カテゴリー「池澤夏樹」の79件の記事

2017年12月30日 (土)

【読】2017年に読んだ本

常日頃、読んだ本をPCのメモ帳に記録している。
そうしないと、いつ頃どんな本を読んだのか、すぐに忘れてしまうから。

今年(2017年)一年間に読んだ本は82冊。
毎年、100冊ぐらいは読みたいと思っていても、そうそうたくさん読めるものではない。
集中して読めば、もっとたくさん読めるのだけれど。

今年、印象に残った本をあげてみたい。

※読書メーターというSNSを利用して、感想などを書いています。
 よろしければ、ご覧ください。
https://bookmeter.com/users/466409/books/read

【木村友祐さんの本】

三年ほど前に読んだ『イサの氾濫』(白﨑映美さん主演の芝居「まつろわぬ民」のモチーフになった小説)。
この作者である木村友祐さんの本を何冊か読み、感銘を受けた。

『野良ビトたちの燃え上がる肖像』 新潮社 (2016)
『海猫ツリーハウス』 集英社 (2010)
『聖地Cs』 新潮社 (2014)

いずれも図書館から借りて読んだ。

  

今年、新刊がでたというので、さっそく図書館にリクエストした。

【長倉洋海さんの本】

たくさんの写真集や書籍を出版している長倉洋海さん。
今年は、図書館から借りてきたり、手持ちの本を、まとめて読んだ。

『私のフォト・ジャーナリズム ―戦争から人間へ』 平凡社新書 558 (2010)
『フォト・ジャーナリストの眼』 岩波新書 223 (1992)
『ワタネ・マン ―わたしの国アフガニスタン』 偕成社 (2002)
『北の島 グリーンランド』 偕成社 (2011)
『南の島 カピンガマランギ』 偕成社 (2011)
『アフガニスタン ぼくと山の学校』 かもがわ出版 (2014)
『アフガニスタン 敗れざる魂 ―マスードが命を賭けた国』 新潮社 (2002)
『若き獅子マスード アフガン1983-1988』 河出書房新社 (1989)
『地を這うように 長倉洋海全写真1980-95』 新潮社 (1996)
『獅子よ瞑れ アフガン1980-2002』 河出書房新社 (2002) 大判写真集
『子どもたちのアフガニスタン』 岩波ブックレット559 (2002)
『人間が好き アマゾン先住民からの伝言』 福音館書店 (1996)

 

【池澤夏樹さんの本】

池澤夏樹さんは、私が愛読する作家のひとり。
過去の作品を図書館から借りて読んだ。

『双頭の船』 新潮社 (2013)
『骨は珊瑚、眼は真珠』 文藝春秋 (1995)
『アトミック・ボックス』 毎日新聞社 (2014)
『キトラ・ボックス』 角川書店 (2017)

『アトミック・ボックス』と『キトラ・ボックス』の連作がよかった。

 

池澤さん個人編集の日本文学全集が面白そう。
これは近くの図書館で揃えてくれているので、いつか全巻読破に挑戦したい、なんて思っている。
一冊だけは自分で購入した。

『日本語のために』 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30) 河出書房新社 (2016)

【村上春樹さんの新作】

図書館では予約待ちで、いつになったら借りられるのかわからないため、ブックオフで古書を購入して読んだ。読みおえた本は、図書館に寄贈。

それなりに面白かったが、私は、彼の中編・短編のほうがいいと思う。

『騎士団長殺し 第一部 顕れるイデア編』 新潮社 (2017)
『騎士団長殺し 第二部 遷ろうメタファー編』 新潮社 (2017)

 

【岡崎武志さんの新刊】

出版記念イベントで、サインしていただいた。
この本で佐野洋子さんの面白さに目ざめ、何冊か佐野さんの本も読んだ。

『人生散歩術 ―こんなガンバラナイ生き方もある』 芸術新聞社 (2017)

【佐野洋子さんの本】

佐野洋子/西原理恵子/リリー・フランキー 『佐野洋子対談集 人生の基本』 講談社 (2011)
佐野洋子 『右の心臓』 小学館文庫 (2012)
佐野洋子 『シズコさん』 新潮社 (2008)
佐野洋子 『がんばりません』 新潮文庫 (1996)

 

【印象に残った新書】

小熊英二 『生きて帰ってきた男 ―ある日本兵の戦争と戦後』 岩波新書1549 (2015)
平岡昭利 『アホウドリを追った日本人 ―一攫千金の夢と南洋進出』 岩波新書1537 (2015)
金坂清則 『イザベラ・バードと日本の旅』 平凡社新書754 (2014)

  

【イザベラ・バードをめぐって】

イザベラ・バードの研究家・金坂清則さんのきれいな写真集。

この金坂さんが『完訳 日本奥地紀行』(全4巻)を翻訳している。
図書館から借りて読んでいるが、活字の小さいのが、つらい。
これは年越しになる。

イザベラ・バード/金坂清則(訳注) 『完訳 日本奥地紀行1 横浜―日光―会津―越後』 平凡社東洋文庫819 (2012)

目が悪くなる前に、これからも本を読み続けたい。
楽しみとして。

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2017年12月29日 (金)

【雑】2017年の思い出 (2)

今年2017年、一年の振り返りの二回目。

イベントや芝居、ライブなど、たくさん行ったな。

4/1(土)
吉祥寺の「キチム」というライブスペースで、宮里千里さんのイベントがあった。
池澤夏樹さんがゲスト出演というので、でかけた。
久高島のイザイホーの音源が紹介され(CDにもなっていて、会場で購入)、池澤さんとのトークショーもあった。

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4/9(日)
神保町の「楽屋」で、西川郷子さんのバンド「星ノ飛ブ夜」と、「山猫合奏団」(高山正樹さん他)のジョイントライブがあった。
この二組のバンド(ユニット)の共演は、聴きごたえがある。

「星ノ飛ブ夜」の三人(ボーカル、ギター、パーカッション)に、「山猫合奏団」のピアノとチェロが加わると、音に厚みができて、すばらしいハーモニーとなる。

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4/11(火)
国分寺の「クラスタ」で、浜田隆史さんのライブ。
はじめて浜田さんのステージを見ることができた。
浜田さんのCDを何枚か購入。
写真は撮らなかった。

浜田隆史/オタルナイ・レコードのホームページ
http://www.geocities.jp/otarunay/

4/16(金)~4/18(火)
旅行会社のツアーで、二泊三日の久米島旅行。
沖縄本島と石垣島、竹富島には行ったことがあるが、久米島は初めて。
同じホテルに二泊し、島内は観光バスでまわった。

詳しいことは、このブログにも書いた。ご覧いただけるとうれしい。

【遊】久米島紀行2017 (その1): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/2017-1-90f6.html

【遊】久米島紀行2017 (その2): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/2017-21-32ca.html

【遊】久米島紀行2017 (その3): やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/2017-3-5ed3.html

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5/3(水)
道志村へ移住した友人のイベントを見に、車ででかけた。

道志村移住支援センター
https://www.do-shift.com/

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5/6(土)
世田谷の「バールぽろん」という店で、西川郷子さんのバンド「星ノ飛ブ夜」のライブ。
こぢんまりしたバーのカウンターで、アンプラグド(マイクなし)の演奏を楽しんだ。

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5/7(日)
稲城の「城山体験学習館」へ。
写真家・高橋美香さんの写真展と、スライドトーク。

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高橋美香さんの著作。

 

5/13(土)・5/14(日)
恵比寿の「東京都写真美術館」へ。
写真家・長倉洋海さんの写真展と、トークイベント。

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5/13(土)・5/14(日)
同じ日の夜は、渋谷の「渋谷文化総合センター 大和田伝承ホール」で、二日間連続の山崎ハコさん「バースデイライブ」へ。
ハコさんも、今年還暦を迎えたが、ますますパワフルだ。

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5/20(土)
昼は、渋谷の「アップリンク」で高田渡さんのドキュメンタリー映画を観る。
夜は、高円寺の「コクテイル書房」という古本酒場で、岡崎武志さんのイベント「トリオ・ザ・ポエム」に参加。岡崎さんが出版した詩集の記念イベントだった。
私には珍しく、「コクテイル」の二階で開催された打ち上げにも参加。

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岡崎武志さんのブログ okatakeの日記
http://d.hatena.ne.jp/okatake/

6/3(土)
高円寺の劇場「座・高円寺」へ、白﨑映美さん主演の芝居「まつろわぬ民」(風煉ダンス)を見にいった。
三年前、仙川でこの芝居の初演を観た。今回は、内容も変わっての再演。

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風煉ダンス まつろわぬ民2017特設ページ
http://furen-dance.info/matu2017/matu_top.html

6/24(土)
狛江(喜多見)の「M.A.P.」へ、西川郷子さんと“イサジ式”(こういう芸名)さんのライブ「ニシカワ MEETS フォーク」を聴きに。
この二人の組み合わせは、はじめて聴いたが、味のある、いい音楽だった。

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2016年12月31日 (土)

【読】2016年総集編 今年読んだ本

今年も、目標の100冊読破を達成できず、読み終えたのは89冊。

村上春樹のエッセイ類を除く全作品を通して読んだことは、私にしては珍しい読書体験だった。

古山高麗雄の小説・エッセイ類も、まとめて読んだ。

宮里千里目取真俊という、沖縄の二人の書き手の本にも出会った。

いい読書体験ができた年だったと言えよう。

年末には、高橋美香さんという魅力的な写真家に出会い、出版記念イベントに参加した。
パレスチナについての講演会をお願いしたいな、などと目論んでいる。

煩雑になるが、今年読んだ本を下にあげておこう。
【図書館】とあるのは、近隣の図書館から借りて読んだ本だが、気に入って購入したものもある。
村上春樹は、作品集を借りてきて読んだ。
今年も、図書館にはお世話になった。

■2016年に読んだ本

■1月
・石牟礼道子 『苦海浄土』 河出書房新社 (池澤夏樹個人編集 世界文学全集 Ⅲ-04) (2011/1/20) 771ページ 【図書館】

・礫川全次 『独学の冒険 ―浪費する情報から知の発見へ』 批評社 (2015/10/31) 219ページ 【図書館】
・高橋源一郎×SEALDs 『民主主義ってなんだ?』 河出書房新社 (2015/9/30)
・高橋源一郎 『ぼくらの民主主義なんだぜ』 朝日新書 514 (2015/5/30) 255ページ
・都築響一 『独居老人スタイル』 筑摩書房 (2013/12/10) 351ページ 【図書館】
・ビートたけし 『たけしのグレートジャーニー』 新潮社 (2014/5/15) 238ページ 【図書館】

・安島太佳由(やすじま・たかよし) 『日本戦跡を歩く』 窓社 (2002/7/24) 201ページ 【図書館】
『口語訳 古事記 [神代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 313ページ
『口語訳 古事記 [人代篇]』 三浦佑之 訳・注釈 文春文庫 (2006/12/10) 521ページ

■2月
『古事記』 池澤夏樹訳 河出書房新社(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 01) (2014/11/20) 397ページ 【図書館】

・三浦佑之 『古事記を読みなおす』 ちくま新書 876 (2010/11/10) 301ページ
・常岡浩介 『イスラム国とは何か』 旬報社 (2015/2/25) 210ページ
・朴裕河(パク・ユハ) 『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』 朝日新聞出版 (2014/11/30) 324ページ 【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後民主主義」』 岩波書店 (2016/1/27) 185ページ【図書館】
・岩波書店編集部 編 『私の「戦後70年談話」』 岩波書店 (2015/7/3) 198ページ【図書館】

・古山高麗雄 『二十三の戦争短編小説』 文藝春秋 (2001/5/15) 574ページ【図書館】

・古山高麗雄 『反時代的、反教養的、反叙情的』 ベスト新書 (2001/7/1) 261ページ【図書館】

■3月
・古山高麗雄 『妻の部屋 遺作十二篇』 (2002/9/15) 397ページ【図書館】

・シャーウィン裕子 『戦争を悼む人びと』 高文研 (2016/2/8) 250ページ【図書館】
・室井尚 『文系学部解体』 角川新書 (2015/12/10) 238ページ
・和賀正樹 『これが「帝国日本」の戦争だ』 現代書館 (2015/11/30)127ページ【図書館】
・古山高麗雄 『断作戦』 文藝春秋 (1982/11/30) 323ページ【図書館】
・一ノ瀬俊也 『旅順と南京 日中五十年戦争の起源』 文春新書 605 (2007/11/20) 244ページ【図書館】
・古山高麗雄 『龍陵会戦』 文藝春秋 (1985/11/30) 365ページ【図書館】

■4月
玉居子精宏 『戦争小説家 古山高麗雄伝』 平凡社 (2015/8/5) 279ページ 【図書館】 のち購入

・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (1)』 講談社 (1990/5/21) 254ページ 風の歌を聴け/1973年のピンボール 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (3) 短篇集(1)』 講談社 (1990/9/20) 356ページ 中国行きのスロウ・ボート/他13篇(貧乏な叔母さんの話/ニューヨーク炭鉱の悲劇/カンガルー通信/午後の最後の芝生/土の中の彼女の小さな犬/シドニーのグリン・ストリート/蛍/納屋を焼く/めくらやなぎと眠る女/踊る小人/三つのドイツ幻想/雨の日の女#241・#242) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (2)』 講談社 (1990/7/20) 376ページ 羊をめぐる冒険 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (8) 短篇集(3)』 講談社 (1991/7/22) 275ページ パン屋再襲撃/パン屋襲撃/象の消滅/ハイネケン・ビールの空き缶を踏む象についての短文/ファミリー・アフェア/双子と沈んだ大陸/ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界/ねじまき鳥と火曜日の女たち/眠り/トニー滝谷/人喰い猫 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (4)』 講談社 (1990/11/20) 591ページ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 【図書館】
・ジャン・ジオノ/寺岡襄(訳)・黒井健(絵) 『木を植えた男』 あすなろ書房(あすなろセレクション) (2015/10/30) 77ページ【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (6)』 講談社 (1991/3/20) 419ページ ノルウェイの森 【図書館】

■5月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (5) 短篇集(2)』 講談社 (1991/1/21) 426ページ 32篇 カンガルー日和/四月のある晴れた朝に 100パーセントの女の子に出会うことについて/眠い/タクシーに乗った吸血鬼/彼女の町と、彼女の緬羊/あしか祭り/鏡/1963/1982年のイパネマ娘/窓/五月の海岸線/駄目になった王国/32歳のデイトリッパー/とんがり焼の盛衰/チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏/スパゲティーの年に/かいつぶり/サウスベイ・ストラット――ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM/図書館奇譚//あしか/月刊「あしか文芸」/書斎奇譚/おだまき酒の夜//はじめに・回転木馬のデッド・ヒート/レーダー・ホーゼン/タクシーに乗った男/プールサイド/今は亡き王女のための/嘔吐1979/雨やどり/野球場/ハンティング・ナイフ//沈黙 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1979~1989 (7)』 講談社 (1991/5/20) 591ページ ダンス・ダンス・ダンス 【図書館】
・磯田道史 『天災から日本史を読みなおす』 中公新書 2295 (2014/11/25) 221ページ
・小倉志郎 『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』 彩流社 2014/7/1発行 206ページ 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (1) 短篇集(1)』 講談社 (2002/11/20) 307ページ 44篇 【図書館】
村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (2) 』 講談社 (2003/1/20) 501ページ 国境の南、太陽の西/スプートニクの恋人 【図書館】
・三浦しをん 『舟を編む』 光文社文庫 (2015/3/20) 347ページ

■6月
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (4) ねじまき鳥クロニクル1』 講談社 (2003/5/20) 563ページ ねじまき鳥クロニクル (第1部 泥棒かささぎ編/第2部 予言する鳥編) 【図書館】

・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (5) ねじまき鳥クロニクル2』 講談社 (2003/7/20) 434ページ ねじまき鳥クロニクル (第3部 鳥刺し男編) 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (6) アンダーグラウンド』 講談社 (2003/9/20) 699ページ 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (7)』 講談社 (2003/11/20) 395ページ 約束された場所で/村上春樹、河合隼雄に会いにいく 【図書館】
・村上春樹 『村上春樹全作品 1990~2000 (3) 短篇集(2)』 講談社 (2003/3/20) 275ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(上)』 新潮社 (2002/9/10) 397ページ 【図書館】
・村上春樹 『海辺のカフカ(下)』 新潮社 (2002/9/10) 429ページ 【図書館】
・村上春樹 『アフターダーク』 講談社 (2004/9/7) 288ページ 【図書館】
・村上春樹 『東京奇譚集』 新潮社 (2005/9/18) 210ページ 【図書館】
・清水良典 『村上春樹はくせになる』 朝日新書 004 (2006/10/30) 236ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK1』 新潮社 (2009/5/30) 554ページ 【図書館】

・村上春樹 『1Q84 BOOK2』 新潮社 (2009/5/30) 501ページ 【図書館】

■7月
・村上春樹 『1Q84 BOOK3』 新潮社 (2010/4/16) 602ページ 【図書館】
・村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 文藝春秋 (2013/4/15) 370ページ 【図書館】
・村上春樹 『女のいない男たち』 文藝春秋 (2014/4/20) 285ページ 【図書館】
・加藤典洋 『村上春樹は、むずかしい』岩波新書(新赤版) 1575 (2015/12/18) 259ページ
・薬師寺克行 『公明党 創価学会と50年の軌跡』 中公新書 2370 (2016/4/25) 274ページ

■8月
・須知徳平 『北の詩(うた)と人 アイヌ人女性・知里幸恵の生涯』 岩手日報社 (2016/5/20) 429ページ 【図書館】のち購入
・菅野完(すがの・たもつ) 『日本会議の研究』 扶桑社 (2016/5/1) 302ページ

・鈴木邦男 『<愛国心>に気をつけろ!』 岩波ブックレット 951 (2016/6/3) 71ページ

・前泊博盛(編著) 『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』 創元社  (「戦後再発見」双書2)(2013/3/1) 397ページ
・吉田敏浩・新原昭治・末浪靖司 『検証・法治国家崩壊』 創元社  (「戦後再発見」双書3)(2014/7/20) 347ページ
・内田樹・鈴木邦男 『慨世の遠吠え―強い国になりたい症候群』 鹿砦社 (2015/3/20) 277ページ 【図書館】
・内田樹・白井聡 『日本戦後史論』 徳間書店 (2015/2/28) 245ページ  【再読】

■9月
・礫川全次 『雑学の冒険―図書館にない100冊の本』 批評社 (2016/6/10) 223ページ 【図書館】

白崎映美 『鬼うたひ』 亜紀書房 (2016/7/9) 199ページ 【図書館】

・内田樹・福島みずほ 『「意地悪」化する日本』 岩波書店 (2015/12/15) 198ページ 【図書館】
・久生十蘭 『従軍日記』 講談社 (2007/10/4) 426ページ 【図書館】

・竹村公太郎 『水力発電が日本を救う 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる』 東洋経済新報社 (2016/9/1) 190ページ 【図書館】
・渡辺豪 『日本はなぜ米軍をもてなすのか』 旬報社 (2015/10/25) 230ページ 【図書館】
・佐伯啓思 『経済学の犯罪―稀少性の経済から過剰性の経済へ』 講談社現代新書 (2012/8/20) 326ページ
・徳間書店出版局編(渡辺豪) 『この国はどこで間違えたのか―沖縄と福島から見えた日本』 ・徳間書店 (2012/11/30) 309ページ 【図書館】 内田樹/小熊英二/開沼博/佐藤栄佐久/佐野眞一/清水修二/広井良典/辺見庸

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』 ボーダーインク (2016/5/25) 334ページ

・宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて―異風南島唄共同体』 ボーダーインク (1993/12/15) 234ページ 【図書館】

■10月
・宮里千里 『ウーマク!―オキナワ的わんばく時代』 小学館 (2000/7/20) 223ページ 【図書館】

・宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』 光文社新書 097 (2003/5/20) 241ページ 【図書館】
・目取真俊 『水滴』 文藝春秋 (1997/9/30) 188ページ 【図書館】
・大田昌秀 『戦争と子ども―父から戦争を知らない子たちへ』 那覇出版社 (1980/3/3) 175ページ 【図書館】
・宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』 ボーダーインク (2007/8/30) 247ページ 【図書館】
・池澤夏樹 『カデナ』 新潮社 (2009/10/30) 434ページ 【図書館】

・宮下奈都 『神さまたちの遊ぶ庭』 光文社 (2015/1/20) 281ページ 【図書館】

■11月
・浅田次郎 『帰郷』 集英社 (2016/6/30) 252ページ 【図書館】

・目取真俊 『目取真俊短編小説集3 面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)』 影書房 (2013/11/20) 365ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集1 魚群記』 影書房 (2013/3/28) 330ページ 【図書館】
・目取真俊 『目取真俊短編小説集2 赤い椰子の葉』 影書房 (2013/7/5) 386ページ 【図書館】
・草野真一 『SNSって面白いの? ―何が便利で何が怖いのか』 講談社ブルーバックス (2015/7/20) 254ページ

■12月
・大岡敏昭 『幕末下級武士の絵日記 ―その暮らしと住まいの風景を読む』 相模書房 (2007/5/24) 201ページ 【図書館】

高橋美香 『パレスチナ・そこにある日常』 未来社 (2010/10/30) 222ページ 【図書館】

・中村尚弘 『現代アイヌ文化とは ―二風谷アイヌ文化博物館の取り組み』 東京図書出版会 (2009/6/29) 100ページ 【図書館】
『これならわかる ―パレスチナとイスラエルの歴史Q&A』 大月書店 (2005/2/18) 142ページ 【図書館】

■読みかけの本
・草野真一 『メールはなぜ届くのか ―インターネットのしくみがよくわかる』 講談社ブルーバックス (2014/5/20) 213ページ

高橋美香 『それでもパレスチナに木を植える』 未来社 (2016/11/30) 230ページ 【図書館】 のち購入

・川上量生(かわかみ・のぶお) 『鈴木さんにもわかるネットの未来』 岩波新書1551 (2015/6/19) 343ページ
・寒川旭 『歴史から探る21世紀の巨大地震―揺さぶられる日本列島』 朝日新書392 (2013/3/30) 283ページ
・北原糸子 『日本災害史―復旧から復興への歩み』 ちくま新書 1210 (2016/9/10) 334ページ

他にも、欲しくて買ったものの、まだ読めない本がたくさんある。

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2016年10月16日 (日)

【読】手元に置きたい本

日中の最高気温が20度前後の毎日。
あっというまに涼しくなり、薄手のフリースを羽織っている。

お祭りやイベントの多い季節なのに、すっかり出不精になってしまった。


このところ沖縄にまつわる本を、図書館から借りて読み続けている。
図書館はありがたい。

宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

読んでいるうちに、沖縄のあの固い豆腐が食べたくなった。

沖縄ことば(ウチナーグチ)を駆使した語り口も好ましい。
最近知った著者の宮里千里さんだが、すっかり好きになった。
私よりも一歳年長の、ほぼ同世代。

ページ数のわりには、読むのに時間がかかった。
というのも、小さな文字の脚注が多く、情報量が豊富なのだ。
この脚注だけでなく、本文中のさまざまな沖縄情報が役に立ちそう。

そんなわけで、読み終えてからネットで発注してしまった。
沖縄本島や石垣島を中心とした八重山諸島に、これから先も行くことがあるだろう。
旅の友になりそうな本だ。


池澤夏樹さんの小説を、ひさしぶりに読みたくなった。
これも、図書館から借りてきた。

池澤夏樹 『カデナ』
 新潮社 2009/10/30発行 434ページ

そうか、文庫化されているのか。
古本屋ではみかけないな。


もう一冊、図書館にリクエストしておいた本が届いた。
これも池澤夏樹さんの編集。

『日本語のために 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30
 河出書房新社 2016/8/30発行 524ページ 2,600円(税別)

これは、いい本だ。
池澤さんらしい仕事。

― Amazonより ―

日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹)

日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。

解説=池澤夏樹
月報=鷲田清一・柴田元幸
帯作品=大原大次郎/ホンマタカシ

【目次】
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著

2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎

3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄

4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳

5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏

6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典

7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一

8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳

9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一

10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫


図書館が発注・購入してから、私が最初の読者のようだが、さっそく次の予約者が待っているそうだ。
はじめから終わりまで読み通すような本でもないし、手元に置いて、気が向いたときに広げたいので、これまたネットで注文してしまった。

本が増えるなあ。

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2016年10月 6日 (木)

【読】近ごろ読んだ本

もう10月になってしまった。

先月、ブログを書いたのは一回きり。
近ごろは、もっぱらFacebookに近況を投稿するばかりで、ブログには無沙汰している。
写真もスマホで済ますことが多い。

今年は台風の襲来が異常に多い。

今週も台風18号が日本海を北上。
昨夜は強風が吹き荒れたが、今朝は台風一過の秋晴れ。
気温が30度近くまであがった。

あまり書くこともないので、最近読んだ本のことなど。

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』
 ボーダーインク 2016/5/25発行 334ページ

発売直後に入手していたこの本を、ようやく読んだ。

<旅する人生のなかに“沖縄”という季節があった。池澤夏樹、沖縄の日々。沖縄をめぐるエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を厳選。単行本初収録、多数。 >
 ― Amazonより ―

10年ほど沖縄に住んでいた池澤夏樹さんの沖縄をめぐる文集。

沖縄について、いろいろ教えられた。
なかでも、宮里千里(みやざと・せんり)さんのことを知ることができたのは収穫だった。

さっそく、図書館から何冊か借りてきて読んでいる。

20160928

味のある文章を書く人で、好感がもてる。
私よりも一歳年長の同世代ということにも、親しみを感じる。

宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて――異風南島唄共同体』
 ボーダーインク 1993/12/15発行 234ページ

”ウチナーグチ”(沖縄言葉)が効果的に使われていて、読ませる文章だった。
おおいに勉強になった。

”シマサバ” というのは、沖縄や先島(宮古、八重山)の人たちが愛用するゴム草履。
”シマゾーリ” などと称して、石垣島で売られているのを見た。

宮里千里 『ウーマク!――オキナワ的わんばく時代』
 小学館 2000/7/20発行 223ページ

この本が、たいへん面白かった。

昭和30年代のワンパク小僧(ウーマク)だった著者の、沖縄島での少年時代が綴られている。

沖縄の激動時代だった。
北海道の田舎で育った私とは体験の幅がちがうが、同じ時代を生きた著者の話は興味深い。

― e-honサイト より ―
[要旨]
ウーマク=沖縄の言葉で、「わんぱく少年」「やんちゃ坊主」の意。駆ける、笑う、覗く、探検する、忍び込む…1950~60年代、「アメリカ世」の沖縄を遊び回った子どもたち。なつかしくて熱い、あの南島の雰囲気満載エッセイ。
[目次]
1 ウーマク!オキナワ的わんぱく時代
 少年、戦果挙ぎやー
 力道山とエンゲル係数
 僕らのB円両替日
 琉球政府創立記念日 ほか
2 沖縄のゆかいちがい
 暴力団なんか怖くないぞー
 沖縄的看板考
 沖縄での食堂における正しい食事法
 ウチナー的結婚 ほか

宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』
 光文社新書 097 2003/5/20発行 241ページ

この新書は古本屋で買って持っていたはずなのに、どうしても見つからない。
読まずに処分してしまったのか。
今回、図書館本ではじめて読んだ。
沖縄風土記、あるいは歳時記といった内容で、これまた勉強になることばかり。

<沖縄特有の現象がある。死亡広告欄に目を通す朝の日課、聖なる儀式としての結婚披露宴、お墓の新築祝い、先祖と子孫が食を通じて一体感を得る祭り、等々。そして、出生率、平均寿命(女性)、失業率、離婚率、などの全国トップの数字。今、様々な表情を見せる沖縄へ、移住者が増え続けているのは何故か。独自の歴史と他者を受け入れる文化土壌を築いてきた沖縄の魅力を綴る。>
 ― Amazonより ―

沖縄の新聞に大々的に掲載される死亡広告欄の話が面白い。
北海道の地方紙(北海道新聞)でも、まるまる一面を使った死亡告知欄があるが、沖縄のそれは、そんなもんじゃない。
私も、沖縄旅行の際に目にしたことがある。

上の三冊はいずれも絶版。
もちろんAmazonなどで手にはいるが、残念なことだ。

さて、もう一冊。
これはまだ読んでいないが図書館から借りている。

宮里千里 『シマ豆腐紀行――遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

沖縄のシマ豆腐も、おいしかったな。
楽しみな一冊だ。

― e-honサイト より ―
目次
 第一章 南米とぅるるん豆腐紀行
 第二章 100%沖縄豆腐びけーん
 第三章 大豆腐圏としてのアジア・日本編
 第四章 わたしはトーファーになりたい
前書きなど
 しま豆腐に気持ちが惹き付けられて以来、考え続けていることがある。あまりにも豆腐は日常過ぎるのか、沖縄のあふれるくらいに数ある食材のうちでも意外や意外と注目はされていなかったように思える。ウチナー豆腐を語るということは即ち、優れて沖縄そのものを語ることになるのではと考えている。
 豆腐に関することで一年間の新聞連載を行った。紙面1ページのおよそ半分を占める破格の扱いをしていただいた。それにしても豆腐だけの話題で一年間は無謀とも思えたが、しかし、日ごろからの豆腐に対する思いは強かったし、それに、豆腐に関して南米をはじめ、ハワイ、中国や韓国、それにインドネシアなどの取材はすでにこなしていた。そういうこともあって、どうにか一年間は続くだろうと考えていた。加えて国内の幾つかのポイント、さらには沖縄内を回ったりもしていたから、「完食」は可能だろうと。
 新聞では48回の連載だったが、加えて、新たな項目や「取材メモ」などを加えた。それにウチナーグチを多用しているので「注」を加えた。ボリュームの関係で「注」の字がシニ小さくなっているがご容赦を。でも、「注」を書き始めると止まらなくなってしまう。違う展開というか、新たな記述になることを知った。

そういえば、こんな面白い事典(文庫版)がある。
ひさしぶりにパラパラ拾い読みしている。

『オキナワなんでも事典』 池澤夏樹 編
 新潮文庫 2003年6月発行

― Amazonより ―
<『沖縄いろいろ事典』から11年。CD‐ROM、WEBと成長してきた事典がついに文庫になった。垂見健吾のあたたかい写真、池沢夏樹をはじめ102名もの執筆者によるエッセイ。それらはなによりも雄弁に沖縄を語る。祭り、芸能、音楽、伝統、祈り、食、アメリカ…どこから読んでも面白く、行ったことがなくても楽しく、食べたことがなくてもおいしい。沖縄を知り尽くす旅にひとしい一冊。>

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2016年2月 7日 (日)

【読】「古事記」の世界

図書館から借りている池澤夏樹訳「古事記」を読みおえた。

『古事記』 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01
 池澤夏樹 訳
 河出書房新社 2014/11/14発行 400ページ 2,000円(税別)

― Amazonより ―
世界の創成と神々の誕生から国の形ができあがるまでを描く最初の日本文学。神話と歌謡と系図からなる錯綜のテクストを今の我々が読める形に。――池澤夏樹
【新訳にあたって】
なにしろ日本で最初の文学作品だから、書いた人も勝手がわからない。ごちゃごちゃまぜこぜの中に、ものすごくチャーミングな神々やら英雄やら美女が次から次へと登場する。
もとの混乱した感じをどこまで残すか、その上でどうやって読みやすい今の日本語に移すか、翻訳は楽しい苦労だった。(池澤)

日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳する。
原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。
読みやすさを追求し、工夫を凝らした組みと詳細な脚注を付け、画期的な池澤古事記の誕生!

解題=三浦佑之 解説=池澤夏樹
月報=内田樹、京極夏彦 帯装画=鴻池朋子

【目次】
上巻 (はじまり イザナキとイザナミ 神生み ほか)
中巻 (初代神武天皇 神武天皇と久米の子らの歌  神武天皇とイスケヨリヒメ ほか)
下巻 (十六代仁徳天皇 仁徳天皇とイハノヒメの歌 仁徳天皇とお召しを断った女たち ほか)

三浦佑之さんの口語訳も面白かったが、文庫版を読んだので、注釈が別ページにあって読みにくいきらいがあった。

 

池澤夏樹さんの新訳による、この単行本は、注がページ下部の脚注になっているほか、表記にさまざまな工夫があって読みやすかった。

そのあたりのことは、この本の巻頭「この翻訳の方針――あるいは太安万侶さんへの手紙」に書かれている。

巻末に、三浦佑之さんの書いた「解題」と、池澤さんの「解説」があって、これも面白い。

この本と並行して、三浦佑之さんの古事記解説本を読んでいる。
これまた、刺激的で、すこぶる面白い。

三浦佑之 『古事記を読みなおす』
 ちくま新書 876 2010/11/10発行 301ページ 880円(税別)

― Amazonより ―
<古事記は、律令国家の由緒を描く史書として読まれてきた。だが、こうした理解には根本的な誤りがある―。日本書紀には存在しない「出雲神話」が必要とされたのはなぜか。どうして権力にあらがい滅びた者たちに共感を寄せるのか。この作品の成り立ちを説く「序」は真実か…このような疑問を通じ本書は、「国家の歴史」以前から列島に底流する古層の語りとして、古事記をとらえ返す。それにより神話や伝承の生きた姿、魅力がよみがえる。古事記の世界を一望に収める入門書の決定版。 >

これまで、なんとなく敬遠していた「古事記」だが、こんなに面白いものだとは思わなかった。

以前から天皇家の歴史には関心があって、こんなムックをなんとなく買って持っていた。
他にもある。
「サライ」や「歴史人」は、コンビニの雑誌売り場でよく見かけて買う。
戦国武将には興味がないが、ときどき、古事記やら天皇関連の特集があるのだ。

古代天皇家の系図は、かなり眉唾ものだが、古事記に描かれた神々や、天皇家の祖先とされる人物たちは、人間臭くて親しみを感じる。

そういえば、池澤夏樹さんの父親の福永武彦訳「古事記」も、なぜか手放さずに持っていた(読んではいない)。
田辺聖子訳の単行本も持っていたのだが、読まないまま手放してしまった。

これまで「古事記」をまともに読んでいなかったのは、“読まず嫌い”というものだった。
これほど豊穣な物語世界だったとは……。

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2016年1月28日 (木)

【読】神社と古事記

きのうは、両国の江戸東京博物館で「えどはくカルチャー」を受講した。
講師は、いつもの江戸東京博物館(江戸東京たてもの園)研究員・米山勇先生。

江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

催し物 - 江戸東京博物館 (えどはくカルチャー)
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/culture/

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今月から始まった 「たてもの鑑賞基礎の基礎 II」 (三回連続)の一回目。
「間取りを見る その1・寺社建築編」 ということで、主として神社の間取りについて聴講した。

「間面記法」(桁行何間、梁間何間で間取りをとらえる平面図)によって、神社の間取りを読み取るコツがよくわかった。
また、寺院については、伽藍配置の面白さが理解できた。

帰りに、江戸東京博物館のミュージアムショップに寄り、面白そうな本を一冊みつけて購入。

『すぐわかる日本の神社 『古事記』『日本書紀』で読み解く』
 井上順孝(いのうえ・のぶたか) 監修
 東京美術 2008/12/20発行 239ページ 1,800円(税別)


数日前から 『古事記』 を読んでいる。
古事記はこれまでずっと気になっていたのだが、なかなか読み通す気力がなかった。

『口語訳 古事記 [人代篇]』 三浦佑之 訳・注釈
 文春文庫 2006/12/10発行 521ページ 600円(税別)

   

古事記については、たくさんの人たちが現代語訳を出しているが、この三浦佑之訳は、話し言葉の「語り」形式をとっているのが珍しい。

もともと、語りの伝承が古事記という書物にまとめられたはずなので、この試みは面白いと思う。

注記を頼りにすこしずつ読んでいるが、神の名がたくさんでてきて、なかなか手強い。
なんとか二分冊を最後まで読み終えたいと思う。
(古事記の上・中・下巻が、「神代編」「人代編」の二冊に分けられている)

52ページにわたる巻末の解説も勉強になった。

もう一冊、読んでみたい古事記は、池澤夏樹さんの訳。
買おうかとも思ったが、東村山の図書館にあったので予約した(貸出中だった)。

『古事記』 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01
 池澤夏樹 訳
 河出書房新社 2014/11/14発行 400ページ 2,000円(税別)

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2016年1月 7日 (木)

【読】晴れた日、図書館へ

今日も晴れ。
風があって、外に出ると肌寒さを感じる冬の日。

年末からずっと読み続けていた、分厚い本を読了。
貸出期限が明日までだったので、歩いて返却にいってきた。
ちょっとした散歩だ。

石牟礼道子 『苦海浄土』
 河出書房新社 (池澤夏樹個人編集 世界文学全集 Ⅲ-04)
 2011/1/20発行 771ページ

池澤夏樹さんが、この長編を世界文学全集の一冊として選んだわけが理解できた。
途中であきらめずに読み通してよかった。

巻末に、石牟礼道子さんによる 「生死(しょうじ)の奥から――世界文学全集版あとがきにかえて」 という短文と、池澤夏樹さんの解説が15ページにわたって掲載されている。
図書館が本に貼りつけた全集の月報も、池澤さんによって書かれている(4ページ)。

本文の長編小説(三部作、750ページ超)にノックアウトされた気分で、この解説を読むと、なにやらほっとする。

水俣病について、何ひとつ知らなかった自分が恥ずかしくなるが、この労作によって得たものは大きい。
余談だが、石牟礼道子さんは、私の母と同年齢の昭和2年生まれであることを知った。


図書館には、リクエストしておいた本が届いていた。
次の予約者がはいっているため、期限までには返却しなければ、と、さっそく読みはじめた。
礫川(こいしかわ)全次さんという、わりと最近知った人の著作。
私に ”合っている” 人なので、これまでに何冊か読んでいる。

 過去記事
 【読】礫川全次: やまおじさんの流されゆく日々 2014/10/22
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-091b.html

礫川全次 『独学の冒険 ―浪費する情報から知の発見へ』
 批評社 2015/10/31発行 219ページ

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― e-honサイトより ―
商品の内容[要旨]
こんにち、私たちのまわりには、情報があふれています。そこから価値ある情報を選び出し、新たな「知」を発見し、構成してゆくことは至難の技です。しかし、これからは、自立した独学者が、知を極めた先人たちの経験を踏まえ、アカデミズムの域を超えて、未知の世界に踏み出すことが期待されています。独学の具体的手法を明示しながら、老いも若きも互いに学び合う「独学の冒険」へお誘いする一冊です。
[目次]
Q&A 独学者の悩みに答える
第1章 独学者とその原点―柳田國男という「独学者」
第2章 独学者とそのあり方―家永三郎に見る「独学者」精神
第3章 独学者とその手法―千葉徳爾の「自学」とその手法
第4章 独学者が世に出るまで―佐藤忠男の「独学」論に学ぶ
第5章 八人の独学者に学ぶ―清水文弥・南方熊楠・中山太郎・佐々木喜善・橋本義夫・谷川健一・吉本隆明・杉本つとむ
第6章 独学者にすすめる百冊の本


もう一冊、図書館から借りっぱなしになっている本。
これも、期限延長して読んでしまいたい。

藤野裕子 『都市と暴動の民衆史 東京・1905-1923年』
 有志舎 2015/10/30発行 313ページ

― e-honサイトより ―
商品の内容[要旨]
1905年9月5日、日比谷公園に発した暴力の波は東京の街頭を激しく駆けめぐった。この日比谷焼打事件から米騒動にいたるまでの間、大都市では民衆暴動が次々と発生し、やがて関東大震災での朝鮮人虐殺という悲劇を迎える。日本社会が民主化・大衆化の方向に大きく転換するなかで、なぜ数々の暴力が湧きあがったのか。「男らしさ」というジェンダー規範にも注目しながら、20世紀初頭の日本社会の大転換を民衆史の視点から読み解き、民衆による暴力行使の文化とそれをめぐって変容する日本社会秩序との相互関係を明らかにする。
[目次]
序章 都市暴動から何が見えるか
第1章 日比谷焼打事件の発生と展開
第2章 近代都市暴動の全体像
第3章 屋外集会の変転―日比谷焼打事件後から一九二〇年代普選運動まで
第4章 労働における親分子分関係と都市暴動
第5章 男性労働者の対抗文化―遊蕩的生活実践をめぐって
第6章 都市暴動と学歴社会―苦学生・高学歴者・不良学生グループ
第7章 米騒動とその後の社会
第8章 朝鮮人虐殺の論理
終章 都市暴動とそのゆくえ

著者紹介藤野 裕子 (フジノ ユウコ)
1976年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東京女子大学現代教養学部准教授。

ネット(Facebook)で知人が紹介していたことで知った本。


読書サークルの課題本もまだ読んでいないし、しばらく集中して読まなくては。
これが課題本。

高橋源一郎×SEALDs 『民主主義ってなんだ?』
 河出書房新社 2015/9/30発行 197ページ 1,200円(税別)

【小平図書館友の会 読書サークルの案内】
読書サークル・小平 2016年1月開催案内: 小平図書館友の会ブログ
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2015/12/20161-dd17.html

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2015年12月30日 (水)

【雑】おだやかな年末年始になりそう

今日も晴れて暖かい。

この年末年始は、おだやかな天気になりそうだ。

20151230_wetherreport_2

午前中、あきる野市のいつものパン屋へ。
年始の朝は雑煮を食べるならわしだが、ふだんの朝食はパン。

甘い菓子パンはあまり食べない。
この店のパンが好きなので、車で片道15キロ以上もあるが車で、でかけることがある。
近くのスーパーですませることも多いのだが。

スリール【SOURIRE】東京都あきる野市の天然酵母の手作りパン屋
http://www.sourire.jp/


過ぎてみれば、あっというまの一年だった気がする。
大きな病気や怪我もなく過ごせたことに感謝している。
あきらめていた難病も、新薬のおかげで全快しそうだし。

そういえば、去年の今頃は、夫婦そろってインフルエンザにかかって、たいへんだったなぁ。

2014年12月30日のブログ記事
 【雑】風邪ひき夫婦: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-3052.html

正月二日は、天気もよさそうなので、夫婦で両国の江戸東京博物館へ行ってみようと思う。
入館料が無料だというし、正月のイベントもある。

江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

えどはくでお正月2016 - 江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/other-event/9252/%e3%81%88%e3%81%a9%e3%81%af%e3%81%8f%e3%81%a7%e3%81%8a%e6%ad%a3%e6%9c%882016/1/


図書館から借りている、石牟礼道子 『苦海浄土』 という本を読み続けている。
本文750ページの分厚い小説だが、ようやく半分近くまでこぎつけた。

asahi.com(朝日新聞社):今につながる 「水俣」の教え - 出版ニュース - BOOK
http://book.asahi.com/news/TKY201101240086.html

石牟礼道子『苦海浄土』刊行に寄せて - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=n7VB2U4kA1M

池澤夏樹=個人編集の世界文学全集(河出書房新社)の一冊。
池澤さんの解説もいい。

水俣病について、これまであまりにも無知だったことを痛感しながら、方言を巧みに使った作者の話法に引き込まれる。

― 本書の月報 (池澤夏樹) より ―
 <今さら言うまでもないが、石牟礼道子の『苦海浄土』は水俣病という大きな不幸の物語である。
 一九五〇年代の後半から熊本県水俣市で発生した「奇病」と、それに苦しむ患者たちの姿、原因究明にまつわる欺瞞の数々、行政の非力ないし無責任、元凶であるチッソという会社の厚顔無恥……などなど悲しくも腹立たしい、また情けない話題に満ちている。情けないと言うのは、当時の日本国民の一人一人にあの惨状の責任があるとぼくが考えるからだ。もちろんぼく自身も含めて。
 しかし、それと同時に、あるいは並行して、これはかつて水俣にあった幸福感の物語でもあるのだ。 (中略)
 『苦海浄土』のところどころに巧妙に配置された幸福感は今は失われたもの、過去の残照でしかないが、それでも充分に眩しい。その光が眩しいからこそ、すぐ隣にある不幸の闇が黒々と際立つのだ。>

もっと重苦しい小説だと勝手に思っていたが、水俣の地に生きていた漁民たちの突き抜けるような明るさが、池澤さんが言うところの“幸福感”となっていて、救われる。

それにしても、長大な小説だなぁ。
じっくり読み通そうと思う。

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2015年12月 2日 (水)

【雑】池澤夏樹さんの静かな覚悟

きのう、小平図書館友の会の会合があった。

いつも、朝日新聞夕刊の切抜きを持ってきてくださる方がいて、池澤夏樹さんの連載コラムを二か月分くださった。
私は朝日新聞を購読していないので、ありがたい。

2015/10/5 朝日新聞夕刊
 池澤夏樹 「終わりと始まり」
難民としての我らと彼ら 開国の時期ではないか

20151006_asahi_shinbun

冒頭の一節が、いかにも池澤さんらしく、いい。

 <安保関連法が成立した。
  (中略)
 賛成票を投じた議員のみなさん。
 政府の説明が論理に沿って充分なものであったと思われての賛成なら、あなたは論理的思考能力に欠ける。
 充分でないと知って賛成したのなら、あなたは倫理的思考能力に欠ける。
 どちらかに○をつけてください。
 次回の選挙の参考にします。>

池澤さんは、国会議事堂前のデモの中に身を置いていたそうだ。
知らなかった。

 <九月半ば、国会議事堂前のデモの中に身を置いて、みなの勇壮活発でどこか悲壮なシュプレヒコールに伍しているうちに、自分たちは日本国憲法から追放されて難民になるのだと覚った。
 この国の国土が戦場に直結する時、非戦・平和に固執する民の居所はなくなる。
 これからは臥薪嘗胆の覚悟で失地回復・捲土重来に力を注がなければならない。(こういう話になると漢語が増えて肩に力が入る。もっとしなやかに考えて、したたかに動かなければ)。>

声高に「正義」を語らず、静かに熟考し、行動する。
池澤さんから、いつも学ぶことが多い。

「しなやかに考えて、したたかに動く」 ――肝に銘じたい。

池澤夏樹 『終わりと始まり』 朝日文庫 2015/7/7発行

― Amazonより ―
内容紹介
常に動き続ける遊撃的な作家が、2008年から2013年まで朝日新聞本紙に毎月書いてきた名コラムの単行本化。
土地の名や戦争の名はどのようにつけられるか。
ミュージカル映画「キャバレー」の一場面で、その老人はなぜ歌わないのか。
私たちはデジタル化によって、またテクノロジーの発展によって何を失ったのか。

連載開始の3年後にやって来た3.11の震災と原発崩壊。はじめはみんな泣いた。
作家は仙台に住む高齢の叔母夫婦のもとへかけつけ、被災地に幾度となく足を運び、考え続けた。
天災は避けられないが人災は避けることができる。
核エネルギーは原理的に人間の手におえるものではない。
原発が生み出す放射性物質を永久に保管するのは不可能だ。
東電の言動は、かつての水俣のチッソの言動と重なっていないか。
戦後の日本は原発を経済繁栄の道具としてきたけれど、
それは「間違いだらけの電力選び」だった。
その一方、東北にはこれからの日本を照らす人々がいる。
たとえば、悲惨な思いをしてきた人々が集まって一緒に何かをするための陸前高田の「みんなの家」造りに関わった現地の人。
るいは平日は勤めながら、週末は、無人家屋の泥出しや放置された納屋の整備、土木や電気工事など、肉体系のボランティアに当てる女性たち。
使命感や義務感を言わず、高邁な理想や隣人愛などを理由にすることもなくさりげなく黙って働く人々。
彼らもまた日本の「人的埋蔵資源」なのではないか。
原子力、沖縄、水俣、イラク戦争の問題を長年問い続け、
東北の被災地に立って深い思索を重ねた作家の、廉直な名コラム48本。文庫版

●目次から
 イラク戦争の後始末
 言葉の生活感
 デジタル化で失ったもの
 「最小不幸」の原理
 多神教とエコロジー
 国のサイズと世界の安定
 風と太陽、波と潮と地熱
 幸福なギリシャ
 ピナ・バウシュによる育成
 原発が停止する日
 水俣病に「解決」はない
 幸福の島の未来
 復旧と復興の違い
 人的埋蔵資源
 沖縄、根拠なき負担 など
 あとがき
解説:田中優子

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