【読】2020年11月の読書記録(読書メーターより))
11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:988
ナイス数:30愛とまぐはひの古事記 (ちくま文庫)の感想
痛快。肩肘張らずに古典を読めば、こんなに面白い世界が広がっているのかと、目を見開かされた。それにしても「まぐはい」とは、なんと奥ゆかしい日本語(やまとことば)か。この著者の源氏物語にまつわる著作も読みたくなった(これまで源氏物語を敬遠してきたけれど)。
読了日:11月28日 著者:大塚 ひかり
登山の哲学 (NHK出版新書)の感想
『下山の哲学』に続いて読んだ(『下山…』の方が先の出版)。プロ登山家としての著者の”哲学”が伝わってくる。この書名については著者は大げさすぎると反対したそうだが、編集者は断固として首を縦に振らなかったとか。登頂した後で生還しなければ登ったことにはならない、というメッセージは強い。また、終章で触れられている街の危険のエピソード(桶川市の「いなほ保育園」)も興味ぶかい。SNSで著者を知り、『下山の哲学』を読んで、すっかり竹内洋岳さんのファンになってしまった。
読了日:11月24日 著者:竹内洋岳
下山の哲学──登るために下るの感想
ヒマラヤ8000メートル峰14座登頂の記録。臨場感あふれる個性的な文章で、著者の「哲学」(下山するまでが登山行為、という強い思い)がひしひしと伝わってきた。
読了日:11月21日 著者:竹内 洋岳
科学する心の感想
いかにも池澤夏樹さんらしい論考。触発、啓蒙されること多し。原子力発電の危険性についての章(人間の手に負えないしろもの)には説得力がある。これまでの地球上の生物同様、人類もいずれは滅びる。池澤さんが読んできた興味深い著作をいくつも知り、読んでみたいきもちがわいた。いい本だった。
読了日:11月12日 著者:池澤 夏樹
読書メーター
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