【山】ひさしぶりの山歩き(黒川鶏冠山)
梅雨入り前の好天をねらって、日帰り登山。
20年近く遠ざかっていた山歩きを今年こそ再開しようと考えて、登山靴を出したり、不足している用具を揃えた。
ヘッドランプを新調し、小さなザックカバーも買った。
ザックは、普段使いのデイパック。これが問題だったのだが……。
2018年5月2日(土) 晴れときどき曇り
自宅発(車) 7:10
新青梅街道~青梅街道~柳沢峠(駐車場) 9:45
登山口 10:20
黒川鶏冠山(1710m) 13:20~13:50
登山口・柳沢峠 16:25
往復約6時間。
登り約3時間、下り約2時間半。途中休憩を含む。
新緑がきれいだった。
花はヤマツツジがところどころ見られた。
柳沢峠の駐車場は、自家用車がたくさんとまっていた。
おまけにマイクロバスの団体登山客まで到着して大賑わい。
しかし、黒川鶏冠山に向かう登山道に人はまばらで、途中の展望台で二人、下山してくる人に何人か、山頂で二人に会ったきりだった。
登り道では写真をたくさん撮った。
■登山口
駐車場向かいの登山口から登り始めたが、案内板を見て引き返し、少し北側(奥多摩寄り)のもうひとつの登山口(柳沢口という標識あり)から登りなおす。
登山口からすぐのところの案内板(下の写真)を見て、なんとなく違う道だと思い、引き返した。後でわかったが、当初の予定コースはこの道でよかった。下山時はこのコースをとった。
柳沢口には、何台か車がとめてあったが、駐車スペースは狭い。ここから登りなおす。
ゆるく登る、きもちのいい登山道。遊歩道といってもよい。
■すぐに「ブナ坂」という分岐に出る(下の写真)。
ここから右に折れると「花ノ木尾根」という分岐点に至るようだ。どうも、道が錯綜していてわかりにくい。
登山地図や地理院地図よりも、現地の案内板の方が役にたつ。
ここは「梅ノ木尾根」と書かれた方向へ直進した。
広葉樹林帯。写真には撮らなかったが、樹木の名前を書いた標識が多い。
しかし、下枝がない巨木では葉の形が近くで見られず、よくわからない。
時間がたっぷりあれば、樹木観察にもってこいの道。
■「芋ノ木尾根」分岐。10:45頃。
北側に開けた展望台がある。
テーブルとベンチが完備され、ご夫婦らしい先客が食事中だった。
奥秩父連山の山名標識(案内板)があり、木賊山(左)から飛龍山、小雲取山(右)に連なる山々が一望のもと。
いくつか登ったことのある山も。
ここは、下を走る青梅街道までさえぎるものが少ないためか、携帯電話がよく通じた。
タブレットで写真を撮り、その場でフェイスブックにアップできた。
■展望台から南へすぐのところに指道標がある。
「花ノ木尾根」分岐。
右が登ってきた「ナラ坂」、手前が帰路にたどることになった「ブナ坂」、左が目指す黒川鶏冠山方向の「六本木峠」。
この先の「六本木峠」まで、道は山の中腹を巻きながらゆるく登ってゆく。
標高差がほとんどなく、ゆるいアップダウンが続く。
下の写真のような桟道もあらわれ始める。
■「六本木峠」分岐。11:35分頃。
左が「横手山峠」を経て黒川鶏冠山へ向かう道。
右に行くと丸川峠を経て大菩薩嶺に続く道。
また桟道があったが、よく整備されていて歩きやすい。
道はゆるく下って、「新横手山峠」(林道と交わる地点)に続く。
なぜか、黒川鶏冠山に続く登山道をさえぎるようにロープが張られている。
写真には写っていないが、標識の手前左右に広い林道が通っている。
たぶん、森林整備の車が入るための林道だろう。青梅街道からの入口はゲートが閉まっていたので。
ここから「横手山峠」までは、山腹を巻くゆるい上り坂。
指道標もあって、道はわかりやすい。
■「横手山峠」分岐。12:10頃。(下の右の写真)
右に折れると「黒川金山跡」に至る道。ただし、歩く人が少なく一般的ではないようだ。
ここから1kmほど歩くと、ようやく黒川鶏冠山の直下。
三角点のある西方ピークが見晴台になっていて展望がよさそうだが、ここまで歩いて、かなり足腰に来ていたので、寄り道せずにまっすぐ鶏冠山山頂を目指す。
■最後の分岐。13:00頃。
ここから痩せ尾根を鶏冠山の山頂に続く。ここからも黒川金山跡へ向かう道もあるようだ。
「鶏冠神社方面」とある道標が、鶏冠山山頂方向を指す。
いよいよ鶏冠山山頂直下の直登。
木の根が張り出し、岩場もあって、けわしい。
この先、山頂まで写真を撮る余裕がなかった(かなり足腰に来ていたため)。
岩場が続くが、距離は短い。
最後のピークを北側に巻くと、とつぜん視界が広がり、そこが鶏冠山(黒川山、黒川鶏冠山とも呼ばれる)の山頂。
■黒川鶏冠山山頂。13:20頃。
ここで30分ほど過ごし、持って行ったコンビニのおにぎりを食べる。
南側は断崖絶壁。正面に大菩薩嶺が大きく見える。
たまたま後から登ってきた人が写真に写ってしまった。
よれよれになった足腰をかばいながら、長い下山道。
頂上直下の岩場もあるので、カメラをザックにしまって、ゆっくり下山。
かなり下に降りてからカメラを取り出し、首にかけて写真を撮る余裕ができた。
ここから10分ほどで、登山口が見えてきた。
青梅街道を走るバイクや車の音が聞こえてきて、ほっとした。
出発時とちがって、車の台数が少なくなっていて、バイクの人が多かった。
少し休憩して、ここから車で帰宅した。
たぶん、20年ぶりぐらいの山歩き。
この山にも二度登っているはずだが、ほとんど覚えていない。
山歩き再開には、ちょっとハードだったかもしれない。
筋力の衰えは争えず、歩いている途中で足腰が痛くて何度も立ち止った。
いやはや、情けない。
すこしトレーニングしなければ。
背負っていったデイパックも、しっかりした山用ではなく、しっくりこなかった。
荷物の重量も重めで、背中で安定せず、腰に負担がかかったようにも思う。
反省点、多々。
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