【読】沢木耕太郎さんと山崎ハコさん
角幡唯介さんの書くものが好きで、よく読んでいる。
まだ読み始めたばかりの、この本に、沢木耕太郎さんとの対談が掲載されている。
角幡唯介 『旅人の表現術』 集英社文庫 (2020/2/25) 335ページ
驚いたことに、沢木耕太郎さんが山崎ハコさんのデビュー・アルバムに言及している。
対談の前後の脈略を無視して、その部分だけを下にあげる。
「歩き、読み、書く ノンフィクションの地平」(上掲書 P.74)
初出:「考える人」 2012年秋号[No.42]
2012年10月4日刊行(新潮社)
沢木
(前略)
一九七〇年代にデビューした山崎ハコさんという女性歌手がいます。最初のアルバムが素晴らしい出来で、でも二枚目、三枚目はなかなかヒットしない。山崎さんがあるときこう言っていました。「それは当たり前だと気づきました。だって十七歳の全人生が最初の一枚にはこもっていたんです。そのあとの一年、二年をこめたものより一枚目がいいに決まってる。そう思えるようになりました」
(後略)
この、ハコさんの言葉を、沢木さんはどこで聞いたのだろうか。
(「あるときこう言っていました」)
とても気になる。
ネット検索などではみつからない。
沢木さんの対談集かインタビュー集などに載っているのだろうか?
それとも、何かの機会でハコさんと話したのか?
妙に説得力のある、ハコさんの言葉なのだが…。
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