カテゴリー「【読】読書日誌」の1266件の記事

2017年6月29日 (木)

【読】村上春樹『騎士団長殺し』を読む

蒸し暑い日が続く梅雨の真っ盛り。

ひと月あまり、ブログから遠ざかっていた。
ちかごろは手軽なFacebookに、ちょこちょこと書いていたため、ブログはほったらかしだった。

一年前の今ごろは、村上春樹の小説をまとめて読んでいた。
7月に『女のいない男たち』を読み終えて、ひと区切りついたのだった。

今年2月末、満を持して、という感じで彼の新作長編小説が発売された。
『騎士団長殺し』という奇妙なタイトル、書店に並んだ二冊の本の装幀、読み応えのありそうな厚み。
気にはなっていたが、なかなかお金を払って買おうという気にならなかった。

私がよく行く近所の新刊書店の並びにブックオフがある。
そこの書棚に、この本が並んでいたので、迷った末に購入。
定価の30%オフだった。

村上春樹
 『騎士団長殺し 第一部 顕れるイデア編』
  新潮社 2017/2/25 505ページ
 『騎士団長殺し 第二部 遷ろうメタファー編』
  新潮社 2017/2/25 541ページ

 

じつに面白い小説だった。

欲を言えばきりがないが、村上春樹らしい物語世界。
夢中になって一週間ほど、のめりこんでいた。

読み終えた本は、近くの図書館に寄贈。
この人気作家の新刊は、予約待ちが何十人もいるので、副本に加えてもらった。
図書館は喜んで受け取ってくれた。

この小説の前に、気になっていた村上春樹がらみの本を二冊読んだ。
こちらは、図書館ですぐ借りることができた。

川上未映子・村上春樹
 『みみずくは黄昏に飛びたつ』 新潮社 2017/4/25 345ページ

川上未映子という人は名前しか知らなかったが、この芥川賞作家による村上春樹のロング・インタビュー。
ちょうど『騎士団長殺し』が上梓された直後で、この小説の生い立ちを、実際に読む前に知ってしまったわけだ。
それでも、小説を読むうえで不都合(いわゆる”ネタバレ”による興味喪失)はなかった。

村上春樹が好きな人には、おすすめ。

村上春樹
 『職業としての小説家』 スイッチ・パブリッシング 2015/9/17 313ページ

村上春樹が講演スタイルで自作や小説家としてのスタンスを語っている。
なかなか興味深い内容。

村上春樹は読者によって好き嫌いが分かれる作家のようだ。
もう読むのはやめた、という人もいる。
が、私は好きだ、というか、嫌いではない。
何度も読み返すほど熱心なファンではないが。

これからも新刊がでれば読むことだろうし、まだ読んでいない対談やエッセイは、ひまを見つけて読もうと思う。

小澤征爾との対談も文庫本で持っていて、いつか読もうと、置いてある。

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2017年3月17日 (金)

【読】ようやく読んだ「火花」

一昨年買って、そのままにしていた文藝春秋(2015年9月号)で、又吉直樹の「火花」を読んだ。

Bunshun201509

文章は、うまいと思えないが、緊迫感があっておもしろかった。
読みすすめるうちに、この人のリズム感のようなものに慣れてくる。
ただ、この雑誌で85ページという分量は、ちょっと長すぎる気も。

第153回芥川賞を同時受賞した、羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」も、ついでに読んでしまおう。

そして、この雑誌はチャリティ古本市に出してしまおうか。
他の記事にも読みたいものがありそうなので、迷っている。

借りていた本を返却しに行った図書館で、新着コーナーをのぞいてみる。

おもしろそうな本を発見。
さっそく借りてきた。
7cmの厚さがあって、ちょっとした辞書並み。
広辞苑クラスだ。
きっと、購入時は箱にはいっていたのだろう。

Shoyou_taizen_1Shoyou_taizen_2_2

『書評大全』 共同通信社文化部(編集)/三省堂
 2015/4/15発行 16,500円(税別)

― Amazonより ―
内容紹介
<共同通信の署名入り配信がスタートした1998年3月から2014年3月末まで、16年間の膨大な「書評データ」を一冊に凝縮。/掲載書名約5、000点、評者約1、600人。/書名、著者・編者、訳・監訳者、写真家、評者、出版社索引、そして楽しめるキーワード索引付き。/図書館の必備レファレンスとしても有益な、空前の“書評から見る文化史大事典” >

これは、すごい。

索引が詳しく、充実している。
気になる書評家や著者を探して、読んでみたい。

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2017年2月23日 (木)

【読】長倉洋海さんと「アフガニスタン山の学校」

高橋美香さんという、若い写真家(フォト・ジャーナリスト)を知ったのは、昨年のこと。

パレスチナに何度も足を運び、現地の家族の一員のように暮らしながら、写真を撮り続けている人だ。

”自然体” といえばいいのか、飾らない人がらで、すっかりファンになってしまった。

彼女のスライド・トーク・イベントには、これまで二度ほど参加し、二冊の著書と一冊の写真集を買い求め、サインしていただいた。

  

【高橋美香さんのブログ】
 世界の笑顔に出会いたい - Yahoo!ブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest

その高橋美香さんが敬愛するフォト・ジャーナリストが長倉洋海さん。

私も、だいぶん前に 『ヘスースとフランシスコ―エル・サルバドル内戦を生きぬいて』 を読んで感銘を受け、すっかりファンになってしまった。

最近知ったのだが、長倉さんは私と同年代(私の方が一年先に生まれている)。
しかも、北海道の釧路のご出身だという。
そんなこともあって、いっそう親しみを感じている。

来月18日、東中野で長倉さんのスライド・トークがあるという。
美香さんのイベントでちらしをいただいて知った。

20170318_event_2

アフガニスタンを『食べて』『見て』もっと知ろう
 場所:東京 東中野・驢馬駱駝(ろまらくだ)
 主催:「アフガニスタン山の学校支援の会」
 開催日:2017年3月18日(土)
 開催時間:13:30-16:30

「アフガニスタンを『食べて』『見て』もっと知ろう」3/18東中野 | 西遊旅行
 http://www.saiyu.co.jp/newspaper/event/afghanistan_kick_off_2017/

アフガニスタン山の学校支援の会
 http://www.h-nagakura.net/yamanogakko/

参加申し込みした。
高橋美香さんも、この「アフガニスタン山の学校支援の会」の運営委員。
当日、会場で会えるだろう。
なんといっても、はじめてお会いする長倉さんのスライド・トークが楽しみだ。

長倉洋海さんの本は何冊か持っているものの、読んでいなかったものもあったので、ここ数日、読み続けている。

 

写真はもちろんのこと、文章からも、あたたかい人がらが伝わってきて、いいなあと思う。

写真集や最近の著作を図書館から借りてきて読んでいる。

   

私の地元の図書館には長倉さんの本がたくさん収蔵されていて、ありがたい。

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2017年2月10日 (金)

【雑】もう二月

このブログに投稿するのは、ひさしぶり。

あっというまに二月になり、もう十日。
「二月は逃げる」というのが、41年前に他界した祖母の口ぐせだった、という話を母から聞いたことがある。

その祖母の命日が二月五日。
母も、七年前に他界して、いよいよ私たち兄弟だけになった。

きのうは、一日中雪が舞って寒かった。
積もるほどではなかったものの、その雪の中、遠方から電車を乗り継いで友人が訪ねてきれくれた。
ありがたいことだ。
ひさしぶりに、歓談のひとときを過ごした。
楽しかったな。

20170209


小平図書館友の会が毎年開いているチャリティ古本市が、来月に迫った。
今週火曜日は、その準備会合に出席した。
三月末は、忙しくなりそうだ。

Kodaira_huruhonichi_2017
2017年 第19回 チャリティ古本市 開催案内: 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2017/02/2017-19-4e89.html


一月末から読んでいる本を、なかなか読み終えることができない。
沖縄の島々のことが書かれていて、発見が多い。

森口豁(もりぐち・かつ) 『だれも沖縄を知らない―27の島の物語』
 筑摩書房 2005/7/15発行 334ページ

― e-honサイト より ―

目次
1 南へ、果ての島々へ
 ニライの海に弥勒の神が舞う―黒島
 生まり島かなさ…島の人口、ただいま七人―水納島(宮古) ほか
2 封印された時間(笑顔の少年、それぞれの四一年―伊是名島
 絶海の孤島に微笑む「嫌日」米軍人の銅像―南大東島 ほか
3 清ら海はどこに
 宙に舞った「振興策」―下地島
 つづく埋め立て“美ら海”の誇りどこへ―平安座島 ほか
4 辺境の有事
 “沖縄の苦難”語る三本の滑走路―伊江島
 復帰三十余年いまだ還らぬ「沖縄の空」―与那国島 ほか
5 いま、島に吹く風
 真夜中の老人ホームに島唄が流れる―石垣島
 幻の秘祭 女が神になったとき―久高島 ほか

出版社 商品紹介
沖縄には大小さまざまの有人島がある。その暮しも抱えている問題も島ごとに違う。観光ガイドには載らない沖縄の姿を活写。

これは、いい本だ。


明日、土曜日は、入谷のライブハウスへ。
西川郷子さんのバンド「星ノ飛ブ夜」(小沢あき さんのギター、関根真理さんのパーカッション)を聴きにいく。

会場のお店も、面白そうだ。

なってるハウス
http://www.maroon.dti.ne.jp/knuttelhouse/

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2016年12月31日 (土)

【読】年末にみつけた本

昨日(12/30)、出先の新刊書店で、たまたまみつけた本。

豊富な図解で、コンピュータとそのテクノロジーが解説されている。
いい本をみつけたものだ。

『ビジュアル版 コンピューター&テクノロジー』 ロン・ホワイト 著
 SBクリエイティブ 2015/9/28発行 363ページ 2,700円(税別)

年末年始は仕事もはいっていないので、楽しみながら読んでみようか。

― Amazonより ―

【2016年CPU大賞・書籍部門受賞! 】
【シリーズ累計200万部の世界的ベストセラー! 】

これ一冊でコンピューター・IT技術がわかる

コンピューターの動作原理から、ハードウェア、ソフトウェア、通信、Webサービス、印刷まで、
コンピューター・IT技術のしくみがすべてわかる究極のイラストガイド

今や、コンピューター・IT技術はビジネスから日常生活まで、私たちの活動のあらゆる領域に浸透しています。
本書では、ハードウェア内部のしくみ、プログラムが働くしくみ、
グラフィックスやゲームやネットワークのしくみ等々を、
過去から現在までさまざまな分野にわたって網羅して、
美しい精細なイラストと丁寧な解説で徹底図解しています。

●イラストによって初心者の方が技術をイメージで理解することができます。
●技術のしくみについてはもちろん、歴史的な過程も紹介されています。
●ITプロフェッショナルが大切にしている、深い知識まで含まれています。

▼本書の構成
Part1:コンピューターを支えるサイエンスとハードウェア技術
Part2:ソフトウェア?コンピューターが紡ぐ詩
Part3:コンピューターの進化
Part4:私たちの感覚を広げるコンピューター
Part5:インターネットの誕生と発展
Part6:プリンターがデータを形にする仕組み
Part7:今後の展望

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【読】2016年総集編 今年読んだ本

今年も、目標の100冊読破を達成できず、読み終えたのは89冊。

村上春樹のエッセイ類を除く全作品を通して読んだことは、私にしては珍しい読書体験だった。

古山高麗雄の小説・エッセイ類も、まとめて読んだ。

宮里千里目取真俊という、沖縄の二人の書き手の本にも出会った。

いい読書体験ができた年だったと言えよう。

年末には、高橋美香さんという魅力的な写真家に出会い、出版記念イベントに参加した。
パレスチナについての講演会をお願いしたいな、などと目論んでいる。

煩雑になるが、今年読んだ本を下にあげておこう。
【図書館】とあるのは、近隣の図書館から借りて読んだ本だが、気に入って購入したものもある。
村上春樹は、作品集を借りてきて読んだ。
今年も、図書館にはお世話になった。

■2016年に読んだ本

■1月
・石牟礼道子 『苦海浄土』 河出書房新社 (池澤夏樹個人編集 世界文学全集 Ⅲ-04) (2011/1/20) 771ページ 【図書館】

・礫川全次 『独学の冒険 ―浪費する情報から知の発見へ』 批評社 (2015/10/31) 219ページ 【図書館】
・高橋源一郎×SEALDs 『民主主義ってなんだ?』 河出書房新社 (2015/9/30)
・高橋源一郎 『ぼくらの民主主義なんだぜ』 朝日新書 514 (2015/5/30) 255ページ
・都築響一 『独居老人スタイル』 筑摩書房 (2013/12/10) 351ページ 【図書館】
・ビートたけし 『たけしのグレートジャーニー』 新潮社 (2014/5/15) 238ページ 【図書館】

・安島太佳由(やすじま・たかよし) 『日本戦跡を歩く』 窓社 (2002/7/24) 201ページ 【図書館】
『口語訳 古事記 [神代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 313ページ
『口語訳 古事記 [人代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 521ページ

■2月
『古事記』 池澤夏樹訳 河出書房新社(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 01) (2014/11/20) 397ページ 【図書館】

・三浦佑之 『古事記を読みなおす』 ちくま新書 876 (2010/11/10) 301ページ
・常岡浩介 『イスラム国とは何か』 旬報社 (2015/2/25) 210ページ
・朴裕河(パク・ユハ) 『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』 朝日新聞出版 (2014/11/30) 324ページ 【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後民主主義」』 岩波書店 (2016/1/27) 185ページ【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後70年談話」』 岩波書店 (2015/7/3) 198ページ【図書館】

・古山高麗雄 『二十三の戦争短編小説』 文藝春秋 (2001/5/15) 574ページ【図書館】

・古山高麗雄 『反時代的、反教養的、反叙情的』 ベスト新書 (2001/7/1) 261ページ【図書館】

■3月
・古山高麗雄 『妻の部屋 遺作十二篇』 (2002/9/15) 397ページ【図書館】

・シャーウィン裕子 『戦争を悼む人びと』 高文研 (2016/2/8) 250ページ【図書館】
・室井尚 『文系学部解体』 角川新書 (2015/12/10) 238ページ
・和賀正樹 『これが「帝国日本」の戦争だ』 現代書館 (2015/11/30)127ページ【図書館】
・古山高麗雄 『断作戦』 文藝春秋 (1982/11/30) 323ページ【図書館】
・一ノ瀬俊也 『旅順と南京 日中五十年戦争の起源』 文春新書 605 (2007/11/20) 244ページ【図書館】
・古山高麗雄 『龍陵会戦』 文藝春秋 (1985/11/30) 365ページ【図書館】

■4月
玉居子精宏 『戦争小説家 古山高麗雄伝』 平凡社 (2015/8/5) 279ページ 【図書館】 のち購入

・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (1)』 講談社 (1990/5/21) 254ページ 風の歌を聴け/1973年のピンボール 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (3) 短篇集(1)』 講談社 (1990/9/20) 356ページ 中国行きのスロウ・ボート/他13篇(貧乏な叔母さんの話/ニューヨーク炭鉱の悲劇/カンガルー通信/午後の最後の芝生/土の中の彼女の小さな犬/シドニーのグリン・ストリート/蛍/納屋を焼く/めくらやなぎと眠る女/踊る小人/三つのドイツ幻想/雨の日の女#241・#242) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (2)』 講談社 (1990/7/20) 376ページ 羊をめぐる冒険 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (8) 短篇集(3)』 講談社 (1991/7/22) 275ページ パン屋再襲撃/パン屋襲撃/象の消滅/ハイネケン・ビールの空き缶を踏む象についての短文/ファミリー・アフェア/双子と沈んだ大陸/ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界/ねじまき鳥と火曜日の女たち/眠り/トニー滝谷/人喰い猫 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (4)』 講談社 (1990/11/20) 591ページ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 【図書館】
・ジャン・ジオノ/寺岡襄(訳)・黒井健(絵) 『木を植えた男』 あすなろ書房(あすなろセレクション) (2015/10/30) 77ページ【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (6)』 講談社 (1991/3/20) 419ページ ノルウェイの森 【図書館】

■5月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (5) 短篇集(2)』 講談社 (1991/1/21) 426ページ 32篇 カンガルー日和/四月のある晴れた朝に 100パーセントの女の子に出会うことについて/眠い/タクシーに乗った吸血鬼/彼女の町と、彼女の緬羊/あしか祭り/鏡/1963/1982年のイパネマ娘/窓/五月の海岸線/駄目になった王国/32歳のデイトリッパー/とんがり焼の盛衰/チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏/スパゲティーの年に/かいつぶり/サウスベイ・ストラット――ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM/図書館奇譚//あしか/月刊「あしか文芸」/書斎奇譚/おだまき酒の夜//はじめに・回転木馬のデッド・ヒート/レーダー・ホーゼン/タクシーに乗った男/プールサイド/今は亡き王女のための/嘔吐1979/雨やどり/野球場/ハンティング・ナイフ//沈黙 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (7)』 講談社 (1991/5/20) 591ページ ダンス・ダンス・ダンス 【図書館】
・磯田道史 『天災から日本史を読みなおす』 中公新書 2295 (2014/11/25) 221ページ
・小倉志郎 『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』 彩流社 2014/7/1発行 206ページ 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (1) 短篇集(1)』 講談社 (2002/11/20) 307ページ 44篇 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (2) 』 講談社 (2003/1/20) 501ページ 国境の南、太陽の西/スプートニクの恋人 【図書館】
・三浦しをん 『舟を編む』 光文社文庫 (2015/3/20) 347ページ

■6月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (4) ねじまき鳥クロニクル1』 講談社 (2003/5/20) 563ページ ねじまき鳥クロニクル (第1部 泥棒かささぎ編/第2部 予言する鳥編) 【図書館】

・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (5) ねじまき鳥クロニクル2』 講談社 (2003/7/20) 434ページ ねじまき鳥クロニクル (第3部 鳥刺し男編) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (6) アンダーグラウンド』 講談社 (2003/9/20) 699ページ 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (7)』 講談社 (2003/11/20) 395ページ 約束された場所で/村上春樹、河合隼雄に会いにいく 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (3) 短篇集(2)』 講談社 (2003/3/20) 275ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(上)』 新潮社 (2002/9/10) 397ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(下)』 新潮社 (2002/9/10) 429ページ 【図書館】
・村上春樹 『アフターダーク』 講談社 (2004/9/7) 288ページ 【図書館】
・村上春樹 『東京奇譚集』 新潮社 (2005/9/18) 210ページ 【図書館】
・清水良典 『村上春樹はくせになる』 朝日新書 004 (2006/10/30) 236ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK1』 新潮社 (2009/5/30) 554ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK2』 新潮社 (2009/5/30) 501ページ 【図書館】

■7月
・村上春樹 『1Q84 BOOK3』 新潮社 (2010/4/16) 602ページ 【図書館】
・村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 文藝春秋 (2013/4/15) 370ページ 【図書館】
・村上春樹 『女のいない男たち』 文藝春秋 (2014/4/20) 285ページ 【図書館】
・加藤典洋 『村上春樹は、むずかしい』岩波新書(新赤版) 1575 (2015/12/18) 259ページ
・薬師寺克行 『公明党 創価学会と50年の軌跡』 中公新書 2370 (2016/4/25) 274ページ

■8月
・須知徳平 『北の詩(うた)と人 アイヌ人女性・知里幸恵の生涯』 岩手日報社 (2016/5/20) 429ページ 【図書館】のち購入
・菅野完(すがの・たもつ) 『日本会議の研究』 扶桑社 (2016/5/1) 302ページ

・鈴木邦男 『<愛国心>に気をつけろ!』 岩波ブックレット 951 (2016/6/3) 71ページ

・前泊博盛(編著) 『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』 創元社  (「戦後再発見」双書2)(2013/3/1) 397ページ
・吉田敏浩・新原昭治・末浪靖司 『検証・法治国家崩壊』 創元社  (「戦後再発見」双書3)(2014/7/20) 347ページ
・内田樹・鈴木邦男 『慨世の遠吠え―強い国になりたい症候群』 鹿砦社 (2015/3/20) 277ページ 【図書館】
・内田樹・白井聡 『日本戦後史論』 徳間書店 (2015/2/28) 245ページ  【再読】

■9月
・礫川全次 『雑学の冒険―図書館にない100冊の本』 批評社 (2016/6/10) 223ページ 【図書館】

白崎映美 『鬼うたひ』 亜紀書房 (2016/7/9) 199ページ 【図書館】

・内田樹・福島みずほ 『「意地悪」化する日本』 岩波書店 (2015/12/15) 198ページ 【図書館】
・久生十蘭 『従軍日記』 講談社 (2007/10/4) 426ページ 【図書館】

・竹村公太郎 『水力発電が日本を救う 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる』 東洋経済新報社 (2016/9/1) 190ページ 【図書館】
・渡辺豪 『日本はなぜ米軍をもてなすのか』 旬報社 (2015/10/25) 230ページ 【図書館】
・佐伯啓思 『経済学の犯罪―稀少性の経済から過剰性の経済へ』 講談社現代新書 (2012/8/20) 326ページ
・徳間書店出版局編(渡辺豪) 『この国はどこで間違えたのか―沖縄と福島から見えた日本』 ・徳間書店 (2012/11/30) 309ページ 【図書館】 内田樹/小熊英二/開沼博/佐藤栄佐久/佐野眞一/清水修二/広井良典/辺見庸

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』 ボーダーインク (2016/5/25) 334ページ

・宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて―異風南島唄共同体』 ボーダーインク (1993/12/15) 234ページ 【図書館】

■10月
・宮里千里 『ウーマク!―オキナワ的わんばく時代』 小学館 (2000/7/20) 223ページ 【図書館】

・宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』 光文社新書 097 (2003/5/20) 241ページ 【図書館】
・目取真俊 『水滴』 文藝春秋 (1997/9/30) 188ページ 【図書館】
・大田昌秀 『戦争と子ども―父から戦争を知らない子たちへ』 那覇出版社 (1980/3/3) 175ページ 【図書館】
・宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』 ボーダーインク (2007/8/30) 247ページ 【図書館】
・池澤夏樹 『カデナ』 新潮社 (2009/10/30) 434ページ 【図書館】

・宮下奈都 『神さまたちの遊ぶ庭』 光文社 (2015/1/20) 281ページ 【図書館】

■11月
・浅田次郎 『帰郷』 集英社 (2016/6/30) 252ページ 【図書館】

・目取真俊 『目取真俊短編小説集3 面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)』 影書房 (2013/11/20) 365ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集1 魚群記』 影書房 (2013/3/28) 330ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集2 赤い椰子の葉』 影書房 (2013/7/5) 386ページ 【図書館】
・草野真一 『SNSって面白いの? ―何が便利で何が怖いのか』 講談社ブルーバックス (2015/7/20) 254ページ

■12月
・大岡敏昭 『幕末下級武士の絵日記 ―その暮らしと住まいの風景を読む』 相模書房 (2007/5/24) 201ページ 【図書館】

高橋美香 『パレスチナ・そこにある日常』 未来社 (2010/10/30) 222ページ 【図書館】

・中村尚弘 『現代アイヌ文化とは ―二風谷アイヌ文化博物館の取り組み』 東京図書出版会 (2009/6/29) 100ページ 【図書館】
『これならわかる ―パレスチナとイスラエルの歴史Q&A』 大月書店 (2005/2/18) 142ページ 【図書館】

■読みかけの本
・草野真一 『メールはなぜ届くのか ―インターネットのしくみがよくわかる』 講談社ブルーバックス (2014/5/20) 213ページ

高橋美香 『それでもパレスチナに木を植える』 未来社 (2016/11/30) 230ページ 【図書館】 のち購入

・川上量生(かわかみ・のぶお) 『鈴木さんにもわかるネットの未来』 岩波新書1551 (2015/6/19) 343ページ
・寒川旭 『歴史から探る21世紀の巨大地震―揺さぶられる日本列島』 朝日新書392 (2013/3/30) 283ページ
・北原糸子 『日本災害史―復旧から復興への歩み』 ちくま新書 1210 (2016/9/10) 334ページ

他にも、欲しくて買ったものの、まだ読めない本がたくさんある。

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2016年10月16日 (日)

【読】手元に置きたい本

日中の最高気温が20度前後の毎日。
あっというまに涼しくなり、薄手のフリースを羽織っている。

お祭りやイベントの多い季節なのに、すっかり出不精になってしまった。


このところ沖縄にまつわる本を、図書館から借りて読み続けている。
図書館はありがたい。

宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

読んでいるうちに、沖縄のあの固い豆腐が食べたくなった。

沖縄ことば(ウチナーグチ)を駆使した語り口も好ましい。
最近知った著者の宮里千里さんだが、すっかり好きになった。
私よりも一歳年長の、ほぼ同世代。

ページ数のわりには、読むのに時間がかかった。
というのも、小さな文字の脚注が多く、情報量が豊富なのだ。
この脚注だけでなく、本文中のさまざまな沖縄情報が役に立ちそう。

そんなわけで、読み終えてからネットで発注してしまった。
沖縄本島や石垣島を中心とした八重山諸島に、これから先も行くことがあるだろう。
旅の友になりそうな本だ。


池澤夏樹さんの小説を、ひさしぶりに読みたくなった。
これも、図書館から借りてきた。

池澤夏樹 『カデナ』
 新潮社 2009/10/30発行 434ページ

そうか、文庫化されているのか。
古本屋ではみかけないな。


もう一冊、図書館にリクエストしておいた本が届いた。
これも池澤夏樹さんの編集。

『日本語のために 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30
 河出書房新社 2016/8/30発行 524ページ 2,600円(税別)

これは、いい本だ。
池澤さんらしい仕事。

― Amazonより ―

日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹)

日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。

解説=池澤夏樹
月報=鷲田清一・柴田元幸
帯作品=大原大次郎/ホンマタカシ

【目次】
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著

2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎

3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄

4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳

5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏

6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典

7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一

8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳

9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一

10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫


図書館が発注・購入してから、私が最初の読者のようだが、さっそく次の予約者が待っているそうだ。
はじめから終わりまで読み通すような本でもないし、手元に置いて、気が向いたときに広げたいので、これまたネットで注文してしまった。

本が増えるなあ。

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2016年10月 6日 (木)

【読】近ごろ読んだ本

もう10月になってしまった。

先月、ブログを書いたのは一回きり。
近ごろは、もっぱらFacebookに近況を投稿するばかりで、ブログには無沙汰している。
写真もスマホで済ますことが多い。

今年は台風の襲来が異常に多い。

今週も台風18号が日本海を北上。
昨夜は強風が吹き荒れたが、今朝は台風一過の秋晴れ。
気温が30度近くまであがった。

あまり書くこともないので、最近読んだ本のことなど。

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』
 ボーダーインク 2016/5/25発行 334ページ

発売直後に入手していたこの本を、ようやく読んだ。

<旅する人生のなかに“沖縄”という季節があった。池澤夏樹、沖縄の日々。沖縄をめぐるエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を厳選。単行本初収録、多数。 >
 ― Amazonより ―

10年ほど沖縄に住んでいた池澤夏樹さんの沖縄をめぐる文集。

沖縄について、いろいろ教えられた。
なかでも、宮里千里(みやざと・せんり)さんのことを知ることができたのは収穫だった。

さっそく、図書館から何冊か借りてきて読んでいる。

20160928

味のある文章を書く人で、好感がもてる。
私よりも一歳年長の同世代ということにも、親しみを感じる。

宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて――異風南島唄共同体』
 ボーダーインク 1993/12/15発行 234ページ

”ウチナーグチ”(沖縄言葉)が効果的に使われていて、読ませる文章だった。
おおいに勉強になった。

”シマサバ” というのは、沖縄や先島(宮古、八重山)の人たちが愛用するゴム草履。
”シマゾーリ” などと称して、石垣島で売られているのを見た。

宮里千里 『ウーマク!――オキナワ的わんばく時代』
 小学館 2000/7/20発行 223ページ

この本が、たいへん面白かった。

昭和30年代のワンパク小僧(ウーマク)だった著者の、沖縄島での少年時代が綴られている。

沖縄の激動時代だった。
北海道の田舎で育った私とは体験の幅がちがうが、同じ時代を生きた著者の話は興味深い。

― e-honサイト より ―
[要旨]
ウーマク=沖縄の言葉で、「わんぱく少年」「やんちゃ坊主」の意。駆ける、笑う、覗く、探検する、忍び込む…1950~60年代、「アメリカ世」の沖縄を遊び回った子どもたち。なつかしくて熱い、あの南島の雰囲気満載エッセイ。
[目次]
1 ウーマク!オキナワ的わんぱく時代
 少年、戦果挙ぎやー
 力道山とエンゲル係数
 僕らのB円両替日
 琉球政府創立記念日 ほか
2 沖縄のゆかいちがい
 暴力団なんか怖くないぞー
 沖縄的看板考
 沖縄での食堂における正しい食事法
 ウチナー的結婚 ほか

宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』
 光文社新書 097 2003/5/20発行 241ページ

この新書は古本屋で買って持っていたはずなのに、どうしても見つからない。
読まずに処分してしまったのか。
今回、図書館本ではじめて読んだ。
沖縄風土記、あるいは歳時記といった内容で、これまた勉強になることばかり。

<沖縄特有の現象がある。死亡広告欄に目を通す朝の日課、聖なる儀式としての結婚披露宴、お墓の新築祝い、先祖と子孫が食を通じて一体感を得る祭り、等々。そして、出生率、平均寿命(女性)、失業率、離婚率、などの全国トップの数字。今、様々な表情を見せる沖縄へ、移住者が増え続けているのは何故か。独自の歴史と他者を受け入れる文化土壌を築いてきた沖縄の魅力を綴る。>
 ― Amazonより ―

沖縄の新聞に大々的に掲載される死亡広告欄の話が面白い。
北海道の地方紙(北海道新聞)でも、まるまる一面を使った死亡告知欄があるが、沖縄のそれは、そんなもんじゃない。
私も、沖縄旅行の際に目にしたことがある。

上の三冊はいずれも絶版。
もちろんAmazonなどで手にはいるが、残念なことだ。

さて、もう一冊。
これはまだ読んでいないが図書館から借りている。

宮里千里 『シマ豆腐紀行――遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

沖縄のシマ豆腐も、おいしかったな。
楽しみな一冊だ。

― e-honサイト より ―
目次
 第一章 南米とぅるるん豆腐紀行
 第二章 100%沖縄豆腐びけーん
 第三章 大豆腐圏としてのアジア・日本編
 第四章 わたしはトーファーになりたい
前書きなど
 しま豆腐に気持ちが惹き付けられて以来、考え続けていることがある。あまりにも豆腐は日常過ぎるのか、沖縄のあふれるくらいに数ある食材のうちでも意外や意外と注目はされていなかったように思える。ウチナー豆腐を語るということは即ち、優れて沖縄そのものを語ることになるのではと考えている。
 豆腐に関することで一年間の新聞連載を行った。紙面1ページのおよそ半分を占める破格の扱いをしていただいた。それにしても豆腐だけの話題で一年間は無謀とも思えたが、しかし、日ごろからの豆腐に対する思いは強かったし、それに、豆腐に関して南米をはじめ、ハワイ、中国や韓国、それにインドネシアなどの取材はすでにこなしていた。そういうこともあって、どうにか一年間は続くだろうと考えていた。加えて国内の幾つかのポイント、さらには沖縄内を回ったりもしていたから、「完食」は可能だろうと。
 新聞では48回の連載だったが、加えて、新たな項目や「取材メモ」などを加えた。それにウチナーグチを多用しているので「注」を加えた。ボリュームの関係で「注」の字がシニ小さくなっているがご容赦を。でも、「注」を書き始めると止まらなくなってしまう。違う展開というか、新たな記述になることを知った。

そういえば、こんな面白い事典(文庫版)がある。
ひさしぶりにパラパラ拾い読みしている。

『オキナワなんでも事典』 池澤夏樹 編
 新潮文庫 2003年6月発行

― Amazonより ―
<『沖縄いろいろ事典』から11年。CD‐ROM、WEBと成長してきた事典がついに文庫になった。垂見健吾のあたたかい写真、池沢夏樹をはじめ102名もの執筆者によるエッセイ。それらはなによりも雄弁に沖縄を語る。祭り、芸能、音楽、伝統、祈り、食、アメリカ…どこから読んでも面白く、行ったことがなくても楽しく、食べたことがなくてもおいしい。沖縄を知り尽くす旅にひとしい一冊。>

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2016年9月15日 (木)

【読】むずかしい本

ブログ更新をサボっていたら、いつのまにか9月もなかば。
ひさしぶりのブログ投稿。

私が所属する小平図書館友の会の読書会が、隔月(奇数月)に開かれている。
前回(7月)、前々回(5月)と続けて欠席してしまった。

次回(今月)の課題本を読んでいるのだが、私には難しくすぎて、正直なところ音をあげている。
興味ぶかい内容ではあるが、頭にはいってこない。

水野和夫 『資本主義の終焉と歴史の危機』
 集英社新書 0732A 2014/3/16発行 218ページ

話題になった本なので、だいぶん前に買い、いちどは読みはじめたものの、ギブアップ。
一年ぶりに、再チャレンジしているのだが・・・。

現在の「資本主義」という経済システムが行き詰まりを見せていることは、私も感じている。
さて、それはどういうことなのか?

Amazonの惹句(下記)で、著者の言いたいことはわかる(気がする)のだが、いざ読んでみると、その主張がわかりにくい。
たぶん、私の経済知識(常識)が乏しいせいなのだろう。
それにしても、もう少し素人にもわかりやすく書いてくれないものか。

― Amazonより ―
 バブルのツケをバブルで支払う。/この危険な循環こそが決定的な破局をもたらす!/資本主義の最終局面=バブル多発時代にむけた処方箋。資本主義の最終局面にいち早く立つ日本。
 世界史上、長期にわたるゼロ金利が示すものは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の「死」だ。
 死の瀬戸際の資本主義は、グローバル化を進め国民を置き去りにし、国家さえも使用人としてバブルを多発させ、生き延びようとしている。
 終わりの近づく資本主義にそれでもしがみつき、かりそめの「成長」を目指すことは、 「国民なき国家」を作り上げ、破局への道を整えているにすぎない。
 グローバル化の本質を鋭利に分析し、世界経済危機を最も早くから警告していたエコノミストが、 日本再生のための道と「世界総ゼロ金利」後の新たなシステムを提言する!


そんなこんなで、もっと易しい本がないかと探していたところ、こういう新書があった。

佐伯啓思 『経済学の犯罪――稀少性の経済から過剰性の経済へ』
 講談社現代新書 2012/8/20発行 326ページ

こちらは、読みやすい。
”犯罪”とは、タイトルが刺激的だけれど・・・。
著者についてよく知らないが、言いたいことがスーッと伝わってきて読みやすい本だ。

― Amazonより ―
 今日のグローバル経済危機の根源には、私たちが現在「正しい」と思っている市場主義経済学の現実離れした理論があった。アダム・スミス、マックス・ウェーバー、そしてケインズといった賢人が、かつて語っていたことを丁寧に読み解き経済学と現実の関係を再び整理し直す。
 さらにグローバル経済危機の中心になる金融市場が必然的に抱える問題を、貨幣の源流にまで根底にある貨幣の誕生にまで遡り明らかにする。/知的興奮とともに、今日の大問題への解決のヒントが見えてくる一冊!
 私たちが、誤った「思想」を信じ続ける限り、危機からは脱出できない。日本を代表する知性が、経済学の源流、貨幣の誕生まで遡り、危機の本質に迫る知的興奮の書。

参考書として、今日、書店でみつけて購入した用語集がある。
これは役にたちそうだ。

『政治・経済用語集』
 山川出版社 政治・経済教育研究会 編
 2014/10/25発行 258ページ 800円(税別)

経済用語の一例をあげる。

「ジニ係数」とは何か。
佐伯啓思氏の上掲書(P.9)に、何の説明もなくでてきたのだが、私はネットで調べてみるまでわからなかった。

<・・・賃金水準を見ると、賃金が長期的に下落しており、1990年代末からは文字通り、物価、賃金の下落というデフレ現象が生じている(図2)。しかも、所得再配分についていえば図3に示されているように、ジニ係数は当初所得で1996年あたりから確実に上昇しており、所得の不平等は確実に拡大している・・・。>

「図3 所得再配分調査におけるジニ係数 資料出所:厚生労働省『所得再配分調査』より」 には、当初所得のジニ係数として、1981年 0.349、1984年 0.398、1987年 0.405、1990年 0.433、1993年 0.439、1996年 0.441、1999年 0.472、2002年 0.498、2005年 0.526、2008年 0.532と、増加の一途をたどっていることが示されている。

この「ジニ係数」、用語集には次のように記述されている。
係数の算出方法までは書かれていないが、簡潔な定義だ。

ジニ係数 社会の平等さ、不平等さをあらわす係数。0ならば完全な平等で、皆が同じ所得水準であることを意味し、1に近づくほど格差が大きいことになる。> (P.206-207)

まあ、経済学を学んだ人には常識なんだろうけれど・・・。

辞典や事典、用語集が好きで、つい買ってしまう。


ところで、今月の読書会、どうしようかなあ。

読書サークル・小平 2016年9月開催案内: 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2016/09/20169-159f.html

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2016年8月14日 (日)

【読】小説「北の詩(うた)と人 アイヌ人女性 知里幸恵の生涯」

まだ読んでいる途中だが、いい小説だ。

須知徳平 『北の詩(うた)と人 アイヌ人女性・知里幸恵の生涯』
 岩手日報社 2016/5/20発行 429ページ 2,750円(税別)

この本を知ったのは、東京新聞の記事(2016/7/23)だった。

さっそく図書館にリクエストして、購入してもらった。

<東京新聞:アイヌ神謡集 知里幸恵と国語学者・金田一京助 父の遺稿 40年経て出版:首都圏(TOKYO Web)>
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/list/201607/CK2016072302000195.html

20160723_tokyo_shinbun

須知徳平さんという人を、私はこれまで知らなかった。

以下、東京新聞記事と本書巻末年表より。

1921年(大正10年)、岩手県に生まれ、通っていた旧制盛岡中学には、OBに石川啄木や金田一京助など文学関係者が多く、在学中に同人誌を出すなど有形無形の影響を受けたという。
卒業後、旧満州に渡った後、国学院大学で学び、戦後は岩手県や北海道で中学、高校の教師を務めた。
1956年、文筆活動のため上京。
1962年、児童向けミステリー「ミルナの座敷」で第三回講談社児童文学新人賞を受賞。
翌1963年、中世の三陸を舞台に閉ざされた村を描いた「春来る鬼」で吉川英治賞を受賞。
1983年から盛岡大学の教員(文学部非常勤講師、助教授、教授)となった。
2009年、心不全のため87歳で死去。


この作品は、1977年に岩手日報に連載された。

<岩手日報 Web News> http://www.iwate-np.co.jp/ より
 <社告 小説「北の詩と人」 5月20日発売>
 http://www.iwate-np.co.jp/syakoku/book/kitanoutatohito/kitanoutatohito.htm

知里幸恵(幸惠)の生い立ちを描き、若いながらユーカラに詳しかった背景に迫り、家族との別れや、金田一京助との出会いとその師弟愛を描いている、伝記的な小説だ。


私は、知里幸恵への関心が深く、これまで彼女の遺した『アイヌ神謡集』をはじめとする作品や、藤本英夫さんが書いた評伝を読んできた。

ブログ記事 2008年10月18日 (土)
 【読】知里幸恵をめぐる四冊: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-03c5.html

※上のブログ記事中にある、私のWebサイトのリンクは、サイト移行に伴い変更されている。
  「晴れときどき曇りのち温泉」 ― 資料蔵(アイヌ資料編)
  http://yamaoji.web.fc2.com/k_ainu.html

   


こんどの、須知徳平さんの小説は、幸恵さんの旭川での少女時代のエピソードがたくさん書かれていて、興味ぶかい。

幸恵さんは、1903年(明治36年)生まれ。
私の父方の祖母(故人)と、ほぼ同年代である。
そういう縁で、よけい親しみを感じる。

知里幸恵 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E9%87%8C%E5%B9%B8%E6%81%B5

知里 幸恵(ちり ゆきえ、1903年(明治36年)6月8日 - 1922年(大正11年)9月18日)は、北海道登別市出身のアイヌ人女性。19年という短い生涯ではあったが、その著書『アイヌ神謡集』の出版が、絶滅の危機に追い込まれていたアイヌ民族・アイヌ伝統文化の復権復活へ重大な転機をもたらしたことで知られる。
 近年、マスコミや各地のセミナー等でその再評価の声が高まっており、また幸恵への感謝から「知里幸恵」記念館の建設運動が活発化している。2008年10月には、NHKの『その時歴史が動いた』で幸恵が詳細に取り上げられ、インターネット書店「アマゾン」の「本のベストセラー」トップ10に『アイヌ神謡集』が入った。また、『アイヌ神謡集』は、フランス語・英語・ロシア語にも翻訳されており、2006年1月には、2008年度ノーベル文学賞受賞者フランス人作家ル・クレジオが、そのフランス語版の出版報告に幸恵の墓を訪れている。
 なお、弟に言語学者でアイヌ人初の北海道大学教授となった知里真志保がおり、幸恵の『アイヌ神謡集』の出版以降、大正末期から昭和にかけて、新聞・雑誌などからはこの姉弟を世俗的表現ながらも「アイヌの天才姉弟」と評された。

   

【関連サイト】

 知里幸恵 銀のしずく記念館
 http://www9.plala.or.jp/shirokanipe/

 知里幸惠編訳 アイヌ神謡集 (青空文庫)
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001529/files/44909_29558.html

 知里幸恵 日記 (青空文庫)
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000276/files/45694_23934.html

 知里幸恵 手紙 (青空文庫)
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000276/files/46482_28582.html

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