2)。しかも、所得再配分についていえば図3に示されているように、ジニ係数は当初所得で1996年あたりから確実に上昇しており、所得の不平等は確実に拡大している・・・。>

「図3 所得再配分調査におけるジニ係数 資料出所:厚生労働省『所得再配分調査』より」 には、当初所得のジニ係数として、1981年 0.349、1984年 0.398、1987年 0.405、1990年 0.433、1993年 0.439、1996年 0.441、1999年 0.472、2002年 0.498、2005年 0.526、2008年 0.532と、増加の一途をたどっていることが示されている。

この「ジニ係数」、用語集には次のように記述されている。
係数の算出方法までは書かれていないが、簡潔な定義だ。

ジニ係数 社会の平等さ、不平等さをあらわす係数。0ならば完全な平等で、皆が同じ所得水準であることを意味し、1に近づくほど格差が大きいことになる。> (P.206-207)

まあ、経済学を学んだ人には常識なんだろうけれど・・・。

辞典や事典、用語集が好きで、つい買ってしまう。


ところで、今月の読書会、どうしようかなあ。

読書サークル・小平 2016年9月開催案内: 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2016/09/20169-159f.html

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