カテゴリー「山崎ハコ」の41件の記事

2008年8月11日 (月)

【読】この夏、あの戦争を考える (続々)

これもずいぶん前にきまぐれで買った本。
軍艦マーチが聞こえてきそうな冊子だ。

Daitoua_tizu『歴史の証人・地図』 ~ 大東亜戦争を語る ~
  発行人 菊地正浩  発行元 (有)ケイエスケイ
  平成15年6月発行

怪しげな本だが、資料として興味ぶかい。
歴史的な地図(アジア・太平洋戦争時の)が、多数収録されている。

著者は、本のタイトルや装幀から想像がつくが、先の 「大東亜戦争」 を肯定する立場。
やれ、自虐史観だの、日本人の精神文化だの、八百万神だの、愛国心だの、大和魂だの、……きりがないのでやめておくが、なかなかの御仁だ。

それでも、おもしろいのは、「南京大虐殺」 を、「全くなかったとは言えない」 と認めているところ。(「歴史教科書問題について」 P.67-)

近年、「南京大虐殺」 (1937年12月13日、日本軍の南京占領時の残虐行為) はウソだ、というとんでもないことを言う輩が出てきているが、「戦争だからそういうこともあるが、しょうがないのだ」 という人は、まだマシな方か。

それにしても――と、ここに収録されている70年ほど昔の世界地図を見て思う。

ちっぽけな島国の住人が、どこまで手を広げれば気がすんだのか。
石油資源の確保、というのっぴきならない事情があったにしろ、東南アジアから太平洋のどまんなかまで、軍艦をつらねてよくも出かけていったものだと思う。

朝鮮半島や中国大陸、さらにはもっと南まで、土足で他人様の家にあがりこむように、どんどん押し寄せていった日本人。
(軍人、兵隊だけではないのだ)

このあたりの事実を、しっかり押さえていこうと思う。
知ることは力(ちから)だと思う。



【追記】
あの時代に生まれていたら、じぶんはどうしただろうか。
――そういう自問を忘れずにいたいと思う。
今の時代の今の立場で、あの戦争の時代を生きた人たちを、どうのこうの言うことだけはしたくない。
(日曜日夜のBS2の番組、「大集合!青春のフォークソング」のビデオ録画で、加川良の軟弱な 「反戦歌」 を聴きながら)

【さらに追記】
この番組の山崎ハコは、さすが。
BOB DYLAN の Blowin' In The Wind を歌っていた。
ボブ・ディランのこのような反戦歌なら、許せる。
日本の 「フォーク」 は、ちっちゃい。
だんだん本題をはずれていきそうなので、ここまで。

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2008年8月 3日 (日)

【楽】歌詞のちから

作詞家の阿久悠が亡くなって、一年になる。
数日前、テレビ番組でこの人の生涯をたどるドラマが放映され、家人といっしょに見た。
いまになって、凄い人だったなと思う。

番組の中で、役者が演じるところの阿久悠が、「歌謡曲の時代はおわった」 という科白を吐いていた。
いまや「J-POP」 などというわけのわからないジャンルができてしまい、作詞に関してはシロートのような人たちがつくった、英語まじりの、まったく訴えてこない歌詞が氾濫している。

たしかな言葉で紡ぎあげられているヒット曲をあつめた、このトリビュートアルバムは、いい。

歌い手の個性が光る。
アレンジも斬新で、聴き飽きた感のあるこれらの歌が、生き返ったように心に響いてくる。

「あんたを、まだ死なせやしない」 (このCDのキャッチコピー)
―― 阿久悠が残した歌(歌詞)のちからは、時代をこえて生き続けるだろうな。

Aku_yuu_gaki1歌鬼 (Ga-Ki)
 阿久悠 TRIBUTE
 UNIVERSAL MUSIC 2008.7.30

どの曲も、カバーしている歌い手の個性が光っている。
なかでも、元ちとせ、工藤静香、山崎ハコの三人は、すごいと思う。
強烈な個性(じぶんの歌唱法)をもった歌い手だからだろう。


収録曲データ (Amazonのサイトより)
楽曲 (オリジナルアーティスト/発売日/オリコン最高位)

1. ジョニイへの伝言 (ペドロ&カプリシャス/73.3.10/24位)
2. 白い蝶のサンバ (森山加代子/70.1.25/1位)
3. 思秋期(ししゅうき) (岩崎宏美/77.9.5/6位)
4. たそがれマイ・ラブ (大橋純子/78.8.5/2位)
5. 熱き心に (小林旭/85.11.20/12位)
6. ペッパー警部 (ピンク・レディー/76.8.25/4位)
7. 恋のダイヤル6700 (フィンガー5/73.12.5/1位)
8. 時の過ぎゆくままに (沢田研二/75.8.21/1位)
9. 朝まで待てない (ザ・モップス/67.11.5/38位)
10. ざんげの値打ちもない (北原ミレイ/70.10.5/14位)
11. ひまわり娘 (伊藤咲子/74.4.20/20位)


このアルバムでの歌い手 (収録曲順)

1. ジョニイへの伝言 (鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ (一青窈) 
3. 思秋期 (森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ (中西圭三) 
5. 熱き心に (元ちとせ) 
6. ペッパー警部 (Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700 (音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに (工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない (甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない (山崎ハコ) 
11. ひまわり娘 (杏里) 

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2008年8月 2日 (土)

【楽】阿久悠トリビュート (続)

初回限定盤を手にいれることができた。
「阿久悠 オリコン・データブック」 という36ページの小冊子が特典としてついている。

内容は、まだ聴いてみてはいないけれど、曲目と顔ぶれだけ見ても期待できそう。

歌鬼 (Ga-Ki) ~阿久悠トリビュート~
 UNIVERSAL UPCH-20095 3000円(税込)

Aku_yuu_gaki1Aku_yuu_gaki2

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2008年8月 1日 (金)

【楽】阿久悠トリビュート

ついに出たらしい。

Aku_yuu_gaki_2 歌鬼(Ga-Ki) ~阿久悠トリビュート~

1. ジョニイへの伝言(鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ(一青窈) 
3. 思秋期(森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ(中西圭三) 
5. 熱き心に(元ちとせ) 
6. ペッパー警部(Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700(音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに(工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない(甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない(山崎ハコ) 
11. ひまわり娘(杏里)

もちろん、ハコさんの歌唱がめあてだが、他の曲も興味ぶかい。

 ■初回プレス盤のみの特別仕様■
 【封入特典】阿久悠オリコン・データブック
 【スリーブケース仕様】

明日でも、CD店にいってみようと思う。

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2008年7月21日 (月)

【楽】てっせんの花

山崎ハコさんの古いLPを聴きなおしている。

Hako_tessen_jacket山崎ハコ 『てっせんの花』
 キャニオン 1984.6 C28A0336

― 収録曲(全9曲) ―
てっせん子守唄/水車の都/町よ/百人の私/もう一度/時の扉/ライライライ/くちなし/鍵とコイン

安田裕美さんが、A面1、2、5曲目の三曲に参加。

「町よ」 は、TBSドラマ 「週末だけの恋人」 主題歌だった。
当時、テレビからこの歌が流れてきたときは、うれしかった。

ところで、てっせんの花。
ハコさんのおばあちゃんは、昨年末、103歳で亡くなったという。

 読売新聞 「すてき私流」
  祖母の思い 盛る茶わん : インタビュー : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  山崎 ハコ(やまさき・はこ) さん シンガー・ソングライター
   http://www.yomiuri.co.jp/komachi/interview/suteki/20080717ok0a.htm

ハコさんは最近、ライブで、よく、おばあちゃんのことやお母さんのことを話す。
「てっせん子守唄」 は、子どもの頃、おばあちゃんと近くの山へ行ったときに見た「てっせん」 の花のおもいでがベースになっているという。

大輪の紫色の花のつるを折って持ち帰ろうとするハコさんに、おばあちゃんは
「ハコちゃん、それは折れんよ」
と言って、そのままにしておくように言ったそうだ。

私も実家の庭に植えてあったのを見たことがあるが、たしかにつるは細い針金のように強かった。

 ♪ うちはよ ふるさと 今でも好きよ
   薄紫の てっせん恋し ♪

 ♪ あんたよ ふるさと ないさとつぶやく
   私の好きな てっせん見せたい ♪

 ♪ 破れた恋がなんね うちは折れないてっせんよ …… ♪

九州地方のことばで歌われるこの歌が、私は好きだ。

Hako_machiyo山崎ハコ 『町よ』
  C/W てっせん子守唄
キャニオン シングル・レコード
 7A0393  1984年6月

― 『図説 花と樹の事典』 柏書房 より ―
テッセン [鉄線花・鉄線蓮]
キンポウゲ科の落葉性つる植物。中国中部地方原産。 るつ茎は細長く冬も枯れず、全体に短毛がまばらに生える。 初夏、葉腋から長い花丙を伸ばし径五~八センチメートルの白または紫色の花を単生する。
[和名由来] 漢名「鉄線蓮」から。 つるが細くて強く針金のようであることから。

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2008年7月20日 (日)

【楽】ダージリン

このアルバムを買った頃、「紅茶といえばダージリン」と、ダージリン紅茶に凝ったものだった。

Hako_darjeeling山崎ハコ 『ダージリン』
 1983.9 キャニオン CA28A0292

82年10月の『硝子の景色』、83年2月『風の色』、83年9月『ダージリン』、84年6月『てっせんの花』と、年に二回のペースでアルバム(LPレコード)を出していた頃の一枚。
アルバム・ジャケットの写真が、このようにソフト路線になっていた。
ハコさんのイメージ・チェンジをはかったのか(事務所サイドで)、よくわからないが、内容は「ハコ節」健在。

収録曲 (全10曲)
サマータイムが聞こえる/ダージリン/微笑を一杯/夜の囁き/本牧750cc(ナナハン)/小さな質問/君の季節/'83の天使達/スケジュール/雪・ムラサキ

Agnes_chiisana_shitsumon上のアルバムには、アグネス・チャンへの提供曲 「小さな質問」 というかわいらしい曲もはいっていて、私の好きなアルバムだ。

アグネス・チャン 「小さな質問」 (山崎ハコ 作詞・作曲)
 C/W 時の河 (神津カンナ 作詞、森山良子 作曲)
 SMS(シングル・レコード) 1983.4



ちょうど昨日、花園神社のハコさんのライブに出かける前に、家でLP→CD化作戦を実行していて、このアルバム『ダージリン』を聴いていた。

花園神社では、ハコさんの新発売ベスト・アルバムを販売していたので購入した。
これまでベスト・アルバム未収録だった曲が二曲、はいっていた。
「サマータイムが聞こえる」と、「何度めかのグッバイ」(アルバム『茜』収録)。

「サマータイム」 は有名なジャズのスタンダード・ナンバー。
ハコさんも最近のライブでよく歌う。
「サマータイムが聞こえる」 は、その「サマータイム」 をテーマにした佳曲。

ところで、ハコさんがライブで言っていたが、今回のベスト・アルバムは音がとてもいいという。
アナログ時代のマスター・テープからCD化するのでも、やり方によって音にちがいが出るのだろう。
聴くのが楽しみなCDである。

山崎ハコ
 ベスト・コレクション HISTORY 1975-1984

 2008.7.16発売 キャニオン PCCS-00046 2100円(税込) 

Hako_best2008_1Hako_best2008_2_2 

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2008年7月19日 (土)

【楽】花園神社(山崎ハコライブと芝居)

行ってきました、花園神社。
こんな感じのテント。

08071900030807190001_2













山崎ハコ LIVE in 花園神社

7/19(土) 午後3時開演

 椿組のサイト 「椿のこや」
 http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/

明治通り沿いの大鳥居をくぐって右側にテントが設営されている。
内部は、通り沿いの半分ほどがステージ、拝殿側半分ほどに、階段状の客席が作られていた。
木のベンチが並べられ、座蒲団が敷かれていて、思ったよりもゆったりしていた。
(整理番号が4番と若かったので、最前列に座れたせいもあるが)

ステージといっても、地べたに低い台が据えられ、その後ろは芝居のセット。
ほぼ開演時刻どおり、午後三時から一時間四十分ほどのステージだった。
伴奏は、もちろん安田裕美さん。

熱いライブだった。
ホールとも、ライブハウスともちがう、野外空間ならではの開放的な場所で、ハコさんの伸びのある歌声が響く。
うちわで風をおくり、水分を補給しながら、汗をかきかき聴くのもいいものだ。

「ひまわり」や「ジプシーローズ」といった、暑い夏にふさわしい歌も歌ってくれた。
細身でそれほど丈夫ではない人なので、すこし心配したが、元気いっぱいだったな。
忘れられないライブのひとつになることだろう。

ライブの後、夜の芝居公演の当日券を購入。
今日行く前から、芝居も見てみようと決めていたのだ。

芝居の開演、夜7時までは二時間以上もあったので、顔見知りのファンの方々に誘われて近所の居酒屋でしばし団欒。
うれしかった。



0807190008椿組08年夏・花園神社野外劇

 水谷龍二・作演出 「新宿番外地」
 主題歌・山崎ハコ 
 ショー構成演出・江本純子(毛皮族)

予備知識なし、劇団主宰の外波山文明さんのことも知らなかったが、これまた面白い芝居だった。
ハコさんが作った主題歌(新宿子守唄というらしい)が随所で使われていて、最後に、ハコさん自身が登場、生で歌ってくれたのも嬉しかった。
(昼のステージでも歌っていたが、やはり芝居の中で聴くと、こころにしみる)

夜の芝居は、当日券、整理番号255番だったので、最後列から二番目。
テント内は超満員、補助席(小さな腰掛だが)も出されるほどの人で、熱気むんむんだった。

椿組のサイト(上記)には客席数350とあるが、ほぼそれに近い観客が入っていたと思う。
とにかく、一度座ってしまうと、トイレにもたてないほどだったから。

開演前のテント前と場内の写真が下。
(劇団の方に、開演前の場内写真をブログに載せていいでしょうかと尋ねてみたら、たぶんいいと思いますが、という返事だった)

08071900040807190006










芝居の設定は、三十年後の新宿。
ちょうど花園神社の裏手にある新宿ゴールデン街あたりの話。
写真に写っている幕のうしろにセットがあるのだが、野外劇らしい凝った構成・演出で、面白かったな。
時間にして二時間ちょっと(途中休憩なし)。
まったく飽きることなく、芝居の世界に引きこまれた。

あたりまえのことだが、さすがにプロの演劇人である。
テンポのいい芝居、メリハリのきいた舞台進行。
外波山さんが実名で登場して(三十年後の外波山さん、90歳)、かつてのアングラ劇団の末裔という設定。
歌と踊りと笑いがちりばめられている。

芝居はめったに見ることがないのだけれど、この芝居は人にすすめたいほどのものだった。
22日まで開催されているし、最終日にはまたハコさんが生出演するというから、ぜひどうぞ。


ハコさんが昼間のステージでも話していたことだが、彼女が苦しかった時期に、親身になって支え続けてくれたのが数々の演劇人だったという。
そんなハコさんの想いを、私もまた実感できた。
いい一日だったな。

Hako_bangaichi  

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2008年7月14日 (月)

【楽】ヒット曲のちから

一青窈(ひととよう)と北原ミレイ。
二人の歌い手を並べたことに、意味はない。

しいて言えば、爆発的にヒットした曲の歌い手ということか。
ヒット曲のちからは大きい。

たまたま、この二人のベスト・アルバムを中古で手に入れた。
残念ながら、私が「いい」と思う曲はそれぞれ一、二曲しかない。

一青窈は、なんといっても 「ハナミズキ」 という名曲がすばらしい。
この人の、クセの強い歌い方は、きらいじゃない。
ヒットした 「もらい泣き」 もいいのだが、私には 「ハナミズキ」 の奥の深い歌詞ほど、迫ってこない。

私ごのみの歌唱なので、もう少し聴きこんでみようと思う。

Hitotoyo_bestyo_2一青窈 「BESTYO」
 2006.11 コロンビア COCP-34052

アルバムタイトルが面白い。
ひととようのベストアルバムということか。

(収録曲 16曲)
ハナミズキ/翡翠/もらい泣き/一思案(ひとしあん)/月天心/影踏み/うれしいこと。/江戸ポルカ/大家(ダージャー)/さよならありがと/指きり/アリガ十々/かざぐるま/金魚すくい/あこるでぃおん~Long ver./てんとう虫

Kitahara_mirei_best01_2Kitahara_mirei_best02_4北原ミレイ 「ゴールデン・ベスト」
 東芝EMI TOCT 10952

「ざんげの値打ちもない」(阿久悠作詞)よりも、私は 「石狩挽歌」 (なかにし礼作詞) を買う。
寺山修司作詞の 「海猫」 という歌も入っているが、がちがちの艶歌ふうで、いただけない。
浅川マキや山崎ハコにはいい歌詞を提供しているのに、不思議だな。

  ※ 寺山修司作詞・山崎ハコ作曲 「テンポイントの詩」 (『山崎ハコ ライブⅡ』)がある。

北原ミレイといえば、山崎ハコが楽曲提供した 「納沙布岬」 というすばらしい歌がある。

Kitahara_mirei_nosappu北原ミレイ 「納沙布岬」 C/W 「さいはてへ」
 山崎ハコ 作詞・作曲
 (シングル・レコード)
 SMS SM07-99

前にも紹介したジャケットだが、上村一夫の絵がいい。
(上村一夫は、あの 『同棲時代』 で一世を風靡した劇画家)

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2008年7月13日 (日)

【楽】幻想旅行(山崎ハコ)

歌い手さんにとって「いま」が一番たいせつなことを承知のうえで、25年以上も前のアルバムにこだわっている。
どうして、こんなにいいアルバムがCDで再発売されないのか、業界の事情がわからない。

二枚組みCDで発売すれば、きっと売れると思うのに。
今聴いても新鮮な内容だから。


山崎ハコ  幻想旅行 (写真左、中)
 1981.11 キャニオン・レコード CA28A0190

山崎ハコ  幻想旅行Ⅱ (写真右)
 1982.4 キャニオン・レコード CA28A0210


Hako_gensou01Hako_gensou02Hako_gensou2










CD化に挑戦中。
(あくまでも個人で楽しむのが目的である……念のため)

なんとか音楽CDにできたが、連続しているアナログ音源を曲ごとに分割する細かい作業がやっかいだ。
一曲ずつWAVE形式のデータにするのも、けっこうめんどうな作業だが、曲の頭と終了部分のカット処理も私には難しく、もう少し練習が必要だ。


そんなことをして遊びながら、この二枚のアルバムを聴きなおしていると、これまで気づかなかったいろいろなことに気づく。

私はふだん、歌詞カードや録音データをあまり見ないのだが、今回はあたらしい発見があった。
思いつくまま書いてみよう。

 バックの演奏陣がじつに多彩だ。
曲によってちがう人が担当しているのだが、二枚のアルバムをあわせると、ドラムスが7人、エレキ・ベースが8人、キーボードが8人と、やたらいろんな人が参加している。
このあたりの録音事情は、ちょっと知りたい気もする。

 フォーク・ギター(アコースティック・ギター)だけは、吉川忠英さんと安田裕美さんの二人が交替ではいっている。
楽器の数が多く、サウンドに厚みがある(音が多い)ので注意して聴かないと気づかないが、安田裕美さんのギターがじつに繊細なのだ。
安田さんは、「幻想旅行」の四曲、「幻想旅行Ⅱ」の五曲に参加。

 「幻想旅行」のほうに、珍しい楽器が使われている。
B面三曲目 「さくら」 で、ケーナとダルシマーがいい効果をだしている。
すばらしい曲で大好きなのだが、使われている楽器を意識して聴いたのは今回がはじめてだった。

 「若草山」(幻想旅行Ⅱ)の歌詞の不思議。
「わたし」と「あなた」が誰で、どういう関係なのか、想像をかきたてられる。
なんと幻想的で、すてきな楽曲なんだろうと、あらためて感心した。

 ずっと感じていたことだが、この二枚のアルバムのハコさんの歌声がいい。
厚み、重み、深みがあると思う。
1981年、82年といえば、まだ二十代なかばだったはず。
デビュー後十年もたっていない時期だ。
何十年も歌い続けてようやくできあがるような、自信にみちた歌唱に驚く。
それでいて、デビューからずっと現在まで、一本筋の通った「ハコ」の歌声の特徴がそこなわれていない。


とまあ、思いつくままに書き連ねてみた。
私の独断なので、異論もあると思うが。



【参考】

アルバム 「幻想旅行」 収録曲
幻想旅行/北北東/終点まで満員/東北・都/雪の道/サンクチュアリーへ/港の歌/さくら/歌は旅/旅路 (全10曲)

アルバム 「幻想旅行Ⅱ」 収録曲
スコール/ばいばいことば/海鳴り/あんたの大阪/ペンフレンド/港の景色/遠参り/若草山/幻想旅行 (全9曲)

「サンクチュアリーへ」の一曲だけ、工藤順子作詞、山崎ハコ補作詞、石黒ケイ作曲。
他はすべて、山崎ハコ作詞・作曲。
編曲陣は多彩。

私が気になる演奏陣 (著名どころ)
島村英二 (ドラムス、中島みゆきのバックをつとめている人として知っていたので)
渡嘉敷祐一 (ドラムス)
安田裕美、吉川忠英 (ギター)
斉藤ノブ (パーカッション)
八木伸郎 (ハーモニカ)
向井滋春 (トロンボーン)

私が気になる演奏楽器
ケーナ、ダルシマー (「さくら」)
和太鼓、しのぶえ、能管、大皮 (「遠参り」「若草山」)


【参考サイト】
Hako Yamasaki -  World Wide Web Home Page
 (詳細なディスコグラフィーが掲載されている)
 http://www.st.rim.or.jp/~tokunou/hako.html
私のサイト
 (この二枚のアルバムの紹介、私の思い入れ)
 http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/m_hako_gensou.html

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2008年7月12日 (土)

【楽】こんな日が、いくつもくるんだ

♪ これからも又こんな日が いくつもくるんだ ♪
   山崎ハコ 「何度めかのグッバイ」  アルバム 『茜』 収録

とつぜん、真夏になってしまった。
暑い。

前からほしいと思っていた、ちょっとした装置を買った。
古いLPレコード音源を、これでCDに焼ける。

ちょっと手間がかかるけれど、CDに焼いておけば安心だし、車の中でも聴ける。

Sound Blaster Digital Music SX
http://jp.creative.com/products/product.asp?category=1&subcategory=207&product=14619

Hako_akane01Hako_akane02山崎ハコ 「茜」
 1981.4 キャニオン

夕陽のふるさと
ごめんしてね
小さな星の中で
やすらいで
繰り言
何度めかのグッバイ
命隠すな
母のような子守唄
さらば良き時代
夢のおろろん
(全10曲)

編曲:喜多郎、松井忠重、千野秀一、井上淑彦、福井峻

参考サイト(私のサイト)
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/k_hako_disc.html#akane 

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2008年6月 3日 (火)

【楽】チケット到着

7月19日、新宿花園神社での山崎ハコさんのライブ。
前売りチケットが届いた。
うれしい。

山崎ハコ LIVE in 花園神社
●2008年7月19日 (土) 午後3時開演
●木戸銭:3000円  ●新宿花園神社・椿組テント
主催:椿組

この日はライブだけだが、椿組の芝居 「新宿番外地」 もおもしろそうだ。

椿組のサイト 「椿のこや」
http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/

Hako_live_080719_ticket








Shinjuku_bangaichi_1Shinjuku_bangaichi_2   

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2008年5月31日 (土)

【楽】三上寛のこと

いつも聴いているTBSラジオ(永六輔の番組)に、歌手の三上寛がでていた。
「2008年に公開予定の映画 『南京の真実』 では花山信勝を演じる予定」 (Wikipediaより)……この話をしていた。

この人の歌をそれほど熱心に聴いてこなかったが、私が好きな歌い手のひとりだ。

LPを三枚、シングルレコードを一枚、もっている。
初期のアルバム 『ひらく夢などあるじゃなし 三上寛怨歌集』 の中の一曲、「夢は夜ひらく」のさわりを、このラジオ番組で流していた。

♪ サルトル マルクス並べても
  あしたの天気はわからねえ
  ヤクザ映画の看板に 夢はよるひらく ♪
 (作詞:三上寛 作曲:曽根幸明)

藤圭子のヒット曲 「夢は夜ひらく」 のカバーだが、歌詞は三上寛のもの。

41n12wzxvql__sl500_aa240_画像は、Amazonから拝借。
このLP、ジャケットもすごいが、内容もすごい。
収録曲:あなたもスターになれる/ひびけ電気釜!!/痴漢になった少年/股の下を通りすぎるとそこは紅い海だった/パンティストッキングのような空/一人の女のフィナーレ/昭和の大飢饉予告編/誰を怨めばいいのでしょうか/夢は夜ひらく

「放送禁止用語」がひんぱんに出てくる歌詞ばかりで、上品な方々は眉をひそめるだろうが、こういうのはきらいじゃない。

4184bzn2cbl__sl500_aa240_私が大好きなアルバムは、1981年に発売された 『Baby』 だ。
山崎ハコが提供した 「うわさによれば」 という名曲が収録されている。

♪ うわさによれば 透きとおる 里の川
  白い腹見せて ぷかり魚
  うわさによれば 泳いだ場所 草も枯れ
  鉄条網の前に 立看板 "立入禁止"

  里の自慢ときかれても とりえのない町です
  そういえば水がきれいと 目を輝かせていた …… ♪
 (作詞・作曲:山崎ハコ)


三上寛は、若い頃そうとうつっぱっていたようだが、いまはすっかり 「丸く」 なった印象がある。
それでも、根っこには津軽の熱い血が流れる反骨漢だと思う。

いまから四年前、五木寛之の 「論楽会」 で、山崎ハコとともに出演したのを実見したことがあった。
ギターをかきならしながらステージにでてきた三上寛を、なつかしく思いだした。


こんなサイトがみつかった。
三上寛プロフィール
http://homepage2.nifty.com/Zapatista-Kansai/Mikami%20Kan%20Profile.htm

このサイトのプロフィールを見て知ったのだが、三上寛は私とほぼ同年代だった。


Rongakukai2004_01_2Rongakukai2004_2Rongakukai2004_02_2

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2008年5月29日 (木)

【楽】この夏、楽しみなライブ

これも、すこし前に書いたが……。

2008年5月12日 (月)
【楽】花園神社、この夏
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_ad29.html


楽しみなライブが続く。

6月
恒例の、上々颱風 世田谷パブリックシアターライブ。

上々颱風 シアターLIVE! 2008
 
シャンシャンと行く スチャラカ世界音楽紀行 ~火の国・風の国~
からだも燃える火の国へ、こころも飛んでく風の国へ―たっぷり酔える2日間
 ■2008年6月14日(土)-火の国- 開場18:30/開演19:00
 ■2008年6月15日(日)-風の国- 開場15:30/開演16:00
 ■世田谷パブリックシアター

 上々颱風official website
  http://www.mandicompany.co.jp/sst/sst_top_.html

いつもなら前売券を買うのだが、今年は家人が同行できるかどうかわからないので、当日券の予定。
去年、前売で一階最前列の席だったのはいいが、スピーカーの真ん前で、さすがにまいってしまった。
世田谷パブリックシアターの二階、三階席は、オペラハウスのようで私は好きだ。
二日間はきついので(ふところが)、たぶん土曜日だけ参加。

古くからのファンの中には、「学芸会」などと言う人もいるが、この劇場ライブは構成がこっていておもしろいのだ。

 世田谷パブリックシアター/シアタートラム
  http://setagaya-pt.jp/


7月
おなじく恒例の、上々颱風 七夕ライブ(新宿花園神社)。
ここは、不思議なライブ空間だ。
都会のど真ん中にある神社の境内で、拝殿をバックのライブ。
天気がよければ、月明かりの下での幻想的なライブになるが、雨の場合は、合羽を着て観戦することになる。
それもまた、よし。
座席など、もちろん用意されていない、スタンディングライブだ。
(地べたに座ってもかまわないが)

~恒例・夏の夜の夢~
上々颱風 花園神社七夕コンサート'08

■2008年7月5日(土)
■開場18:15/開演19:00
■新宿・花園神社 境内  ※雨天決行

これも、今年は当日券ではいる予定。
指定席でもなんでもないので、前売券はただ入場順が先になるだけ。
それに、前売割引分は、チケット送料か、コンビに受取りの手数料を考えると、それほど「お得」感がない。


そして、7月にはもう一つ、楽しみがふえた。

山崎ハコ LIVE in 花園神社

  椿組08年夏・花園神社野外劇
  水谷龍二・作演出 「新宿番外地」

 7月19日(土)午後3時開演(開場30分前)
 新宿花園神社境内・椿組テント


 山崎ハコの世界 (公式サイト)
  http://www.mandicompany.co.jp/sst/sst_top_.html

 番外地 (椿組のサイト内)
  http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/bangaichi.html

 椿のこや (椿組公式サイト)
  http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/

これは、前売券を買わないとはいれそうもないが、チケット入手のめどがついた。
がんばってみるものだ。

「椿組」 についてはよく知らないが、花園神社といえば唐十郎の紅テントをおもいだす。

 東京新宿鎮座 花園神社
  http://www.hanazono-jinja.or.jp/mt/top/


この夏は、「熱く」なりそうだ。

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2008年5月12日 (月)

【楽】花園神社、この夏

新宿にある花園神社。
都心の雑踏にぽつんと残された静かな空間だ。

かつて、浅川マキもこの境内でライブをしたことがある。

毎年、七夕の日の前後に上々颱風のライブがある。
今年は、7月5日(土)だ。

「上々颱風 花園神社七夕コンサート'08」 ~恒例・夏の夜の夢~
 2008年7月5日(土)開場18:15/開演19:00
 前売¥3,500/当日¥4,000(立見・整理番号付き/税込)
 ※一般発売日:2008年5月16日(金)

そして、今年はもうひとつ、うれしい情報がきた。

7/19(土) 「山崎ハコ LIVE in花園神社」
 料金 ¥3000 開場14:30 開演15:00
 場所:東京都新宿区新宿5-17-3  「新宿花園神社境内・椿組テント」

今年の夏は、たのしみだ。

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2008年4月29日 (火)

【楽】きょうだい心中

これも思いだしたので、書いておこう。
山崎ハコさんが歌う 「きょうだい心中」 という歌にまつわる話だ。

「はっぽん」のライブでも、この歌の生い立ちを、ハコさんが話していた。

ハコさんが歌った 「きょうだい心中」 は、神代辰巳監督の映画 「地獄」 (1979年、東映)の挿入歌。
神代監督が、カセットでハコさんの歌を聞き、「こんどの映画の主題歌はこの子に作らせる」と、指名してできたのが 「心だけ愛して」 という、もう一曲の挿入歌だったということだ。
(アルバム 『人間まがい』 1979年発売 に収録)


ところで、とつぜんだが、こんな本がある。

Kumagusu_jiten『南方熊楠を知る事典』
 講談社現代新書 1993.4.20 (絶版)

南方 熊楠(みなかた くまぐす)
1867年5月18日(慶応3年4月15日) - 1941年(昭和16年)12月29日)
日本の博物学者、生物学者(とくに菌類学)、民俗学者。
菌類学者としては動物の特徴と植物の特徴を併せ持つ粘菌の研究で知られている。
主著『十二支考』『南方随筆』など。
投稿論文や書簡が主な執筆対象であったため、平凡社編集による全集が刊行された。「歩くエンサイクロペディア(百科事典)」と呼ばれ、彼の言動や性格が奇抜で人並み外れたものであるため、後世に数々の逸話を残している。
(出典:Wikipedia)

この「知る事典」は、なかなか面白い本だが、 「きょうだい心中」 という昔から歌われている歌のことが書かれている。

「南方熊楠主要著作解題――月下氷人」 (本書P.532~、西川照子)

<今も熊野等の碇泊地で船頭や船饅頭が唄う、「所は京都の堺の町で、哀れ悲しや兄妹(おととい)心中、兄は二十一、その名は軍平、妹は十八、その名はお清、兄の軍平が妹に×て、それが病の基(もとい)となりて、ある日お清が軍平眼元にもしもし兄上御病気は如何、医者を迎うか薬を取ろうか、医者も薬も介抱も入らぬ、一夜頼みよ、これお清さん、これこれ兄様何言わさんす、人が聞いたら畜生と謂わん、親が聞いたら殺すと言わん、私に一人の夫がごんす、歳は二十一、虚無僧でござる、虚無僧殺して下されますりゃ、一夜二夜でも三八夜でも、妻となります、これ兄上よ。(後略)>

これは、南方熊楠が、1913年に宮武外骨の主宰する 『月刊不二』 三号に載せた文章の一部を、西川照子が引用している部分である。
南方熊楠は、一般に卑猥、淫猥と言われていることにもこだわりを持たない、自由闊達な人だった。
("お硬い"柳田国男とは、そこがちがう)

<「月下氷人」を熊楠は「むすぶのかみ」と読む。 サブタイトルは「系図紛乱の話」。 近親相姦の古話によって論は進むが、熊楠はここでまず神々の物語を語る。 (以下、略)>

面白いのは、筆者の西川照子さんとがこの文章のなかで、山崎ハコの名前をあげているのことだ。
以下、長くなるが、その部分を転載する。

<この「兄妹心中」、京の伝承では、「堺の町」(堺町?)は「西陣町」、兄の名は「モンテン」、妹「オキヨ」の年が十九、妹の男の年も十九、とある。 多少の異同はあるものの京の流行歌(はやりうた)がどうして、熊野の船頭や遊女に歌われたのか。 おそらく、「兄妹心中伝承」 は全国にあったが、都である京のものが、改めて全国へ流布したのであろう。 それにしてもこの話、あまりにも哀れである。 これが「淫行」であろうか。 遊女が海に向かって歌ったというところが、熊楠も語るように哀しい。
 姉と弟、兄と妹――神々の世界なら許されるこの恋愛が、人間世界ではなぜいけないのか。 この 「きょうだい恋愛」 は現在でも生きている。 内藤やす子の流行歌 『弟よ』(橋本淳作詞) は 「弟よ、弟よ」 と呼びかけ、「悪くなるのは もうやめて あなたを捨てたわけじゃない」 とキワドイ科白をいう (ちなみに 『きょうだい心中』 も山崎ハコによって歌われた)。> (本書 P.535~)

この西川さんという人も、面白い人である。
(西川照子 神奈川県生まれ。出版・編集企画制作集団「エディシオン・アルシーヴ」主宰。 岡見正雄に中世学を、梅原猛に哲学を師事。 専攻は民俗学。 著書に『神々の赤い花――人 植物 民俗』―平凡社、論文に「南方熊楠を見立てる」など)


Hako_dear_my_songs_2山崎ハコ
 『ベストコレクション Dear My Songs』
  2001年9月 PONY CANYON 2枚組
  DMCA 40124

このベストアルバムは、山崎ハコ初監修(選曲、曲順、解説)によるもので、過去のアルバムからまんべんなく選曲されている。
上の二曲もはいっている。

このアルバムが出来るという事が、嬉しくてたまりません。 歌は私が作った大切な宝物です。 これは最強のベストアルバムです。 ―― 山崎ハコ
 

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【楽】阿久悠さんのトリビュート・アルバム

山崎ハコさんの公式サイトの掲示板で知った。

BARKSニュース
  阿久悠:阿久悠、初のトリビュート・アルバムに豪華アーティスト参加
 http://www.barks.jp/news/?id=1000039665

昨年亡くなった阿久悠さんのトリビュート・アルバムが、この夏、発売されるそうだ。
山崎ハコさんも参加。

「はっぽん」 ライブでハコさん自身も語っていたが、ハコさんがカバーするのは、北原ミレイが歌った有名な 「ざんげの値打ちもない」 ということだ。

元ちとせ、杏里、工藤静香、森山直太郎などの名前も見える。
今からちょっと楽しみなアルバムだ。

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【楽】山崎ハコさんのこと(続)

いい機会だから、もう少し山崎ハコさんのことを書いておこう。
少しずつ、二十数年前の記憶もよみがえってきた。

はじめてハコさんのLPを買って聴いたのは、たぶん1976年の暮れから1977年にかけての頃だろう。
というのも、ハコさんのファースト・アルバム 「飛・び・ま・す」 は、エレックレコードから1975年10月に発売されているが、私が買ったのは、翌年発売の PONY CANYON 盤だから。

当時住んでいた杉並のアパートで、このアルバムの広告を読んだときのことは、今でも憶えている。
人間、みょうなことを憶えているものだ。

はじめて行ったコンサートは、たぶん、1981年5月11日(月) 新宿厚生年金会館だと思う。
昨日掲載したチケット半券のうち、「年不明」 となっていたコンサートだ。
チケットが二枚あるのは、当時結婚したばかりのカミさんといっしょに行ったからだ。

郵便貯金ホール(9月14日)と、厚生年金(4月22日)の方は、年不明だ。
曜日から調べれば、わかりそうなのだが、そこまではめんどうなので調べていない。

その頃、ハコさんが所属していた事務所のファンクラブの会員になっていた。
会員証が、まだ手元にのこっている。
物持ちがいいのだ。
昭和57年(1982)12月24日迄という期限が書いてあるから、1981年に入会していたのだろう。

このファンクラブからたくさん送られてきた、たくさんのDMはがきも、たいせつにとってある。

Hako_sound_mate_21985年、忘れられないライブがあった。
真夏の暑い日(7月14日)、渋谷駅前にあった 「LIVE-INN」 というライブハウスでのチャリティー・ライブだ。
「アフリカ飢餓救済コンサート」 と銘打って、ハコさんの他に、石黒ケイ、長谷川きよし、野本直美、彩恵津子という面々が出演した。
ゲストに、ハーモニカ奏者の八木のぶおさんも出ていた。
八木さんのハーモニカ伴奏で、「ヨコハマ ホンキートンク ブルース」 を歌ってくれた。
「素敵なハーモニカ吹きの男は・・・八木のぶおさん、でした」 と、ハコさんが紹介したセリフまで、はっきりと憶えているのは、小さなラジカセを持っていって、録音したからだ。
(入場の際に録音機器のチェックはしていなかったし、録音禁止というアナウンスもなかったと思う。 ライブハウスでは、吉祥寺曼荼羅でも、ハコさんの目の前で録音させてもらったこともある)

長谷川きよしさんも、すばらしかった。
出演者全員で、「黒の舟歌」 を歌った。
ぶっつけ本番だったらしく、歌は揃わなかったが、ライブならではの得がたい体験だった。

野本直美さんのことは、この時は知らなかったが、今思うと、この時に出会っていたのだ。
背が高く、歌いっぷりもよく、印象に残る人だった。
(その後、野本さんの熱心なファンの方と出会って、音源もいただき、聴くようになった)

彩恵津子さんの印象は、あまり残っていない。
いまだにどういう人か、よく知らない。

石黒ケイさんのことは、よく知っていた。
ハコさんと同じ事務所ということもあって、ハコさんとのジョイントコンサートで聴いていたし、アルバムも買っていた。
彼女のアルバムの中では、五木寛之さんがプロデュースした 「アドリブ」 が最高傑作だと思う。

熱気のあるライブだった。
真夏のこととて、実際に店の中も暑かったが。


ハコさんの情報が詳しく掲載されているサイトで、少し調べさせてもらった。
 Hako Yamasaki -  World Wide Web Home Page
  http://www.st.rim.or.jp/~tokunou/hako2.html


国立 「はっぽん」 では、1998年12月3日にライブをしている。
今から10年前、ハコさんが苦しかった時期だ。
一昨日のライブでも、その時のことを詳しく語っていた。

「はっぽん」 とは、俳優の山谷初男さんのニックネーム。
山谷さんがオーナーのライブハウスだ。

 はっぽんコンサート
  http://www.kenta90.com/yamaya.html

10年前、「国立ってどこにあるの?」 というほど、まるで知らないライブハウスに出演要請があったという。
その時、はっぽんさんがいっしょに歌ってくれたのが、「きょうだい心中」「心だけ愛して」 だったという。
思いでの歌を、また歌ってくれたのだ。

阿佐ヶ谷にある 「あるぽらん」 という店でも、ハコさんは1999年1月31日にライブをしている。
この時期、私はハコさんのライブから遠ざかっていたので、まったく知らなかったが、行ってみたかったと今になって思う。
「あるぽらん」 は、私の友人で歌をうたっている 須藤もんさんがライブをしたときに、はじめて入った。
木造二階建ての年季のはいった建物の二階にある。
「足踏み禁止」 という貼紙があるほど、あやうい建物だ。
(お客さんが、演奏にのって足踏みすると、床が抜ける恐れがあるので・・・というのが、お店の説明)

この店には、1999年のハコさんのライブのポスターが、今も貼ってあった。
写真を撮っておけばよかったな。
こういう店で、ハコさんの歌をまた聴いてみたい。

 あるぽらん
  http://homepage3.nifty.com/aruporan/

 ※ この「あるぽらん」のサイトに、ハコさんのライブのポスターも掲載されている。
  アルバム 「メンフィスまで」 のジャケット写真が使われているポスターだ。

Aruporan

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2008年4月28日 (月)

【楽】山崎ハコさんのこと

手元にコンサートの半券が何枚もある。
年代が不明のものもあるが、二枚そろっているのは、家人といっしょに行ったのだろう。

Hako_ticket1Hako_ticket2Hako_ticket3 











※ 2008/5/2 追記(年判明分)

1976年? 9月14日(火) 郵便貯金ホール 山崎ハコ・コンサート
1981年5月11日(月) 厚生年金会館 山崎ハコ コンサート
1981年11月16日(月) 新宿厚生年金会館 1981・秋 山崎ハコ
1982年6月22日(火) 音楽堂 山崎ハコ コンサート '82 幻想旅行II
1982年10月6日 新宿 LOFT
1982年12月17日 新宿 LOFT
1983年4月22日(金) 厚生年金会館 河島英吾VS山崎ハコ
1983年9月17日 新宿 LOFT
1985年2月16日(土) 神奈川県民ホール 山崎ハコ コンサート ゲスト=石黒ケイ
1985年7月14日 渋谷 LIVE-INN
1985年12月5日 FM東京ホール 10周年記念特別公演 時は流れて
1986年9月8日 FM東京ホール ライブ レコーディング コンサート
1986年9月9日 FM東京ホール ライブ レコーディング コンサート
1988年6月7日 関内ホール 横浜在住留学生援助基金チャリティー
1991年11月23日(土) 神奈川県立県民小ホール 流行歌を口ずさんで
1991年12月11日(水) 草月ホール 流行歌を口ずさんで
1992年6月1日(月) シアター・アプル メンフィスまで

もっとたくさん通ったと思っていたが、あんがい少ない。
それでも、この時期(1980年代)は、新しいアルバムが出るたびに買っていた。


はじめて 「山崎ハコ」 というシンガーを知ったのは、1975年かその翌年あたりだと思う。
デビュー・アルバム 「飛・び・ま・す」 の広告を、レコード店が出している小冊子かなにかで見たのだった。
レコードを買って聴いたが、当時、それほど強いショックは受けなかった。
ただ、ハイティーンとは思えない独自の歌の世界は、私をとりこにしたのだろう。
次々と発売されるアルバムを、ほぼリアルタイムで買っていた。

 → 晴れときどき曇りのち温泉 「資料蔵(山崎ハコ ディスコグラフィー)」
   http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/k_hako_disc.html


いつからか、コンサートから私の足が遠のいていた。
ハコさん自身も、所属事務所の問題などがあって、演奏活動がままならない時期だったかもしれない。

レコードやCDは、聴き続けていた。
私がいちばん好きなのは、1980年代はじめの、「歩いて」「茜」「幻想旅行」「幻想旅行II」 あたりのアルバムだ。
ことに、「幻想旅行」の2枚のLPは、いまでも、この人の最高傑作だと思っている。

 → 晴れときどき曇りのち温泉 「この一枚この一曲 山崎ハコ 幻想旅行 幻想旅行II 」
   http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/m_hako_gensou.html



その後、1999年暮れ、メーリングリストに参加したりして、少しずつ、ハコ・ファンの道へ戻っていった。


昨夜の、国立 「はっぽん」 でのライブは、私にとって2004年11月いらい。
もう4年近くもごぶさたしていたのだ。

ハコさんは、やはり小さなライブハウスで聴くのがいちばんだと思う。
新宿のLOFTや、吉祥寺の曼荼羅でのライブが、私には強烈な印象として残っている。
ホールでのコンサートの記憶は、不思議なほど少ない。
大きなホールでは、聴くほうも緊張しきっていたように思う。

きのうのライブでも言っていたが、ホールでは全力をふりしぼって歌っていたから、曲のあいまでは息が切れて喋ることもできなかった。
それに、極度に緊張していて震えている姿を見るのは、こちらもつらかった。

ここ数年、ライブハウスで見るハコさんは、だんだん力強くなっていく。
もう、息が切れて、緊張して、喋れないということはない。
ごく自然に、故郷のこと、子どものときのこと、おばあちゃんのこと・・・など、たくさん話してくれるようになった。
それが嬉しい。

もっともっと、年齢を重ねても、歌い続けてほしいと思う。
この人の歌には、人を力づけるものがあるから。

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2008年4月27日 (日)

【楽】ハコさんのライブ(国立はっぽん)

いいライブだった。
山崎ハコさんのライブ (国立 「はっぽん」)。

何年ぶりだろう、彼女のライブを聴くのは。
CDやレコードは同じ音源を繰りかえし聴く行為だが、ライブはそのたびごと、一回きりの演奏だから、印象がまったくちがう。

安田裕美さんのギター伴奏で、2時間。
安田さんのアレンジ、ギター伴奏を得て、厚みのある演奏ばかりだった。

今夜のライブは、半分くらいは「語り」で、それも素直な感じの話しぶりで、よかったな。
こんなに自然体で喋ることができるようになったんだ、と、うれしくなる。

アンコールも含めて、14曲。
新曲の他に、めったに聴けない曲目もあって、それもうれしかった。
なかでも 「心だけ愛して」 には、震えてしまった。

まったく緊張することなく、いつもは喋らないこともフランクに語っていたように思う。
「はっぽん」 というライブハウス(山谷初男さんのお店)の雰囲気もあったのだろう。
話の流れがとてもスムースだった。

たくさん喋ってくれた内容も書きたいけれど、今夜はもう遅いので、いずれまた。
私はめったにやらないことなのだが、曲目(セットリスト)をメモしてきたので、書いておこう。
こうしておくと、ライブの流れが思い出しやすい。

1. 望郷
2. 織江の歌
3. 白い花
4. 水車の都
5. てっせん子守唄
6. きょうだい心中
7. 心だけ愛して
8. ヨコハマホンキートンクブルース
9. ヨコハマ
10. SODASUI
11. BEETLE
12. 気分を変えて
13. 飛びます
アンコール 会えない時でも

「SODASUI」「BEETLE」が新曲で、シングルCDを開演前に購入。
ライブ後、サインをいただいた。
ちょっとだけ、お話できたのもうれしかった。

ライブの中で、ハコさんが話していたことでもあるが、昔はホールのコンサートばかりで、ステージではほとんど喋ることがなかった。
当時は、ご本人も緊張していたが、聴衆の私たちも、客席で緊張して聴いていたのだ。

「その頃、客席で緊張しながら聴いていたひとりです。レコードも全部持っています・・・」

30年来のファン、ということになるのかあ・・・。
最近のハコさんは、とてもいい。
がんばってほしい。
これからも応援していこう。
そんな気持になる、とても感動的なライブだった。

山崎ハコ 「BEETLE」 (c/w SODASUI)
  映画 「東京ソーダ水」 挿入歌
COLUMBIA MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
2008.2.20 発売 1200円(税込)


この先、ライブツアーが次々と予定されているので、多くの人に、ぜひライブで聴いていただきたい、と願う。

Hako_beetle_3

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2008年3月28日 (金)

【楽】【雑】桜って・・・

♪ 絹ずれの音に誘われて
    花びら一枚舞ってくる
  ぼんぼりの上は満開
    桜って夜には 白いのね ♪  (山崎ハコ 作詞・作曲 「桜」)

Hako_shiawase_2山崎ハコ 「私の幸せ」
  1986.11 発売 POLYDOR (CD)
  1986.9.8~9 FM東京ホールでのライブ録音
(収録曲) 望郷/橋向うの家/うわさによれば/うちと一緒に/てっせん子守唄/桜/舞扇/なわとび/気分を変えて/私の幸せ/アンコール~さらば良き時代



この団地の中にある桜の古木。
仕事帰りに撮ってみた。
シャッタースピード 1/2秒だと、さすがにぶれているが、きれいだった。
道路をはさんだところにある、ドラッグストアーの照明と街頭に照らされて、ストロボなしでもこれだけ撮れた。
幻想的な光景だった。

山崎ハコさんの名曲 「桜」 の一節をおもいだしたので、冒頭の詞を書いてみた。

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