カテゴリー「図書館」の109件の記事

2017年11月29日 (水)

【歩】小春日和、図書館で過ごす

なんと、三か月ぶりの投稿。

小春日和に誘われて、用足しを兼ねての散歩。

木の葉が色づいて、きれいだ。

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たいした距離ではないが、近くの市民センターと集会所に置かせてもらっているチラシの延長手続き。
ついでに図書館に寄って、借りていた本を返却し、予約していた本を受け取った。

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いつもならそのまま帰って来るところだが、今日は書架をたんねんに眺めてきた。

坂口安吾の「堕落論」が収録されている文庫を手に取り、閲覧スペース(大きなテーブルと椅子が置かれている)で読む。

平日の図書館は入館者も少なく、落ち着く。
近くの幼稚園児だろうか、団体で見学に来ていて、図書館員の説明を行儀よく聞いていた。

書架を順繰りに眺めていると、これまで知らなかった本がたくさんあって、図書館のありがたさをあらためて感じる。
ただ、私の家にある本のかなりの部分が図書館にない本であることも、あらためて知った。

自宅の本棚から本があふれそうになっていて(昔からだが)、何とかしなければと思い続けて幾星霜。
本は持たない方がいい、という考え方もあるのだが、持っている(置いておく)ことの”効能”もあるのかもしれない。

今日、借りてきた本は、これ。
ネットで、本に詳しい知人が紹介していたので知った。

松家仁之(まついえ・まさし) 『光の犬』
 新潮社 (2017/10/30) 441ページ

そういえば、二週間ほど前の新聞の読書欄にも載っていた。

【東京新聞 2017/11/19(日曜日) 朝刊】

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2017年3月17日 (金)

【読】ようやく読んだ「火花」

一昨年買って、そのままにしていた文藝春秋(2015年9月号)で、又吉直樹の「火花」を読んだ。

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文章は、うまいと思えないが、緊迫感があっておもしろかった。
読みすすめるうちに、この人のリズム感のようなものに慣れてくる。
ただ、この雑誌で85ページという分量は、ちょっと長すぎる気も。

第153回芥川賞を同時受賞した、羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」も、ついでに読んでしまおう。

そして、この雑誌はチャリティ古本市に出してしまおうか。
他の記事にも読みたいものがありそうなので、迷っている。

借りていた本を返却しに行った図書館で、新着コーナーをのぞいてみる。

おもしろそうな本を発見。
さっそく借りてきた。
7cmの厚さがあって、ちょっとした辞書並み。
広辞苑クラスだ。
きっと、購入時は箱にはいっていたのだろう。

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『書評大全』 共同通信社文化部(編集)/三省堂
 2015/4/15発行 16,500円(税別)

― Amazonより ―
内容紹介
<共同通信の署名入り配信がスタートした1998年3月から2014年3月末まで、16年間の膨大な「書評データ」を一冊に凝縮。/掲載書名約5、000点、評者約1、600人。/書名、著者・編者、訳・監訳者、写真家、評者、出版社索引、そして楽しめるキーワード索引付き。/図書館の必備レファレンスとしても有益な、空前の“書評から見る文化史大事典” >

これは、すごい。

索引が詳しく、充実している。
気になる書評家や著者を探して、読んでみたい。

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2016年10月16日 (日)

【読】手元に置きたい本

日中の最高気温が20度前後の毎日。
あっというまに涼しくなり、薄手のフリースを羽織っている。

お祭りやイベントの多い季節なのに、すっかり出不精になってしまった。


このところ沖縄にまつわる本を、図書館から借りて読み続けている。
図書館はありがたい。

宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

読んでいるうちに、沖縄のあの固い豆腐が食べたくなった。

沖縄ことば(ウチナーグチ)を駆使した語り口も好ましい。
最近知った著者の宮里千里さんだが、すっかり好きになった。
私よりも一歳年長の、ほぼ同世代。

ページ数のわりには、読むのに時間がかかった。
というのも、小さな文字の脚注が多く、情報量が豊富なのだ。
この脚注だけでなく、本文中のさまざまな沖縄情報が役に立ちそう。

そんなわけで、読み終えてからネットで発注してしまった。
沖縄本島や石垣島を中心とした八重山諸島に、これから先も行くことがあるだろう。
旅の友になりそうな本だ。


池澤夏樹さんの小説を、ひさしぶりに読みたくなった。
これも、図書館から借りてきた。

池澤夏樹 『カデナ』
 新潮社 2009/10/30発行 434ページ

そうか、文庫化されているのか。
古本屋ではみかけないな。


もう一冊、図書館にリクエストしておいた本が届いた。
これも池澤夏樹さんの編集。

『日本語のために 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30
 河出書房新社 2016/8/30発行 524ページ 2,600円(税別)

これは、いい本だ。
池澤さんらしい仕事。

― Amazonより ―

日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹)

日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。

解説=池澤夏樹
月報=鷲田清一・柴田元幸
帯作品=大原大次郎/ホンマタカシ

【目次】
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著

2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎

3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄

4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳

5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏

6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典

7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一

8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳

9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一

10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫


図書館が発注・購入してから、私が最初の読者のようだが、さっそく次の予約者が待っているそうだ。
はじめから終わりまで読み通すような本でもないし、手元に置いて、気が向いたときに広げたいので、これまたネットで注文してしまった。

本が増えるなあ。

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2016年5月 4日 (水)

【読】まだまだ、村上春樹

今日も南風が強い。
気温は軽く25度を超えて、陽射しが強い。

近くの図書館(東村山富士見図書館)へ行き、借りていた本を返却。
かわりに1冊借りてきた。

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ひと月前からずっと読みつづけている、村上春樹の小説群。

このところ、本を読む時間があまりとれなくて、一週間かけて短篇集を読みおえたところ。

村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (5) 短篇集(2)』
 講談社 1991/1/21発行 426ページ

そして、今日、借りてきたのがこれ。

村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (7)』 ダンス・ダンス・ダンス
  講談社 1991/5/20発行 591ページ

「村上春樹全作品 1979~1989」 全8巻を、ほぼ順番に読みつづけてきたが、ようやくこれが最後の一冊。
われながら、よくやった(と、自分をほめてやりたい、なんちゃって)。

1 「風の歌を聴け・1973年のピンボ-ル」
2 「羊をめぐる冒険」
3 「短篇集 (1)」
4 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
5 「短篇集(2)」
6 「ノルウェイの森」
7 「ダンス・ダンス・ダンス」
8 「短篇集(3)」

「ダンス・ダンス・ダンス」 は、1988年に刊行された長篇だが、私には何の予備知識もない。
どんな小説なのか、読んでのお楽しみ、というところ。

これまで読んだ作品は、どれも面白かった。
不思議な世界が描かれていて、慣れてくると、この作家の世界にはまりこむのだろう。

まあ、人によって好き嫌いのわかれる作家ではあるだろう。

私は、文句なしのファンになったというほどでもないが、面白味を感じる作家だとわかった。

一人の作家の作品をこれほど読むのは、高校のときの北杜夫、若い頃にはまった五木寛之、その後たくさん読んだ池澤夏樹や船戸与一ぐらいのものだ。

そうそう、こんな本も買って拾い読みしてみたが、面白い。

『村上さんのところ』
 答えるひと 村上春樹 / 絵 フジモトマサル
 新潮社 2015/7/24発行 255ページ 1,300円(税別)

― Amazonより ―
選りすぐりの名問答をセレクトして、フジモトマサルのイラストを加えた愛蔵版
何度でも読み返したい「人生の常備薬」

期間限定サイト「村上さんのところ」上で、村上春樹が3か月半にわたって続けた回答は、じつに3765問! その中から、笑って泣いて考えさせる「名問答」を473問を村上さんご自身がセレクトし、可愛くてちょっとシュールなフジモトマサルのイラストマンガ約51点を加えた待望の書籍版!
こんな内容の質問が掲載されています。

文章が上手くなるには?/ノーベル賞候補と騒がれる気分は?/なぜ人を殺してはいけない?
『1Q84』に続編はあるの?/同性婚は賛成ですか?/無駄に話が長い上司をどうする?
村上作品は純文学? 大衆文学?/批判に対する心構えは?/不登校の娘をどうすればいい?
英語上達法を伝授して下さい/好きなタイプの女優は?/子どものやる気を引き出すには?
いい手紙を書くコツは?/原発はNOですか?/奥さんの機嫌が悪い時は?
生きている意味って何?/感受性の磨き方を教えて下さい/もし芥川賞をとっていたら?
映画のベスト3は何ですか?/老境で幸せに生きるには?/本当につらいときに強くなるには?
日本は戦争に近づいてるようで不安です/立派な大人になるために必要なことは?

村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
http://www.welluneednt.com/

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2016年3月10日 (木)

【歩】図書館に足を運ぶ

曇り空。
きのうより少しだけ暖かいものの、最高気温8ほどで肌寒い。

車で買い物と図書館へ。
市内の図書館へ行き、借りていた本を返却。

新着コーナーに、興味深い本があったので借りてきた。
私の知らなかった本だ(2015年11月発行)。

やはり、図書館には足を運ぶべきだと、あらためて思った。

買い物の帰りに隣りの市の図書館にも行き、予約しておいた古山高麗雄の評伝を借りてきた。

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書影をブログに掲載することが、著作権の点からどうなのかわからないが、上の二冊。


車を走らせている途中、ハクモクレンの開花しているのをみかけた。

駐車場に車をとめてから住棟のまわりをみると、ユキヤナギ、ジンチョウゲ、ハクモクレンが開きはじめていた。

肌寒い曇り空だが、少しだけ春を感じる。

撮影 2016/3/10 東京都東大和市

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さて、これから車で小平へ。

小平図書館友の会の定例役員会に出席する。

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2016年1月21日 (木)

【遊】図書館見学(日野市立図書館)

晴れておだやかな一日。

小平図書館友の会の人たちと、日野市立中央図書館と市政図書室の見学に行ってきた。
あらかじめ見学申し込みをしての、正式な見学。

館内写真も許可を得て撮影したが、ここには載せない。

■日野市立中央図書館

JR中央線豊田駅南口から徒歩5分ほど。
住宅街の中にある、ひっそりとした場所にあった。

鬼頭梓氏による設計の、壁面煉瓦、瀟洒な建物。
二階まで吹き抜けで、心憎い採光が考えられている。
中もゆったりとしていて、落ち着ける図書館だった。

撮影 2016/1/21(木)

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開館時刻よりもだいぶん早く着いたので、ひとりで図書館の周囲をまわってみた。

館の裏側に中庭があり、その先は崖になっている。
崖下に下りる石段の下(上り口)に鳥居があり、中庭の隅にはちいさな社があった(八幡神社)。
つまり、ここは神社の境内だった。

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図書館職員の話では、この土地は八幡神社の敷地だそうだ。
建設当時の写真を見せてもらったが、図書館の周囲は広々としていた。
その後、どんどん宅地化されていったようだ。

石段を下りて、崖下の道路から図書館の建物を仰ぐ。
建物の南面がガラス張りのため、鳥がぶつかってくることがあり、バードストライク防止のシールが、ガラス窓に貼られていた。

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下の二枚は、館内から外を見た写真。
シルエットが美しかった。

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崖下の東側が図書館の地階になっていて、ちょうど、出発準備中の移動図書館 「ひまわり号」 がとまっていた。

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日野市立図書館の歴史は、この 「ひまわり号」 から始まった。
いまから50年も前、昭和40年(1965年)のことだ。

移動図書館から始まった日野の図書館創設時のことは、前川恒雄さんが書いた本に詳しい。

前川恒雄 『移動図書館ひまわり号』
 筑摩書房 1988年

また、日野市立図書館のウェブ・サイトが充実していて、そこにも詳しく掲載されている。

日野市立図書館
https://www.lib.city.hino.lg.jp/

ところで、図書館裏の崖下には湧水が流れていた。
「東京の名湧水57選」 にも選ばれている。

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東京の名湧水57選一覧|東京都環境局 水環境の保全
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/water/conservation/spring_water/tokyo/

10時半から、図書館の中を案内していただき、くまなく見学できた。

使われている書棚は、建物といっしょに作りつけにしたという、立派なもの。
なによりも、南側の窓に面した吹き抜けのブラウジング・スペースが、うらやましかった。

ひさしぶりに落ち着ける図書館に入った、というきもちになる。

館内の書架配列も工夫されている。
他館では書庫に収蔵していることが多い全集本も、ここでは書架のいちばん上に、わかりやすく(全集名を大きく掲示して)収蔵されていて、こんな全集まで、というものもあった。

二階、レファレンス室は出入り自由(手荷物持ち込みも制限なし)で、開放的な雰囲気。
収蔵資料も珍しいものが多く、感心した。
旧満州の大判地図や、防衛庁防衛研修所戦史室の「戦史叢書」などという珍しい資料には驚いた。

■日野市立図書館市政図書室(市役所内)

中央図書館で10時半から12時頃まで見学した後、豊田駅に戻り、中央線で立川方面へ一駅の日野駅へ。

駅前からバスに乗って、日野市役所に向かった。
市役所の食堂で、同行の皆さんといっしょに昼食。

この市役所庁舎も、煉瓦壁の、なかなかいい建物だった。
設計者はわからない。

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この庁舎の一角に、一般利用可能な 「市政図書室」 がある。
午後は、ここを見学。

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さして広くない図書室だが(140平米)、収蔵されている資料がすばらしい。
蔵書規模は4万冊ほど(日野市立図書館のサイトによる)。

近隣市町村のタウン誌が集められていたり、珍しい書籍もあった。
とりわけ、感心したのは、日野関連の新聞記事が、きれいにスクラップ帳にまとめられていたこと。
たいへんな手間仕事だろうと思う。

外部データベースが利用できるインターネット端末もあり、日野市内の他館よりも利用できるデータベースが多いそうだ。

この図書室は誰でも入館できて(市庁舎開館時間内)、しかも、貸し出し可能な資料も多いという、ありがたい存在。
市役所職員や議会関係者(議員など)もよく利用しているようだ。

また、市内他館の貸出・返却窓口にもなっていて、ここで他館の本を受け取ったり返却できる。
一般紙も置いてあり、ブラウジング・コーナーで新聞を読んでいる利用者もいた。

ここも、館内写真を撮らせていただいたが、掲載は自粛。

日野市立図書館サイト内
 市政図書室(市役所内)
 https://www.lib.city.hino.lg.jp/hnolib_doc200801/sisetu/sisei.htm

充実した図書館見学の一日だった。

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2015年11月15日 (日)

【遊】きのうも今日も、おでかけ

きのう、雨の降るなか、バスと電車、地下鉄を乗り継いで横浜中華街まで。

年に一度の、出身高校の東京同期会に出席。
学校(高校)は北海道の旭川だが、東京近隣にいる同期生が、年に一度集まる。
北海道の札幌や旭川などからも、遠路はるばる参加者が。

毎年会っている人、卒業後はじめて会う人、高校時代にほとんで面識のなかった人など、さまざま。
今年は35人集まった。

二時間半ほど(私は一次会で失礼した)、ひさしぶりの再会を喜び、近況やら昔話に花が咲いた。
楽しかったなあ。

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今日は、午後から市内の図書館で講座が開かれた。
主催者側の一員として参加。

たいへん勉強になる講座だった。

「ワンランクアップの図書館活用講座」
 2015/11/15(日) 13:30~
 東大和市立中央図書館 視聴覚室
 講師 浴(あみ) 靖子 さん

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地元図書館の蔵書をベースにした、具体的なお話だったのがよかった。
(一般的な概論的なものでなかったのが、いい)

ネット検索で何もかも調べようとしていた、日頃の自分を反省。
図書館(レファレンス室、開架)に置いている基礎的な資料から、「芋づる式」に正確な情報を探していくコツがわかった気がする。

基本的な事典・辞書・年鑑類や、信頼できるネットのサイトも、紹介していただいた。

もっともっと、図書館を活用しなくては。

下の本は、今回の講師をつとめられた方も執筆者の一員。
以前、図書館から借りて読み、たいへん勉強になったので、じぶんでも購入したもの。

この本の索引も充実している。
なによりも、身近でわかりやすい実例が豊富で、参考になること請け合い。
現在も発売中。

『まちの図書館でしらべる』
 柏書房 2002/1/25発行 本文204ページ 2,000円(税別)

― Amazonより ―
身近な図書館の使い方を伝授する徹底調べものガイド。まずは図書館で様々な謎を解く様子を紹介。さらに図書館の機能や図書館員のレファレンス方法、ユニークな専門図書館や魅力的な図書館を取り上げる。

― e-honサイトより ―
[目次]
第1章 図書館で謎を解く
 “ユーロ1”って何?
 小道具さんのこだわり ほか
第2章 まちの図書館はどんなところ?
 まちの図書館とはこういうところ
 書店とどこが違うのか
第3章 図書館でしらべてみよう
 図書館員の頭の中をのぞいてみよう
 レファレンス・サービスとは ほか
第4章 図書館はつながっている
 図書館のネットワークはどこまでも
 ユニークな専門図書館を活用しよう ほか
第5章 図書館は進化する
 海外のまちの図書館あれこれ
 日本のまちの図書館は ほか
[目録情報]
しらべものの達人が、身近なまちの図書館の使いこなし方を伝授する徹底しらべものガイド。(国語・国文学図書総目録より)
[出版社商品紹介]
情報の海を颯爽と泳ぐために、しらべものの達人が、身近な図書館の使いこなし方を伝授する徹底ガイド。

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2015年7月17日 (金)

【遊】置戸町立図書館

一昨日、北海道の置戸町に行った。
前から気になっていた置戸町立図書館を見学。

置戸町生涯学習情報センター 置戸町立図書館
http://www.town.oketo.hokkaido.jp/tosyo/index.htm

ネットで見たり、噂に聞いていたとおり、すばらしい図書館だった。
まず、フロアーが広い。
木材をふんだんに使った建物がすばらしい。
本が多い。
配列が工夫されている。
居心地がよさそう。
……とまあ、そんな感想をもった。

見学の意図と、こちらの身分(小平図書館友の会会員)を名乗って、写真撮影の許可をいただいたところ、館長さん自ら説明してくださった。

撮影 2015/7/15(水) 置戸町立図書館

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置戸町は木工(クラフト)の町なので、こんな作品も図書館の備品として使われている。
下の写真。実はこれ、置戸に移住して木工を仕事にしている私の友人の作品。

木製どんぐりカレンダー
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木製ランプ
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オケクラアフトセンター 森林工芸館
http://www.town.oketo.hokkaido.jp/kougeihp/

今回の北海道旅行、あちこち面白い場所を見てきたので、おいおい書いてみたい。

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2015年7月 1日 (水)

【雑】残念な図書館相互利用

隣接する立川市の図書館が、今日から利用できるようになった。

立川市図書館
https://www.city.tachikawa.lg.jp/toshokan/kanko/shogaigakushu/toshokan/

国分寺市と東大和市との図書館の相互利用について | 立川市図書館
https://www.city.tachikawa.lg.jp/toshokan/kanko/shogaigakushu/toshokan/oshirase/kokubunji-higashiyamato.html

さっそく、近くの若葉図書館へ行って利用カードを作ってきた。
これで立川市図書館の本が借りられる、と喜んだのだが……。

とても残念なことに、私のような相互利用では、最寄りの図書館への本の取り寄せができず、リクエストもできないことがわかった。

つまり、立川市のどこかの図書館へ行って、そこにある本しか借りられないのだ。
(返却はどこでもいいのだが)

同じく相互利用で使わせてもらっている東村山市立図書館は、最寄りの図書館(分館)への取り寄せ(回送)ができるのに。

まあ、それでも、立川の中央図書館まで行けば、他には置いていないような本もあるので、これまでよりも図書館環境はよくなる。

あとは、小平市立図書館との相互利用ができることを願う。
地元の東大和市立図書館と小平市立図書館の両方に要望をあげているのだが、今のところ実現しそうにない。

これで四枚になった図書館利用カード

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立川市の図書館は、中央館以外の分館がすべて指定管理になっている。
あきらかに利用者サービスの質の低下と思われる、この「相互利用」の制約。
指定管理のせいなのかどうか、判断できないが、なんとかならないものだろうか。

立川市 幸・西砂・高松・錦・若葉図書館ホームページ【指定管理者:株式会社 図書館流通センター運営】
http://lib-trc-tachikawa.jp/

中央図書館を除く分館8館のうち、すでに5館が「図書館流通センター(TRC)」の指定管理になっていることがわかった。
上記URLの独自ウェブサイトというのもあるが、指定管理者別のサイトというのも、利用者サイドからはどうなんだろう?

【参考サイト】
株式会社図書館流通センター(TRC) || 図書館総合支援企業
http://www.trc.co.jp/

【訂正追記 2015/7/1】
立川市図書館の分館8館のうち、残り3館は、「株式会社ヴィアックス」が指定管理者になっていることを知った。
直営館は中央図書館だけのようだ。

立川市の指定管理者制度 | 立川市
http://www.city.tachikawa.lg.jp/gyoseikeiei/shise/pfi/sedo/gaiyo/shitekanrisha.html

立川市柴崎・上砂・多摩川図書館ホームページ
http://www.viax-tachikawa-lib.jp/

また、記事中に「地区館」と書いたが「分館」と呼ぶのが正しいので訂正した。

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2015年6月 9日 (火)

【読】遠野物語の奥に広がる世界

きのう、梅雨入りが発表されて、さっそく今日は梅雨空。

午前中、BS放送で女子サッカーワールドカップの試合を見る。
一次予選リーグ、アメリカとオーストラリアの試合が面白かった。
なでしこジャパンの初戦、対スイス戦もなんとか勝った。


少し前からはまり込んでいる、柳田国男「遠野物語」の世界。
その奥には遠野の地に広がる世界が垣間見えて、面白い。

赤坂憲雄さんの 『遠野/物語考』 (ちくま学芸文庫)を読んでいて、そこに興味ぶかい本が紹介されていた。

<……遠野に生まれ育った一人の民俗研究者、菊池照雄さんの『山深き遠野の里の物語せよ』と『遠野物語をゆく』(ともに梟社)という二冊の本が、わたしたちの眼前に切り拓いて見せたのは、『遠野物語』という閉ざされた文学作品(テキスト)の向こうに横たわる、息を呑むほどに鮮烈な、遠野の生きられた伝承世界の豊穣にして、深々と昏い闇を孕んだ時間=空間の拡がりでした。それは遠野とかぎらず、この列島のあらゆるムラがかつてみずからの胎内に蔵していた、豊かな時間であり、空間でもありました。わたしには、ここからあらたなる遠野/物語の世界への道行きがはじまる、という予感があります。>
(赤坂憲雄 『遠野/物語考』 第一章 P.19-20)

この二冊が隣接市の図書館にあったので、予約しておいたものを受けとってきた。

隣接市・東村山市立図書館には、私の住んでいる市の図書館にない本が多く、ときどき利用させてもらっている。
図書館の相互貸出はありがたいものだ。

菊池照雄 『遠野物語をゆく』
 梟社 1991/7/20発行 260ページ 2,000円(税別)

菊池照雄 『山深き遠野の里の物語せよ』
 梟社 1989/6/20発行 253ページ 1,680円(税別)

思いきってAmazonで注文した 『注釈 遠野物語』(筑摩書房)も、今日届いた。
ほとんど新品同様、読まれた形跡のない、きれいな状態の本だった。

 

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