カテゴリー「百名山」の37件の記事

2006年11月12日 (日)

【山】たまたま深田百名山

ぼくが使っているこのブログ「ココログ」に、マイ・フォトというアルバム機能がある。
フォト・アルバムを作ろうと思いながら、ずっと使わずにいたが、このたび
「たまたま深田百名山」 というタイトルでフォト・アルバム掲載開始。

Hukada_hyakumeizan深田久弥氏の 『日本百名山』 は、いい本だ。
登山家であり、文筆家だった深田久弥さんが、ご自分の基準で選んだ日本の百の名山の登攀記・エッセイである。
だが、この「百名山」という言葉が、山登り愛好家のあいだにおかしなブームを巻き起こしてしまった。
深田さんが選んだ百名山をすべて登ることに情熱をかたむける人たちが出てきたのだ。
深田さんも、今ごろ苦笑していることだろう。

まあ、中高年になって山登りの魅力に開眼した方々が、どの山に登ろうかと迷ったときのガイドにすることに異存はないが、ちょっと異常なブームがいまだに続いているのは、なんだかなぁ。

ぼくの山登りは、登りたいと思った山に登ることだったから、「深田百名山」は何の基準でもない。
ぼくの登った山が、たまたま「深田百名山」だったというだけ。
そんなひねくれた思いから、このタイトルをつけた。

深田氏が選んだ百の名山は、たしかに魅力的な山ばかりだ。
ぼくが「たまたま」登った「深田百名山」のうちのいくつかの山の山行写真を、少しずつアップしていくつもり。
たまたま深田百名山
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/photos/hyakumeizan/

ブログの 「【山】山日誌」 のカテゴリーに、文章とともに掲載している写真ばかりだが、こうしてフォト・アルバムにしてみるのも面白いなぁと思いながら、楽しんでいる。
【山】山日誌 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat5433181/index.html

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2006年8月12日 (土)

【山】立山(3)

室堂から雄山山頂まで、約2時間半。
ぐんぐん高度をかせぐことができて気持ちのいい登山道だが、なかなかきつい登りだ。
山頂には雄山神社があり、お祓いもしてくれた。

つれあいにとっては、きびしい山歩きだったようだが、今となっては楽しいおもいでである。
室堂から扇沢に戻り、最終日は大町温泉の民宿に泊まって帰ってきた。

Tateyama91_panorama2立山山頂からの展望。
右端は劔岳。
この翌月、ひとりで登りにいった。


Tateyama91_07Tateyama91_08(左) 黒部湖と針ノ木岳(右端のピーク)
  蓮華岳(中央奥)
  スバリ岳(左端)
(右) 劔岳 

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【山】立山(2)

1991年8月23日、雷鳥沢キャンプ場に昼ごろ到着。
翌24日、室堂周辺を散策した。
遊歩道が巡らされていて歩きやすい。
地獄谷も歩いてみた。

25日。 雄山山頂を目指してキャンプ場を出発したが、出発時刻が遅かったことと、雨模様の天気、おまけに、つれあいが軽い高山病になったらしく調子が悪い。
そんなわけで、テントに戻って撤収。 雷鳥荘という山小屋に逃げ込んで泊めてもらった。
山小屋でゆっくり休んだせいか、つれあいの調子も回復。
26日。 天気も回復した。 雷鳥荘から軽装で雄山山頂をめざす。

Tateyama91_01Tateyama91_02Tateyama91_03Tateyama91_04   

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【山】立山(1)

立山 (3015m)
 立山はわが国で最も早く開かれた山の一つである。
縁起によれば、大宝元年(701年)佐伯有若が越中の国司として在任中、その子の有頼が白鷹を追うて立山の奥深く入り、弥陀三尊の姿に接して随喜渇仰し、慈興と号して立山大権現を建立したという。 (中略)
 越中の平野から臨むと、立山は特にピラミッドにそびえた峰でもなければ、左右に際立った稜線をおろした姿でもなく、つまり一個の独立した山というより、波濤のように連なった山といった感じである。  ― 深田久弥 『日本百名山』 ―

Tateyama91_panorama_2





立山には91年8月、はじめて訪れた。 その前の月には白馬岳、前々月には針ノ木岳・蓮華岳にひとりで登っている。
91年夏、つれあいと二人でテントを持ってでかけた。
夜行4泊5日、どちらかというと雷鳥沢キャンプ場(上の写真)でのんびり過ごそうという思わくだった。

8/22(木)の夜行列車で信濃大町へ。
そこからタクシーで扇沢に入り、トロリーバスで黒部ダムに出る。
黒部ダムからケーブルとトロリーバスを乗り継いで室堂に出る、というコースだ。
東京方面からだと、このルートだ便利である。
ただし、扇沢~室堂間の交通費は5000円以上かかる。

室堂は、富山側からもバスで入ることができ、ハイヒールでも散策できるところだ。
ツアーの観光客が多いが、雷鳥沢のキャンプ場まで足をのばす人は少ない。
広々としてきもちのいいテントサイトである。

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2006年8月 6日 (日)

【山】鹿島槍・爺ヶ岳(6)

鹿島槍ヶ岳からのパノラマ写真。

山頂から南側の展望。
 中央の奥:槍・穂高連峰
 中央手前:蓮華岳  その右:針ノ木岳
 右端:薬師岳
 左手前:布引岳から爺ヶ岳への稜線
 (爺ヶ岳から針ノ木岳へ続く稜線がよくわかる)
900723_panorama_1






立山・劔の展望。
 右のごつごつした山が劔岳。 左端が雄山(立山連峰の最高点)。
900723_panorama2

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【山】鹿島槍・爺ヶ岳(5)

鹿島槍(南峰)まで軽装で往復した後、冷池山荘に戻ってザックを背負い、稜線を爺ヶ岳へむかう。
中峰をまいていく道もあるが、北・中・南の三峰を通ってみる。
900723_15900723_14(左) 鹿島槍をふりかえる。
(右) 爺ヶ岳連峰。 左下に冷池山荘が見える。
冷池山荘 8:50/:55
(小屋のラーメン600円を食す)
冷乗越 10:05
900723_17900723_18爺ヶ岳(中峰=三角点峰) 10:50/11:05
針ノ木雪渓、扇沢が見えた。
種池山荘 12:20/13:00 (写真右)
ここにも種池という池があり、キャンプ指定地になっている。
柏原新道を下り、扇沢にむかう。
900723_19900723_20扇沢には15:05に到着。
ここは、針ノ木峠への登山口にもなっていて、信濃大町へのバスが出ている。
バスで信濃大町に出て、松本経由の中央線電車で帰宅した。
立川に着いたのは夜の9時頃だった。 

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【山】鹿島槍・爺ヶ岳(4)

冷池小屋は、鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の間の稜線上にある、いい小屋だ。
記憶にはないが、冷池(つべたいけ)という池もあり、キャンプ指定地(テント場)もあった。

1990年7月22日(日)、朝からよく晴れていた。
早朝3時に目がさめる。 外は満点の星。
3:45に起床、かんたんな朝食をとって、4:10に小さなザックを背負って鹿島槍へむかう。

900722_02900722_03(左) 爺ヶ岳連峰
 北峰、中峰、南峰の三峰からなる。
 三角点は中峰にある(標高2669.8m)
(右) 朝日を浴びる劔岳

900722_04900723_04お花畑の広がる稜線を北にむかうと、布引岳(2683m)というピークがある。 雷鳥をみかけた。


900723_05900723_06南の方角、爺ヶ岳のむこう、はるか遠くに槍・穂高連峰が見える。
鹿島槍山頂(南峰2889.1m)の山頂は広く、展望がいい。 白馬、五竜、八ヶ岳、富士山、南アルプス、浅間山、北アルプス南部(槍・穂高)、立山、劔、蓮華岳、薬師岳などを確認。
5:55に到着し、7:00まですごす。
冷池から鹿島槍までの稜線で確認した花々・・・チシマギキョウ、イワツメクサ、イワオウギ、シナノキンバイ、チングルマ、コバイケイソウ、イワベンケイ、イワカガミ、など。
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2006年8月 5日 (土)

【山】鹿島槍・爺ヶ岳(3)

900721_11900721_13900721_14



冷池山荘には11:55に到着。
ラーメンを食べ、受付をすませて部屋に案内されたが、時間が早いせいで他には誰もいなかった。
一時間ほどぐっすり眠る。
友人にはがきを書いたり、持参のコーヒーを入れて飲んだりして、夕食の時刻までゆっくりくつろいだ。
いちばん左の写真は、ブロッケン現象。 高山で何度か経験しているが、神秘的だ。

小屋の周辺で撮ったのか、登りの途中で撮ったのか不明だが、花の写真がたくさん残っている。 高山植物の花の盛りの時期だった。

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【山】鹿島槍・爺ヶ岳(2)

900721_01(山日記から)
7/21(土) 晴→快晴
大町駅前はタクシーに乗る人でいっぱい(大谷原方面はいなくて、相乗りの人を待つ) 山よく見える(鹿島槍、爺ヶ岳も)
信濃大町発 5:20 (タクシー) 3,780円
大谷原(新大谷橋) 5:40/6:00
自家用車7台、すでにあり (おにぎり2ヶ)  後よりタクシーで2人来る
気温20度 涼しい 晴天! 陽が昇って暑くなる
 (略)
1700m付近 8:10/8:35
あまりの眠さに仮眠(20分)
 (略)
高千穂平(2050m) 9:30/9:55
見晴らしよし 遠く富士山が見える
風が気持ちよいが、陽ざし強烈 (おにぎり1ヶ、ドライフルーツ、ポカリスエット)
白樺平付近(2200m) 10:20/10:40
カメラの露出計不調 電池交換(なおった!) きつい登りで休みが多い

・・・たしかに、このコースは日本三大急登(だったかな?)の一つといわれるだけあって、きつかった。
登山道で仮眠したのは、後にも先にもこの時だけかもしれない。

900721_04冷乗越(つべたのっこし)に着いたのは、11時20分。
冷池山荘は、もう目と鼻の先だ。
写真後方の山は、立山連峰と劔岳。

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【山】鹿島槍・爺ヶ岳(1)

「ぼくが登った深田百名山シリーズ」 9座目。
1990年7月20日(金)夜~7月22日(日) 鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳
天候に恵まれ、会心の山旅だった。

9007kashimaこの二週間前には、唐松岳と五竜岳に登り、さらにその二週間前には、白馬岳に登っている。
三十代最後の年、夜行一泊の登山を続けていた元気な時期だ。
急行アルプス(夜行)で信濃大町駅へ。
一日目は、大町からタクシーで大谷原の登山口へ。 赤岩尾根の急登をたどって冷池(つべたいけ)山荘まで。
翌朝、鹿島槍の南峰までピストン。 小屋に戻ってから、爺ヶ岳を通って南下。 柏原新道を下り扇沢へ、というコースだった。

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