カテゴリー「五木寛之」の96件の記事

2015年11月24日 (火)

【読】読了 「日本建築集中講義」

先日、図書館でみつけて借りてきた、この本がおもしろかった。

藤森照信×山口晃 『日本建築集中講義』
 淡交社 2013/8/6発行 283ページ 1,900円(税別)

― Amazonより ―
<ヘンな建築好きの建築家・藤森照信センセイと平成の絵師・山口晃画伯の建築談義>
<“なんかヘン” 専門の二人が日本建築を見たら……?!>
先生役に路上観察的視点をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手兼ツッコミ役に気鋭の画家・山口晃氏。その二人が、「集中講義」の名のもとに日本各地の名建築を見学し、発見や建築の魅力を語り合います。建築の魅力はもちろん、見学のさなかの珍道中や二人の愉快な妄想など、対談と山口画伯のエッセイ漫画とでたっぷり伝えます。時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、教養と雑談を交じえつつ繰り広げられる二人の掛け合いはまさに「爆笑講義」。寺社、茶室、城、住宅……知っているようで知らない日本の伝統建築の魅力を、二人の独特の視点から再発見!

藤森さんと山口さんの珍道中ぶりがおかしく、ふたりの対話に笑ってばかり。
それでいて、日本の名建築のツボがしっかり押さえられており、勉強になった。

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山口晃さんの挿絵、マンガがいい。
なんと味のある絵を描く人だろうと感心していたが、待てよ、この画家は五木寛之『親鸞』が新聞連載されていたときの挿絵画家だったことを思いだした。

新聞連載を、毎日全部切り抜いていたのに、捨ててしまったのが、いま思うともったいないことをした。

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ネット検索してみたら、こんなサイトを発見。

小説「親鸞」 五木寛之||講談社BOOK倶楽部
 http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/shinran/ 内

五木寛之 小説『親鸞』|山口晃制作ノート||講談社BOOK倶楽部
http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/shinran/note.html

そして、こんな本も。

藤森照信×山口 晃 『探検! 東京国立博物館』
 淡交社 2015/11/16発行

山口晃氏、恐るべし。

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2015年10月10日 (土)

【読】五木寛之特集のムックを買う

曇り空。
肌寒い日。

何年ぶりかで会う年下の友人と、近くの喫茶店で二時間ほど話をした。
わりと近所に住んでいるのに、会う機会がなかなかなかった。
互いの近況やら、知り合った頃の山小屋、共通の友人の話に花が咲く。
たまには人と話すことも大事だな、と思う。

自転車ででかけたので、帰りがけ本屋に寄って注文しておいた本を受け取る。
新書二冊と、ムック一冊。

すこし前にコンビニでみかけて気になっていたムック。
そうか、五木さんも作家生活50年になるのか。
それほど目新しい内容とも思えないが、記念として置いておこう。

MAGAZINE HOUSE MOOK
 「平凡パンチ 五木寛之 時代を駆け抜ける作家」
マガジンハウス 2015/10/5発行 175ページ 1,111円(税別)

― e-honサイトより ―
内容紹介
作家生活50年になる五木寛之の若々しい感性が光る初期作品の数々。
『平凡パンチ』で掲載された『青年は荒野をめざす』は小説として、楽曲として、一世を風靡し'60年代を代表する作品となった。
マガジンハウスの雑誌に掲載されこれまで単行本化されなかった小説、エッセイ、寺山修司との対談ほか、トーキングライブともいえるエッセイ「真夜中のコーヒー・ブレイク」全44回など初期作品を中心に収録した永久保存版。
著者について
1932年福岡県生まれ。'52年早稲田大学第一文学部露文科に入学するが、学費未納で除籍。業界紙『交通ジャーナル』編集長、ラジオ番組制作、作詞、放送作家などを経て、'67年に『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞受賞。以降、『青春の門』『四季奈津子』『親鸞』など多数の小説、『風に吹かれて』『大河の一滴』などエッセイも数多く執筆している。

五木さん、小説からすっかり手を引いてしまったのか、私が最後に読んだのは東京新聞に連載されていた『親鸞』だった。

「親鸞 (上)」   「親鸞 (下)」
「親鸞 激動篇(上)」「親鸞 激動篇(下) 」
「親鸞 完結篇(上)」「親鸞 完結篇(下)」
の全6冊セット。
『親鸞』 京都を舞台に比叡山で修行に励みつつ煩悩に苦しむ、8歳から35歳の若き日の親鸞が青春群像劇として生き生きと描かれます。
『親鸞 激動篇』 越後へ追放され、そして関東を流浪する親鸞。土地の人々と交わるなかで、師の教えに追いつき追い越そうと苦悩する、36歳から61歳の姿が活写されます。
『親鸞 完結篇』 親鸞は京都へ帰還します。最も多くの業績を残したといわれる61歳から90歳までの、師を超えていく聖人の軌跡が、活気あふれる群像劇として綴られます。

このところずっと人生論風の新書ばかり出しているのだが……書き下ろし小説なんぞ準備している、というような話はないのだろうか。
ちょっと淋しく思っている。

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2015年7月 9日 (木)

【読】沖浦和光さん死去

秘かに敬愛していた沖浦和光さんが亡くなったそうだ。

訃報:沖浦和光さん88歳=桃山学院大名誉教授 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150709k0000m060036000c.html

<毎日新聞 2015年07月08日 19時52分   
 沖浦和光さん88歳(おきうら・かずてる=桃山学院大名誉教授)8日、腎不全のため死去。葬儀は近親者で営む。しのぶ会を後日開く。喪主は妻恵子(やすこ)さん。      
 大阪府生まれ。中学教諭などを経て桃山学院大教授。1982〜86年、学長も務めた。英文学専攻だったが、70年代前半、被差別民や漂泊民に研究テーマを変えた。研究対象は、国内の被差別民、漂泊民だけでなく、インド、インドネシアにも及んだ。著書に「幻の漂泊民・サンカ」「天皇の国・賤民の国」、共著に作家、故野間宏との「アジアの聖と賤」、俳優の故三国連太郎との「『芸能と差別』の深層」など多数。2012年、人権活動への取り組みが評価され松本治一郎賞を受賞した。>

沖浦さんといえば、岩波新書の「民俗誌」シリーズを読んで、衝撃を受けた。
また、『幻の漂泊民・サンカ』や、五木寛之さんの「日本人のこころ」シリーズでの対談からも、多大な影響を受けた。

優しそうでいながら、芯の強そうな風貌にも、好感を持っていた。
偉大な先達が、すこしずつ退場していくのだな、と思うと淋しい。

              

沖浦さんの遺した著作から、私は、まだまだ学ぶことがある。
手もとにありながら、読んでいない著作がたくさんたまっているので。

【参考サイト】
10代の人権情報ネットワーク Be_FLAT
http://www.jinken.ne.jp/be/ より

「日本人」はどこから来たのか 沖浦和光さん
http://www.jinken.ne.jp/be/meet/okiura/
なぜ人は、歌い、踊り、演じるのか 沖浦和光さん
http://www.jinken.ne.jp/be/meet/okiura/okiura2.html

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2015年6月29日 (月)

【雑】さすが、五木さん

百田某という流行作家が、政権党の勉強会だかでトンデモ発言をしてお騒がせのようだ。
この人が「つぶれてほしい」(注)と名指ししている東京新聞が、私の購読紙。

きのうの東京新聞一面に、五木寛之さんの談話が載っていて、さすが五木さんと思った。
百田発言とは、直接関係ないが。

東京新聞 2015/6/28(日) 朝刊一面
 私が選んだ一句

東京新聞が朝刊一面で連載中の「平和の俳句」(今年の元日から開始)の中から、各界の著名人に一句選んでもらい、俳句を通じて考えたそれぞれの「平和」を語ってもらうという趣旨。

<振り返ってみれば、戦前、国民の戦意の盛り上がりがなければ、戦争はあり得なかった。大衆の支持があると思うからこそ軍は内閣に背いて独走したのです。>

<俳句や川柳という、広い層を持っているものも時代を反映するというか、俳壇すら戦争に全面協力という感じでしたからね。昭和十二(1937)年に南京が陥落した際の大衆の熱狂はすさまじいものでした。多くの新聞が美談を書き、軍人を英雄にして部数を獲得した。戦時中は、隣組というのがあって組長がファシストみたいに威張りまくって町内を統制していた。>

<戦前がどういうものであったのか、検証すべきですね。人間っていうのは本質的に愚かしい存在です。自戒の気持ちで生きていかなければ、英知とかがあると思っていると転ぶ。>

<自分の中に悪はないと思って、平和平和と言ってもしょうがないです。ファシズムは私たちの中にあるというふうに思わないと。>

20150628_tokyoshinbun

(注) 正確には、下記のTwitterでの発言(これも「冗談発言」?)。
https://twitter.com/hyakutanaoki より
百田尚樹 ‏@hyakutanaoki  · 6月26日 
炎上ついでに言っておくか。
私が本当につぶれてほしいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞です(^_^;)

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2015年6月 7日 (日)

【読】「遠野物語」を読む(続)

梅雨空。
最高気温24度。
とうとう一歩も外に出ないですごした日。

『注釈 遠野物語』を、ざっと読み終えた。

この本には『遠野物語』の初版テキストが掲載されているので、『遠野物語』も通読したことになる。
「遠野常民大学」の人たちの労作である注釈と解説をすべて読むことはできなかったが、地元のアマチュア研究家たちの、たんねんな仕事ぶりに敬服した。

『注釈 遠野物語』
 後藤総一郎 監修/遠野常民大学 編著
 筑摩書房 1997/8/20発行 406ページ 3,900円(税別)

資料価値も高い本だとわかったので、Amazonで手に入れることにした。
近いうちに届くはず。


赤坂憲雄さんや三浦祐之さん、石井克己さんが、遠野常民大学の活動に深くかかわっていたことを知った。

さらに、赤坂憲雄さんは、著書 『遠野/物語考』 でこの活動に言及している。
ずっと本棚にしまいこんであったこの本を読みはじめた。
読んでみると、まことに面白い。

赤坂憲雄 『遠野/物語考』
 ちくま学芸文庫 1998/1/9発行 358ページ 1,200円(税別)

<『遠野物語』刊行から88年の歳月を経て、この夏、一冊の注釈書が世に送りだされた。『注釈遠野物語』(遠野常民大学編著、筑摩書房)、遠野の人々の手になる、初めての本格的な注釈と研究の試みである。注釈という華やかさから遠い仕事が、これほどに重く、深々とした衝撃をもたらすのは、なぜか。(後略)> (P.341-342)

<これまで、遠野は『遠野物語』というすぐれた文学作品の、たんなる背景にすぎなかった。この図と地がいま反転する。遠野という土地を知らずには、もはや『遠野物語』を読むことも、語ることもできない。柳田国男の『遠野物語』から、遠野の『遠野物語』へと、確実に、その解読の地平が変わる。この注釈書を携え、遠野へと旅立つとき、もうひとつの『遠野物語』との出会いの扉が開かれる。(後略)> (P.342-343)


もう一冊、思いだして一部を読み直した本がある。

五木寛之 『隠れ念仏と隠し念仏』 (こころの新書)
 『隠された日本 九州・東北 隠れ念仏と隠し念仏』 (ちくま文庫)

― e-honサイトより ―
[要旨]
五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の第2弾。九州には、かつて一向宗が禁じられ、300年もの間の強烈な弾圧に耐えて守り続けた信仰、「隠れ念仏」の歴史がある。それに対して東北には、信仰を表に出さず秘密結社のように守り続け、「隠す」ことで結束した信仰「隠し念仏」がある。為政者の歴史ではなく、庶民の「こころの歴史」に焦点を当て、知られざる日本人の熱い信仰をあぶり出す。
[目次]
第1部 「隠れ念仏」と知られざる宗教弾圧
 民衆が守り抜いた「隠れ念仏」
 民衆の捨て身の抵抗運動
 かつての日本にあった「魂の共同体」
第2部 「隠し念仏」が語る魂の鉱脈
 東北の隠された魂「隠し念仏」
 『遠野物語』に秘められたもの
 宮沢賢治の宗教心

 

私が持っているのは2005年刊の新書版だが、文庫で復刊されている。

このなかで、赤坂さんの仕事に言及されていて、『遠野/物語考』 もとりあげられている。
「隠し念仏」の話は、『遠野物語』の七一話にある。
五木さんが書いていることも、なかなか興味ぶかい。

前にも書いたが、五木さんのこのシリーズは、なかなか刺激的だ。

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2015年4月14日 (火)

【読】戦争小説集

小雨降る肌寒い日。

コープへ買い物にでたついでに、近所の新刊書店に寄り、ネット注文してあった本を受けとる。

こんな面白そうな本があったのだ。
私の好きな作家が並んでいる。

とりあえず、ツンドク本になりそうだが……。

『永遠の夏 戦争小説集』 末國善己 編
 実業の日本社文庫 614ページ 880円(税別)

― Amazonより ―
内容紹介
戦後70年特別編集。
戦争は終わったのか? 14人の作家が描いた魂の記録。

 

1945年、日本は降伏を決し、第二次世界大戦が終わった。
ノモンハン事件から、真珠湾攻撃、南洋戦線、従軍慰安婦、抗命事件、硫黄島、疎開先の女学生、広島原爆、外地脱出、沖縄基地問題まで、戦争を題材にした名作を収録。
文学だから描けた「本当の戦争」がここにある。
大岡昇平、小松左京、坂口安吾ほか強力作家陣による「文庫オリジナル戦争小説集」。
誰もが強く、弱かった……戦争を生きた人々の思いとは?
[編者解説/ 末國善己]

 

【収録作品】
■柴田哲孝 「草原に咲く一輪の花 ─異聞ノモンハン事件─」
■坂口安吾 「真珠」
■大岡昇平 「歩哨の眼について」
■田村泰次郎 「蝗」
■古処誠二 「糊塗」
■帚木蓬生 「抗命」
■城山三郎 「硫黄島に死す」
■山田風太郎 「潜艦呂号99浮上せず」
■皆川博子 「アンティゴネ」
■徳川夢声 「連鎖反応 ─ヒロシマ・ユモレスク─」
■島尾敏雄 「出孤島記」
■五木寛之 「私刑の夏」
■目取真俊 「伝令兵」
■小松左京 「戦争はなかった」


しばらく中断していた船戸与一『満州国演義』の続き(第7巻)を読みはじめている。
この卷までは、以前にいちど読んでいるので、再読。

時代は1940年(昭和15年)に移っている。
読んでいるうちに、この卷の展開を思いだしてきた。

各巻の巻頭に付けられている地図が、この卷ではアジア全体に広がっている。

船戸与一 『満洲国演義7 雷の波濤』 (いかずちのはとう)
 新潮社  2012/6/20発行 477ページ 2,000円(税別)

― Amazonより ―
昭和十六年。ナチス・ドイツによるソビエト連邦奇襲攻撃作戦が実施された。ドイツに呼応して日米開戦に踏み切るか、南進論を中断させて開戦を回避するか…敷島四兄弟が岐路に立つ皇国に見たものとは。「非常事態」の名の下、暴き出される人間の性。加速する満州クロニクル、ついに終焉へのカウント・ダウン開始。

この小説では、旧日本軍の「特務機関」の働きが詳細に描かれている。
たいへん興味ぶかい。
船戸さんは、膨大な史料を読みこんでいるようだ。
(最終巻=第9巻の巻末に参考文献一覧が掲載されている)

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2015年4月10日 (金)

【歩】【読】肌寒い日、燈台下暗し

今日はまた、いちだんと肌寒い。
どんより曇っている。

灯油の残りがとぼしくなっているため、ストーブはできるだけつけないでいる。

近くの図書館へ、借りていた本の返却に行く。

あまりにも寒いので、片道500メートルほどのところを車で往復する。

大島桜、菜の花、花海棠、花桃、などを写真に撮る。

撮影 2015/4/10(金) 東京都東大和市

大島桜

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花海棠 ハナカイドウ

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菜の花

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灯台躑躅 ドウダンツツジ

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大紫 オオムラサキ ?

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花桃 ハナモモ (八重咲き)

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白木蓮の花がすっかり散って、若葉がでてきた。

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ネットで本を探していたところ、なんと近くの図書館で収蔵していることがわかった。
書庫にあったので出してもらい、借りてきた。

燈台下暗し、とは、このこと。

五木寛之さんと赤坂憲雄さんの対談が収録されている、『日本人のこころ 6』が目あてだったが、1巻目から6巻すべて借りてきた。
いま気づいたのだが、この6巻目だけは私の本棚にあった。

いよいよもって、燈台下暗し。

五木寛之 『日本人のこころ 1~6』
 講談社 2001年~2002年発行

五木寛之 『日本人のこころ 6』
 講談社 2002/7/22発行 307ページ 1,500円(税別)

1 見えざる大阪人の宗教観  大谷晃一/対談
2 古都のしたたかさと大胆不敵さ  杉本秀太郎/対談
3 伝統と革新のせめぎあい  若林広幸/対談
4 「隠れ念仏」の知られざる歴史  佐々木芳麿/対談
5 「逃散の思想」を考える  米村竜治/対談
6 宗教の本質は「秘める」ということ  門屋光昭/対談
7 柳田国男の『遠野物語』を読み直す  赤坂憲雄/対談
8 「加賀百万石」以前の金沢の原像   屋敷道明/対談
9 一向一揆の時代背景  神田千里/対談
10 大和の光と影を見つめて  太田信隆/対談
11 『万葉集』の本質はカオス  中西進/対談
12 海の漂泊民と山の漂泊民  沖浦和光/対談
13 「弾左衛門」という賤民の支配者  塩見鮮一郎/対談
14 「馬」の文化と「船」の文化  福永光司/対談
15 漂泊者が見たイスラム世界  甲斐大策/対談
16 琉球史に新しい光を当てる  高良倉吉/対談
17 風と樹木と共生して生きる  名嘉睦稔/対談

興味ぶかい対談が満載。
とくに、赤坂さん、沖浦さん、塩見さんとの対談が、私には読みどころだった。
いちどは読んでいるのだが、読みなおしてみようと思う。

下の単行本シリーズ、装画は五木さんの細君の五木玲子さんのもの。

         


さらに、燈台下暗しの三乗ともいうべき話。

このシリーズの1~5巻目は、講談社から「こころの新書」シリーズとして再編集、発行されている。
そして、私はそれらすべてを持っている……。
図書館からあらためて借りてくることもなかった、というオチがつく。

       

ちくま文庫から、タイトルと装幀だけ変えて発売中でもある。
単行本から新書化、文庫化と、息の長いシリーズだ。

本屋で中身を見たところ、文庫版には解説もついていないので新書版と内容は変わらないようだ。
したがって、買うことは見あわせている。
カバーの装幀がきれいだから、欲しくなってしまうんだが……。

       

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E4%BA%94%E6%9C%A8%E5%AF%9B%E4%B9%8B%E3%80%80%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB

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2014年7月29日 (火)

【読】ブータン

今日も暑い一日だった。
湿度が低くカラッとした暑さだったと言うが、いやいや、そうでもなかった。

午後、炎天下を2時間ばかりの仕事にでかけた。
市役所の近く、片道2キロほどの道のりを車で往復。
車のエアコンを入れずに窓を開け放って走ったが、暑かった。

仕事場のプレハブの建物の中も、エアコンを入れないと蒸し風呂のような状態。
エアコン2台と扇風機で室内を冷やしていた。


昨夜から、高野秀行さんの本を読んでいる。

高野秀行 『未来国家ブータン』
 集英社 2012/3/30発行 267ページ 1,500円(税別)

〝高野節〟炸裂で、この本も面白い。
三分の一ほど読んだところ。

この高野さんの本で、中尾佐助さんという人の『秘境ブータン』という興味ぶかい本を知った。
いつか読んでみたい。
高野さんが参考文献としてあげているのは1976年教養文庫版だが、新版で入手可能らしい。

   

ブータンといえば、五木寛之さんの 「21世紀仏教への旅」 シリーズ(講談社)の5冊目がブータン編だ。
ずいぶん前にシリーズ全部を揃えたものの、まだ読んでいない。

もっとも、五木さんのこのシリーズは生真面目すぎて、とっつきにくい。
なかなか読めないまま、買ってから7年経ってしまった。

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2014年7月 8日 (火)

【読】五木寛之 「親鸞」 完結

きのうは新聞休刊日だったので、今朝の朝刊を開き、いつものように連載小説を読もうとしたら……。

そうか、五木寛之の連載小説 「親鸞 完結篇」 は終わっていたのだった。
一昨日(7/6)、読んだときには、もう終わりそうだなと感じたのだが、あれが最後だったのか。
「最終回」の文字を見落としていた。

それほどあっけない終わり方だった。

起承転結とはよく言ったもので、今思えば「転」にあたる頃がダイナミックで面白かった。
つぎはどうなるのだろう、というワクワク感があった。

「結」にあたる部分は、ロウソクの炎が消えていくように(ちょうど親鸞の最期)、静かに終わった。

今日の朝刊には、「連載を終えて」と題する作者の弁が掲載されていた。

2014/7/8(火) 東京新聞 朝刊

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2014/7/6(日) 東京新聞 朝刊
「親鸞 完結篇」 最終回 (第362回)

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毎回、山口晃画伯の挿絵を楽しみにしていた。
挿絵入りの単行本化ということは、できないのだろうか。

最終回はモノクロの絵だったが、カラーのときもあり、味わい深いものだった。

「親鸞」一作目の頃は、毎日切り抜いていたが、そのうち面倒になってやめてしまった。
切り抜いて保管したことに安心し、読まなくなりそうだったので。
切り抜きするのをやめてから、とにかく毎日欠かさず読むことにした。

「親鸞」 三部作の最終篇、いずれ単行本化されるのだろうが、通して読んでみればまた違った味わいがあるだろうと思う。
大作であり、五木寛之のライフワークと呼んでもいいだろう。
ただ、私の正直な感想を言えば、氏の若い頃の小説の方がインパクトが強く好きだった。

私が歳をとったのか、五木さんが歳をとったのか。
時代状況のせいなのか。
どれもが当たっているような気がする。

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2014年2月24日 (月)

【読】もうすぐ連載終了 「親鸞 完結篇」

昨年の7月から東京新聞朝刊に連載していた五木寛之「親鸞 完結篇」。
いよいよ今月末で終了する。

【2014/2/28訂正追記】
 五木寛之「親鸞 完結篇」は、3月も続ようだ。
 2月で終わると思ったのは私の勝手な思い込みだった。
 どうりで、このまま終わってしまうには尻切れトンボの展開だった。
 でも、佳境にはいってきたのは確かだ。

毎日欠かさず読んでいた。
最後のクライマックスへの期待が高まる。

五木さんがどこかに書いていたと記憶するが、かのドフトエスキーの小説も新聞連載だったという。
連載小説は一日一日の掲載分がうまく書かれていて、次はどうなるのだろうという期待を持たせる。
ドストエフスキーの小説も、そういう書かれ方をしているのだと。

東京新聞 2014/2/24(月) 東京新聞朝刊

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3月からは、角田光代さんの連載が始まるそうだ。

東京新聞 2014/2/20(木) 東京新聞夕刊

20140220_tokyo_shinbun 

【2014/7/8追記】
2014年7月6日(日)に連載終了(完結)した。

→ 【読】五木寛之 「親鸞」 完結: やまおじさんの流されゆく日々
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-5d23.html

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