カテゴリー「池澤夏樹」の86件の記事

2023年5月12日 (金)

【読】池澤夏樹=個人編集 世界文学全集

今日、図書館の書架をなんとなく眺めていて、読んでみようと思い立ち、借りてきた本。

池澤夏樹個人編集=世界文学全集 Ⅰ-08
『アフリカの日々/ディネセン・やし酒飲み/チュツオーラ』
河出書房新社 (2008/6/20) 560ページ

これまで、池澤夏樹さんが書いた本をたくさん読んできたが、彼が編集した文学全集も、いい。

日本文学全集と世界文学全集が、河出書房新社から出版されている。

名作を網羅する文学全集の編集方針をあえて避けて、独自の視点で収録作品を選んでいるところが池澤さんらしい。
日本文学全集なら、古事記や源氏物語に代表される古典をベースに、ユニークな作家・作品群。
漱石・鴎外はあっても、太宰治などは、ハナから除外している。
中上健次や石牟礼道子、吉田健一、須賀敦子といった、どちらかというと地味な作家に、それぞれ一巻をあてたり、堀辰雄・福永武彦・中村真一郎を一巻に集めているところなど、憎いではないか。

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 全30巻|シリーズ|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87453

世界文学全集は、古典的な名作を避けて、現代の問題作品を網羅している。

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第1集|シリーズ|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87400

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第2集|シリーズ|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87401

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集|シリーズ|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87402

装幀も洗練されている。
一冊ずつカバーが色分けされていて、カラフル。

なにしろ膨大な全集なので、私が所蔵しているのは三冊だけ。
(たぶん、本棚の奥に眠っているハズ)。

 

図書館から、たまに借りてきて読む程度だが、一生ものの全集。
「一生もの」というのは、死ぬまで読み続ける本がある「有難さ」ということだが。

内容はほとんど覚えていないものの、強烈な印象が残っているのが、これ。
ずいぶん前に、図書館から借りて読んだ。
(『アブサロム、アブサロム!』は、同じ訳を別の単行本で読んだ記憶が)

池澤さんは、全集を編む過程のハナシを、別の本で披露している。
これらも手元にある。
まだ、きちんと読んでいないけれど。

 

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2023年5月 1日 (月)

【読】池澤夏樹『また会う日まで』読了

池澤夏樹『また会う日まで』 感想

朝日新聞出版 2023年3月30日発行

723ページ 3,960円(税込)

池澤夏樹の新刊小説。朝日新聞朝刊に2020年8月1日から2022年1月31日まで長期連載されていたので、ご存じの方も多いと思う。700ページを超す長大な小説。ためしに測ってみると、本文の厚さ4cm、重さ750グラム。読み応えあり。

題名の「また会う日まで」が讃美歌405番の一節であることを冒頭で知る。

主人公は池澤さんの大伯父(母方の祖母の兄)秋吉利雄(1892-1947)。彼が死を目前にして自らの半生を語る形の物語。

秋吉利雄は、海軍兵学校、海軍大学校を経て東京帝国大学で天文学を学ぶ。海軍では南洋諸島のローソップ島で日食観測を成功させ、新聞で大きく報じられた。その後は海図を作製する「水路部」に終戦まで勤務(最後は海軍少将)。

彼は敬虔なクリスチャンでもあった。軍人としては特異な人物。クリスチャンとして戦争での殺戮を強く忌避し、戦争の終結を願いながら、いっぽうで軍人としての職務(実戦に加わらなかったが、それでも戦争遂行の一翼を担う)に悩み、信仰との折り合いをつけようとする。

しかし、彼は「科学の徒」であった。信仰と科学はなんら矛盾しないという強い信念を持っていた。科学者の眼で、米国にはとうてい勝てないことを早くから見越していた。

大正から昭和20年にかけて、この国が勝ち目のない戦争の泥沼にはまっていく様子が、(好戦的ではない)海軍軍人の眼を通して描かれ、日々悪化する戦況への危惧、戦争指導部への批判的心情が吐露される(ここには作者自身の思いも垣間見える)。

秋吉利雄の妹の長男で彼の甥にあたるのが作家の福永武彦(1918-1979)。つまり池澤夏樹の実父。この小説には福永武彦の生い立ち、結婚の経緯、さらに長男・夏樹の誕生(1945年7月7日、終戦の直前)なども描かれている。

伝記(史伝)小説風だが、作者の歴史観・文明観・戦争観がいたるところに顔を出す(池澤さんも大学の理系学部に進んだ科学の徒)。

池澤さんには『静かな大地』(2003年/朝日新聞社)という、自らの先祖(母方の曽祖父一族)をモデルにした長編小説がある。これも、かつて感銘を受けた一冊だ。

■池澤夏樹『静かな大地』

<明治初年、北海道の静内に入植した和人と、アイヌの人々の努力と敗退。日本の近代が捨てた価値観を複眼で見つめる、構想10年の歴史小説。> -Amazon より-

■もう一冊 池澤夏樹『科学する心』

(2019年/集英社インターナショナル)

科学の徒・池澤夏樹の面目躍如のエッセイ集。先ごろ出版された文庫版(2023年/角川ソフィア文庫)の解説は中村桂子さん。

<大学で物理学科に籍を置いたこともある著者は、これまでも折に触れ、自らの作品に科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。> -e-hon より-

 

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2023年4月25日 (火)

【読】池澤夏樹さんの新刊『また会う日まで』

池澤夏樹さんの新刊が出た。

700ページを超える大作で、値も張る(税込3600円)。
このところ本代が嵩んでいるので、本屋では眺めるだけ。
地元の図書館にリクエストしたところ、それほど待たずに借りられた。

池澤夏樹 『また会う日まで』
 朝日新聞出版 (2023/3/7) 728ページ

Amazonより

海軍軍人、天文学者、クリスチャンとして、明治から戦後までを生きた秋吉利雄。
この三つの資質はどのように混じり合い、競い合ったのか。著者の祖母の兄である大伯父を主人公にした伝記と日本の近代史を融合した超弩級の歴史小説。
『静かな大地』『ワカタケル』につづく史伝小説で、円熟した作家の新たな代表作が誕生した。朝日新聞大好評連載小説の書籍化。
(目次から)
終わりの思い 海軍兵学校へ 練習艦隊 第七戒 海から陸へ、星界へ 三つの光、一つの闇 チヨよ、チヨよ ローソップ島 ベターハーフ 潜水艦とスカーレット・オハラ 緒戦とその先 戦争の日常 立教高等女学校 笠岡へ 終戦/敗戦 希望と失意 主よ、みもとに コーダ

かつて『静かな大地』を読んで、深く感銘を受けた。
たしか、単行本で二度、その後、文庫版で再読した。

池澤さんの先祖を題材にして、「開拓」時代の北海道が舞台の小説。

このブログでも、「静かな大地」というカテゴリーを作って、あれこれ書いたほど、入れ込んだ作品だ。

 

静かな大地: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat20103693/index.html

※池澤さんの『静かな大地』というタイトルは、花崎皋平(はなざき・こうへい)『静かな大地 松浦武四郎とアイヌ民族』に倣っている(花崎氏の許諾をえているはず)。私のブログ記事でも、花崎氏の本や松浦武四郎について、たくさん触れている。

【読】長い物語: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_570d.html

この新作『また会う日まで』も、池澤さんの祖母の兄(大伯父)・秋山利雄が描かれているようだ。
まだ、はじめの70ページほどを読み始めたばかりなので、秋吉利雄という人の生涯を追うのは、これから。

池澤さんの文章が好きなので(『静かな大地』は、かなり凝った文体だったが)、この小説は楽しめそうだ。

ネタバレになりそうだが、新聞の書評を紹介しておこう。

今週の本棚:湯川豊・評 『また会う日まで』=池澤夏樹・著 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230318/ddm/015/070/008000c

池澤夏樹が3作目の歴史小説「また会う日まで」で描いた大伯父の3つの顔 現在と重なる日本の戦中史:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/242514

 

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2023年2月23日 (木)

【読】目取真俊『水滴』――パギやん一人芝居

今週土曜日、狛江のホールで、”パギやん” こと趙博(チョウ・バク)さんの一人芝居がある。

声体文藝館 水滴 (Facebookイベントページ)
https://www.facebook.com/events/1192902334674197

浪花の歌う巨人、パギやん一人芝居
徳正の足が突然膨れ出したは六月の半ば、空海雨の暑い日差しを避けて、奥座敷の簡易ベットで昼寝をしているときだった。……
原作:目取真俊
脚本・演出・演戯:趙博
オープニング・アクト:高山正樹、隈本吉成
2023年2月25日(土)18:30開場 19:00開演
木戸銭 弐千円
主催:M.A.P.
ご予約・お問合せ
03-3489-2246(M.A.P.)

パギやんについては、名前だけは知っていて、いつかその舞台・ライブを観たいと思い続けてきた。

昨年12月21日、恵比寿の「シアター・アルファ東京」という小劇場で、パギやんが出演する芝居を初めて観る機会があった。

新宿梁山泊 第73回公演
「奇妙な果実~マルコムXと金嬉老~」
 作:趙博 演出:金守珍

じつに刺激的で、音楽あり、歌ありのスケールの大きな芝居だった。
ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」、マルコムX、そして金嬉老。
金嬉老役の演技に打たれ、パギやんの演奏・歌、マルコムXの演説・・・。
今もまだ、芝居で受けた感動がよみがえる。

この日の日記ブログ記事
2022年12月21日(水): やまおじさんの日記
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/nikki/2022/12/post-d53964.html

さて、今週土曜日2/25の芝居。
原作の目取真俊『水滴』は、7年前に図書館から借りて読んでいる。
ブログ記事を探してみたところ、2016年年末の記事があった。
髙橋美香さんに出会ったのも、この年だったことを、あらためて思い出した。

【読】2016年総集編 今年読んだ本: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/2016-0049.html

図書館から、目取真俊の本を借りてきた。
『水滴』は、今日休館の中央図書館にあるため、明日、受け取る。

 

この作家の小説群は、7年前にまとめて読んだのだが、その鮮烈な印象は、今も残っている。
土曜日のパギやんの一人芝居が楽しみだ。

【補足】 2023/2/25追記
目取真『水滴』が1997年上半期 第117回芥川賞を受賞した際の、選考委員たちの選評が読めるネット記事がある。
池澤夏樹氏が強く推している。

芥川賞-選評の概要-第117回|芥川賞のすべて・のようなもの
https://prizesworld.com/akutagawa/senpyo/senpyo117.htm

ちなみに、選考委員たちの顔ぶれは、以下(上記サイトより)。
池澤夏樹さんも、まだ50代だったんだ。

選考委員
丸谷才一 男 71歳
日野啓三 男 68歳
黒井千次 男 65歳
田久保英夫 男 69歳
河野多恵子 女 71歳
宮本輝 男 50歳
池澤夏樹 男 52歳
古井由吉 男 59歳
石原慎太郎 男 64歳
三浦哲郎 男 66歳

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2021年12月27日 (月)

【読】2021年 ぼちぼちいこうか総集編(今年読んだ本)その1

今年読んだ本は、88冊。
年間100冊が目標なのだけれど、なかなか。

分野別に書いておきたい。
日付は読了日。

■小説類■

桐野夏生という作家(女性、私と同じ年の生まれ)が好き。
多作の人なので、読みたい小説は山ほど残っている。
『日没』『インドラネット』の近刊2冊は、自腹で購入(読了後、ブックオフに売ってしまったが)。
過去の文庫の中古本が、本棚にたくさんある。

■6/27 桐野夏生 『日没』 岩波書店 (2020/9/29) 329ページ
■ 6/29 桐野夏生 『OUT(上)』 講談社文庫 (2002/6/15) 446ページ
■ 6/30 桐野夏生 『OUT(下)』 講談社文庫 (2002/6/15) 340ページ
■ 7/1 桐野夏生 『東京島』 新潮社 (2008/5/25) 281ページ
■ 7/3 桐野夏生 『女神記』 角川書店 (2008/11/30) 251ページ
■ 7/6 桐野夏生 『インドラネット』 角川書店 (2021/5/28) 373ページ
■ 10/29 桐野夏生 『ナニカアル』 新潮文庫 (2012/11/1) 589ページ

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今年、がんばって読んだのが、五木さんの『親鸞』全巻と、『青春の門』全巻。
『親鸞』は、新聞連載当時の挿画集(山口晃)を図書館にリクエスト、収蔵してもらったのを借りて、小説と照らし合わせながら読んだ。
大河小説『青春の門』は、かつて、自立篇あたりで読むのをやめたもの。
第十部(いつ出るかわからないが)で完結するそうだ。
青春篇、自立篇からは想像できなかった展開だった。

■ 8/17 五木寛之 『親鸞(上)』 講談社文庫 (2011/10/14) 365ページ
■ 8/19 五木寛之 『親鸞(下)』 講談社文庫 (2011/10/14) 371ページ
■ 8/21 五木寛之 『親鸞 激動篇(上)』 講談社文庫 (2013/6/14) 340ページ
■ 8/23 五木寛之 『親鸞 激動篇(下)』 講談社文庫 (2013/6/14) 375ページ
■ 8/25 五木寛之 『親鸞 完結篇(上)』 講談社文庫 (2016/5/13) 380ページ
■ 8/26 五木寛之 『親鸞 完結篇(下)』 講談社文庫 (2016/5/13) 408ページ
■ 8/26 山口晃 『親鸞 全挿画集』 青幻社 (2019/2/11) 695ページ

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■ 8/30 五木寛之 『青春の門 第一部 筑豊篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1989/12/15) 559ページ
■ 9/2 五木寛之 『青春の門 第二部 自立篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1989/12/15) 553ページ
■ 9/4 五木寛之 『青春の門 第三部 放浪篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1990/1/15) 479ページ
■ 9/6 五木寛之 『青春の門 第四部 堕落篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1990/1/15) 549ページ
■ 9/9 五木寛之 『青春の門 第五部 望郷篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1990/2/15) 583ページ
■ 9/10 五木寛之 『青春の門 第六部 再起篇』(改訂新版) 講談社文庫 (1990/5/15) 553ページ
■ 9/15 五木寛之 『青春の門 第七部 挑戦篇』 講談社文庫 (2011/3/15) 697ページ
■ 9/17 五木寛之 『青春の門 第八部 風雲篇』 講談社文庫 (2016/12/15) 442ページ
■ 9/20 五木寛之 『新青春の門 第九部 漂流篇』 講談社 (2019/9/26) 556ページ

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五木さんの初期作品を読み直したくなり、2冊読んでみた。
作品集1は、なぜか手元にあった。
デビュー直後の五木さんの小説には、勢いがあったと、あらためて思った。

■ 9/23 五木寛之 『五木寛之作品集1 蒼ざめた馬を見よ』 文藝春秋 (1972/10/5) 352ページ
 さらばモスクワ愚連隊/蒼ざめた馬を見よ/こがね虫たちの夜/艷歌/天使の墓場/デラシネの旗 (解説:川崎彰彦)

■ 9/25 五木寛之 『五木寛之作品集2 霧のカレリア』 文藝春秋 (1972/11/20) 351ページ
 GIブルース/霧のカレリア/夏の怖れ/白夜のオルフェ/ヴァイキングの祭り/夜の斧/望郷七月歌/聖者が街へやってきた/夜の世界 (解説:虫明亜呂無)

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町田康さんのこの2冊が、とても面白かった。
義経が現代の言葉で独白するという、奇想天外な発想。じつに新鮮。

■ 7/12 町田康 『ギケイキ 千年の流転』 河出文庫(解説:大塚ひかり) (2018/6/10) 395ページ
■ 7/18 町田康 『ギケイキ2 奈落への飛翔』 河出書房新社 (2018/7/20) 379ページ

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以下は小説ではないが、私の好きな著作者の本。
池澤夏樹さんのエッセイ集で知った、河田桟さん(与那国島で与那国馬と暮らす)の3冊がよかった。
これまでの通説をひっくり返す『土偶を読む』には、びっくりした。

■ 9/7 植田康夫 『白夜の旅人 五木寛之』 ブレーン (2012/1/10) 267ページ
■ 9/26 五木寛之 『作家のおしごと』 東京堂出版 (2019/1/30) 321ページ
■ 12/10 五木寛之 『回想のすすめ 豊潤な記憶の海へ』 中公新書ラクレ695 (2020/9/10) 200ページ

■ 3/25 池澤夏樹 『終わりと始まり2.0』 朝日新聞出版 (2018/4/30) 254ページ
■ 3/26 河田桟(文と絵) 『馬語手帳——ウマと話そう』 カディブックス (2012/1/15) 121ページ
■ 4/4 河田桟(文と絵) 『はしっこに、馬といる――ウマと話そうⅡ』 カディブックス (2015/3/20) 229ページ
■ 4/7 河田桟(文と絵) 『くらやみに、馬といる』 カディブックス (2019/10/20) 115ページ

■ 4/18 田中優子/石山貴美子(写真) 『鄙への想い 日本の原風景、そのなりたちと行く末』 清流出版 (2014/3/26) 245ページ
■ 6/22 竹倉史人 『土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎』 晶文社 (2021/4/25) 347ページ

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(続く)

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2020年5月10日 (日)

【読】Book Cover Challenge 3冊目

Facebookに毎日投稿している、Book Cover Challengeの3冊目。
5月8日投稿。
池澤夏樹さんの『静かな大地』。

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船戸さんの『蝦夷地別件』が直球勝負だとしたら、池澤夏樹さんのこの小説は変化球勝負。
帯にあるように、明治期に内地から入植した和人とアイヌの人々との交わりが描かれていて、深い感銘を受けた愛読書。
池澤さんの先祖の物語でもある。文庫版も持っている。

タイトル「静かな大地」は、花崎皐平(はなざき・こうへい)さんの著書にちなんでいる。池澤さん自身が、ことわっている。
池澤さんについては、私のブログにもたくさん書いているので、ご興味のある向きは、暇つぶしに読んでいただけるとうれしい。
【読】もうひとつの「静かな大地」: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_636f.html

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2019年12月28日 (土)

【読】今年も総集編(2019年・読書編 -1-)

今年の振り返りで、読書編。

毎年、年間100冊読破が目標なのだが、今年も完全に読んだのは70冊ばかり。
まあ、たくさん読めばいいというものでもないのだ、などと、これも毎年の言い訳。

これは面白かった、と、私が感じた本をあげておこうか。

◆小説・ノンフィクション◆
エンタメ系が多い。
面白い小説に出会えた年だった。

深緑野分 『ベルリンは晴れているか』 筑摩書房

第二次世界大戦末期のベルリン、ナチス・ドイツの崩壊直後が舞台の小説。
今年はじめに読んだので、内容はうろ覚え。
アマゾンの紹介文をあげておく。

<総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり―ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。最注目作家が放つ圧倒的スケールの歴史ミステリ。>

池澤夏樹 『砂浜に坐り込んだ船』 新潮社

池澤夏樹さんは、大好きな作家。
図書館の単行本で読んだ。
池澤さんの著作をまめに追いかけているわけでもないので、たまたま図書館でみつけて借りてきた。

これも、アマゾンの紹介文を。
(以下、アマゾンからの転載部分は<>で括った)

この短編集は、北海道が舞台なのが、うれしい。

<石狩湾で坐礁した、五千トンの貨物船。忽然と砂浜に現れた非日常的な巨体に魅せられ、夜、独り大型テレビでその姿を眺めていると、「彼」の声がした。友情と鎮魂を描く表題作と、県外の避難先から消えた被災者の静かな怒りを見つめる「苦麻の村」、津波がさらった形見の品を想像力のなかに探る「美しい祖母の聖書」ほか、悲しみを乗り越える人々を時に温かく時にマジカルに包み込む全9編。>

 

角幡唯介 『漂流』 新潮社
角幡唯介 『極夜行』 文藝春秋
角幡唯介 『極夜行前』 文藝春秋

これも私の好きな角幡唯介さんの本。
ひとつ目は小説風のノンフィクション。
宮古島の西隣、伊良部島の佐良浜の漁師が主人公。
ここには、昨年11月、小旅行してきたので、臨場感があった。

<奇跡の生還から8年。マグロ漁師を再び海に向かわせたものは何だったのか? 1994年冬、沖縄のマグロ漁師・本村実は、フィリピン人らと共に救命筏で37日間の漂流の後、「奇跡の生還」を遂げた。だが8年後、本村は再び出港し二度と戻らなかった。九死に一生を得たにもかかわらず、なぜ再び海に出たのか? 沖縄、グアム、フィリピンなどで関係者らの話を聞き、漁師の生き様を追った渾身の長編ノンフィクション。>

『極夜行』『極夜行前』の二作は、探検家 角幡さん自身の探検記。
何か月も太陽の光が射さない「極夜」を、犬ぞりで走破しようと悪戦苦闘する姿に感動。

<探検家の角幡唯介氏は、グリーンランド北西部にある地球最北のイヌイット村、シオラパルクに拠点を置き、極夜の中、グリーンランドとカナダの国境付近を四ヶ月かけて探検した。/角幡氏を極夜へと駆り立てたのは、イヌイットの言い伝えで「お前は太陽から来たのか。月から来たのか」と、今から二百年前、初めて部族以外の人間に出会ったイヌイットが発した言葉だという。この一言が角幡氏の心の琴線に触れた。「極夜の世界に行けば、真の闇を経験し、本物の太陽を見られるのではないか」 >

 

真藤順丈 『宝島』 講談社

第160回直木賞受賞作。
図書館では貸出待ち行列ができていたため、自腹で購入。
期待を裏切らず、血沸き肉躍る面白さ。
”本土復帰”を控えたアメリカ統治下の沖縄。
そこで「戦果アギャー」(戦果をあげる者)と呼ばれた、米軍基地からの略奪者たちが描かれ、沖縄の姿が真に迫ってくる。
上質のエンタメ小説。
沖縄の歴史を見直すとばぐちにもなる。

私にとっては、昨年読んだ馳星周『弥勒世』に匹敵する、今年読んだ最高傑作。

 

服部小雪 『はっとりさんちの狩猟な毎日』 河出書房新社
服部文祥 『百年前の山を旅する』 山と渓谷社

服部小雪さんは、服部文祥さん(冒険家というのか)の奥さま。
服部家の、世間とはちょっとズレている生活(狩猟とか、屠畜とか)がユーモラスに描かれている。
挿絵もいい。まるで絵本のような。
『百年前の山を旅する』は、だいぶん前に購入したまま読んでいなかった。
”サバイバル登山”を標榜している服部文祥さんの、ワイルドな登山記。
山好きな私には、たまらなかった。

 

葉真中顕(はまなか・あき) 『凍てつく太陽』 幻冬舎

図書館本。
この作家を読むのは初めて。
終戦間際の北海道(室蘭あたり)を舞台に、アイヌの青年(特高警察官)と同僚をめぐり、ミステリアスな展開。
結末のどんでん返しは、まさに、ネタバレ注意。
謎解きの面白さがあったが、タネを知ってしまったので、再読できない。
これも、私のおすすめ。

 

中島京子 『夢見る帝国図書館』 文藝春秋

今年の新刊。
たしか、新聞の書評で知って、読んでみようと思った。
図書館本。

「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」
作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史をひもとく小説を書き始める。もし、図書館に心があったなら――資金難に悩まされながら必至に蔵書を増やし守ろうとする司書たち(のちに永井荷風の父となる久一郎もその一人)の悪戦苦闘を、読書に通ってくる樋口一葉の可憐な佇まいを、友との決別の場に図書館を選んだ宮沢賢治の哀しみを、関東大震災を、避けがたく迫ってくる戦争の気配を、どう見守ってきたのか。/日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽう、わたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになる。・・・

しんみるする、意外な結末。

 

帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい) 『三たびの海峡』 新潮文庫
帚木蓬生 『逃亡(上)(下)』 新潮文庫

この作家も、私は初めて。
(現代の人気作家に、あまり馴染みがなかったのだろう)

『三たびの海峡』は、三國連太郎主演の映画で有名らしい(私は観ていない)。
かなり前に出版された小説。
朝鮮半島からの徴用工(強制連行)が主人公。
九州の炭鉱で実際にあったことに、驚く。
知らなかったことが多すぎる。

 

Facebookにこの本のことを書いたところ、FB友達から教えてもらったのが『逃亡』という小説。
これも、戦後すぐ、中国からの引き揚げ、元憲兵の逃避行が描かれていて、重い内容だった。

1945年8月15日、日本敗戦。国内外の日本人全ての運命が大きく変わろうとしていた――。香港で諜報活動に従事していた憲兵隊の守田軍曹は、戦後次第に反日感情を増す香港に身の危険を感じ、離隊を決意する。本名も身分も隠し、憲兵狩りに怯えつつ、命からがらの帰国。しかし彼を待っていたのは「戦犯」の烙印だった……。「国家と個人」を問う日本人必読の2000枚。柴田錬三郎賞受賞。

 

馳星周 『蒼き山嶺』 光文社
馳星周 『美ら海、血の海』 集英社文庫
馳星周 『約束の地で』 集英社
馳星周 『神(カムイ)の涙』 実業之日本社

12月になって、馳星周さんの小説を立て続けに読んだ。
昨年読んだ『弥勒世(みるくゆー)』に圧倒されて、この作家に興味をもった。
ただ、作品のテーマ・味わいが多岐にわたっていて、食指が動かない作品も。

そのなかでも、扱っているテーマが、山岳、沖縄戦、アイヌといった作品を選んで読んだのだった。
(『約束の地』だけは、家族、家庭内暴力、痴呆などを扱った、現代的な重い内容だったが)

『蒼き山嶺』
北アルプスの白馬連山を舞台にした山岳小説。
それなりに面白かったが、主人公の超人的なパワー(雪山を人と荷物を背負って延々と歩く)は、ちょっと現実離れしていはしないか。
鼻白む感あり。

『美ら海、血の海』
沖縄戦で血のにじむ体験をした、鉄血勤王隊の少年が主人公。
沖縄戦の地獄の様相が鬼気迫る。
歴史を正しく認識するためにも、こういう小説が読まれるといいと思う。
沖縄戦についてはノンフィクションの記録も多いが、小説(フィクション)ならではの真実がある、というのが私の持論。

『約束の地で』
上に書いたとおり。
登場人物たちが連鎖する、5つの連作短編。
身に迫る。

『神(カムイ)の涙』
題名から連想されるように、北海道の道東地方が舞台。
アイヌの老人(木彫作家、元猟師)と孫娘、そこに、木彫りの弟子になりたいと訪ねてきた青年。
この三人の意外な関係、青年の過去が、だんだんと明かされてくる。
ストーリーにひねったところはない。
ストレートに胸に響く内容。

 

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2017年12月30日 (土)

【読】2017年に読んだ本

常日頃、読んだ本をPCのメモ帳に記録している。
そうしないと、いつ頃どんな本を読んだのか、すぐに忘れてしまうから。

今年(2017年)一年間に読んだ本は82冊。
毎年、100冊ぐらいは読みたいと思っていても、そうそうたくさん読めるものではない。
集中して読めば、もっとたくさん読めるのだけれど。

今年、印象に残った本をあげてみたい。

※読書メーターというSNSを利用して、感想などを書いています。
 よろしければ、ご覧ください。
https://bookmeter.com/users/466409/books/read

【木村友祐さんの本】

三年ほど前に読んだ『イサの氾濫』(白﨑映美さん主演の芝居「まつろわぬ民」のモチーフになった小説)。
この作者である木村友祐さんの本を何冊か読み、感銘を受けた。

『野良ビトたちの燃え上がる肖像』 新潮社 (2016)
『海猫ツリーハウス』 集英社 (2010)
『聖地Cs』 新潮社 (2014)

いずれも図書館から借りて読んだ。

  

今年、新刊がでたというので、さっそく図書館にリクエストした。

【長倉洋海さんの本】

たくさんの写真集や書籍を出版している長倉洋海さん。
今年は、図書館から借りてきたり、手持ちの本を、まとめて読んだ。

『私のフォト・ジャーナリズム ―戦争から人間へ』 平凡社新書 558 (2010)
『フォト・ジャーナリストの眼』 岩波新書 223 (1992)
『ワタネ・マン ―わたしの国アフガニスタン』 偕成社 (2002)
『北の島 グリーンランド』 偕成社 (2011)
『南の島 カピンガマランギ』 偕成社 (2011)
『アフガニスタン ぼくと山の学校』 かもがわ出版 (2014)
『アフガニスタン 敗れざる魂 ―マスードが命を賭けた国』 新潮社 (2002)
『若き獅子マスード アフガン1983-1988』 河出書房新社 (1989)
『地を這うように 長倉洋海全写真1980-95』 新潮社 (1996)
『獅子よ瞑れ アフガン1980-2002』 河出書房新社 (2002) 大判写真集
『子どもたちのアフガニスタン』 岩波ブックレット559 (2002)
『人間が好き アマゾン先住民からの伝言』 福音館書店 (1996)

 

【池澤夏樹さんの本】

池澤夏樹さんは、私が愛読する作家のひとり。
過去の作品を図書館から借りて読んだ。

『双頭の船』 新潮社 (2013)
『骨は珊瑚、眼は真珠』 文藝春秋 (1995)
『アトミック・ボックス』 毎日新聞社 (2014)
『キトラ・ボックス』 角川書店 (2017)

『アトミック・ボックス』と『キトラ・ボックス』の連作がよかった。

 

池澤さん個人編集の日本文学全集が面白そう。
これは近くの図書館で揃えてくれているので、いつか全巻読破に挑戦したい、なんて思っている。
一冊だけは自分で購入した。

『日本語のために』 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30) 河出書房新社 (2016)

【村上春樹さんの新作】

図書館では予約待ちで、いつになったら借りられるのかわからないため、ブックオフで古書を購入して読んだ。読みおえた本は、図書館に寄贈。

それなりに面白かったが、私は、彼の中編・短編のほうがいいと思う。

『騎士団長殺し 第一部 顕れるイデア編』 新潮社 (2017)
『騎士団長殺し 第二部 遷ろうメタファー編』 新潮社 (2017)

 

【岡崎武志さんの新刊】

出版記念イベントで、サインしていただいた。
この本で佐野洋子さんの面白さに目ざめ、何冊か佐野さんの本も読んだ。

『人生散歩術 ―こんなガンバラナイ生き方もある』 芸術新聞社 (2017)

【佐野洋子さんの本】

佐野洋子/西原理恵子/リリー・フランキー 『佐野洋子対談集 人生の基本』 講談社 (2011)
佐野洋子 『右の心臓』 小学館文庫 (2012)
佐野洋子 『シズコさん』 新潮社 (2008)
佐野洋子 『がんばりません』 新潮文庫 (1996)

 

【印象に残った新書】

小熊英二 『生きて帰ってきた男 ―ある日本兵の戦争と戦後』 岩波新書1549 (2015)
平岡昭利 『アホウドリを追った日本人 ―一攫千金の夢と南洋進出』 岩波新書1537 (2015)
金坂清則 『イザベラ・バードと日本の旅』 平凡社新書754 (2014)

  

【イザベラ・バードをめぐって】

イザベラ・バードの研究家・金坂清則さんのきれいな写真集。

この金坂さんが『完訳 日本奥地紀行』(全4巻)を翻訳している。
図書館から借りて読んでいるが、活字の小さいのが、つらい。
これは年越しになる。

イザベラ・バード/金坂清則(訳注) 『完訳 日本奥地紀行1 横浜―日光―会津―越後』 平凡社東洋文庫819 (2012)

目が悪くなる前に、これからも本を読み続けたい。
楽しみとして。

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2017年12月29日 (金)

【雑】2017年の思い出 (2)

今年2017年、一年の振り返りの二回目。

 

イベントや芝居、ライブなど、たくさん行ったな。

 

4/1(土)
吉祥寺の「キチム」というライブスペースで、宮里千里さんのイベントがあった。
池澤夏樹さんがゲスト出演というので、でかけた。
久高島のイザイホーの音源が紹介され(CDにもなっていて、会場で購入)、池澤さんとのトークショーもあった。

 

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4/9(日)
神保町の「楽屋」で、西川郷子さんのバンド「星ノ飛ブ夜」と、「山猫合奏団」(高山正樹さん他)のジョイントライブがあった。
この二組のバンド(ユニット)の共演は、聴きごたえがある。

 

「星ノ飛ブ夜」の三人(ボーカル、ギター、パーカッション)に、「山猫合奏団」のピアノとチェロが加わると、音に厚みができて、すばらしいハーモニーとなる。

 

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4/11(火)
国分寺の「クラスタ」で、浜田隆史さんのライブ。
はじめて浜田さんのステージを見ることができた。
浜田さんのCDを何枚か購入。
写真は撮らなかった。

 

浜田隆史/オタルナイ・レコードのホームページ
http://www.geocities.jp/otarunay/

 

4/16(金)~4/18(火)
旅行会社のツアーで、二泊三日の久米島旅行。
沖縄本島と石垣島、竹富島には行ったことがあるが、久米島は初めて。
同じホテルに二泊し、島内は観光バスでまわった。

 

詳しいことは、このブログにも書いた。ご覧いただけるとうれしい。

 

【遊】久米島紀行2017 (その1): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/2017-1-90f6.html

 

【遊】久米島紀行2017 (その2): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/2017-21-32ca.html

 

【遊】久米島紀行2017 (その3): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/2017-3-5ed3.html

 

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5/3(水)
道志村へ移住した友人のイベントを見に、車ででかけた。

 

道志村移住支援センター
https://www.do-shift.com/

 

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5/6(土)
世田谷の「バールぽろん」という店で、西川郷子さんのバンド「星ノ飛ブ夜」のライブ。
こぢんまりしたバーのカウンターで、アンプラグド(マイクなし)の演奏を楽しんだ。

 

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5/7(日)
稲城の「城山体験学習館」へ。
写真家・高橋美香さんの写真展と、スライドトーク。

 

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高橋美香さんの著作。

 

 

 

5/13(土)・5/14(日)
恵比寿の「東京都写真美術館」へ。
写真家・長倉洋海さんの写真展と、トークイベント。

 

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5/13(土)・5/14(日)
同じ日の夜は、渋谷の「渋谷文化総合センター 大和田伝承ホール」で、二日間連続の山崎ハコさん「バースデイライブ」へ。
ハコさんも、今年還暦を迎えたが、ますますパワフルだ。

 

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5/20(土)
昼は、渋谷の「アップリンク」で高田渡さんのドキュメンタリー映画を観る。
夜は、高円寺の「コクテイル書房」という古本酒場で、岡崎武志さんのイベント「トリオ・ザ・ポエム」に参加。岡崎さんが出版した詩集の記念イベントだった。
私には珍しく、「コクテイル」の二階で開催された打ち上げにも参加。

 

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岡崎武志さんのブログ okatakeの日記
http://d.hatena.ne.jp/okatake/

 

6/3(土)
高円寺の劇場「座・高円寺」へ、白﨑映美さん主演の芝居「まつろわぬ民」(風煉ダンス)を見にいった。
三年前、仙川でこの芝居の初演を観た。今回は、内容も変わっての再演。

 

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風煉ダンス まつろわぬ民2017特設ページ
http://furen-dance.info/matu2017/matu_top.html

 

6/24(土)
狛江(喜多見)の「M.A.P.」へ、西川郷子さんと“イサジ式”(こういう芸名)さんのライブ「ニシカワ MEETS フォーク」を聴きに。
この二人の組み合わせは、はじめて聴いたが、味のある、いい音楽だった。

 

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2016年12月31日 (土)

【読】2016年総集編 今年読んだ本

今年も、目標の100冊読破を達成できず、読み終えたのは89冊。

村上春樹のエッセイ類を除く全作品を通して読んだことは、私にしては珍しい読書体験だった。

古山高麗雄の小説・エッセイ類も、まとめて読んだ。

宮里千里目取真俊という、沖縄の二人の書き手の本にも出会った。

いい読書体験ができた年だったと言えよう。

年末には、高橋美香さんという魅力的な写真家に出会い、出版記念イベントに参加した。
パレスチナについての講演会をお願いしたいな、などと目論んでいる。

煩雑になるが、今年読んだ本を下にあげておこう。
【図書館】とあるのは、近隣の図書館から借りて読んだ本だが、気に入って購入したものもある。
村上春樹は、作品集を借りてきて読んだ。
今年も、図書館にはお世話になった。

■2016年に読んだ本

■1月
・石牟礼道子 『苦海浄土』 河出書房新社 (池澤夏樹個人編集 世界文学全集 Ⅲ-04) (2011/1/20) 771ページ 【図書館】

・礫川全次 『独学の冒険 ―浪費する情報から知の発見へ』 批評社 (2015/10/31) 219ページ 【図書館】
・高橋源一郎×SEALDs 『民主主義ってなんだ?』 河出書房新社 (2015/9/30)
・高橋源一郎 『ぼくらの民主主義なんだぜ』 朝日新書 514 (2015/5/30) 255ページ
・都築響一 『独居老人スタイル』 筑摩書房 (2013/12/10) 351ページ 【図書館】
・ビートたけし 『たけしのグレートジャーニー』 新潮社 (2014/5/15) 238ページ 【図書館】

・安島太佳由(やすじま・たかよし) 『日本戦跡を歩く』 窓社 (2002/7/24) 201ページ 【図書館】
『口語訳 古事記 [神代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 313ページ
『口語訳 古事記 [人代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 521ページ

■2月
『古事記』 池澤夏樹訳 河出書房新社(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 01) (2014/11/20) 397ページ 【図書館】

・三浦佑之 『古事記を読みなおす』 ちくま新書 876 (2010/11/10) 301ページ
・常岡浩介 『イスラム国とは何か』 旬報社 (2015/2/25) 210ページ
・朴裕河(パク・ユハ) 『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』 朝日新聞出版 (2014/11/30) 324ページ 【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後民主主義」』 岩波書店 (2016/1/27) 185ページ【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後70年談話」』 岩波書店 (2015/7/3) 198ページ【図書館】

・古山高麗雄 『二十三の戦争短編小説』 文藝春秋 (2001/5/15) 574ページ【図書館】

・古山高麗雄 『反時代的、反教養的、反叙情的』 ベスト新書 (2001/7/1) 261ページ【図書館】

■3月
・古山高麗雄 『妻の部屋 遺作十二篇』 (2002/9/15) 397ページ【図書館】

・シャーウィン裕子 『戦争を悼む人びと』 高文研 (2016/2/8) 250ページ【図書館】
・室井尚 『文系学部解体』 角川新書 (2015/12/10) 238ページ
・和賀正樹 『これが「帝国日本」の戦争だ』 現代書館 (2015/11/30)127ページ【図書館】
・古山高麗雄 『断作戦』 文藝春秋 (1982/11/30) 323ページ【図書館】
・一ノ瀬俊也 『旅順と南京 日中五十年戦争の起源』 文春新書 605 (2007/11/20) 244ページ【図書館】
・古山高麗雄 『龍陵会戦』 文藝春秋 (1985/11/30) 365ページ【図書館】

■4月
玉居子精宏 『戦争小説家 古山高麗雄伝』 平凡社 (2015/8/5) 279ページ 【図書館】 のち購入

・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (1)』 講談社 (1990/5/21) 254ページ 風の歌を聴け/1973年のピンボール 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (3) 短篇集(1)』 講談社 (1990/9/20) 356ページ 中国行きのスロウ・ボート/他13篇(貧乏な叔母さんの話/ニューヨーク炭鉱の悲劇/カンガルー通信/午後の最後の芝生/土の中の彼女の小さな犬/シドニーのグリン・ストリート/蛍/納屋を焼く/めくらやなぎと眠る女/踊る小人/三つのドイツ幻想/雨の日の女#241・#242) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (2)』 講談社 (1990/7/20) 376ページ 羊をめぐる冒険 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (8) 短篇集(3)』 講談社 (1991/7/22) 275ページ パン屋再襲撃/パン屋襲撃/象の消滅/ハイネケン・ビールの空き缶を踏む象についての短文/ファミリー・アフェア/双子と沈んだ大陸/ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界/ねじまき鳥と火曜日の女たち/眠り/トニー滝谷/人喰い猫 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (4)』 講談社 (1990/11/20) 591ページ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 【図書館】
・ジャン・ジオノ/寺岡襄(訳)・黒井健(絵) 『木を植えた男』 あすなろ書房(あすなろセレクション) (2015/10/30) 77ページ【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (6)』 講談社 (1991/3/20) 419ページ ノルウェイの森 【図書館】

■5月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (5) 短篇集(2)』 講談社 (1991/1/21) 426ページ 32篇 カンガルー日和/四月のある晴れた朝に 100パーセントの女の子に出会うことについて/眠い/タクシーに乗った吸血鬼/彼女の町と、彼女の緬羊/あしか祭り/鏡/1963/1982年のイパネマ娘/窓/五月の海岸線/駄目になった王国/32歳のデイトリッパー/とんがり焼の盛衰/チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏/スパゲティーの年に/かいつぶり/サウスベイ・ストラット――ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM/図書館奇譚//あしか/月刊「あしか文芸」/書斎奇譚/おだまき酒の夜//はじめに・回転木馬のデッド・ヒート/レーダー・ホーゼン/タクシーに乗った男/プールサイド/今は亡き王女のための/嘔吐1979/雨やどり/野球場/ハンティング・ナイフ//沈黙 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (7)』 講談社 (1991/5/20) 591ページ ダンス・ダンス・ダンス 【図書館】
・磯田道史 『天災から日本史を読みなおす』 中公新書 2295 (2014/11/25) 221ページ
・小倉志郎 『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』 彩流社 2014/7/1発行 206ページ 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (1) 短篇集(1)』 講談社 (2002/11/20) 307ページ 44篇 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (2) 』 講談社 (2003/1/20) 501ページ 国境の南、太陽の西/スプートニクの恋人 【図書館】
・三浦しをん 『舟を編む』 光文社文庫 (2015/3/20) 347ページ

■6月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (4) ねじまき鳥クロニクル1』 講談社 (2003/5/20) 563ページ ねじまき鳥クロニクル (第1部 泥棒かささぎ編/第2部 予言する鳥編) 【図書館】

・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (5) ねじまき鳥クロニクル2』 講談社 (2003/7/20) 434ページ ねじまき鳥クロニクル (第3部 鳥刺し男編) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (6) アンダーグラウンド』 講談社 (2003/9/20) 699ページ 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (7)』 講談社 (2003/11/20) 395ページ 約束された場所で/村上春樹、河合隼雄に会いにいく 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (3) 短篇集(2)』 講談社 (2003/3/20) 275ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(上)』 新潮社 (2002/9/10) 397ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(下)』 新潮社 (2002/9/10) 429ページ 【図書館】
・村上春樹 『アフターダーク』 講談社 (2004/9/7) 288ページ 【図書館】
・村上春樹 『東京奇譚集』 新潮社 (2005/9/18) 210ページ 【図書館】
・清水良典 『村上春樹はくせになる』 朝日新書 004 (2006/10/30) 236ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK1』 新潮社 (2009/5/30) 554ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK2』 新潮社 (2009/5/30) 501ページ 【図書館】

■7月
・村上春樹 『1Q84 BOOK3』 新潮社 (2010/4/16) 602ページ 【図書館】
・村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 文藝春秋 (2013/4/15) 370ページ 【図書館】
・村上春樹 『女のいない男たち』 文藝春秋 (2014/4/20) 285ページ 【図書館】
・加藤典洋 『村上春樹は、むずかしい』岩波新書(新赤版) 1575 (2015/12/18) 259ページ
・薬師寺克行 『公明党 創価学会と50年の軌跡』 中公新書 2370 (2016/4/25) 274ページ

■8月
・須知徳平 『北の詩(うた)と人 アイヌ人女性・知里幸恵の生涯』 岩手日報社 (2016/5/20) 429ページ 【図書館】のち購入
・菅野完(すがの・たもつ) 『日本会議の研究』 扶桑社 (2016/5/1) 302ページ

・鈴木邦男 『<愛国心>に気をつけろ!』 岩波ブックレット 951 (2016/6/3) 71ページ

・前泊博盛(編著) 『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』 創元社  (「戦後再発見」双書2)(2013/3/1) 397ページ
・吉田敏浩・新原昭治・末浪靖司 『検証・法治国家崩壊』 創元社  (「戦後再発見」双書3)(2014/7/20) 347ページ
・内田樹・鈴木邦男 『慨世の遠吠え―強い国になりたい症候群』 鹿砦社 (2015/3/20) 277ページ 【図書館】
・内田樹・白井聡 『日本戦後史論』 徳間書店 (2015/2/28) 245ページ  【再読】

■9月
・礫川全次 『雑学の冒険―図書館にない100冊の本』 批評社 (2016/6/10) 223ページ 【図書館】

白崎映美 『鬼うたひ』 亜紀書房 (2016/7/9) 199ページ 【図書館】

・内田樹・福島みずほ 『「意地悪」化する日本』 岩波書店 (2015/12/15) 198ページ 【図書館】
・久生十蘭 『従軍日記』 講談社 (2007/10/4) 426ページ 【図書館】

・竹村公太郎 『水力発電が日本を救う 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる』 東洋経済新報社 (2016/9/1) 190ページ 【図書館】
・渡辺豪 『日本はなぜ米軍をもてなすのか』 旬報社 (2015/10/25) 230ページ 【図書館】
・佐伯啓思 『経済学の犯罪―稀少性の経済から過剰性の経済へ』 講談社現代新書 (2012/8/20) 326ページ
・徳間書店出版局編(渡辺豪) 『この国はどこで間違えたのか―沖縄と福島から見えた日本』 ・徳間書店 (2012/11/30) 309ページ 【図書館】 内田樹/小熊英二/開沼博/佐藤栄佐久/佐野眞一/清水修二/広井良典/辺見庸

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』 ボーダーインク (2016/5/25) 334ページ

・宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて―異風南島唄共同体』 ボーダーインク (1993/12/15) 234ページ 【図書館】

■10月
・宮里千里 『ウーマク!―オキナワ的わんばく時代』 小学館 (2000/7/20) 223ページ 【図書館】

・宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』 光文社新書 097 (2003/5/20) 241ページ 【図書館】
・目取真俊 『水滴』 文藝春秋 (1997/9/30) 188ページ 【図書館】
・大田昌秀 『戦争と子ども―父から戦争を知らない子たちへ』 那覇出版社 (1980/3/3) 175ページ 【図書館】
・宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』 ボーダーインク (2007/8/30) 247ページ 【図書館】
・池澤夏樹 『カデナ』 新潮社 (2009/10/30) 434ページ 【図書館】

・宮下奈都 『神さまたちの遊ぶ庭』 光文社 (2015/1/20) 281ページ 【図書館】

■11月
・浅田次郎 『帰郷』 集英社 (2016/6/30) 252ページ 【図書館】

・目取真俊 『目取真俊短編小説集3 面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)』 影書房 (2013/11/20) 365ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集1 魚群記』 影書房 (2013/3/28) 330ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集2 赤い椰子の葉』 影書房 (2013/7/5) 386ページ 【図書館】
・草野真一 『SNSって面白いの? ―何が便利で何が怖いのか』 講談社ブルーバックス (2015/7/20) 254ページ

■12月
・大岡敏昭 『幕末下級武士の絵日記 ―その暮らしと住まいの風景を読む』 相模書房 (2007/5/24) 201ページ 【図書館】

高橋美香 『パレスチナ・そこにある日常』 未来社 (2010/10/30) 222ページ 【図書館】

・中村尚弘 『現代アイヌ文化とは ―二風谷アイヌ文化博物館の取り組み』 東京図書出版会 (2009/6/29) 100ページ 【図書館】
『これならわかる ―パレスチナとイスラエルの歴史Q&A』 大月書店 (2005/2/18) 142ページ 【図書館】

■読みかけの本
・草野真一 『メールはなぜ届くのか ―インターネットのしくみがよくわかる』 講談社ブルーバックス (2014/5/20) 213ページ

高橋美香 『それでもパレスチナに木を植える』 未来社 (2016/11/30) 230ページ 【図書館】 のち購入

・川上量生(かわかみ・のぶお) 『鈴木さんにもわかるネットの未来』 岩波新書1551 (2015/6/19) 343ページ
・寒川旭 『歴史から探る21世紀の巨大地震―揺さぶられる日本列島』 朝日新書392 (2013/3/30) 283ページ
・北原糸子 『日本災害史―復旧から復興への歩み』 ちくま新書 1210 (2016/9/10) 334ページ

他にも、欲しくて買ったものの、まだ読めない本がたくさんある。

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