今尾恵介著 『日本の地名遺産 「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51』 (講談社α新書)読了。
おなじ今尾さんの 『地図で今昔』 (けやき出版) をパラパラと見ている。
新旧二種類の地形図(同じ縮尺で同じ範囲)を並べて、日本列島の各地の変化を示す、なかなか面白い内容。
東京の羽田あたりや、秩父の武甲山などは、なじみが深いのでことに興味ぶかい。
古い方の地図は、昭和初期のものが多いが、中には明治時代の地図もあって、新しい地図(平成に入ってから)と見比べると、そのちがいに驚く。
噴火や地震といった自然の力で地形が変わることもあるが、どちらかというと海岸の埋め立て、河川の改修、採掘など人為的な力による変化の多いことがわかる。
そんな本を眺めながら、帰宅の電車を新宿で途中下車。
新宿西口ヨドバシカメラで、仕事がらみの技術書を買うためだったが、新宿駅西口地下広場のイベントコーナーで、地図展のようなものをやっていたので、思わず立ち寄ってしまった。
今読んでいる本との符合にびっくり。
欲しくなる地図や本がたくさんあったのだが、比較的廉価なものを二冊購入。
懐が潤っていれば、買ってしまうだろう高価なものもあった。 私にとっては、まさに宝の山。
手にとって、すぐに欲しくなったのがこれ。
『宇宙から見た日本 地球観測衛星の魅力』
(新井田秀一 著、東海大学出版局) \1,000(税別)
衛星写真で見る日本列島がとても美しい。
私は飛行機の窓から地形を見るのが大好きなので、うれしくなる。
これも、目にしてすぐに欲しいと思ったもの。
今の私の関心事にぴったりの本。
『歴史の証人・地図 ~大東亜戦争を語る~』
(ケイエスケイ) \840(税込)
カラー上質紙、100ページ足らずだが、この値段はお買い得だった。
大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)の頃の日本領土を示す赤く塗られた世界地図を見て、不思議な感じにとらわれた。
当時の人たち(軍人、政治家、一般大衆)は、大陸はもとより、東南アジア、太平洋にどんどん広がっていく日本領を地図で見て、きっと喜んでいたんだろうなぁ、と思う。
当時生きていたら、私も同じように感じたかもしれない・・・。
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