カテゴリー「【震】震災日誌」の142件の記事

2017年3月11日 (土)

【震】6年後の3.11

今日は特別な日。

何日も前から、テレビなどはこの日のことであれこれ報道が続いている。

忘れないためにはだいじなことだろうが、この時期だけの報道の盛りあがりには違和感をおぼえる。

あの日と、そのあとの原発事故のことは、忘れようにも忘れようがない。
それよりも、被災した土地の復興は、まだまだ長い時間がかかることを、いつも気に留めておかなくては。

2011年3月12日(土) ブログ記事
 【震】恐ろしい地震体験: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-5cfd.html

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6年前は、別のことでも私にとっての節目の年だった。
2011年6月末で定年退職。
実際には、有給消化で5月25日が最後の出勤日だった。

2011年5月26日(木) ブログ記事
 【雑】引退式: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-cf76.html

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その翌年には、いまの場所に引っ越しもした。

2012年3月8日(木) ブログ記事
 【雑】引っ越しのバタバタ: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-a5dd.html

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あれから6年たったのかと、感慨ぶかい。

【追記】
毎週聴いている土曜日のラジオ番組 「久米宏ラジオなんですけど」(TBSラジオ、13時から)のゲストコーナーを聴いていた。
ゲストの奥野修司さんという人の話と著書のこと。
この本は読んでみたい。

『魂でもいいから、そばにいて 3・11後の霊体験を聞く』
 奥野修司 新潮社 2017年2月発行

― Amazonより ―

「今まで語れなかった。でも、どうしても伝えたい」という遺族たちの思いが噴き出した、初めての〝告白″を、大宅賞作家が優しい視線と柔らかな筆致で描き出す!
唯一無二の〝奇跡″と〝再生″の物語を紡ぎ出す、感動と感涙のノンフィクション。

【目次】
旅立ちの準備
春の旅
1『待っている』『どこにも行かないよ』
2 青い玉になった父母からの言葉
3 兄から届いたメール≪ありがとう≫
4『ママ、笑って』――おもちゃを動かす三歳児
5 神社が好きだったわが子の跫音(あしおと)
夏の旅
6 霊になっても『抱いてほしかった』
7 枕元に立った夫からの言葉
8 携帯電話に出た伯父の霊
9 『ほんとうはなあ、怖かったんだぁ』
10 三歳の孫が伝える『イチゴが食べたい』
秋の旅
11 『ずっと逢いたかった』――ハグする夫
12 『ただいま』――津波で逝った夫から
13 深夜にノックした父と死の「お知らせ」
14 ≪一番列車が参ります≫と響くアナウンス
15 あらわれた母と霊になった愛猫
16 避難所に浮かび上がった「母の顔」
旅のあとで

出版社からのコメント
 「今まで誰にも話せませんでした。死んだ家族と〝再会″したなんて――」 大震災で愛する者を失った人びとの奇跡の体験と再生の物語。

― e-hon サイトより ―

要旨
 今まで語れなかった。でも、どうしても伝えたい。未曾有の大震災で最愛の人を喪った絶望の淵で…大宅賞作家が紡いだ、“奇跡と再会”の記録。
目次
 春の旅(『待っている』『どこにも行かないよ』(亀井繁さんの体験)
 青い玉になった父母からの言葉(熊谷正恵さんの体験)
 兄から届いたメール“ありがとう”(熊谷常子さんの体験)
 『ママ、笑って』―おもちゃを動かす三歳児(遠藤由理さんの体験)
 神社が好きだったわが子の跫音(永沼恵子さんの体験))
 夏の旅(霊になっても『抱いてほしかった』(阿部秀子さんの体験)
 枕元に立った夫からの言葉(赤坂佳代子さんの体験)
 携帯電話に出た伯父の霊(吉田加代さんの体験)
 『ほんとうはなあ、怖かったんだぁ』(阿部由紀さんの体験)
 三歳の孫が伝える『イチゴが食べたい』(千葉みよ子さんの体験))
 秋の旅(『ずっと逢いたかった』―ハグする夫(高橋美佳さんの体験)
 『ただいま』―津波で逝った夫から(菅野佳代子さんの体験)
 深夜にノックした父と死の「お知らせ」(三浦幸治さんと村上貞子さんの体験)
 “一番列車が参ります”と響くアナウンス(今野伸一さんと奈保子さんの体験)
 あらわれた母と霊になった愛猫(大友陽子さんの体験)
 避難所に浮かび上がった「母の顔」(吾孫耕太郎さんの体験))

おすすめコメント
 「いままで誰にも言えなかった――」喪った最愛の人との“再会”の告白。「亡き妻があらわれて語った〈待っている〉という言葉が唯一の生きる希望です」「兄の死亡届を書いているとき〈ありがとう〉と兄のメールが届いて」「夫が霊になっても抱いてほしかった」――未曾有の大震災で愛する者が逝き、絶望の淵にあった人びとの心を救ったのは、不思議でかけがえのない体験の数々だった。“奇跡”と“再生”をたどる、感涙必至のノンフィクション。

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2016年5月14日 (土)

【読】村上春樹、ひとやすみ

今日も初夏の陽気。
曇り空で湿度も高かったが、さわやかな風がここちよい。

街路樹のヤマボウシが咲きはじめた。


先月はじめから読み続けていた、村上春樹の初期(1979~89年)の作品集。
全8冊を読みおえた。

最後に読んだのは 『ダンス・ダンス・ダンス』 という、『羊をめぐる冒険』 の実質的な続編。
エンディングがいまひとつだったが、面白かった。

村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (7)』 「ダンス・ダンス・ダンス」
 講談社 1991/5/20発行 591ページ

ここまで読んだ作品、なかでも長篇は性描写が多く、またか、という感じだったが、そのあたりが好き嫌いのわかれるところかもしれない。


箸やすめといったところで、毛色のちがう新書を読んでいる。

磯田道史 『天災から日本史を読みなおす』
 中公新書 2295 2014/11/25発行 221ページ 760円(税別)

 

ひところ話題になった 『武士の家計簿』(新潮新書)の著者。
本書で第63回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。

わかりやすく、興味ぶかい内容。
著者の母親が二歳のときに体験した「昭和南海地震」(1946年)の大津波の話や、同じ場所での森繁久彌の地震・津波体験が、胸に迫る。

― Amazonより ―
豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波――。
史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。
富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは。
東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。
【目次】
まえがき――イタリアの歴史哲学者を襲った大地震
第1章 秀吉と二つの地震
 1 天正地震と戦国武将
 2 伏見地震が終わらせた秀吉の天下
第2章 宝永地震が招いた津波と富士山噴火
 1 一七〇七年の富士山噴火に学ぶ
 2 「岡本元朝日記」が伝える実態
 3 高知種崎で被災した武士の証言
 4 全国を襲った宝永津波
 5 南海トラフはいつ動くのか
第3章 土砂崩れ・高潮と日本人
 1 土砂崩れから逃れるために
 2 高潮から逃れる江戸の知恵
第4章 災害が変えた幕末史
 1 「軍事大国」佐賀藩を生んだシーボルト台風
 2 文政京都地震の教訓
 3 忍者で防災
第5章 津波から生きのびる知恵
 1 母が生きのびた徳島の津波
 2 地震の前兆をとらえよ
第6章 東日本大震災の教訓
 1 南三陸町を歩いてわかったこと
 2 大船渡小に学ぶ
 3 村を救った、ある村長の記録
あとがき――古人の経験・叡智を生かそう


すぐ近くの図書館へ行き、予約していおいた本を受けとってきた。
原発事故がらみの本。

小倉志郎 『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』
 彩流社 2014/7/1発行 206ページ 1,700円(税別)

図書館の日本文学の書架に、「村上春樹全作品 1990-2000」があるのをみつけた。
自宅から500メートルほどのところにある図書館なので、これはありがたい。

村上春樹を読むのをしばらく休もう思っていたのだけれど、つい、一冊目を借りてきてしまった。

村上春樹 『村上春樹全作品 1990-2000 (1) 短篇集(1)』
 講談社 2002/11/20発行 307ページ

このシリーズは、著者自身による「解題」が付いているのが、ありがたい。

「TVピープル」他、44篇収録。

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2016年5月 8日 (日)

【読】大地動乱の時代

五月晴れの一日。
北風が強かったが、さわやかな陽気だった。

熊本・大分の地震が終息しない。

これほど長いあいだ地震が続くのは、あきらかに異常だ。
もっと大きな地震につながっていくのだろうか。

すこし前に、ネットで知った記事(朝日新聞DIGITAL、2016/4/16)でも、そういうことが指摘されていた。

(耕論)震度7、熊本地震の衝撃 大木聖子さん、磯田道史さん、河田恵昭さん:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S12312582.html

■歴史の例に学び警戒必要 磯田道史さん(歴史学者、国際日本文化研究センター准教授)

<歴史学者として見ますと、現在の地震の発生状況は、17世紀前半に類似している印象を受けます。まず、東北で慶長三陸地震(1611年)が起きて、津波が三陸を襲いました。その8年後と14年後に、熊本で二つの断層地震が発生。それから小田原地震(1633年)、という順番で大地震が起きました。今回は東日本大震災から5年後に熊本に地震が起きました。断言はできませんが、類似性は指摘できると思います。>

 

<熊本では、明治22年(1889年)にもM6・3の大地震が起きています。しかし、人の人生はせいぜい80年ぐらいです。当時地震を経験した人はもういませんから、この地域の人たちにとって初めての大きな地震ということになるのでしょう。地図上に断層をうかがわせるような地形の線が存在して、古文書にも大地震の記録があるような地域では、いつ起きてもいいように備えるべきです。>

古文書などからわかる過去の大地震の経験が、伝承されていない気がする。
長いスパンで見るなら、何百年に一度の大地震が、いつ起きても不思議はない。

そういう「大地動乱の時代」に入ったと指摘されて、久しい。

こんなに複雑になってしまった現代の社会システムが、大地震に耐えられるのだろうか。
そんなことを、このところ考えている。

上の記事の話者である、磯田道史さんが書いた新書を買ってみた。

いま読んでいる村上春樹の一連の作品が一区切りついたら、読んでみようと思う。

磯田道史 『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』
 中公新書 2295 2014/11/25発行 221ページ 760円(税別)

― Amazonより ―
豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波――。
史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。
富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは。
東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。

【目次】
まえがき――イタリアの歴史哲学者を襲った大地震

第1章 秀吉と二つの地震
1 天正地震と戦国武将
2 伏見地震が終わらせた秀吉の天下
第2章 宝永地震が招いた津波と富士山噴火
1 一七〇七年の富士山噴火に学ぶ
2 「岡本元朝日記」が伝える実態
3 高知種崎で被災した武士の証言
4 全国を襲った宝永津波
5 南海トラフはいつ動くのか
第3章 土砂崩れ・高潮と日本人
1 土砂崩れから逃れるために
2 高潮から逃れる江戸の知恵
第4章 災害が変えた幕末史
1 「軍事大国」佐賀藩を生んだシーボルト台風
2 文政京都地震の教訓
3 忍者で防災
第5章 津波から生きのびる知恵
1 母が生きのびた徳島の津波
2 地震の前兆をとらえよ
第6章 東日本大震災の教訓
1 南三陸町を歩いてわかったこと
2 大船渡小に学ぶ
3 村を救った、ある村長の記録

あとがき――古人の経験・叡智を生かそう

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2016年4月19日 (火)

【震】地震への備え

先週木曜日(4/14)の夜から、九州熊本・大分の地震が続いている。
これほど何日も連続するのは、これまでに経験したことがない。

気象庁|地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_singen_index.html

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震源も、いわゆる中央構造線に沿って東へ広がっているようで、気味が悪い。

被災地の人々のことを思うと胸が痛むが、他人事ではないと思う。

九州で、これほどの大地震が起きることを予想していた人は、ほとんどいないのではないか。

東京に住む私も、うかうかしていられないと思い、わずかながらの備蓄を心がけようと考えている。

さいわい、私が住む建物は、耐震構造の集合住宅(築十数年)なので、倒壊することは考えにくい。

問題は、電気・ガス・水道といったインフラなので、ペットボトルの水とカセットコンロのガスボンベを、いくつか買ってきた。

食料は、インスタント麺を少し。
缶詰も常備している。
これは、日々、食べていきながら補充している。

手回し式の充電器(電灯、ラジオ、ワンセグTVが付いている)は、ずっと前に買ってある。

キャンプ用品(ランタン、テント、寝袋)もある。

備えあれば憂いなし、というけれど、いざ大地震が来たらどうなることか。
東京は大混乱になるだろうことは、今回の震災を見れば容易に想像できる。

わが事のように思いながら、毎日、被災地九州の様子を気にしている。

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2016年3月11日 (金)

【震】あの日も肌寒かった

日中、薄日が射したものの、気温があがらず小雨の一日。

5年前のあの日。
錦糸町の職場で大地震に遭遇し、社員全員が近くの公園に避難した。
肌寒い曇り空だった。
ときおり電線が大きく揺れるのを見ていた。

深夜、なんとか帰宅して、翌日(土曜日で会社は休みだった)、ブログに体験を書いている。

2011年3月12日(土)
【震】恐ろしい地震体験: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-5cfd.html

その日(3/12)の朝刊の写真も掲載している。

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あの後、計画停電という名の無計画な停電が続いたっけ。

2011年3月16日(水)
【震】はじめての停電: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-f43e.html

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5年たっても、あの体験は忘れられない。

「あの日を忘れない(忘れるな)」 と言われなくても、忘れようがない。

地震の恐怖、この先いつ起きるかわからないという不安も、まだ消えない。

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2016年2月 3日 (水)

【震】福島から脱原発

きのう(2016/2/2)の東京新聞朝刊の一面と二面に、こんな記事があって目を引いた。

福島県喜多方市に拠点を置く、再生エネルギー電力の供給会社 「会津電力」 の佐藤彌右衛門社長がすすめている、「ふくしま自然エネルギー基金」のことだ。

昨年の9月、小平図書館友の会主催の講演会で、赤坂憲雄さんが、会津電力のことや、この基金の話をなさっていたことを覚えている。

東京新聞 2016/2/2(火) 朝刊 1面・2面

<東京電力福島第一原発の事故の影響が残る福島県で、再生可能エネルギー事業を支援する「ふくしま自然エネルギー基金」が民間で設立される。……>

 ※画像をクリックすると拡大されます。

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こういう現実的な活動が民間で進んでいることは、頼もしい。
(政府はあてにならないので)

「脱原発」は、お題目を唱えているだけではダメで、前向き、かつ現実的な取り組みが必要なのだと思う。

会津電力の公式サイトは下記。

会津電力株式会社 | 会津電力株式会社は原子力に依存しない安全で持続可能な社会作りと会津地域のエネルギー自立を目指します。
http://aipower.co.jp/

【関連ネット記事】

寄付、3月9日から募る ふくしま自然エネルギー基金:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160109-040965.php

「ふくしま自然エネルギー基金」設立を正式発表 | 県内ニュース | 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2016010927935

【会津電力関連ネット記事】

「会津電力」が誕生、市民出資で株式会社を設立 - オルタナ: ソーシャル・イノベーション・マガジン!「オルタナ」
http://www.alterna.co.jp/11822

エネルギー革命を起こして、地域の独立をめざす - 会津電力 | 全国ご当地エネルギー協会 〜 地域でつくる、地域のエネルギー 〜
http://communitypower.jp/activity/598

会津電力株式会社について | 全国ご当地エネルギー協会 〜 地域でつくる、地域のエネルギー 〜
http://communitypower.jp/news/940

Facebook 佐藤 彌右衛門 さん
https://www.facebook.com/yauemon

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2015年12月20日 (日)

【読】ようやく読了、赤坂憲雄 『震災考』

晴れてきもちのいい日。
きのうは北風が吹き荒れていたが、今日はおだやかだ。

午前中、家人はレースのカーテンを洗濯。
その間、私は厚手のカーテンをコインランドリーへ持って行って洗濯。


読書記録をみると、読みはじめたのが4月はじめ。
ときどき開いては読み続け、ときに中断していた分厚い本を、今日ようやく読みおえた。

赤坂憲雄 『震災考 2011.3-2014.2』
 藤原書店 2014/2/28発行 381ページ 2,800円(税別)

― 本書の帯より ―
<草の根の力で 未来を 創造する。
復興構想会議委員、「ふくしま会議」代表理事、福島県立博物館館長、遠野文化研究センター長等を担いつつ、変転する状況の中で「自治と自立」の道を模索してきた三年間の足跡。>

― Amazonより ―
「東日本大震災の被災地となった地域は、時間が早回しされたかのように、三〇年後に訪れるはずであった超高齢化社会をいま・ここに手繰り寄せてしまった。復旧はありえない。右肩上がりの時代には自明に信じることができた旧に復するシナリオは、すっかり色褪せ、リアリティを喪失している。それだけが、眼を背けることを許されない現在の事実である。東北に、とりわけ福島に踏みとどまって生きるということは、まったく新しい暮らしや生業のかたちを前向きに創造してみせることなしには、不可能なのである。二〇一一年の三陸や福島は、一九九五年の神戸からははるかに隔絶した、いわば次元を異にする時代のなかへと漂流を強いられている。どれだけ時間がかかっても、東北はしたたかに・しなやかに、みずからの未来を草の根の力で創造してゆくしかない。その覚悟だけは、いま・ここで固めるしかない。」
(本書「はじめに」より)

出版社(藤原書店)の本書紹介ページ
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1362&zenid=a51c2bf7a2040f5c11f75cd751850d8a

2011年3月23日、読売新聞に執筆した「東北の民族知、今こそ復権」という文章から、2014年2月2日、「コミュニティパワー国際会議2014 in 福島 基調演説」まで、足かけ三年間に赤坂さんが考え、訴えてきたことが、ぎっしり詰まっている。

一篇一篇を、かみしめる思いで読んできた。

赤坂憲雄さんのすごいところは、ご自分の足で被災地を歩き、深く考え続けられているだけでなく、さまざまな集まり/運動に、エネルギッシュにかかわり続けていらっしゃることだ。
頭がさがる。

一般社団法人 ふくしま会議
http://www.fukushima-kaigi.jp/

ふくしまの声 | 読むふくしま会議
http://fukushimanokoe.jp/

会津自然エネルギー機構
http://ainef.jp/


赤坂さんには、今年9月13日、「小平図書館友の会」の主催で、小平市立中央図書館において講演していただいた。

9月13日 講演会のお知らせ 「遠野物語から会津物語へ」 (赤坂憲雄さん): 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2015/09/913-648b.html

そのときに、はじめてお会いしたのだが、たいへん穏やかなお人柄を感じるとともに、一本筋の通った考え方(思想と呼ぶべきか)に感銘を受けたものだ。

【写真】 2015/9/13 小平図書館友の会主催講演会
 「遠野物語から会津物語へ」 (小平市立中央図書館 視聴覚室)

201509130024

講演会の模様は、小平図書館友の会発行の「会報35号」をネット公開しているので、ご覧いただきたい。

小平図書館友の会 会報35号発行 (2015/11/15): 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2015/11/35-20151115-7dd.html

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2015年6月 1日 (月)

【遊】今日から六月

六月にはいった。

あいかわらず27、28度の暑さ。
明日の最高気温も29度の予報。
梅雨も近いのか。

誕生日が近づいたので、免許証の更新に行ってきた。

武蔵小金井駅前からバスに乗って、府中の試験場へ。
バスの乗客全員が、試験場前で下車。
平日でも混んでいる。

一年ほど前、軽度の違反をしていたので、今回もゴールドを逃した。
残念だ。

次回更新が終われば、その翌年はいよいよ「高齢運転者」の仲間入りだ。
2021年かぁ。
まだまだ先だが、免許更新が面倒になると思うと、ちょっといやだ。


バスと電車のなかで、読みかけの新書を読了。
隣接市の図書館から借りている本。

玄侑宗久・和合亮一・赤坂憲雄 『被災地から問うこの国のかたち』
 イースト・プレス (イースト新書) 2013/6/6発行 221ページ

東北在住のふたり(玄侑宗久さん、和合亮一さん)と、東北に縁の深い赤坂憲雄さんの講演録。
巻末に二本松の酒造の人の短い講演も掲載されていて、胸に迫る話だった。
いい本だ。

和合亮一さんという詩人(高校教師)を、この本で知った。


引き続き、読みはじめた本。

山折哲雄・赤坂憲雄 『反欲望の時代へ――大震災の災禍を越えて』
 東海教育研究所 2011/9/1発行 302ページ

こちらは、あの大震災から三か月後の、2011年4月の対談(第一部)。
第二部には、対談でとりあげられている先達の文学作品や随筆が掲載されている。

寺田寅彦、岡本太郎、岡潔、和辻哲郎、柳田國男、鴨長明、宮澤賢治、佐々木喜善、など。

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2015年5月31日 (日)

【震】大地動乱の時代

口永良部島(くちのえらぶじま)で大きな噴火があったと思うと、昨夜は大きな地震。

小笠原諸島西方沖の、地下の深い場所(約590キロ!)が震源だった。
マグニチュード8.5という大規模なもの。
(その後、8.1に下方修正された)
おおむね地下300キロより深いところで発生する地震を「深発地震」ということを知った。
昨夜8時24分ごろ発生した地震は、「深発地震」としては最大級のものだったという。

東京新聞:小笠原沖でM8.5 深い震源、最大クラス:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015053190070625.html

気象庁|地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20150530203436395-302024.html

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いきなりグラリと大きな横揺れに見舞われた。
おさまったかと思うと、もういちど揺れたように思う。
長く大きな揺れだった。

ただ、四年前の大地震とは揺れ方がちがうな、と直感的に思った。
揺れているあいだ、テレビ(こういう時はNHK)をつけ、ネット情報をみながら、意外と落ち着いていた。

首都圏直下型地震や、東海地震、東南海地震が起きたら、あんなものではないだろう。
そう考えると、ぞっとする。

家の中は家具の転倒防止を施しているので心配ないが、停電・断水がいちばん怖い。
ガスがとまったり、流通が大混乱して食料も手にはいらなくなるだろう。
これらは四年前の三月に経験済みだが……。

できるだけの備えはしておこう。

いよいよ「大地動乱の時代」を生きるのだろうか。
富士山の噴火も、遠くない将来に起こりそうな気がする。

石橋克彦 『大地動乱の時代――地震学者は警告する』
 岩波新書 1994年

― Amazonより ―
幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(1923)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。

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2015年5月25日 (月)

【震】グラッとな

午後2時半頃。

パソコンを操作して資料を作っていたら、ドンドンという振動。
すぐ近くを大型ダンプカーが走っているような感じだった。
もっとも、ここは6階なので、そんな振動は伝わってこないはずなのだが。

すぐに、グラグラ、ガタガタと揺れはじめた。
急いでテレビ(NHK)をつける。
聴いていたラジオ番組(TBS)は、通常の放送を中断しなかった。
揺れはほんの数秒のことだった。

揺れはじめた瞬間、四年前の三月のことを思いだした。
液晶テレビが少しずれた(固定していない)ぐらいで、物が落ちたりはしなかったが、ひさしぶりに大きく揺れた。

このあたりの震度は4ぐらいか。

緊急地震速報が、携帯電話に流れてきた。
ちゃんと機能しているんだな。

気象庁|地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20150525144359395-251428.html

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平成27年05月25日14時43分 気象庁発表
25日14時28分頃地震がありました。
震源地は埼玉県北部(北緯36.1度、東経139.6度)で、
震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は5.6と推定されます。

震源が深かったため、地盤や建物によって揺れ方がちがっていたらしい。

相模原市の親戚は、トイレにはいっていて、揺れに気がつかなかったという。

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