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2024年6月の1件の記事

2024年6月 1日 (土)

【読】2024年5月に読んだ本(読書メーター)

日航機123便墜落事故(事件かもしれない)の関連本を、読み漁った。

きっかけは、森永卓郎の最新刊『書いてはいけない』だった。

調べれば調べるほど、疑惑が深まる。

5月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2430
ナイス数:136

隠された証言―日航123便墜落事故 (新潮文庫)隠された証言―日航123便墜落事故 (新潮文庫)感想
日航123便墜落事故の真相を探る本を、また一冊読んだ。著者は事故当時、日航パイロットで航空事故調査も担当していたところから、事故直後に現場の御巣鷹山スケノ沢(生存者が発見された場所)に駆けつけている。事故現場の凄惨な様子の描写がすごい。事故原因については、青山透子氏などが唱える「ミサイル誤射説」を珍説・風説として一蹴するが、事故調査会の結論「圧力隔壁破壊」説には真っ向から異を唱え、その根拠をていねいに説明している。事故調の内部告発者から調査資料の提供を受けている。それが「隠された証言」というわけだ。
読了日:05月05日 著者:藤田 日出男

疑惑 JAL123便墜落事故 このままでは520柱は瞑れない疑惑 JAL123便墜落事故 このままでは520柱は瞑れない感想
1985年の日航123便事故から8年後に出版された本。著者は、私が先に読んだ『隠された証言』(新潮社)の著者でもある藤田日出男氏ら日航のパイロットからも話を聞いている。この本では、後部圧力隔壁破損による急減圧が事故の原因とする「事故調」報告を否定。ミサイル標的機説をあげている。さらに、破損・迷走していたジャンボ機がミサイルによって撃たれたのでは、という大胆な仮説まで。事故調や日航がボイスレコーダーの生の音声の公開を拒絶し続ける裏には、やはり、何かありそうだ。もう世間は忘れ去ろうとしているが、大事なことだ。
読了日:05月09日 著者:角田 四郎

日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす感想
青山透子さんの「日航123便墜落」事件(筆者は、今や、事件と断定する)に関する本を、立て続けに読んでいる。事故調・日航・政府(当時の中曽根政権)が主張する(根拠が薄弱な)「圧力隔壁説」は、どう見ても整合性のないことがわかる。ただ、著者が想像する「機長共犯?説」(自衛隊出身の機長が自衛隊と打ち合わせのうえでミサイル試射に協力した)は、さすがに”トンデモ説”、”陰謀説”のきらいがあると思う。もう2冊、この著者の本が手元にあるので、読んでみたい。それにしても、これほど”闇”に葬られようとしている事件の不思議。
読了日:05月11日 著者:青山透子

あの航空機事故はこうして起きた (新潮選書)あの航空機事故はこうして起きた (新潮選書)感想
少し前に読んだ同じ著者(日航の元パイロット、2008年死去)の『隠された証言 日航123便墜落事故』新潮文庫に続いて2冊目。日航123便墜落事故の他、世界中で起きた7つの航空機事故について、専門家らしく詳しく、わかりやすく解説している。日航123便事故については、事故調の「後部圧力隔壁説」を真っ向から否定(もっともだ)。この本を読むと航空機事故の多さに驚くが、著者は「ミスはつきもの、その原因を探って再発を防ぐ努力がたいせつ」と力説する。日本の事故調査報告の酷さがわかり、もっと海外に学ばなければと痛感した。
読了日:05月13日 著者:藤田 日出男

日航123便 墜落の波紋: そして法廷へ日航123便 墜落の波紋: そして法廷へ感想
日航123便墜落事故を追う、この著者の4冊目に出版された本。「青山透子」がペンネームであり、本名は非公開ということを、この本で知った。もう一冊の『日航123便墜落事件 JAL裁判』(2022年)も、図書館から借りて手元にあるので読んでみようと思う。森永卓郎『書いてはいけない』(2024年3月)や、青山透子『日航123便 墜落の新事実
目撃証言から真相に迫る』(河出文庫、2020年6月、解説:森永卓郎)など、40年近く前の日航機事故が注目を浴びているのだろうか。私は、ある地域FMの番組を聞いて知ったのだが。
読了日:05月16日 著者:青山透子

JAL裁判JAL裁判感想
日航123便墜落事故(著者は事件と言い切る)に関する、私が読んだ何冊目かの本。2021年6月から22年10月(判決)までの墜落事故被害者による日航を相手どった裁判(ボイスレコーダー、フライトレコーダーの開示請求訴訟)の詳細が書かれていて読むのはしんどかった。現行法に基づく開示請求には無理(限界)があるようだが、今後の控訴審の行方を追っていきたい。JALが所持しているボイスレコーダー、フライトレコーダーの内容を隠す(開示しない)理由は何もない。後ろめたいところがないのなら、開示して事故原因を明らかにすべき。
読了日:05月24日 著者:青山透子

新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書 885)新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書 885)感想
著者は共同通信社の米国特派員。米国駐在という地の利を生かして、日航123便墜落の米国関係者多数と、日本国内の関係者を取材した内容。著者は、あくまでも「圧力隔壁原因説」を支持するが、「撃墜説」をとる青山透子氏へもインタビューしていて、ほう、と思った。海底に眠っている事故機の残骸引き上げが不徹底だったことも指摘している。ただ、青山氏の「垂直尾翼を破壊するほど大きな減圧がなかった」との指摘には触れていない。なんとなく事故調や米国関係者が出している事故原因(修理ミス→圧力隔壁破損)を肯定している印象を受けた。
読了日:05月26日 著者:堀越 豊裕

書いてはいけない――日本経済墜落の真相書いてはいけない――日本経済墜落の真相感想
第3章『日航123便はなぜ墜落したのか」を読みたくて購入(図書館では予約待ちの行列だったので)。経済アナリストの森永氏の本題である「日本経済墜落の真相」については、正直、理解するのが難しかった。日航機の墜落原因については、青山透子氏と、この本で紹介されている小田周二氏の『永遠に許されざる者』の説に依るところが多い。「撃墜説」が、とんでもない「謀略説」とは思わない。日航が隠し続ける飛行記録(ボイスレコーダー、フライトレコーダー)の生データを公開すれば「撃墜説」の真偽が明白になるのに、と、あらためて思う。
読了日:05月27日 著者:森永 卓郎

524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎感想
森永卓郎『書いてはいけない』で紹介されていた日航123便墜落事故の遺族が書いた本(数冊のうちの一冊)。自衛隊無人標的機がぶつかったことによる垂直尾翼崩壊、という説には同意できる。横田基地への不時着が自衛隊機(事故機を追尾していたとされる)によって阻止され、最後は自衛隊機F-15Jが発射したサイルが第4エンジンを破壊して墜落させられた(つまり撃墜された)という説には、もっと裏付けが必要と思う。著者が断定する説を肯定するにも否定するにも、隠蔽されているボイスレコーダーの不明とされている部分の公開、解析が必要。
読了日:05月31日 著者:小田 周二

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