カテゴリー「高野秀行」の42件の記事

2015年4月 6日 (月)

【読】高野秀行さんの新刊

今年一月に出た、高野秀行さんの新刊。

昨日(2015/4/5)の東京新聞読書欄で紹介されていた。

私は発売直後にすぐ買ったが、まだ本棚で待機中。

東京新聞 2015/4/5(日) 朝刊

20150405_tokyoshinbun

高野秀行 『恋するソマリア』
 集英社 2015/1/30発行 306ページ 1,600円(税別)

前作の『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社・2013年)が、すこぶる面白かったので、この新作にも期待。

もう一冊。
これはネットでなんとなく発見したムック。
すぐに注文、今日、書店で受けとってきた。

『アイヌの世界を旅する (別冊太陽 太陽の地図帖 28)』
 平凡社 2014/11/24発行 95ページ

旅に出て知る先住民族 アイヌの世界! 北海道全域に広がる、様々なアイヌ文化ゆかりの地を案内するとともに、、アイ ヌ民族についての基本的な知識が豊富なビジュアルと美しい写真で多角的にわか る、アイヌ文化への画期的なガイドブック。 (Amazon)

平凡社のこのシリーズ(太陽の地図帖)は、なかなか、いい。
このムックも、図版が美しい。
構成もしっかりしていて、好感がもてる。
いい本を手に入れたものだと思う。

太陽の地図帖編集部 - 平凡社
http://www.heibonsha.co.jp/author/a72379.html

 アイヌの世界を旅する - 平凡社
 http://www.heibonsha.co.jp/book/b183472.html

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2015年1月 4日 (日)

【読】読みたい本がいっぱい

年末の29日から体調不良で、今日まで家の中で過ごした。

29日の午後、急きょ訪れた診療所で、A型インフルエンザとの診断を受けた。
四日分の薬をもらい、それも飲みきった。
さいわい、こじらせることもなく、どうやらほぼ恢復したようだ。

明日あたり、外出してみようと思う。


12月22日から今日までの一週間、角幡唯介さんの文庫本を三冊読んでいた。
エンタメ・ノンフ(気軽に読めるノンフィクション)というジャンルは、私の好きな高野秀行さんが命名したものだが、この三冊は、まさにそういう読み物だった。

最初に読んだ『アグルーカの行方』が、いちばん面白く、次に読んだ『空白の五マイル』は、いまひとつ。
三冊目の『雪男は向こうからやって来た』は、まあまあといったところ。

高野秀行さんと角幡唯介さんの対談『地図のない場所で眠りたい』を、昨年10月に読んで、気になっていた角幡さんの著作を、これで全部読み終えた。

 

角幡唯介 『雪男は向こうからやって来た』
 集英社文庫 2013/11/25発行 358ページ 358ページ

ひさしぶりに、ヒマラヤの山中の世界に身を置いての読書体験。
登山家・芳野満彦や、小野田寛郎を「発見」した冒険家・鈴木紀夫が見たという「雪男」を、ダウラギリⅣ峰の麓に探しに行く話だった。


今年も読みたい本がたくさんある。
年末に図書館から借りている本も四冊。

さて、次は何を読もうかな。
肩の凝らない本がいいな。

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2014年12月29日 (月)

【読】2014年総集編(こんな本と出会った)

今年もたくさん本を読むことができた。
10月末にあつらえた近々両用眼鏡のおかげで、読書が楽になった。
目は大切にしよう。

今年は、昨日までに99冊読んだ。
(中断したり一部だけ読んだものは除く)
あと一冊で100冊。
私にとっては大台だが、数十ページの短い本もまじっているので、冊数だけでは測れない。

さいわい、「読書メーター」という便利なサイトがある。
読んだ本を登録しておけば、自動的に総ページ数がわかるのだ。
23,923ページとなっている。

 読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理
 http://bookmeter.com/

七割方の本は、図書館から借りたもの。
じぶんでもたくさん買っているのだが、買ってしまうと安心して読まないものだ。

膨大なリストになるが、せっかくメモ帳ソフトで記録をとっているので、月別に羅列しておきたい。括弧内は出版日付。

何かしら参考になれば、さいわいです。
これは、という印象深かった本は、太字にしてAmazonのリンクも貼っておきます。

■1月■
・門田隆将 『死の淵を見た男 ―吉田昌郎と福島第一原発の五百日』 PHP研究所 (2012/12/4)
・野口邦和 監修/新美景子 文 『カラー図解 ストップ原発 1 大震災と原発事故』 青木書店 (2011/12/9)
・野口邦和 監修/新美景子 文 『カラー図解 ストップ原発 2 放射能汚染と人体』 青木書店(2012/1/20)
・飯田哲也 監修/新美景子 文 『カラー図解 ストップ原発 3 電力と自然エネルギー』 青木書店 (2012/2/20)
・辻信一 監修/高橋真樹 文/水野あきら 絵 『カラー図解 ストップ原発 4 原発と私たちの選択』 青木書店 (2012/3/26)
・恩田勝亘 『福島原発現場監督の遺言』 講談社 (2012/2/20)
・大鹿靖明 『ドキュメント福島第一原発事故』 講談社 (2012/1/27)
・松岡正剛 『千夜千冊番外編 3・11を読む』 平凡社 (2012/7/11)
・赤坂憲雄 『北のはやり歌』 筑摩選書 0077 (2013/10/15)
・堤 未果 『ルポ 貧困大国アメリカ』 岩波新書 新赤版1112 (2008/1/22)
・堀江邦夫・文/水木しげる・絵 『福島原発の闇 ―原発下請け労働者の現実』 朝日新聞出版 (2011/8/30)
・堤 未果 『アメリカは変われるか? ―立ち上がる市民たち!』 大月書店 (2009/3/31)
・呉智英 『吉本隆明という「共同幻想」』 筑摩書房 (2012/12/10)

■2月■
・池上 彰 『そうだったのか!アメリカ』 集英社文庫 (2009/6/30)
・呉智英 『言葉の常備薬』 双葉社 (2004/10/30)
・呉智英 『言葉の煎じ薬』 双葉社 (2010/6/20)
・塩見鮮一郎 『江戸から見た原発事故 ―あの時こうしていたら……の近代日本史』 現代書館 (2014/1/30)
・呉智英 『言葉につける薬』 双葉社 (1994/9/10)
・北海道新聞社編 『原子力 負の遺産 ―核のごみから放射能汚染まで―』 北海道新聞社 (2013/8/28)
・長谷川集平 『およぐひと』 解放出版社 (2013/4/20)
・キャロル・オフ 著/北村陽子 訳 『チョコレートの真実』 英治出版 (2007/9/1)
・東京柳句会編 『友ありてこそ、五・七・五』 岩波書店 (2013/12/17) 入船亭船橋・永六輔・大西信行・桂米朝・加藤武・柳家小三治・矢野誠一
■3月■
・岡崎武志 『あなたより貧乏な人』 メディアファクトリー (2009/10/16)
・星川淳 『タマサイ 魂彩』 南方新社(2013/11/11)

・古市憲寿 『誰も戦争を教えてくれなかった』 講談社 (2013/8/6)
■4月■
・星川淳 『ベーリンジアの記憶』 幻冬舎文庫 (1997/9/11)

・石川明人 『戦争は人間的な営みである ―戦争文化試論』 並木書房 (2012/11/5)
■5月■
・内田樹 『街場のメディア論』 光文社新書  (2010/8/20)
・広瀬洋一 『西荻窪の古本屋さん ―音羽館の日々と仕事』 本の雑誌社 (2013/9/20)

・内田樹 『街場の憂国論』 晶文社 (2013/10/10)
・藻谷浩介・NHK広島取材班 『里山資本主義 ―日本経済は「安心の原理」で動く』 角川oneテーマ21 (2013/7/13)
・内田樹 編 『街場の憂国会議』 小田嶋隆・想田和弘・高橋源一郎・中島岳志・中野晃一・平川克美・孫崎享・鷲田清一 晶文社 (2014/5/10)
・伊藤痴遊 『明治裏面史 (上)』 国書刊行会 (2013/4/25)
■6月■
・伊藤痴遊 『明治裏面史 (下)』 国書刊行会 (2013/4/25)
・塩見鮮一郎 『探偵イザベラ・バード 明治開化殺人事件』 河出書房新社
・岡崎武志 『上京する文學 漱石から春樹まで』 新日本出版社 (2012/10/25)
・前川恒雄 『移動図書館ひまわり号』 筑摩書房 (1988/4/15)
・猪谷千香 『つながる図書館 ―コミュニティの核をめざす試み』 ちくま新書 (2014/1/10)
・内田樹 『日本辺境論』 新潮選書 (2009/11/20)
・夏堀正元 『明治の北海道 ―シリーズ日本近代史5』 岩波ブックレット (1992/3/19)
■7月■
・内田樹/小田嶋隆/平川克美/町山智浩 『9条どうでしょう』 毎日新聞社 (2006/3/10)
・内田樹/小田嶋隆/平川克美 『街場の五輪論』 朝日新聞出版 (2014/2/28)
・川本三郎 『マイ・バック・ページ ―ある60年代の物語』 平凡社 (2010/11/25)
・内田樹 『私家版・ユダヤ文化論』 文春新書 519 (2006/7/20)
・塩見鮮一郎 『解放令の明治維新 ―賤称廃止をめぐって』 河出ブックス (2011/6/20)
・柳田邦男 『「想定外」の罠 ―大震災と原発』 文春文庫 (2014/3/10)
・大森洋平 『考証要集』 文春文庫 (2013/12/10)
・笠井潔・白井聡 『日本劣化論』 ちくま新書 (2014/7/10)
・高野秀行 『謎の独立国家ソマリランド ―そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』 本の雑誌社 (2013/2/20)
・高野秀行 『未来国家ブータン』 集英社 (2012/3/30)

 

■8月■
・高野秀行 『イスラム飲酒紀行』 講談社文庫 (2014/7/15)
・池上彰 『おとなの教養』 NHK出版新書 (2014/4/10)
・池上彰 『そうだったのか!現代史』 (2007/3/25)
・辻信一/田中優子 『降りる思想』 大月書店 (2012/10/19)
・田中優子 『カムイ伝講義』 小学館 (2008/10/6) 339ページ ちくま文庫 (2014/5/10)
・白井聡 『永続敗戦論 ―戦後日本の核心』 大田出版(atプラス叢書 04) (2013/3/27)
・笠井潔・白井聡 『日本劣化論』 ちくま新書 (2014/7/10)
・豊下楢彦 『「尖閣問題」とは何か』 岩波現代文庫(学術273) (2012/11/16)
・水野和夫 『世界経済の大潮流 ―経済学の常識をくつがえす資本主義の大転換』 大田出版 (2012/5/17)
・ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ 『ラダック ―輝かしい未来』 山と渓谷社 (2003/7/10)
・下重暁子・黒田夏子 『群れない 媚びない こうやって生きてきた』 海竜社 (2014/6/10)
■9月■
・山本高樹 『ラダックの風息 ―空の果てで暮らした日々』 ブルース・インターアクションズ(スペースシャワーネットワーク) (2009/3/10)
・笠井潔 『8・15と3・11 ―戦後史の死角』 NHK出版新書388 (2012/9/10)
・保阪正康 『昭和史、二つの日 ―語り継ぐ十二月八日と八月十五日』 山川出版社 (2012/7/25)
・五十嵐惠邦 (いがらし・よしくに) 『敗戦と戦後のあいだで ―遅れて帰りし者たち』 筑摩書房(筑摩選書0050) (2012/9/15)
・勢古浩爾 『大和よ武蔵よ ―吉田満と渡部清』 洋泉社 (2009/7/17)

・水野剛也 『「自由の国」の報道統制 ―大戦下の日系ジャーナリズム』 吉川弘文館 (2014/7/1)
・五十嵐惠邦 『敗戦の記憶 ―身体・文化・物語 1945~1970』 中央公論新社 (2007/12/20)
・小林英夫 『シリーズ昭和史No.7 大東亜共栄圏』 岩波ブックレット (1988/8/3)
■10月■
・徳山喜雄 『安倍官邸と新聞 ―「二極化する報道」の危機』 集英社新書 (2014/8/17)
・内田樹 『憲法の「空語」を充たすために』 かもがわ出版 (2014/8/15)
・内田樹 『街場の共同体論』 潮出版社 (2014/6/20)

・豊下楢彦・小関彰一 『集団的自衛権と安全保障』 岩波新書 新赤版1491 (2014/7/18)
・豊下楢彦 『集団的自衛権とは何か』 岩波新書 新赤版1081 (2007/7/20)
・高野秀行・角幡唯介 『地図のない場所で眠りたい』 講談社 (2014/4/24)

・池澤夏樹 『終わりと始まり』 朝日新聞出版 (2013/7/30)

・佐原真・小林達雄 『対論 世界史のなかの縄文』 新書館 (2001/1/5)
■11月■
・礫川全次 『異端の民俗学 ―差別と境界をめぐって』 河出書房新社 (2006/4/20)
・礫川全次 『戦後ニッポン犯罪史』 批評社 (2000/6/10) 332ページ
・礫川全次 『日本人はいつから働きすぎになったのか ―<勤勉>の誕生』 平凡社新書744 (2014/8/12)
・デイビッド・ウォルトナー=テーブズ/片岡夏実訳 『排泄物と文明 ―フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで』 築地書館 (2014/5/20)
・勢古浩爾 『定年後7年目のリアル』 草思社文庫 (2014/8/8)
・井上ひさし 『二つの憲法 ―大日本帝国憲法と日本国憲法』 岩波ブックレット 812 (2011/6/7)
・森英樹 『憲法のこころに耳をすます』 かもがわブックレット 101 (1997/5/3)
・小西豊治 『憲法「押しつけ」論の幻』 講談社現代新書 1850 (2006/7/20)
・伊藤始・杉田秀子・望月武人 『五日市憲法草案をつくった男・千葉卓三郎』 くもん出版 (2014/9/21)
・半田滋 『日本は戦争をするのか ―集団的自衛権と自衛隊』 岩波新書 新赤版1483 (2014/5/20)
・長倉洋海 『ぼくが見てきた戦争と平和』 バジリコ (2007/5/15)
・佐藤優 『創価学会と平和主義』 朝日新書 481 (2014/10/30)
・池上彰・佐藤優 『新・戦争論 ―僕らのインテリジェンスの磨き方』 文春新書 1000 (2014/11/20)

・池上彰 『池上彰教授の東工大講義 学校では教えない「社会人のための現代史」』 文藝春秋 (2013/10/15)
・池上彰 『池上彰教授の東工大講義 この日本で生きる君が知っておくべき「戦後の学び方」』 文藝春秋 (2013/3/30)
■12月■
・杉浦康平 『文字の靈力 ―杉浦康平デザインの言葉』 工作舎 (2014/9/20)
・依田彦三郎 『ゴミは、どこへ行く? ―自動車、原発、アルミ缶、汚水の授業』 太郎次郎社 (1993/7/20)
・『レイチェル・カーソン ―「沈黙の春」で環境問題を訴えた生物学者』 筑摩書房 ちくま評伝シリーズ<ポルトレ> (2014/10/25)
・倉澤治雄 『原発ゴミはどこへ行く?』 リベルタ出版 (2014/11/7)
・松田哲夫 『縁もたけなわ ―ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち』 小学館 (2014/9/3)
・角幡唯介 『アグルーカの行方 ―129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』 集英社文庫 (2014/9/25)

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2014年12月22日 (月)

【読】読書メーター

インターネットに「読書メーター」というサービスがある。

読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理
http://bookmeter.com/

簡単なユーザー登録をすれば、だれでも無料で利用できる。

私は、これまで毎年、読んだ本のリストをPCのメモ帳で作ってきたが、このサイトを知り、今年の一月から読んだ本を登録してみた。
登録は簡単で、書名などで検索して選ぶことができる。

読んだ冊数とページ数のグラフが見られて、読書の励みになる。
また、「読書中、読了、積ん読、読みたい本」などのステータスを登録しておいたり、他のメンバーの感想なども見られる。

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今日から、今年99冊目の本にとりかかる。
角幡さんの書いたものを読むのは、これがはじめて。

角幡唯介 『アグルーカの行方 ―129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』
 集英社文庫  2014/9/25発行 455ページ 780円(税別)

他にも、角幡唯介さんの文庫本が二冊、手もとにある。
角幡さんを知ったのは、高野秀行さんとの対談だった。

『地図のない場所で眠りたい』 講談社 2014/4/25発行

著者紹介
高野 秀行 (タカノ ヒデユキ)
 1966年、東京都八王子市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大探検部在籍時に執筆した『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)でデビュー。タイ国立チェンマイ大学日本語講師を経て、ノンフィクション作家となる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。
角幡 唯介 (カクハタ ユウスケ)
 1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。同社退社後、チベットや北極圏を中心に探検活動を続ける。『空白の五マイル』(集英社文庫)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。『雪男は向こうからやって来た』(集英社文庫)で新田次郎文学賞受賞。『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞受賞。

 

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2014年10月16日 (木)

【読】高野秀行・角幡唯介の対談を読む

早稲田大学探検部のOB二人の対談。
タイトルがいい。
「地図のない場所で眠りたい」――編集者のアイディアなのか、二人の意向なのか不明だが、探検家・冒険家の心意気が伝わってくる。

高野秀行・角幡唯介 『地図のない場所で眠りたい』
 講談社 2014/4/24発行 293ページ 1,500円(税別)

高野さんは1966年生まれ、角幡さんは1976年生まれ。
ちょうど10歳ちがいで、早大探検部時代に接点はなかったという。

高野さんの本は、これまでたくさん読んできたが、角幡さんのものは読んだことがない。

角幡さんの代表作。
『空白の五マイル』 (開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞)
『雪男は向こうからやって来た』 (新田次郎文学賞受賞)
『アグルーカの行方』 (講談社ノンフィクション賞受賞)

どれも、タイトルからして面白そうだ。
三冊とも文庫化されている(集英社文庫)。
ネット注文したので、近々、書店に届くはず。
楽しみだ。

    

この対談では、ふたりのライターとしての苦心が伝わってきて、興味ぶかかった。

付録として、ところどころに「探検を知る一冊」というブックガイドがあり、どれも興味深い本ばかり。

       

三冊目の「サードマン」の本は、以前、図書館から借りて読んだことがある。

→ 過去記事 2013年8月23日 (金)
 【読】シャクルトンのサードマン: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-fb2c.html

二人もこの本に感銘を受けたのだと思うと、うれしかった。

いちど読んだけれど、文庫化されているようなので、買おうかなと思う。

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2014年10月14日 (火)

【読】軽めの本を読む

台風19号が足早に関東地方を通過。
昨夜は強い雨風だったものの、夜が明ければ快晴。
風もおさまった。

ただ、その後強い北寄りの風が吹きはじめて、夜まで続いている。

この台風一過で、いっきに秋が深まったようだ。
涼しくなった。
北海道からは初雪のたよりも。


きのうまで、難しい岩波新書を読んでいて疲れたので、軽めの本を読んでいる。

早大探検部出身のノンフィクション作家二人の、軽妙な対談。
面白い。

高野秀行・角幡唯介 『地図のない場所で眠りたい』
 講談社 2014/4/24発行 293ページ 1,500円(税別)

角幡さんが、北海道芦別市出身だと知った。
実家はスーパーを経営していて、チェーン展開していたとか。
(廃業して、今はないらしい)

そういえば、かつて美瑛にも「かくはた」という店舗があったが、関係あるのかもしれない。
ネット検索してみたところ、富良野にもあったようだ。

以下、本書の概要紹介。
いつものように、e-honサイトから。

[要旨]
探検家前夜から、探検の実際、執筆の方法論、ブックガイド…。伝説の「早稲田大学探検部」出身の二人が縦横無尽に語り尽くす。付録・探検を知る一冊。

[目次]
第1章 僕たちが探検家になるまで
第2章 早稲田大学探検部
第3章 作家として生きること
第4章 作品を語る
第5章 探検の現場
第6章 探検ノンフィクションとは何か

[出版社商品紹介]
講談社ノンフィクション賞同時受賞の二人の探検家。早大探検部の先輩と後輩が語る探検の神髄、探検の実際、執筆から書籍紹介まで。

おすすめコメント
誰もが「探検」の魔力に取り憑かれる一冊。講談社ノンフィクション賞同時受賞記念刊行! 高野秀行と角幡唯介は、早稲田大学探検部の先輩・後輩の関係にある。角幡は、高野の『西南シルクロードは密林に消える』(講談社)を読んで探検ノンフィクションを志したという。二人にとって、探検とは、冒険とは何だろうか。探検家前夜から、探検の実際、執筆の方法論、ブックガイドまで、縦横無尽に語り尽くす。

著者紹介
高野 秀行  (タカノ ヒデユキ)
1966年、東京都八王子市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大探検部在籍時に執筆した『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)でデビュー。タイ国立チェンマイ大学日本語講師を経て、ノンフィクション作家となる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。
角幡 唯介  (カクハタ ユウスケ)
1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。同社退社後、チベットや北極圏を中心に探検活動を続ける。『空白の五マイル』(集英社文庫)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。『雪男は向こうからやって来た』(集英社文庫)で新田次郎文学賞受賞。『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞受賞。

角幡さんの書いたものを読んだことがないが、面白そうなので、こんど図書館から借りてみようかな。
文庫版なら、買ってもいいな。

   

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2014年7月31日 (木)

【雑】7月も終わる

今日も炎天。
朝から午後まで仕事。
こう暑いと、車に乗るのもたいへんだ。

帰りがけ、スーパーで買い物。
レジ前に「冷やし甘酒」の缶があったので、試しに買ってみた。

帰宅して、すぐに飲んでしまったので、写真はない。
空き缶を撮ってもしょうがないし。

たしかに、夏は冷たい甘酒がおいしい。
麹成分や適度の塩分が、身体にいいという。

缶の色が青で(温めて飲む甘酒の缶は赤)、いかにも夏らしい意匠。


昨夜から、高野秀行さんの文庫本を読んでいる。
思わずニヤリとする書き出しで、面白いことこの上ない。

高野秀行 『イスラム飲酒紀行』
 講談社文庫 2014/7/15発行 331ページ 770円(税別)
 (単行本 2011年 扶桑社)

  

電子書籍(Kindle版)も出ているんだな。
(上の中央リンクがそれ)

最近、電子書籍が増えている。
私は利用する気がないが。

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2014年7月29日 (火)

【読】ブータン

今日も暑い一日だった。
湿度が低くカラッとした暑さだったと言うが、いやいや、そうでもなかった。

午後、炎天下を2時間ばかりの仕事にでかけた。
市役所の近く、片道2キロほどの道のりを車で往復。
車のエアコンを入れずに窓を開け放って走ったが、暑かった。

仕事場のプレハブの建物の中も、エアコンを入れないと蒸し風呂のような状態。
エアコン2台と扇風機で室内を冷やしていた。


昨夜から、高野秀行さんの本を読んでいる。

高野秀行 『未来国家ブータン』
 集英社 2012/3/30発行 267ページ 1,500円(税別)

〝高野節〟炸裂で、この本も面白い。
三分の一ほど読んだところ。

この高野さんの本で、中尾佐助さんという人の『秘境ブータン』という興味ぶかい本を知った。
いつか読んでみたい。
高野さんが参考文献としてあげているのは1976年教養文庫版だが、新版で入手可能らしい。

   

ブータンといえば、五木寛之さんの 「21世紀仏教への旅」 シリーズ(講談社)の5冊目がブータン編だ。
ずいぶん前にシリーズ全部を揃えたものの、まだ読んでいない。

もっとも、五木さんのこのシリーズは生真面目すぎて、とっつきにくい。
なかなか読めないまま、買ってから7年経ってしまった。

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2014年7月28日 (月)

【読】読了、「謎の独立国家ソマリランド」

四日で読了。
私にしては早かった。
いやあ、面白かったな。

高野秀行
 『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

「ソマリランド」は、アフリカ東部、エチオピアの東にある国なんだが、一般に「ソマリア」の名前で知られている国の北部である。
ただし、「ソマリア連邦共和国」じたいが、内乱による無政府状態が続いていて、国の体をなしていない。
そんな状況のなかで、この「ソマリランド共和国」は、まさに「謎の独立国家」なのだった。

― Wikipedia ―
<ソマリア連邦共和国(ソマリアれんぽうきょうわこく)、通称ソマリアは、東アフリカのアフリカの角と呼ばれる地域を領域とする国家。ジブチ、エチオピア、ケニアと国境を接し、インド洋とアデン湾に面する。
 1991年勃発の内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続き、エチオピアの軍事支援を受けた暫定政権が首都を制圧したものの、依然として内戦状態が続いている。現在の国土は暫定政権の南部と、1998年7月に自治宣言したプントランド(首都ガローウェ、暫定政権との連邦制に肯定的)の北東部、91年に独立宣言した旧英領のソマリランド共和国(首都ハルゲイサ、国際的に未承認、東部に分離の動き)の北部に大きく3分割されている。>

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も知らないものを探す」(本書著者略歴)、探検家・高野秀行さんの面目躍如。

現地では誰もがやっている、覚醒植物「カート」(ニシキギ科の植物、和名はアラビアチャノキ)の葉っぱをムシャムシャ噛みながら、現地の人々のなかに分け入っていく。

そんな高野さんのおかげで、謎の独立国家ソマリランドの内実が明かされていく。

ソマリは「氏族社会」だという。
「部族」とも「民族」とも違う「氏族」。
人類学ではclanと呼ばれるそうだ。
こういうことも、私にとっては発見だった。

ソマリランドとその周辺(プントランド、南部ソマリア)の氏族があまりにも複雑多岐にわたるため、この本では、日本の歴史上の氏族名を便宜的に割り振っている。

イサック「奥州藤原氏」、その分家のハバル・アワル「伊達氏」、ハバル・ユニス「武田氏」、ハバル・ジャロ「上杉氏」、といったぐあいに。
他には、ダロッド「平氏」、その分家の東国ダロッド「平氏」、さらにその分分家……。

読んでいると、どうしても混乱してわからなくなってくる。
そういう個所は流して読んだ。

おっ、これは、という発見のあったページに付箋を付けながら読んだので、付箋だらけになってしまった。

巻末に「ソマリランドとソマリア近現代史年表」という詳細な年表が付けられている。
身体を張った「探検旅行」のノンフィクションだ。
「梅棹忠夫・山と探検文学賞」を受賞したことも頷ける。

高野秀行さんの本を、ひと頃むさぼるように読んだ時期があったが、また、高野熱が再燃。
何冊か最近の本をネット注文してしまった。

     

しばらく見ないうちに、たくさんの著作が出ているのだった。

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2014年7月27日 (日)

【雑】今日も猛暑

あまり言いたくないが、今日も猛暑。
最高気温は軽く35度を超えて、いわゆる「猛暑日」。

午後2時頃から風が強くなってきて、ひと雨ありそうな気配。
窓を閉めてエアコンを入れた。

日曜日のラジオ番組(いつもTBSラジオを流している)はつまらないので、ひさしぶりにCDで音楽を聴いている。
いまかけているBGMはこれ。
真夏に似合いそうな音楽だ。

THE ALLEN TOUSSAINT COLLECTION

Rokku Mi Rokka / Youssou N'Dour


きのうは一日外に出なかったが、今日は午前中、近くのスーパーまで買い物に。

自宅から500~600メートルほどしかないので、歩いて行ってもよかったのだが、あまりの暑さに車を使う。
車の中は炎熱地獄。

昼食に温かいうどんを作って食べたので、ひと汗かいてしまった。

一昨日から読んでいる高野秀行さんの本を、今日も読み続けている。
たいへん面白い本だが、ちょっと長すぎる。
500ページあるうちの、7割方読んだところ。

高野秀行
 『謎の独立国家ソマリランド ――そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』

 本の雑誌社 2013/2/20発行 509ページ 2,200円(税別)

― 以下、Amazonより ―

第35回(2013年)講談社ノンフィクション賞受賞
第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞
BOOK OF THE YEAR2013 今年最高の本 第1位(dacapo)
本屋さん大賞ノンフィクション部門 第1位(週刊文春)
 

西欧民主主義敗れたり! ! 著者渾身の歴史的<刮目>大作 終わりなき内戦が続き、無数の武装勢力や海賊が跋扈する「崩壊国家」ソマリア。その中に、独自に武装解除し十数年も平和に暮らしている独立国があるという。果たしてそんな国が存在しえるのか? 事実を確かめるため、著者は誰も試みたことのない方法で世界一危険なエリアに飛び込んだ──。世界をゆるがす、衝撃のルポルタージュ、ここに登場!

プロローグ 地上に実在する「ラピュタ」へ

第1章 謎の未確認国家ソマリランド
1 ラピュタへのビザはどこで取得できるのか
2 ソマリ人は傲慢で、いい加減で、約束を守らず、荒っぽい
3 市場に札束がごろごろ
4 動物だらけの遊牧都市
5 世界でいちばん暑い町
6 海賊に拉致されたドイツ人と刑務所の海賊

第2章 奇跡の平和国家の秘密
1 ソマリランド観光案内
2 天変地異には要注意
3 知られざる覚醒植物カート
4 ソマリランドはなぜ治安がいいのか
5 ワイルド・イースト
6 だいたいソマリランド最高峰登頂記
7 ソマリランドが和平に成功した本当の理由
8 独立は認められないほうがいい?
9 「地上のラピュタ」は、ライオンの群れが作る国家

第3章 大飢饉フィーバーの裏側
1 ソマリア三国志
2 北斗の拳を知らずしてラピュタは語れない
3 世話役はカートの輸出業者
4 被差別民の意見
5 ハイエナには気をつけろ
6 アル・シャバーブの影

第4章 バック・トゥ・ザ・ソマリランド
1 奇跡の政権交代
2 ソマリの超速離婚
3 血の代償
4 ワイヤッブの裏切り

第5章 謎の海賊国家プントランド
1 海賊の首都ボサソ
2 氏族の伝統が海賊を止められない理由
3 籠の中のカモネギ
4 プントランドも民主主義国家?
5 ソマリランドの「宿敵」はこう語る
6 世紀末都市ガルカイヨ
7 謎の源氏国家ガルムドゥッグ
8 史上最大の作戦
9 続・史上最大の作戦

第6章 リアル北斗の拳 戦国モガディショ
1 モガディショ京都、二十年の大乱
2 世界で最も危険な花の都
3 剛腕女子支局長ハムディ
4 旧アル・シャバーブ支配区を見に行く
5 完全民営化社会
6 現場に来て初めてわかること
7 カートとイスラム原理主義
8 アル・シャバーブを支持するマイノリティ
9 アル・シャバーブはマオイスト?
10 すべては「都」だから

第7章 ハイパー民主主義国家ソマリランドの謎
1 戦国時代のソマリランド
2 「地上のラピュタ」に帰る
3 アフリカTV屋台村
4 ソマリランド和平交渉の全てを知る長老に弟子入り
5 ソマリの掟「ヘール」の真実
6 ソマリ人化する
7 世界に誇るハイパー民主主義
8 伊達氏の異能政治家・エガル政宗の恐るべき策謀
9 地上のラピュタを越えて

エピローグ 「ディアスポラ」になった私

【参考サイト】
辺境・探検・ノンフィクション MBEMBE ムベンベ
  ノンフィクション作家、高野秀行のオフィシャル・ブログ
 第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞しました
  http://aisa.ne.jp/mbembe/archives/3661


写真は、昨夜、昭和記念公園の花火大会をベランダから撮ってみたもの。
近くの高層アパートが邪魔をして、打ち上げ花火の一部しか見えなかったが、花火の音だけはよく聞こえていた。

201407260003_2


大相撲の今場所(名古屋場所)は、最後までもつれこんで面白い。
白鵬も嫌いではないが、琴奨菊と豪栄道の二人にがんばってもらいたい。

あっ、そうか。
今日の千秋楽は二人が対決するんだっけ。
豪栄道が勝てば大関昇進、琴奨菊が勝てば白鵬と優勝決定戦か?
豪栄道が勝って、白鵬が日馬富士に負けると、優勝決定戦(巴戦)の可能性もある。
さらに、高安が勝てば三敗力士四人の決定戦?

最後まで目が離せない千秋楽。
楽しみだ。

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